登山レンタル店、5店(1店閉鎖)を比較、またレンタルの上手な借り方についても説明します
登山の用品はどれも安くなってきていますが、どれもまだ高価な道具が多いです
そんなときはレンタルが便利
安全を考えて道具をそろえると「10万円」くらいする装備が、1泊2日「1万円台」で借りられるのでオトクです
これから登山を始めるひとも、安全なレベルの道具を知って、道具になじむためには、最初は借りた方がいいと思います
参考にしてみてください
下の項目で詳しい比較してみました
=▼ 目次=
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[登山レンタル]比較をした結果は・・・
まず結論からいいますと、「レンタル5店」を比較してみて、おすすめは下記の2店がおすすめ
- 「La Mout」さん
- やまどうぐレンタル屋さん
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この2店が比較的の理由は
「La Mout」さんはまず安さ
「やまどうぐレンタル屋」さんはサービスの良さ
これらが決めてです
個人的には安さよりはサービスのきめ細かさが重視したいところ
お金は度外視(どがいし)しても、やっぱり気持ちよく山に登りたいと思ってしまいます
「La Mout」さんもただ安いだけではなく、サービスもよくて、それもおすすめの理由
その他のレンタル屋さんもダメと言う訳で無く、それほど差はないと思います
ある程度の好みもあると思いますが、参考にしてみてください
比較の内容は下記のとおりです
[登山レンタル]【比較】レンタル会社5社はコチラ
- そらのした
- La Mout
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム」(閉鎖)
詳細な比較は下記のとおりです
- 「そらのした」
- 「La Mout」
- 「やまどうぐレンタル屋」
- 「石井スポーツレンタル山専」(現在は終了してしまいました)
- 「山レンタルドットコム」(閉鎖中)
全国宅配OKのオンラインレンタルで有名な会社
登山用品やキャンプ用品もそろえてあって、アウトドア全般で頼りになります
サイトはコチラですhttp://www.soranoshita.net
アウターで「パタゴニア」を扱っているのは、ここだけ
モンベル製品が多い中、他の人と差をつけたいと思っているならおすすめです
サイトはこちらですhttps://lamont.jp
「新品レンタル」をやっているのはここだけです
扱っている製品も多く、サービスも満足度が高いと思います
サイトはこちらhttps://www.yamarent.com/
(▼石井スポーツレンタル終了)
登山用品で有名な石井スポーツのレンタルバージョンのお店
経験豊富なスタッフがいるので、信頼性は高いです
サイトは閉鎖されてしまっています>>https://www.rental-yamasen.com
※残念ながら、現在閉鎖中です 電話もつながらないので、廃業した模様です
比較的新しいお店
まだ取扱製品が少ないですが、スピード配送をしてくれたり、頑張っているレンタル屋さんです
サイトはこちらhttp://www.yamarental.com/
現在サイトはつながりづらいのでこちらのFacebookページでどうぞ
「山レンタルドットコムFacebook」
[登山レンタル]一番大事な安さ「レンタル価格の比較」
「ザック30L程度」と「7点セット」で比べてみました
単品で取り扱ってないところもあるので、原則セットで比べて、ザックの価格は参考にしてみました
結果は、「La Mont」さんが一番安いです
順位は
- 1La Mont
- 2石井スポーツレンタル山専
- 3やまどうぐレンタル屋
- 4山レンタルドットコム
- 5そらのした
順位は付けましたが、価格差はそれほどなく、また送料は入っていないので、あくまで参考までに
下の項目で送料の比較をしていますが、送料を考えても「7点セット11,111円×税=12,000円」なので「安いのは、「La Mont」さんですね
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
「ザック30L程度」:「3,718円」(1泊2日 2,980円+税+保険500円 「ノースフェイス テルス30L」)
「レンタル7点セット」:「15,059円」(1泊2日 はじめての富士山登山セット基本地域往復配送時 13,480円+税+保険500円)
「ザック30L程度」:「3,240円」(1泊2日3,000円+税 2泊3日4,500円+税 「コロンビアザック」)
「レンタル7点セット」:「10,768円」(1泊2日 配送含まない 7点フルセット9,970円+税)
「ザック30L程度」:「3,000円」(1泊2日3,000円 2泊3日3,500円「タトンカストーム30L」)
「レンタル7点セット」:「13,500円」(1泊2日 初心者まるごと7点ダウンセット・男性用)
「ザック28L程度」:「2,500円」(2泊3日 3,000円「パイネ28L」)
「ザック40・45L程度」:「2,500円」(2泊3日 3,000円 「パイネ40~45L」)
「レンタル7点セット」:「12,000円」(1泊2日【メンズセット】「富士山 装備ベスト7点セット(ダウン)」12,000円)
「ザック30L程度」:レンタルなし
「レンタル7点セット」:「13,980円」(1泊2日初めて富士山充実のフル装備おまかせ7点セットメンズ 13,980円)
[登山レンタル]登山道具のスペック(レベル)と種類の「比較」
登山道具のスペックを比較しましたが、どれもほぼ一緒でした
種類はダントツで「そらのした」さん、「やまどうぐレンタル屋」さん、「石井スポーツレンタル山専」さんです
そのほか、全体的に「モンベル製品」を扱っているお店が多いようです
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
登山道具のスペックは有名メーカーを使っていて「高い」です
単品レンタルは、服装全般、レインウェア、靴、ザック、ポール、ヘッドライト、スノーギア、ランタン、シュラフ、テント、ヘルメット、GPS、自転車、カヤック、熊撃退スプレー、etc.なども借りることが可能で、種類も豊富
5店の中で、一番種類が多いのが「そらのした」さんです
これだけあると、いろいろ選ぶことができて楽しいですね
登山道具のスペックは有名メーカーを使っていて「高い」です
単品レンタルは、レインウェア、靴、ザック、ポール、ヘッドライト、ヘルメット、etc.
