登山の長靴はどれがいいのか?夏冬の使い方と選び方|登山初心者にもおすすめ

赤い長靴で沢を歩く

登山で使う長靴の選び方と使い方を書きましたので、参考にしてください


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山に登るとき、一般的には「トレッキングシューズ」を履きますが、慣れている人は「長靴」を使う場合も多いです

自分も重度の「長靴派」

長靴を使う場合はどんなものがいいか、またどんな状況に適しているか、まとめてみましたのでごらんください

 
 

登山で長靴=▼目次==

  1. 雨の日の登山で長靴がおすすめの理由
  2. 春スキーの取りつきにも長靴が便利
  3. 登山で長靴を使うときのデメリット
  4. 登山にスパイク長靴は最強ではない
  5. 登山で長靴の選び方「ワークマン」がおすすめ
  6. 登山長靴おすすめ
  7. 登山長靴 レディースにおすすめ
  8. まとめ

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雨の日の登山で長靴がおすすめの理由

長靴で登山をする最大理由は「下山後のメンテナンス(洗い)がとても「楽ちん」だからです」

赤い長靴で沢を歩く

そのため、「スキマ時間に登山をするとき」に特に真価を発揮します

自分の場合は、クルマに長靴・登山道具をいつも積んでおいて、時間ができたら近くの低山をこれで登るので、とても重宝(ちょうほう)しています

また一番おすすめの状況は「雨の日の登山」です(シトシト雨限定の山歩きがおすすめ)

普通の登山靴では、ゴアテックス素材やゲイターでしっかりガードしても、ほとんど足がぬれます

長靴は「カッパのズボンの裾(すそ)」を長靴にかぶせてしまえば、足が濡れることが極端(きょくたん)に少なくなるので、雨の日の登山がとても楽しくなります

お試しください

 

春スキーの取りつきにも長靴が便利

春スキーで板を背負いながら長距離歩くときも「長靴」を使います



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スキーブーツで歩いてもいいですが、長距離は重いし、足首は動かないしさすがに疲れます

軽い長靴ならば、持って行っても楽ですし、ピストンでデポ(置いておくこと)しても安心

価格も安価なので、盗まれてもそれほど痛手になりません

「長靴」の場合は残雪越えもできるし、雪解け水にも対応OK

春スキーでも長靴はとても活躍してくれます

 

登山で長靴を使うときのデメリット

長靴で登山をする場合の一番のデメリットは「素材がやわらかい」ことです

そのため、慣れていないとケガをすることがあります

例えば足がブカブカで固定されていないので、くじいて捻挫(ねんざ)をしたり、下りでは、足の先が詰まって痛くなったり、石に当たったりすることがあります

また、あまりにサイズがブカブカすぎる場合は、気を付けないと転ぶ原因にもなります

歩行には登山靴より「慣れ」が必要なので、注意です

そのほか、

  • 蒸れる(むれる)
  • 寒い
  • 長距離は疲れる
  • 見た目が良くない

などのデメリットもあります

「蒸れる」「寒い」ことについては、インナーを履くとかなり解消しますのでオススメ

フェルトのインナーならば、ある程度「蒸れも寒さも解消」してくれます

この装備で「冬の低山」程度ならば問題なく登れているのでオススメです

見た目はやっぱり「長靴」なので、おしゃれとは言い難いですが、最近はデザインがいい長靴も多いので、選ぶ楽しみはあると思います

また、何泊もするような長距離の登山にも不向きで、そんなときには、普通の登山靴がやっぱり適しています

 

登山にスパイク長靴は最強ではない

滑らない長靴として、「スパイク付き」の長靴を使っている人を見ることがあります

長靴にスパイクがついていると、なんとなく「最強」と思われますが、状況によってはかなり危険です

スパイクの「トゲ」の部分は固いですが、接続している根元(ねもと)はやっぱりゴムなので、強く曲げると根元から曲がります

そのため固い岩や地面では、スパイクの部分が曲がって逆に滑る原因にもなります

 

自分も以前は「スパイク付きの長靴」を使っていましたが、いまは使っていません

「スパイクは、雪の中を歩くときに便利なのでは・・・」

と思われますが、それは本当に限られた条件のときだけです(個人的感想ですが・・)

雪渓(せっけい)を歩くとき、普通の長靴よりは滑りませんが、自分的には「アイゼン、軽アイゼンを使った方が安心」です

また、雪が深くなってくると、スノーシューを使ったほうが疲れません


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スパイク付きの長靴でスノーシューを使う場合は、「スノーシューの足を置くゴムの面」がスパイクで穴が開いてしまうので自分は使わないです

軽アイゼンもスパイクが邪魔して、セッティングが面倒

そのほかのデメリットもあります

  • 長靴を何本も持って、状況によって使いまわすには家が狭すぎ
  • 下山後に洗うときスパイクが邪魔で面倒
  • 重い
  • 古くなると、スパイクの根元から割れて水が浸入してくることもある
  • 普通の長靴より長持ちしない(と感じます)
  • ちょっと高価

そういった理由から、スパイクはやめています

知り合いで林業に携わる(たずさわる)ひとが何人かいて、その人達はほとんど「スパイク付きの長靴」を持っています

林業の世界で「スパイク付き長靴」が多い理由は、森の中や、地面が腐葉土(ふようど 柔らかい地面のこと)で、勾配(こうばい かたむきのこと)があるところに「スパイク付き長靴」はよくマッチするからということでした

