登山で使う長靴の選び方と使い方を書きましたので、参考にしてください
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山に登るとき、一般的には「トレッキングシューズ」を履きますが、慣れている人は「長靴」を使う場合も多いです
自分も重度の「長靴派」
長靴を使う場合はどんなものがいいか、またどんな状況に適しているか、まとめてみましたのでごらんください
登山で長靴=▼目次==
- 雨の日の登山で長靴がおすすめの理由
- 春スキーの取りつきにも長靴が便利
- 登山で長靴を使うときのデメリット
- 登山にスパイク長靴は最強ではない
- 登山で長靴の選び方「ワークマン」がおすすめ
- 登山長靴おすすめ
- 登山長靴 レディースにおすすめ
- まとめ
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雨の日の登山で長靴がおすすめの理由
長靴で登山をする最大理由は「下山後のメンテナンス(洗い)がとても「楽ちん」だからです」
そのため、「スキマ時間に登山をするとき」に特に真価を発揮します
自分の場合は、クルマに長靴・登山道具をいつも積んでおいて、時間ができたら近くの低山をこれで登るので、とても重宝(ちょうほう)しています
また一番おすすめの状況は「雨の日の登山」です(シトシト雨限定の山歩きがおすすめ)
普通の登山靴では、ゴアテックス素材やゲイターでしっかりガードしても、ほとんど足がぬれます
長靴は「カッパのズボンの裾(すそ)」を長靴にかぶせてしまえば、足が濡れることが極端(きょくたん)に少なくなるので、雨の日の登山がとても楽しくなります
お試しください
春スキーの取りつきにも長靴が便利
春スキーで板を背負いながら長距離歩くときも「長靴」を使います

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スキーブーツで歩いてもいいですが、長距離は重いし、足首は動かないしさすがに疲れます
軽い長靴ならば、持って行っても楽ですし、ピストンでデポ(置いておくこと)しても安心
価格も安価なので、盗まれてもそれほど痛手になりません
「長靴」の場合は残雪越えもできるし、雪解け水にも対応OK
春スキーでも長靴はとても活躍してくれます
登山で長靴を使うときのデメリット
長靴で登山をする場合の一番のデメリットは「素材がやわらかい」ことです
そのため、慣れていないとケガをすることがあります
例えば足がブカブカで固定されていないので、くじいて捻挫(ねんざ)をしたり、下りでは、足の先が詰まって痛くなったり、石に当たったりすることがあります
また、あまりにサイズがブカブカすぎる場合は、気を付けないと転ぶ原因にもなります
歩行には登山靴より「慣れ」が必要なので、注意です
そのほか、
- 蒸れる(むれる)
- 寒い
- 長距離は疲れる
- 見た目が良くない
などのデメリットもあります
「蒸れる」「寒い」ことについては、インナーを履くとかなり解消しますのでオススメ
フェルトのインナーならば、ある程度「蒸れも寒さも解消」してくれます
この装備で「冬の低山」程度ならば問題なく登れているのでオススメです
見た目はやっぱり「長靴」なので、おしゃれとは言い難いですが、最近はデザインがいい長靴も多いので、選ぶ楽しみはあると思います
また、何泊もするような長距離の登山にも不向きで、そんなときには、普通の登山靴がやっぱり適しています
登山にスパイク長靴は最強ではない
滑らない長靴として、「スパイク付き」の長靴を使っている人を見ることがあります
長靴にスパイクがついていると、なんとなく「最強」と思われますが、状況によってはかなり危険です
スパイクの「トゲ」の部分は固いですが、接続している根元(ねもと)はやっぱりゴムなので、強く曲げると根元から曲がります
そのため固い岩や地面では、スパイクの部分が曲がって逆に滑る原因にもなります
自分も以前は「スパイク付きの長靴」を使っていましたが、いまは使っていません
「スパイクは、雪の中を歩くときに便利なのでは・・・」
と思われますが、それは本当に限られた条件のときだけです(個人的感想ですが・・)
雪渓(せっけい)を歩くとき、普通の長靴よりは滑りませんが、自分的には「アイゼン、軽アイゼンを使った方が安心」です
また、雪が深くなってくると、スノーシューを使ったほうが疲れません

