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山で大地震はこうなる!登山で地震のときは「土砂崩れ・雪崩」に注意

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九塞溝 遭難対策・ウェザー

登山で遭う地震被害を生き延びる方法|雪崩と土砂崩れ

 

【2018年6月19日】更新 

地震・災害のときの対処方法を書きました(主に山にいるときの対策法です)

突然災害に遭う(あう)と冷静でいられません

陳腐(ちんぷ)な言い方かもしれませんが、やはり事前にイメージしておくだけで、その後の行動の仕方が違います

東日本大震災でそれを学びました

参考にしていただけるとうれしいです

 ※2018年6月18日に大阪府北部で地震がありました

お亡くなりになった方 ご冥福をお祈り申し上げます

また、災害で被害に遭われた方々には心よりお見舞いを上げます。

ユーチューブより

毎日新聞
大阪震度6弱
「緊急地震速報、間に合わず 震源近く」

 
 

▼こちらは以前のニュースですが、2017年8月8日に中国・四川省でマグニチュード7の地震がありました。

中国四川省・九寨溝県で地震 写真特集

被害は甚大、多くの避難者が出たようですので、早期の復旧がされることを願ってやみません。

地震の早期の対応は、危険になっている箇所からの避難が先で、その次は必要援助物資の運搬や、地元の家屋崩壊などによって、住むところの確保も必要だと思います。

地震の場所が九塞溝(きゅうさいこう)と言われる場所で、ユネスコの世界遺産に登録されているとても美しいところ。

地元や中国などは、世界遺産での経済活動も休止しなくてはならず、その損失と回復は時間がかかると思われます。
 
 

 
 

自分が住んでいる福島県は、2013年に東日本大震災に見舞われました。

建物の倒壊や津波、原子力発電所による放射性物質の影響など、いろいろなことが全部一遍に起こった災害でした。

その後、津波の被害や放射線の二次被害が多く報道されていたので、山などでの土砂崩れや落石などのニュースはほとんどなかったと記憶しています。

それでも白河市やいわき市などで、土砂流出による死亡者もでていて、山での被害も相当なものでした。
 

 

参考文献:国土交通省

 
 

2008年に起こった岩手・宮城内陸地震では、栗駒山付近の山の形が変わってしまうほど

この時の死者の死亡原因は落石(2名)、土砂崩れ(3名)、土石流(5名)と言っています。

参考文献:ウィキペディア(岩手・宮城内陸地震)
 
 

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山で地震は雪崩に注意|東日本大震災時 白馬での雪崩を例にする

津波などの被害に比べれば、お亡くなりになった人数は到底及びませんが、登山を趣味としている以上、津波よりは、土砂崩れや、落石の被害の方が、自分の場合は遭う(あう)確率が高いと思っています。

大規模な地震でなくても、地盤が弱ければ、小さな地震などでも被害に遭います。

土砂だけではありません。

冬は雪崩もあります。

東日本大震災の時に、白馬の木日向山で、山岳ガイドを含む3名が雪崩事故に遭い、帰らぬ人になりました。

朝日新聞 2011年3月12日
北アルプスで1人死亡、2人不明 震災の揺れで雪崩か
 

地震と雪崩の因果関係ははっきりしていませんが、普通に考えれば、地面がシェイクされれば、弱い層を持つ積雪は雪崩るでしょう。

この雪崩が地震と全く関係ないというのは、難しいと思います。
 
 

皆さん地震大国である日本に住んでいるので、登山初心者の場合でも、ある程度地震についてはわかると思いますが、地震は突然来ます。

登山をしていた場合、揺れが来て、土砂崩れなどが起きたときにはどのようにすればいいのでしょうか。
 
 

山で地震は土砂崩れや落石の危険も|岩手・宮城内陸地震の栗駒山から考える

 
 

2008年に岩手・宮城内陸地震で、栗駒山が大規模な土砂崩れで大変なことになりました

(動画はこちら)

参考:栗駒山被災地探訪記

栗駒山での土砂崩れは大規模すぎて、あえば厳しい状況になることは確実

ですが、危機対策は、数パーセントの確率でも生存の方向に考えることが大切

 
 

道が寸断

土砂崩れで道などが寸断された場合は、まずは連絡です。

携帯が繋がればいいですが、つながらないところもあります。

トランシーバーなどの無線機を持っていれば、まずは呼び出し周波数で呼び出しをすると、誰かに呼び出しを拾ってもらえる可能性があります。

出力(ワット数)を最大にして、2~3回ほど呼び出しをして、すぐ出力を下げてみます。

そうしないと、電力を使ってしまい、電源が無くなれば、助けの無線を聞き逃してしまいます。

連絡が届かない場合は、待つしかありません。

このときに登山届を出していると、見つけてもらう確率は格段に上がります。

その場合は、待てば必ず救援は来ます。

ビバークや、非常食、保温する道具などを駆使して、救助を待ちましょう。

 
 

狼煙(のろし)も有効

狼煙(のろし)を上げるという手もあります。

やり方は簡単で、焚き火をして、火がある程度安定したら、そこに枯れていない生木(なまき)を投入していきます。

動画のように真っ白な煙がでればOK。

上部に木が覆いかぶさっているところでは、効果が半減以下になってしまうので、注意しましょう。

生木はノコギリなどを持っていくといいですが、通常の縦走の時はノコギリなんて持っていかないですよね。

ノコギリは、軽いものであれば200gくらいなので、持っていくと杖を作ったり、骨折をした場合の添え木を作ったりと汎用性がとてもあるので、おすすめです。

 
 