でも登山の場合は、使えるところと、使えないところがあります

森林限界を超えて地面が固いところだったり、石や岩が多いようなところは、「普通の長靴」と「軽アイゼン」で対応したほうがいいのかな・・と感じています

登山で長靴の選び方「ワークマン」がおすすめ

自分が長靴を買うときは、「ワークマン」が多いです

▼軽量タイプの長靴がおすすめ

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そこで選ぶ条件は

  1. 価格は3,000円程度(それ以上も可)
  2. 重さは軽いもの
  3. ちょっと大きいものを選ぶ

この3つに気を付けています

一番気を使っている目安は、シンプルに「価格」

基本的には3,000円くらいから選ぶようにしています

そして価格を目安にする一番の理由は「耐久性」です

1,000円程度の長靴は、登山で穴があいてしまう頻度(ひんど)が高く、何度か失敗した経験があります

重さ」は軽いほうがいいですが、あまり固執(こしつ)していません

ワークマンの場合は、軽いとどうしても丈夫でない場合があるからです

「ちょっと大きいものを選ぶ」ことも重要です

その理由は先ほども説明しましたが、自分はよく「フェルトインナー」を履くからです



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自分は夏でも通気性とクッション性を持たせるため、フェルトのインナーを使います

長靴はゴム系の素材で、ほとんど通気性がないため、1日履いていると蒸れて(むれて)臭いが出てきます

フェルトインナーをはくと「臭いや蒸れがかなり軽減」されるのでオススメ

また、長靴の底は登山靴と違って薄い場合が多いので、インナーをクッションの代わりにしないと足裏が痛くなります

「夏にインナーでは足が熱くなってしまうのでは?」

と思うかもしれませんが、自分の場合それほど熱さは感じません

個人差があると思うので、強くはおすすめしませんが、クッション性と通気性を重視しているので、自分は使っています

また、登山中に長靴に穴があいて、水がしみてきても、フェルトインナーを使っていると、冷たさや違和感がないので、それもメリットの一つだと思います

登山用の長靴ではありませんが、モンベルでも長靴が・・

今はモンベルでも長靴が販売されています

▼モンベルのペスカドールブーツ

【モンベル】ペスカドールブーツ Women's
農作業や水産業、ガーデニングや雨の日のタウンユースに至るまで幅広く活躍するブーツです。アッパーは魚油や機械油に対する耐油性を備えた素材を使用し、アウトソールは濡れた地面でも滑りにくい独自のパターンです。甲高幅広の日本人の足に適したラスト(足【続きをよむ】

よく見ると、耐油性があって、どちらかというと作業用の長靴で、「登山に使える」とは言っていないようです(あくまで農作業や水産業用と言っています)

使って使えなくはないですが、ムリにモンベル製を使う必要はないと思います

登山長靴おすすめ

「ミツウマ」の底が比較的厚いこちらの長靴がおすすめですね

「ミツウマ」とは長靴の有名メーカー

昔から(小学生のときから)使っていて、ハズレはないといっても過言ではないメーカーですね

こちらのフェルトインナーもおすすめです!

通気性やクッション性がよくなるので、ヒザが悪い人に特におすすめですね

登山長靴 レディースにおすすめ

レディースには軽くておしゃれな長靴がオススメです

人気は「日本野鳥の会」の折りたたみができる長靴

軽くて薄いつくりなので、動きやすいです

折りたたんで小さくすることもできるので、クルマやちょっとしたスペースにも置けてとても便利

ブランド: 日本野鳥の会
商品: レインブーツ 梅雨 バードウォッチング 長靴 折りたたみ
サイズ: SS(23.0cm) S(24.0cm) M(25.0cm) L(26.0cm) LL(27.0cm) 3L(28.0cm) 4L(29.0cm)
カラー: グレー/GRY

詳細:
■素材: 表/天然ゴム、裏地/ナイロン
■重(約): 460g(Lサイズ片足)
■タイ製、アトム(株)
■収納袋付
■日本野鳥の会ロゴマーク入り

●ゴム長靴の専門メーカーのご協力で、使用アンケートなどをもとに製作。
●干潟やぬかるみでも行動しやすくバードウォッチングに適した、日本野鳥の会オリジナル仕様の長靴です。
●一般的な長靴よりも動きやすく、活動的に履けます。バードウォッチングにはもちろん、ガーデニング作業や、野外キャンプの際に持って行くと役立ちます。
●クルクルたたんでコンパクトに収納袋に収まり、軽量、携帯に便利
●従来品に比べ若干小さい印象です。

まとめ

初心者から登山で長靴を使う人は少ないですが、それほど登りがキツくなければ初心者でも使うことができます

メンテがラクなので、あまり気にしないで登山ができるメリットがあります

山小屋の人に長靴を使っている人が多いので、その便利さがよくわかります

飯豊山で山小屋を管理している人はほとんど長靴で、一度「長靴論」を教えてもらったこともありました

そのときは長靴の良さはあまりわかりませんでしたが、現在はどっぷりつかっています

好き嫌いがありますが、一度使ってみてください

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