「モンベル インナーダウン」のメリットとデメリットを書きました
「WWDJapan」にも書いてありますが、モンベルが「インナーダウン」として売り出したのは「1994年」からで、そこから工夫を重ねて今にいたります それだけ信頼があるということですね
今回は、そんなインナーダウンを作ったモンベルのアイテムを紹介してみます
※ちなみにインナーではないですがパタゴニアがダウンセーターの発売は「朝日新聞」をみると1989年発売で、今のようなスリムなインナー系になったのは、2004年ごろのようです(https://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2018101520931.html)
▼関連記事:登山で使えるユニクロダウンです
登山でユニクロダウン[ウルトラライトダウン7選]コスパで始める人におすすめ ≫
▼関連記事:パタゴニアのダウンせーたーはどこでも使えてとてもオトクですね
パタゴニアダウンセーター【レビュー】登山の服装インナーのサイズ感
▼関連記事

モンベルインナーダウン メリット
なによりも「コスパ」です
(▼公式モンベルスペリオルラウンドネック)

品質も800フィルパワー以上なのに、「定価11,880円」っていうのがスゴイ
パタゴニアのダウンセーターも800フィルパワーですが、2万円こえてますからね・・・
ただし、「800フィルパワー」という数字を誤解してはダメです
これは、「ダウンの量」ではなく、「フワフワ感」を示した数字です
この数字が高いと、縮めた(ちぢめた)状態から戻るチカラが強いということになります
あくまで、800フィルパワーは「ダウンの品質がスゴイ」ということになりますのでご注意ください
そのほかのメリットとしてはボクが持っているヤツと安いダウンを比べると、安いダウンジャケットにありがちな「ダウン抜け」もほとんどありません
耐久性も想像以上で、山で枝にひっかけたくらいでは、破れません
この価格で、こんなできる機能をそろえているのがモンベルなんですね
モンベルインナーダウン デメリットちょっと「ダサい」
そんなメリットだらけのモンベルインナーダウンですが、デメリットも残念ながらあります
一番のデメリットは、デザインが「もっさり」しているところです
価格を下げるために、制作の工程を少なくしているためか(予想)、全体的なデザインが直線的なラインが多いです
直線的なデザインが多いためか、デザインが「もっさり感」=「ダサい」になっていまいます
ノースフェイスもやや「もっさり」ですが、どちらかというとヘリテージ(復刻版)アイテムがその傾向が高いです
パタゴニアは、逆に流線型が強いメーカーで、今風のものが多いですね
そこから比べると、「ちょっとイケてない」ところは、デメリットだと思います
2つ目のデメリットは、「腰まわりのスースー感」です
直線的なデザインが原因なのかわかりませんが、暖かい空気が逃げているような印象があります
全体的に暖かいのは間違いないのですが、ほかのメーカーのアイテムと比べると、ウエスト部分の断熱感がやや少ないように感じます(それだけにもう一段階高価なんですけどね・・)
ダウンの暖かさは数字で判断できない
ダウンの質は「フィルパワー」でよくわかるのですが、「ダウンの量」というのは、実際手に取ってみないとわかりません
重量を見ると、ある程度わかりますが、全体的な暖かさは、
- ダウンの質
- ダウンの量
- そのほか特別な加工
が関係してきているので、重さだけではよくわかりません
重さも、特別な生地をつかっている場合と、使ってない場合では、重さがことなります
いくら「1000フィルパワー」で高品質です!!!・・・と言われても、量が少ないと、暖かさもそれなりです
こればかりは、現在のダウンジャケットの表示数値ではどうにもなりません
ダウンの一番難しいのは、このほかの製品と数字で比べることが難しい点なんです
できれば、「断熱効果をはかる規格」ができれば、量とか質に関係なくほかと比べることができるので、ありがたいですよね
フランスベッドのサイトを見ると、「クロー値」という規格がありました
平均皮膚温度が33℃を維持できる衣服を1clo(クロー)
とした暖かさの指数です
これをほかのダウンジャケットを扱っているメーカーでも取り入れてほしいですね・・・
モンベル スペリオダウンジャケット+3選
モンベルの代表的なインナーダウンと言えばこの「スペリオシリーズ」です
安くて高機能が売りのスーパージャケット
登山初心者には特にオススメ
(▼レディース)
(https://m.media-amazon.com/images/I/61kMXCo2sIL._AC_SL1000_.jpg)
(▼メンズ)
(https://m.media-amazon.com/images/I/61bHdfl5O4L._AC_UL1000_.jpg)
夏には、緊急用の保温着として使えて、冬はアウターの下に着ることで、暖かさがまします
サイズ感はやや大味に作られているので、もし可能なら、サイズダウンをおすすめします
そのほうがよりカラダに密着(みっちゃく)するので、より暖かです
公式サイトには「厳冬期には中間着として!」と書いてありますが、大汗(おおあせ)をかくようなときは、濡れてしまうので、あまりオススメできないです 注意ください
それさえ注意すれば、4シーズンを通してヘビーに使えるダウンで、オススメ度はかなり高いです
(▼メンズ)

(▼レディース)

モンベル プラズマ1000ダウンジャケット
モンベルインナーダウンの中で、トップクラスの品質を誇る(ほこる)のがこの「プラズマ1000」です
自分の知っているかぎりでは、「1000フィルパワー」がもっとも高品質です
1000フィルパワーということは、かなり「フワフワ」だということになるので、コンパクトになる度合いもスゴイということ
価格もモンベルにしては「スゴイ」
余裕のある人は参考にしてください
▼プラズマ1000 ダウン ジャケット Women’s

インナーダウン ノースフェイス
ノースフェイスのインナーダウンも紹介します
モンベルとは異なって、「ダウンのみ」での勝負はしていません
「遠赤外線効果のある光電子」の素材を混ぜた暖かいダウンです
ノースフェイスは比較するような数字を公式には載せていないので、暖かさを比べるのは難しいですが、問題はないようです
参考の「青山孝平」さんのブログはこちら>>「山と珈琲、心の一杯」
パタゴニア インナーダウン
パタゴニアのインナーダウンと言えば、とにかく「ダウンセーター」です
ロングセラーで、暖かくて、デザインもスタイリッシュで、環境にやさしくて(リサイクル、アドバンスト・グローバル・トレーサブル・ダウン)そして・・・・・ちょっと高価
高価な理由は機能を充実しているためなので、なんとも言いがたいですが、個人的にはかなりオススメのインナーダウンです
参考にどうぞ
まとめ|インナーダウンの人気の裏側
インナーダウンが流行になった原因は、登山で使われていたダウンが、徐々に職場や街で使うようになってきたということも理由ですが、温暖化もそのひとつで、昔ほどヘビーな暖かさは求められていないため・・・といわれているようです
残念ですが、温暖化は避けられそうにもなく、これからも気候は暖かくなっていきそうです
また、アイスランドでは、家に巣を作った鳥(アイダーダッグ)が巣立っていったあとに、「鳥からの贈り物(おくりもの)」として、ダウンをもらうのだそうです
飼育しているダッグ(あひる)から、決してムリにダウンをはがしたり、尊厳(そんげん)を汚すような取り方はしていません
自分も最近までは、なにも考えないでダウンジャケットを着ていましたが、その背景には、大きな環境に対する問題があるようです
できれば、ダウン以外のジャケットやズボンも、そんなバックグラウンドを想像しながら使うと、ちょっと違った使い方ができるかもしれないですね
以上です