土砂に埋もれた場合

また、土砂崩れに巻き込まれた場合ですが、これはどうしようもありません。

運よくケガが大きくない場合は、脱出をして、雨や風の当たらないところで、救援を待ちます。

登山中は、常に今地震に遭ったらどういう行動をするかを考えておかなければなりません。

それが、被害にあったときの次の一手を素早く行動に移せるので、生存できる確率がとても上がります。

 
 

雪崩に遭った場合

 
 

今雪崩が来たら・・

雪崩も土砂崩れと同じで、今、地震で雪崩が来たら・・という問いかけを常に持っていることが大切です。

土砂崩れより、雪崩の頻度は高く、被害に遭う確率がとても高いので、とても有効だと思います。

おおかたの冬登山は、道なき道を進むので、雪崩による道の寸断ということはあまり考えられません。

もし、どうしても雪崩で進めないところが出てきたら、やはりビバークしかありません。

 
 

冬の場合はまず風に当たらないようにして、保温が一番。

風に当たらないようなところにツェルトを張るのも良し、雪洞を掘ってビバークも良し、何をするにしても、山に行く前に、こうなったらこうすると言う心の準備と、そうなった場合のビバークの練習がものをいいます。

心理的にとても慌てることなく、冷静にことにあたることで、生存率を高めることができるのです。

 
 

雪崩に埋もれたら・・

次に一番考えなくてはならないのは、雪崩に直接遭った場合です。

まず雪崩に遭わないようなところを通ることが一番肝心です。

地形をよく見て、雪崩るとどの方向に崩れていくか、見極めなくてはなりません。

詳しくは「雪崩リスク軽減の手引き―山岳ユーザーのための」(スポンサーリンク)を参考にしてください。

 
 

ビーコンは超必須

そして、雪崩に巻き込まれた場合、ビーコンをつけていないと、ほぼ絶望的です。

最近はビーコンを付ける方が多くなっているので、よほどのことがない限り、埋もれている人は見つかります。

しかし、生きて見つかるか、遺体でみつかるかは、救助される時間にもよります。
 
 

「15分」
 
 

これが埋もれたときにカウントダウンされる時間です。

この時間から先は、死亡する確率がとても上がります。

雪には、空気がたくさんあるため、息ができなくなるというわけではなく、口の周りに溶けてまた固まった氷の膜ができて、自分の二酸化炭素で窒息するのです。

 
 

アバラングで埋もれても助かろう!!

ここで、雪の中でも息をするような道具も持っていると、助かる確率はグンっとあがります。

ブラックダイヤモンド社の「アバラング」という道具は優秀で、不確定ですが、1時間くらい雪の中にいることができると言われています。

ちょっとかさばりますが、命を拾う道具。

欧州のガイドの方の多くは付けていますよ。
 
 


つけましょう。

 
 

閉所恐怖症の人は・・

次は雪崩に遭ってももぐらないようにするためのエアバック付きのザックです。

閉所恐怖症の人はこれがいいでしょう。

雪崩に遭うと、究極の閉所になってしまいます。

雪崩に遭って、もぐらないようにする道具はエアバッグしかありません。

雪崩に遭った瞬間にトリガーを引くと、エアバックが飛び出してきて、体を雪の上にとどめるような働きをします。
また、木や岩にぶつかって外傷を負う確率を低くします。

とても優秀な機構ですが、少し重いことと、価格が高いことがあって、なかなか普及していません。

それでも、単独の場合はこれがないと、助ける人がいないので、必須装備と言えます。

 
 

特に災害に遭ったときに便利な道具たち

 
 

のこぎり

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ツェルト

ツェルトとは、緊急避難のための、雨風をしのぐためだけの簡易シート。

ファイントラックはプラス、テントとしても使えます。

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アバラング

雪崩が起きたときに、瞬時にくわえる練習は必要です。

冬の安全道具はどれもそうですが、生きるために、最低限の練習が必要なものが多いです。

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エアバック

価格は高いですが、ソロで行きたくても雪崩が怖いというかたにはぴったり。

自力脱出が期待される唯一のアバランチセーフティーシステムです。

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雪崩リスク軽減の手引き

この本は、日本唯一の雪崩ネットワークの「特定非営利活動法人日本雪崩ネットワーク」が出している本です。

比較的シンプルに雪崩回避について書かれています。

これを念入りに読めば、かなりの確率で雪崩が回避できると思います。

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ヘッドランプ

何を隠そう、これが一番災害の時に役に立ちます。

暗くなってもランプがあればなんとかなりそうな気がします。

ランプはどんな時でもマストアイテムです。

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まとめ

最近災害の頻度がとても高く、とくに地震や噴火は他人事ではありません。

いままでは、登山をしているときに、気を付けなければいけない環境の変化というのは、雨や風、突然の落雷などでした。

しかし、今後は地震を追加で考えなくてはならない時期にきていると思います。

次の犠牲者にならないように、普段から、今、地震があったら・・・という考えをできるだけ頻度を高く考えると、山でも役に立つと思います。
 
 

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