ペツル アクティックコアの評価を書きました
この最先端のヘッドライトは、登山では最近特に人気
自分もこの流行に乗って買い替えたい気がします
しかし、現在自分は
使っていて、全く壊れません(とても丈夫ですね)
コンパクトランプとは10年近くの付き合いで、お互いの良いも悪いも知っている仲になってしまいました
今回、その古い友人の「コンパクトランプ」と、今回の主役「アクティックコア」を比較してみることにしました
アクティックコア レビュー~目次~
- ペツル アクティックコア|アクティックコアの光束を比較
- ペツル アクティックコア|電池の寿命
- ペツル アクティックコア|重さ
- ペツル アクティックコア|アクティックコアスペック
- ペツル アクティックコア|アクティックコア vs リボルト
- ペツル アクティックコア|レビューまとめ
※アイキャッチ画像出典:Amazon(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71KYsWaC%2BIL._SL1500_.jpg)
ペツル アクティックコア|アクティックコアレビュー「光束を比較」
まず「アクティックコア」はトレランを意識した作りになっているようですね
そうでないと
- 光束弱:5ルーメン
- 光束中:100ルーメン
という「弱」と「中」で極端に差がある理由にはならないと考えるからです
100ルーメンってかなり明るいです(あくまで個人的な感想)
通常、自分が夜に登山をする時の光のレベルは
を使用しています
慣れている登山道ならば、雨の時はもう少し光の量があったほうがいいですが、晴れでガスが出ていない場合はこれでいけます
そこから考えると、夜に行動をする場合、「100ルーメン」は十分な光束で、雨の時も問題なくイケそうです
トレランのように走るときには・・
自分がトレランのように走る場合は、
これでも十分な光束です
もっと早く走る人はやはり「100ルーメン」くらいは必要かもしれません
自分はこの「45ルーメン」をあまり使わないのですが、それには理由があります
それは、何故か
それは「明るすぎて恥ずかしい」から・・・
カッコ悪い理由ですが、光の量が多いと、なんとなく恥ずかしくなってしまい、落ち着かないのです
不思議と、少し暗めのコッソリ感が光の量のほうが自分には合っているようで、通常は15ルーメンでコッソリと登山をしています
そのため、アクティックは
- 光束弱:5ルーメン
- 光束中:100ルーメン
- 光束強:350ルーメン
とありますが、自分はいまのところ、100ルーメン以上(無雪期の場合)はあまり使わないかもしれません
しかし、登山初心者には350ルーメンのレベルもあると分かると、なんとなく安心できるのでいいのではないかと思います
ペツル アクティックコア|アクティックコアレビュー「電池寿命」
電池の持ちは公称スペックを見るとイマイチです
アクティックコアの「弱:5ルーメン」を使うのは、例えば山小屋などで、朝立ちの人がほかの客に迷惑を掛けないように準備をするときに使います
さすがに、自分もこの光では歩くのは大変
となると、「中:100ルーメン」がよく使うレベルだと思います
しかし、公式データをみると、アクティックコアは「100ルーメン」は「7時間」しかもちません
自分にとっては、これは短い
うーんとっても残念
できれば道迷いなどを考慮すると、10時間以上は欲しい!
これはとっても残念です
ここで、ペツルのほかのヘッドライト「アクティック」を見てみると、
と、かいてありました
この差は大きいですね
「アクティック」と「アクティックコア」の性能はそれほどに変わらないのに、
とありますこの差はなんでしょうか
とりあえず、アクティックの輸入販売をしている「(株)アルテリア」さんに聞いてみました
その回答はこちら
↓
- アクティックコアの100ルーメンの7時間はコアバッテリーの時間
- アックティックの100ルーメン60時間はアルカリ電池の時間
- コアバッテリーは7時間ギリギリまで100ルーメンに近い光の量を保てる
- アルカリ電池は最初100ルーメンですが、徐々に下がっていき、60時間後に0ルーメンになる
- アクティックコアも電池を使うと60時間近く点灯する
- しかしLEDの性能がアクティックよりアクティックコアの方がいいので、実際は60時間弱の持続になる
ということでした
わかりづらいので、簡単にグラフにしてみました(若干極端になっています)
わかりましたでしょうか
7時間と60時間の差は、バッテリーとアルカリ電池の特性の差ということでした
アルカリ電池はちょっと極端にグラフに書いてしまいましたが、100ルーメンを保てる時間は最初だけのようです
あとは0(ゼロ)までまっしぐら
そして、コアバッテリーは100ルーメンを長く保つことはできますが、やっぱり7時間しかもちません
