防錆・潤滑油は「安全」なもの
登山の道具や、スキーのメンテナンスの防錆(ぼうさび)などに、いろいろグリースやオイルを探していました。
有名な「クレ556(ゴーゴーロク)」でもいいのですが、安全性が気になって、なかなか使えません。
そこでいろいろ調べた結果、現在はこの製品に落ち着いたので紹介します。
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子供にも安全な防錆潤滑油
スキーの金具や、エッジ、その他、山の道具の金属の部分のメンテナンスは、防錆オイルや、潤滑オイルを使っていますが、子供がいると、ちょっと気になってしまいます。
また、シリコン系のオイルも優秀ですが、分解がなかなかしないことを考えると、これまた子供になんらかの影響があるのでは・・・と考えてしまし、なるべく避けたい製品です。
そこで、いろいろ調べた結果、現在は、
「スリーボンド(Three Bond)1821」(以下1821)
という食品機械に使える防錆潤滑油を使用しています。
スリーボンド(Three Bond)1821 とは?
1821は、食品衛生法で認可された原材料を使っていて、主成分は「グリセリン脂肪酸エステル」です。
滅菌処理をしているので、菌類の繁殖も心配がなく、また、重金属などの有害物質を含みません。
そういう意味では、オイル類の中では、極めて安全なオイルに位置しています。
主成分のグリセリン脂肪酸エステルとは
それでも気になるのは、主成分の「グリセリン脂肪酸エステル」ですね。
これを調べると、詳しくは厚生労働省と消費者庁の資料に載っていました。(下記参照)
この主成分は、自分の周辺にある食品の中に、「乳化剤」と書いてあるものが多くあると思いますが、それの一つが「グリセリン脂肪酸エステル」ということです。
具体的に言うと、マーガリンやパンなどによく使われているようですね。
名前が化学系なので、なんとなく嫌な感じは受けますが、取りすぎさえしなければ、発がん性などの、毒性はないということです。
これで、とりあえずは、一安心です。
性能は?
安全性はある程度確認できましたが、性能が悪ければ、目的を達せずです。
そこで、自分の使ってみた感想を話してみます。
防錆効果
防錆効果については、スキーのエッジの部分を参考に話します。
スキーのエッジのところに、ティッシュにオイルをつけて、こするように付けます。
これだけで、錆びませんでした。
グリースと違って、油の落ちが気になるので、一応、一日滑走したら再度付けるようにしました。
毎回付けるといっても、一度使ったティッシュを使いまわしているので、コストパフォーマンス的には、いつまでも使えそうで楽ちんですね。
自分としては大満足です。
潤滑油の効果
潤滑油としての代表的な使用箇所は、スキーの稼働部分です。
特にシール登高をする場合の、ビンディングとスキーの接合部は要注意。
問題ないように見えますが、結構削れています。
ここに潤滑油として、毎回滑るごとに着けています。
ですが、これの効きは「いまいち」わかりません。
効いてはいるんだと思いますが、最初から引っかかりがあったわけではないため、効果がハッキリしません。
しかしなんの問題もないということは、効いているということなんだと思います。
まとめ
この製品を使って大正解だと思います。
- 1 量をとらなければ子供にも安全
- 2 防錆効果はコストパフォーマンスも含めて効果大
- 3 潤滑効果は問題ないと思われる。
この3つの理由から、「スリーボンド(Three Bond)1821」をおすすめします。
また、同じ食品機械にも使える防錆潤滑油はほかにもあって、これは安全かな・・と思えるものは、
「パワーフードルーブ」
というものもあります。
これの主成分は植物性食用油脂原料とだけわかっているので、ちょっと気になりますが、問題ないと思います。
こちらも参考にどうぞ。
「スリーボンド(Three Bond)1821」
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「パワーフードルーブ」
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参考文献:
ウィキペディア(グリセリン脂肪酸エステル 調べ)