登山用の靴の名前は?
ハイキングシューズ、トレッキングシューズ、重登山靴、軽登山靴、マウンテンブーツ、アルパインブーツがおおよそ登山靴と言われています。
登山用の靴の名前[一覧]
ハイキングシューズ | ![]() 広告 | キャンプや散策で使う靴。普段使いの靴とほぼ同等の機能や重さで片足300g前後が多い。ハイキングシューズでも高機能のアイテムもあり。詳しくはこちら>> |
トレッキングシューズ | ![]() 広告 | 登山道(トレイル)を歩くための靴。今は透湿防水機能付きがスタンダード。重さは400gから500g前後でアイゼン用のコパがついていない靴。詳しくはこちら>> |
重登山靴 | ![]() 広告 | 今はあまり使われない呼び名。以前は革製で冬季から夏山の泊まり登山用の靴というイメージ。現在は片足600gから1,000g以上でアイゼン用コパがある靴を指していることが多い。詳しくはこちら>> |
軽登山靴 | ![]() 広告 | 以前は革製の重登山靴に対して化繊アッパーの軽い登山靴を総称して軽登山靴と言っていた。現在は一般的にトレッキングシューズと同義になっている。詳しくはこちら>> |
マウンテンブーツ | ![]() 広告 | 3シーズン+残雪期に使える靴。アイゼン用コパあり。重さは600gから800g程度で保温材が入ってない靴をいう。詳しくはこちら>> |
アルパインブーツ | ![]() 広告 | 冬に使う登山靴。保温材があり、アイゼン用のコパ付き。重さは片足800g以上の靴が多い。詳しくはこちら>> |
クライミングシューズ | ![]() 広告 | 岩登りのための靴。歩くためではなくヒビや岩の凹凸部に足をねじ込むためにバレエのトゥーシューズのような形状をしている。高フィットで使用する。詳しくはこちら>> |
沢靴 | ![]() 広告 | 渓流釣りや沢登りで使う靴。底はフェルトかゴムで水はけがよく、小石が入らないようにできている。詳しくはこちら>> |
トレイルランニングシューズ | ![]() 広告 | 登山道を走るための靴。通常のランニングシューズより耐久性がある。使用状況によって防水タイプや通水タイプがある。詳しくはこちら>> |
ハイキングシューズとは
- ハイキング用の靴は普段使いの靴とほぼ変わらない靴が多い
- 重さは片足200gから300g前後でローカットが主流
- 登山メーカーのハイキングシューズは高機能だが高価
- トレッキングシューズとの機能の違いはほぼないので重さで判断。400gを越えたらほぼトレッキングシューズ
コスパなコロンビアやモンベルでも1万円を越えます。朝露や小雨も防ぎたい場合はそれでも良いですが、ちょっとした散策程度ならAmazonなどの5,000円程度の靴で良いと思います
(▼メレルハイキングシューズ)
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トレッキングシューズとは
- 登山道を歩くための靴
- 普段の靴と比べて耐久性があり生地が厚め
- 底のグリップも不整地用にゴツく作られている
- 現在はほとんどが透湿防水か撥水の機能が備わっている
- 重さは400g前後から500g後半
- ハイキングシューズとの違いは重さで判断。400gを超えたらほぼトレッキングシューズ
- マウンテンブーツとの違いはアイゼンのコパがあるかどうか。アイゼン不可ならトレッキングシューズ
トレッキングシューズは軽登山靴といわれることがあります。ほぼ3シーズン使えるので、これを持っていればたいていの登山は可能です。アイゼン装着の「コパ」という突起があれば「マウンテンブーツ」になります
(▼キャラバン トレッキングシューズ)
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ハイキングとトレッキングの違い
一般的にはこんな感じですが、決まった違いはありません。
重登山靴とは
- 重登山靴とは昔の呼び名
- 昔は革製でアイゼン用のコパがついてる靴が重登山靴
- 現在はマウンテンブーツとアルパインブーツを一般的に重登山靴と言うことが多い
(▼ゴローの重登山靴 エグリー)
軽登山靴とは
- 現在軽登山靴とはハイキングシューズとトレッキングシューズのことを指すことが多い。
- 昔は重登山靴以外の靴が軽登山靴。生地が化繊でアイゼン装着のコパがない靴を指していた
基本は漢字のとおり軽い登山靴のこと。昔は革製ではなく化繊製は軽かったので軽登山靴となっていたと思う。今もこの名称を使うことがあるが、「ハイキングシューズ」、「トレッキングシューズ」と言ってもらった方がわかりやすくて良いと感じる
マウンテンブーツとは
- 3シーズン+残雪期に使う靴
- 硬めでより丈夫に作られていて、泊まりの縦走や重い荷物のときに使う
- 特徴はアイゼン設置用のコパがついていること
- 保温剤は無し
- ほぼ透湿防水の機能あり
- 重さは600gから800gくらい
- 冬用登山靴(アルパインブーツ)との違いは保温材。保温材がなければマウンテンブーツ
マウンテンブーツと冬季用登山靴(アルパインブーツ)の2つが、昔でいう重登山靴といわれていました。マウンテンブーツは3シーズン用と定義していますが、人によって夏は暑いかもしれません。また重いのである程度の筋肉も必要です
(▼スポルティバ マウンテンブーツ)
アルパインブーツとは
- 冬季に使う靴。特徴は保温材が入っていること
- 硬めでより丈夫に作られていて、泊まりの縦走や重い荷物のときに使う
- アイゼン装着用のコパ(突起)がついている
- ほぼ透湿防水の機能あり
- 重さは800gから1,000g以上
冬の縦走に使うための靴。ごつくて重い。
(▼スカルパ アルパインブーツ)
クライミングシューズとは
- 岩登りのための靴。岩に足をねじ込んだり凸凹にかけたりする
- 歩くためには使えない(使えないこともない)
- 濡れた岩には使えない(危険)
- 登山靴とはあまり言われない
ロッククライミングのための靴。歩くためではなく引っ掛けるように特化している。クライミングを練習ばかりしていると体力がなくなりトレッキングができなくなるので注意。
(▼スカルパ クライミングシューズ)
沢靴とは
- 渓流釣りや沢登りで使う靴
- 濡れたコケや岩でも滑らない工夫がされていて、底はフェルト底や専用ゴム底が主流
- トレッキングに使えないこともないが底が減りやすくおすすめしない(特にフェルトは減る)
- 追加でわらじを履くこともある
- 通水で水はけがよい
- あまり登山靴とは言わない
沢靴は特殊な靴で、以前は沢登りよりは渓流釣りの世界で人気が高かった。最近はシャワークライミングの人気が出てきたので、モンベルなどでは沢登り用として小物や種類が増えている。
(▼キャラバン 沢靴)
トレイルランニングシューズとは
- 登山道を走るための靴
- ローカットが99%
- 普通のランニングシューズより耐久性がある
- 通水タイプと防水タイプがある
- 登山靴とはあまり言われない
最近人気のトレイルランニング。普通のランニングシューズより通水能力や防水能力が高かったり、グリップが優れたりします。でも見た目は普通のランニングシューズ。
(▼モントレイル)
(アイキャッチ:https://thumb.photo-ac.com/82/82a932eeacbca259a2f4c4279fad25d4_w.jpeg)