両方とも、この性質が気になるようなら、対処法としては、予備のバッテリーか電池を持って行くようにします
そうすることで、消費電力のカバーはできます
しかし、軽量化を考えると、電池などは意外に重いのでそれなりにマイナスになってしまう
しまうのは我慢、我慢
また、予備について、専用のバッテリーがついていますが、自分は電池を持って行く事を推奨(すいしょう)します
なぜなら、その電池は他の電化製品の予備にもなるからです
自分の場合、「モンベル コンパクトランプ」は単3電池仕様
同じく、GPSやビーコン、トランシーバー、携帯充電器も単3電池に合わせているので、使い回しが可能です
バッテリーを持って行くと、その製品だけにしか使えないので、なるべく電池の使い回しができるような電化製品の揃え方(そろえかた)をすると軽量化に役立つと思います
ペツル アクティックコア|アクティックコアの重さ
これも軽いですね
公称:82g(コアバッテリー込み)
なので、とても軽さでは高いレベルです
これは問題なし
このヘッドライトの重さは、各社しのぎを削っているため、ひどく安いものでなければそんなにかわりません
頭につけるものなので、軽い方がいいのは言うまでもないこと
やっぱり重さが120gくらいを超えてくると、振り向いたときに、少しゆらゆらして、違和感があります
100gを切ってくると、フィット感があって付け心地はかなりアップします
よって、バッテリーをいれて82gは優秀な部類だと思います
ペツル アクティックコア|アクティックコアの防水機能などの仕様性能
スペックを整理します
白色光束:強 | 350ルーメン 2時間 |
---|---|
白色光束:中 | 100ルーメン 7時間 |
白色光束:弱 | 5ルーメン 160時間 |
赤色光束:点灯 | 2ルーメン 40時間 |
赤色光束:点滅 | 350時間 |
重量 | 82g(バッテリー込み) |
付属電源 | 1250mAh バッテリー「コア」 |
保護性能 | IPX4 |
※IPX4とは完全防水ではなく、水の飛沫から保護するということ水の中には入れられません
ペツル アクティックコア|ペツル アクティックコア vs リボルト
ここで、ライバル「ブラックダイヤモンド リボルト」と比較してみます
- 最大光束:
アクティックコア350ルーメン
リボルト 300ルーメン - 最小光束:(赤色を除く)
アクティックコア5ルーメン
リボルト 6ルーメン - 電池寿命
アクティックコア5ルーメン160時間
リボルト 6ルーメン175時間 - 防水レベル
アクティックコアIPX4防滴
リボルト IPX8水中OK!! - 重量
アクティックコア82g(バッテリー込み)
リボルト 97g(充電電池込み) - ナイトビジョン(赤色ライト)
アクティックコアあり
リボルト あり - 価格
アクティックコア7,844円
リボルト 7,128円
比較した感想は、ぶっちゃけどっち選んでもOKですが、
沢登りや水に浸かる(つかる)ような時には、「リボルト」がおすすめ
トレランやナイトハイクには、ルーメンが大きい「アクティックコア」がいいと思います
ペツル アクティックコア|アクティックコア レビューまとめ
おしい!
明るさや電池の持ちなどはかなりいいのですが、最後の防水についてあと1段階上だと、土砂降りでも安心して使えるので、ちょっとがんばってほしかったところ
でも、それ以外は最高の出来です
保護性能がIPX4ということなので、大雨の日に使うのは推奨をしませんが、それ以外は文句なく素晴らしいヘッドライトです
(ご意見がありましたので追記いたします:ペツルでは簡易的ではありますが、水没実験をしているようです→https://www.petzl.com/US/en/Sport/video/Headlamps–a-tale-of-quality-この動画を見ると、実際はIPX6くらいの防水保護性能があるかもしれません)
以上、ペツルヘッドライト「アクティックコア」のレビューでした
おわり
(ペツル アクティックコア)
(PETZL(ペツル)ノクティライト)
中にペツルのヘッドライトを入れると、あら不思議なランタンの完成です
↓
予備バッテリーにいかがでしょうか
(こちらは、コアバッテリーがついていない「アクティック」
(こちらは自分の愛用 モンベルコンパクトランプ)
▼モンベル公式サイト
ときどき話題になりますが、ヘッドライトの呼び名で
- 「ヘッドライト」
- 「ヘッドランプ」
と2つの呼び名があります
どっちが正しいかは不明
感覚的に、
- 年齢が高い方は「ヘッドランプ」
- 年齢が若い方は「ヘッドライト」
と言っている方が多いようです以上です
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