ガーミンフェニックス5を登山に使いたい人へ
今回ガーミン最高峰の1つフラッグシップモデル「fenix 5X Sapphire」(フェニックス5Xサファイア)の「おすすめのポイント」を書きました
ウェラブルの時計としては、ガーミンのテクノロジーの粋(すい)を極めてあって、あらゆる機能がはいっています
自分の体の動きを細かく管理して、データをとり、ムダをはぎとっていくようなアスリートのような方におすすめな時計です
コンピューターのような時計なので、価格もそれなりに「スゴイ」です
参考にしてみてください
こちらのガーミンForeAthlete 235Jもオススメ コスパ優秀です
▼【フォアアスリート235J】ガーミンForeAthlete 235J

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ガーミンフェニックス 登山|==目次==
ガーミンフェニックス5 登山
- 「fenix 5x」を「登山」で使う
- 光学式心拍計「Elevate」:メリット
- 防水は100m:メリット
- スポーツに適した機能:メリット
- fenix 5xの地図機能は精度最高峰:メリット
- デメリット
- ガーミン フェニックス 5x マニュアル
- 製品仕様
- レビュー結果
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ガーミンフェニックス 登山|「fenix 5x」を「登山」で使う
この「fenix 5X Sapphire」(フェニックス5Xサファイア)はガチの登山だけでなく、トレランや水泳、その他トレーニングなどにマルチに使える優れもの
ガチ登山で使える一番の理由は、
「地図機能が使える」
ということ。
単体のGPS機器とほとんど同じ精度の地図が使えて、そしてカラー。
リスト部分で地図が確認できるというのは、かなり便利
▼コンパスも腕時計タイプがありますが、これも使ってみるととても便利で、常にコンパスを見るクセができます
このコンパスのように、地図機能がリスト(腕)にあるということは、とても便利です
ちょっと気になるときに確認できるからです
遭難するときには、疲れて、この地図確認がおろそかになって遭難する場合が多いと思いますが、リストに地図があると、常にチェックできるのでとてもGOOD
また、ただの地図機能だけでなく、ナビゲーション機能もついているので、初心者にはとてもありがたいと思います
気になるときに地図がすぐ見ることができることは、登山にとって、かなりのアドバンテージになると思います
ガーミンフェニックス 登山|光学式心拍計「Elevate」:メリット

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1番に特長として挙げられるのは「地図機能」ですが、2番目に挙げるとすればこの「光学式心拍計」
心拍計は手首ベルトの内側に光学式の心拍計があって、オプションの必要がなくとても便利。
また、別売りの「ハートフルセンサー」を使えばもっと精度よく計れます。
「ハートフルセンサー」も水泳用のものもあって、プールなどでも心拍が測れるのはすごいですね。
プールなどでも使えるということは、激しいスポーツに使えるのはもちろんですが、ちょっとした疾患をお持ちの方で、心拍が気になる方にもいいかもしれません。
そして、この最新の心拍数計のおかげで、いろいろなことがわかります。
最初のプロフィール設定が少し面倒ですが、その分とても充実した機能が使えるのでガマンです。
それらの中で代表的なものを紹介します。
これは「練習不足ですよー」や「オーバーワークですよー」と知らせてくれる機能
自分の現在の状況を管理してくれる機能です
運動をしたあとの、十分回復して次のトレーニングを行うのに最適な状態になるまでカウントダウンしてくれる機能です
運動をしていて、その運動に対して最高のパフォーマンスを出しているか、それとも調子が悪いのか、が画面に出てくる優れもの
これらは
「えっ!なんでそんなことがわかるの?」
という世界ですね
これはほとんど「光学式心拍計」から計算されて把握されます