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スパイク付きの長靴でスノーシューを使う場合は、「スノーシューの足を置くゴムの面」がスパイクで穴が開いてしまうので自分は使わないです
軽アイゼンもスパイクが邪魔して、セッティングが面倒
そのほかのデメリットもあります
- 長靴を何本も持って、状況によって使いまわすには家が狭すぎ
- 下山後に洗うときスパイクが邪魔で面倒
- 重い
- 古くなると、スパイクの根元から割れて水が浸入してくることもある
- 普通の長靴より長持ちしない(と感じます)
- ちょっと高価
そういった理由から、スパイクはやめています
知り合いで林業に携わる(たずさわる)ひとが何人かいて、その人達はほとんど「スパイク付きの長靴」を持っています
林業の世界で「スパイク付き長靴」が多い理由は、森の中や、地面が腐葉土(ふようど 柔らかい地面のこと)で、勾配(こうばい かたむきのこと)があるところに「スパイク付き長靴」はよくマッチするからということでした
でも登山の場合は、使えるところと、使えないところがあります
森林限界を超えて地面が固いところだったり、石や岩が多いようなところは、「普通の長靴」と「軽アイゼン」で対応したほうがいいのかな・・と感じています
登山で長靴の選び方「ワークマン」がおすすめ
自分が長靴を買うときは、「ワークマン」が多いです
▼軽量タイプの長靴がおすすめ
そこで選ぶ条件は
- 価格は3,000円程度(それ以上も可)
- 重さは軽いもの
- ちょっと大きいものを選ぶ
この3つに気を付けています
一番気を使っている目安は、シンプルに「価格」
基本的には3,000円くらいから選ぶようにしています
そして価格を目安にする一番の理由は「耐久性」です
1,000円程度の長靴は、登山で穴があいてしまう頻度(ひんど)が高く、何度か失敗した経験があります
「重さ」は軽いほうがいいですが、あまり固執(こしつ)していません
ワークマンの場合は、軽いとどうしても丈夫でない場合があるからです
「ちょっと大きいものを選ぶ」ことも重要です
その理由は先ほども説明しましたが、自分はよく「フェルトインナー」を履くからです

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自分は夏でも通気性とクッション性を持たせるため、フェルトのインナーを使います
長靴はゴム系の素材で、ほとんど通気性がないため、1日履いていると蒸れて(むれて)臭いが出てきます
フェルトインナーをはくと「臭いや蒸れがかなり軽減」されるのでオススメ
また、長靴の底は登山靴と違って薄い場合が多いので、インナーをクッションの代わりにしないと足裏が痛くなります
「夏にインナーでは足が熱くなってしまうのでは?」
と思うかもしれませんが、自分の場合それほど熱さは感じません
個人差があると思うので、強くはおすすめしませんが、クッション性と通気性を重視しているので、自分は使っています
また、登山中に長靴に穴があいて、水がしみてきても、フェルトインナーを使っていると、冷たさや違和感がないので、それもメリットの一つだと思います
登山用の長靴ではありませんが、モンベルでも長靴が・・
今はモンベルでも長靴が販売されています
▼モンベルのペスカドールブーツ

よく見ると、耐油性があって、どちらかというと作業用の長靴で、「登山に使える」とは言っていないようです(あくまで農作業や水産業用と言っています)
使って使えなくはないですが、ムリにモンベル製を使う必要はないと思います
登山長靴おすすめ
「ミツウマ」の底が比較的厚いこちらの長靴がおすすめですね
「ミツウマ」とは長靴の有名メーカー
昔から(小学生のときから)使っていて、ハズレはないといっても過言ではないメーカーですね
こちらのフェルトインナーもおすすめです!
通気性やクッション性がよくなるので、ヒザが悪い人に特におすすめですね
登山長靴 レディースにおすすめ
レディースには軽くておしゃれな長靴がオススメです
人気は「日本野鳥の会」の折りたたみができる長靴
軽くて薄いつくりなので、動きやすいです
折りたたんで小さくすることもできるので、クルマやちょっとしたスペースにも置けてとても便利
ブランド: 日本野鳥の会
商品: レインブーツ 梅雨 バードウォッチング 長靴 折りたたみ
サイズ: SS(23.0cm) S(24.0cm) M(25.0cm) L(26.0cm) LL(27.0cm) 3L(28.0cm) 4L(29.0cm)
カラー: グレー/GRY詳細:
■素材: 表/天然ゴム、裏地/ナイロン
■重(約): 460g(Lサイズ片足)
■タイ製、アトム(株)
■収納袋付
■日本野鳥の会ロゴマーク入り●ゴム長靴の専門メーカーのご協力で、使用アンケートなどをもとに製作。
●干潟やぬかるみでも行動しやすくバードウォッチングに適した、日本野鳥の会オリジナル仕様の長靴です。
●一般的な長靴よりも動きやすく、活動的に履けます。バードウォッチングにはもちろん、ガーデニング作業や、野外キャンプの際に持って行くと役立ちます。
●クルクルたたんでコンパクトに収納袋に収まり、軽量、携帯に便利
●従来品に比べ若干小さい印象です。
まとめ
初心者から登山で長靴を使う人は少ないですが、それほど登りがキツくなければ初心者でも使うことができます
メンテがラクなので、あまり気にしないで登山ができるメリットがあります
山小屋の人に長靴を使っている人が多いので、その便利さがよくわかります
飯豊山で山小屋を管理している人はほとんど長靴で、一度「長靴論」を教えてもらったこともありました
そのときは長靴の良さはあまりわかりませんでしたが、現在はどっぷりつかっています
好き嫌いがありますが、一度使ってみてください