登山初心者にうれしいゴンドラがある安達太良山
最近、体に若干の余裕ができてきました。
そのため、ようやくそんなに難しくない山なら、ちょっとだけ行ってもよくなってきたので、念願の安達太良山に行ってみることにしました。
余裕ができたといっても、昼間に行けるような状況ではなく、必然的に朝早く出立して、朝に帰ってくるという強行スケジュールになってしまいます
前日は朝早く起きるため、いつもよりかなり早く寝ます。
そして、未明に、みんな寝静まっているのを確認しながら起きてみます。
(▼早寝早起きについては、こちらで記事を書いているので参考にしてください)
ご近所さんも夜遅くまでに起きているらしく、蛍光灯の灯りがあちらこちらでついています。
準備は前日に万端にしたつもりでしたが、久しぶりの登山となると、必ず忘れ物があるのはお約束です。
一応家を出る前に確認しましたが、忘れ物は見つかりません。
必ず忘れ物はあるのですが、今回はまだ見つかりません。
とりあえず忘れ物調査はあきらめて出発します。
コンビニで、行動食の「ブリトー」を買って一路、安達太良山へ。
さすがに暗いうちから登るので、一番安全であろう奥岳登山口(あだたら高原スキー場)から登ります。
安達太良山は、登山道はしっかりしており、今のような残雪期は少しあれですが、通常暗くても登山道を外さなければ問題ありません。
少なくてもGPSを持っていけば、遭難するようなことはないと思います。
スキー場の駐車場に到着しますが、だれもいません。
当たり前ですね。
山開き前で、平日で、未明という条件、いる方がおどろきです。
駐車場は、山小屋の方の車以外は誰もいなくて少し不気味です。
自分は幽霊が嫌いなため、にぎやかになるように、熊鈴とラジオを持っていきますが、出発の準備をしながら探してみると、やはり熊鈴しかありません。
やはり忘れ物がありました。
ラジオは、特に寂しいときには、産まれたときからの親友のような存在です。
しかし、ここでラジオのために安達太良山をあきらめるのはかっこうが悪いので、とりあえず登ります。
(▼ラジオについてのおすすめはこちらをどうぞ)
【登山ラジオ4選】|天気予報・熊避け、そして寂しいとき
安達太良山の「登りはじめ」
駐車場にはすでに雪は無いですが、登山道へ進んで建物を過ぎたあたりから残雪がちらほら見受けられました。
(駐車場には雪無し)
(少し残雪が出てきました)
まずは薬師岳を目指してエッチラオッチラ進みます。
暗いうちの登山は寂しいのは最初だけで、途中から森の一部になってきます。
野性のケモノのように、あたりを見回しながら、注意深く進みます。
そうすると薬師岳のゴンドラ降り口の灯りが見えてきます。
うーん、やはり不気味ですね。
自分は怖くなると独り言が多くなります。
一人でブツブツいいながら、ヘッドランプをともしてザックザックと歩く自分をみられたら、お化けと思われてもおかしくないと思います。
とりあえず、仙女平分岐に到着です。
この日のヘッドライトはこれとても優秀です
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ヘッドランプで登っていると、周りがあまり見えないためとても集中できます
そのため、時間の感覚が短縮され、あっという間に山頂にたどり着いたりするのですが、今のような残雪期ではやはり時間は少し遅いようです。
仙女平分岐で夏と比べると約30分遅れです。
山頂を目指す
ここらか急ピッチで山頂を目指します
少し風が出てきて寒くなってきたので、上着を着ます
自分の定番上着はダスパーカとても優秀
冬の山スキーのときも、初春、秋のちょっと寒いときも軽くて暖かくて、ぬれてもOKなので、ヘビーに使っています
山頂直下は雪原になっていて、位置を確認しながら進まないと迷いそうで、夜は少し危ないですね
登山道に沿って進めば、雪が踏み固められているので、その上を舗装道路のように歩けますが、少し登山道から外れると、ズボっと雪を踏み抜きます
踏み抜いたら登山道ではないというサインなので、ある意味、道を外さなくていいです
ようやく40分強遅れで山頂に到着。
誰もいません。
周りも何も見えません。
寂しいのですぐ戻ります。
下山します
戻る途中でようやく空が白んで(しらじんで)きます。
多分この瞬間が好きで、未明に山に登るのだと思います。
白んでくると、鳥の鳴き声が徐々にしてきて、白と黒だった景色に色がついてきます。
さっきまでは、悪くいうと、幽霊が行き来する死の世界だったものが、だんだんと、いつもの日常に変わってきて、周りを包んでいきます
この感じがいつも好きですね
仙女平の分岐を通り過ぎ、ゴンドラ降り口にあいさつをして、駐車場に到着します。
今回は、雪原が多かったので、ヒザには痛みは少なかったですが、たいてい一気に下るとヒザに少し痛みが走ります
サポートタイツさまさまです
個人的におすすめなタイツは、ワコールの「CW-X」です
CW-Xは登山家の「竹内岳洋」さんも愛用の優れものです
誰もいない駐車場で、少しコーヒーを飲んで、帰路につきました。
おしまい。
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