代表的なものはこのような感じですが、まだまだ機能はあります
これらは、心拍数や加速度計などの蓄積と計算によって判断するんですが、自分ではわからない体の状態を管理できるので、参考になりますよね。
どうしても、自分の体の調子というものは、なかなか自分でもわかりません。
調子がいいなーと思っても体の動きが鈍かったり(にぶかったり)、逆に調子が悪いと思っても、山頂まで最速で到達できたりと、どうしてそうなったのかわからないことがあります
この機能を使えば、その自分ではわからない状態を客観的に指標として判断してくれるので、危ないか危なくないかのギリギリの行動をする場合はとても参考になります
ガーミンフェニックス 登山|防水は100m:メリット

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水深100mまでOKというのは、とてもありがたいですが、自分にとっては、これはちょっとオーバースペックかもです
自分の場合、どんなに水に浸かったといっても、沢登りで滝つぼに落ちるくらいでしょうか。
もしかすると、トライアスロンに目覚めて、海へダイブするかもしれませんが、100mは潜らないです。
水深100mとは、落とさない限り潜りませんよね・・・。
そして、100mも海底などに落ちたら探せません。
よって、オーバースペックだと思うのですが、この水深100mを設定した理由を逆に聞いてみたい気がします。
確かにクルマも、180kmなんてスピード違反をしない限り出さないスピード。
そのような例が、スペックとしてはあるので、一概にダメというわけではありませんが、個人的にはそのスペックの分安くしてもらえないかと、貧乏なことを考えてしまいます。
ガーミンフェニックス 登山|スポーツに適した機能:メリット
登山やランニングのほかにも、そのスポーツに適した機能が盛りだくさんです
水泳の機能は、距離、ペース、ストローク数がわかります。
ストローク数ってどうやって計算するのかわかりませんが、とにかくそれがカウントできるようです。
スキーに関しては速度や距離、標高差、自動滑走計測などが使えます。
パドルスポーツ(ボートなど)に関しては、ストロークを計測して、そのストロークごとの距離も測れるというから驚きです。
ここまでくると、すごすぎて良くわかりません。
これらに加え、ゴルフについても細かい機能がついています。
ゴルフは現在地に近いコースが記憶されていて、そのコースの情報がすぐわかります。
また、コースの距離などが測れて、拡張機能としてですが、ショットを自動で計測したり、スコア記録ができたりできます。
このように、色々なスポーツに適した機能が充実していて、その多機能さには驚きです。
さすがフラッグシップ。
いい仕事しています。
ガーミンフェニックス 登山| 5xの地図機能は精度最高峰:メリット
この地図機能はガーミンの真骨頂。
自分もガーミンの古いGPSを使っています。
かなり世代は前のものですが、まだまだ現役として使えています。
故障も全くなく十分な機能により、自分の安全を確保してくれて、信頼は抜群。
そのガーミンが最新技術で、通常のGPS電波の受信に加え、にロシアのGLONASS(人口衛星)、そして日本の「みちびき」に対応した最新式の測位システムを、この小さな時計に搭載しました。
こちらのサイトを見ると、コンビニ内の移動もわかるくらい精度がいいようです。
参考:Response.jp
さすが最新のGPS
スマホのように、GPS電波とスマホの電波を使って位置情報を取り入れているなら当然、街中の精度はよくなりますが、GPSだけの電波を使ってそこまでの精度をもっているのはすごいことです。
ニュースで、「みちびき」の電波を追加して位置情報を取得すると、誤差10mくらいだったものが、誤差数センチになることで、ピンポイントの精度が達成できるといわれています
参考:NHK(http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/06/0601.html)
:@IT
:「みちびき」(みちびきを使うと位置情報の精度がどのくらい良くなりますか?)
技術の進歩はどこまで行くのか
その恩恵を受けて、登山などでは通常のGPSの場合、谷間での精度はいまいちでしたが、それが大きな誤差がなくなります。
これは自分にとってはとてもいい情報
沢登りをやっている身としては、沢の中を進んでいるときに、誤差が出てくることがしばしばありました。
稜線近くに行けば、修正されもとに戻るのですが、谷間では、GPSの情報を受信できないことが多いのです。
ちょっとマイナーですが、10mくらいの誤差が数センチになるということは、沢登りで、高巻きなどの落ち口などがもっと正確に分かるということですね。
それがわかると、確かにとても安全に沢登りができるわけですが、逆に冒険性は少なくなりますが、それは贅沢な悩みでしょう。
ガーミンフェニックス 登山|デメリット
これだけのフラッグシップモデルですが、デメリットも感じます
というか、フラッグシップモデルというのは、そのメーカーの技術をほとんど全て使った製品なので、かたよったつくり方をすることが多いです
この「フェニックス5X」も「とがった」を作り方をしているため、2つのことを無視してつくっています
それは
- 価格
- 大きさ
です
価格は10万をこえて、一般的な人が買う価格ではかなり高い部類
自分はとりあえず手が届きません(^▽^;)
そして、大きさ
「登山ガイド沖本さんのブログ」を見ると、大きさがよくわかります
普通の腕時計より一回り大きくて、ロープさばきが必要な登山や先鋭的な登山ではちょっと邪魔になるかもしれません
このあたりは好みになるかもしれませんので、実際使ってみないとわかりませんが、デメリットの一つに挙げてみました
ガーミンフェニックス 登山|ガーミン フェニックス 5x マニュアル
「fenix 5x」のマニュアルはこちらになります
見てもらうとわかりますが、膨大(ぼうだい)な量のマニュアル
66ページにもなるので、最初に始めるときにこのマニュアルをみることはやめた方がいいかもしれません
このマニュアルを見ると、楽しく「fenix 5x」を使うことがイヤになってしまいそうになります
最初はマニュアルを見ないで時計本体を触り(さわり)ながら、気になる機能があったら、その都度(つど)マニュアルを見た方が楽しいと思います
最初は動画をみることをおすすめします
▼こちらはナビゲーション機能を使う動画です
▼こちらはラウンドトリップコースを設定する動画です
ガーミンフェニックス 登山|製品仕様
細かい仕様を紹介します。
メーカー | GARMIN(ガーミン) |
---|---|
寸法 | 51×51×17.5㎜ |
ディスプレイ大きさ | 1.2インチ(直径30.5㎜) |
価格 | 99,800円(税抜き) |
カラー表示 | 有り |
重量 | 98.0g(バンド含む) (この機能で100g切ります!) |
稼働時間 | 最大12日(ウォッチモード+光学心拍系の場合) |
最大20時間(トレーニングモード+GPSモード+光学心拍計) GPS機能を使ってこの持ちは、通常のGPSと遜色ありません。 | |
最大30時間(ウルトラトラックモード+光学心拍計) | |
防水性能 | 水深100m |
気圧高度計 | 〇 |
電子コンパス | 〇 |
光学心拍計 | 〇 |
地図内臓メモリ | 16GB(空き領域13.5GB) |
ランニング機能 | バーチャルペーサー、VO2Max機能、リカバリーアドバイザー、加速度計など |
サイクリング機能 | Vector、複数のバイクプロファイル、スピードなど |
パフォーマンス機能 | 光学式心拍計、バーチャルパートナー、コース(過去のアクティビティと競争)など |
スイム機能 | プールスイム指標(時間、距離、ペース、ストロークカウント、カロリー)、泳法の識別(自由形など)など |
ゴルフ機能 | ショット距離を測定、グリーン前、中、後までの距離、オートショット(ボールの飛距離はショット時に自動で計測)など |
ライフログ機能 | 自動目標設定(アクティビティレベルを学習して、歩数目標を毎日設定)←これすごい、 スリープモニタリング(合計睡眠時間、睡眠中の動きを監視)←これもすごいです、など |
その他 | プレロード地図:あり、 EXOアンテナ(GPS/GLONASS):あり、 Wi-Fi:あり、 Bluetooth? LE:あり、 天気アラート:あり、 温度センサーtemp:対応、など |
ガーミンフェニックス 登山|レビュー結果
個人的な評価の結果は「星4つ」です。
理由は
- 価格が高額なこと
- 充電が必要なこと
です。
価格の高さは、通常のガーミンのGPSと同じくらいの価格なので、自分にとっては厳しい価格です。
腕時計には、まだまだ上の価格の時計もあります。
その宝石のような時計からすれば、安い方だと思いますが、なかなか自分にとっては難しいところです。
また、バッテリーについても最大で12日ということですが、使用環境(厳冬期など)には、かなり性能が低下する可能性があります。
そういう環境では使用しなければいいのですが、自分としては、何個も時計を持つには経済的にキツイですね。
貧乏登山家の個人的なわがままみたいな理由なので、大変恐縮ですが、今回はこういう評価にさせていただきました。
その価格ところを気にしなければ、素晴らしい出来で星5つです。
安全に気を使っていて、無事生還することを重視している方であれば、高い買い物ではないかもしれません。
以上「fenix 5X Sapphire」(フェニックス5Xサファイア)のレビューでした。
- 登山のコンセプトがスピード重視の方
- アクティビティのレベルアップに貪欲な方
- コンディションチェックの重要性を認識している方