登山道具のスペックは有名メーカーを使っていて「高い」です
単品レンタルは、服装全般、レインウェア、靴、ザック、ポール、ヘッドライト、スノーギア、シュラフ、テント、ヘルメット、ビーコン、バーナーetc.
登山道具のスペックは有名メーカーを使っていて「高い」です
単品レンタルは、服装全般、レインウェア、靴、ザック、ポール、ヘッドライト、スノーギア、ランタン、シュラフ、テント、ヘルメット
登山道具のスペックは有名メーカーを使っていると思いますが詳しいレベルは不明
画像を見る限りでは「モンベル」製品がメインなので、スペック的には十分安全な登山ができるレベル
これから増えるかもしれませんが、まだ単品レンタルは扱っていません ちょっと残念
[登レンタル]配送料(受け取り・返却)
配送料の比較は種類によって異なる場合が多いので難しいですが、比較的シンプルでわかりやすいのが「やまどうぐレンタル屋」さんと「石井スポーツレンタル山専」さん
1万円以上は無料で、それ以下は1,000円というわかりやすい設定なので、初心者にはいいかもしれません
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
- お届け時の送料のみ無料
- 返送料はお客の負担
- 誤って着払いで返してしまった場合は一律2,000円(沖縄・離島等は別途追加料金1,000円)負担する
送料(送料と返却料含む)はその都度計算
関東・中部エリアの場合レインウェア単品等の最小サイズ品で1500円、大型テントでおよそ2800円
正確な金額は仮申し込み後の在庫連絡返信時にご回答するということです
離島などは、3,600円程度かかる場合があるようです
返却の場合は、「ヤマト運輸」さん指定です
くわしくはコチラ
http://www.soranoshita.net/postage.html
サイトには一律の価格設定はされていませんが、受け取り配送・返却配送の場合は別途送料がかかるということ
配送だけでなく、富士山五合目(吉田口)(計3箇所で返却可能)にてレンタル品の受け取りと返却が可能です
7点セットを見てみると、
「送料込み11,111円-現地受け取り9,970円=1,141円」
ということですので参考までに
合計10,000円以上の場合は送料無料
10,000円未満の場合は別途送料1,000円かかるということ
返却はいっしょに入っていた「着払い伝票」を使えば返送料はかかりません
石井スポーツさんもシンプルです
レンタル総額が10,000円以上は送料無料
10,000円未満の場合は、一律1,000円をご負担が発生するということ
返却は商品に同梱されています着払い伝票を使えば無料
ヤマレンさんは
という感じ
[登山レンタル]「受け渡し」と「返却」方法
レンタル商品の「受け渡し」と「返却」は、時間の余裕がある「やまどうぐレンタル屋」と「石井スポーツレンタル山専」、「山レンタルドットコム」などは、初心者にはうれしいです
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
受け渡し前日ということがちょっときついかもです
しかし、返却は下山の次の日発送集荷なので、こちらは余裕があります
返送用の着払い伝票が同梱(どうこん)されているので、それを使ってスピード返却が可能です
<受け渡し>
配送も店頭受け取りも登山の前日に受け渡し
<返却>
配送の場合は、下山の次の日に当日集荷になるように配送
店頭受け取りの場合は下山の日に店頭返却
受取りは前々日に配送されるので助かりますが、配送返却が当日発送集荷なので、ちょっと忙しいかもしれません
店舗での受付もできます
<受け渡し>
配送の場合は、登山予定日(使用日)の前々日到着
店頭の場合は、登山当日店頭で受け渡し
<返却>
配送の場合も店頭返却の場合も、当日返却
配送の場合は、当日(1泊2日の場合には2日目)集荷受付が必須です
受け渡しも3日前、返却も次の日にできて、店舗でも受け付け返却もできるので、助かります
同梱(どうこん)の着払い伝票がそのまま使えるのもラクチンです
<受け渡し>
配送の場合、ご利用日の3日前に商品をお届け
店頭の場合、新宿店・河口湖店で試着したあと、配送手続きや、ご利用まで1週間以内ならそのまま受け取り可能
<返却>
配送の場合、下山した翌日中に返送手続き完了すればOK
店頭の場合、店頭で借りた場合は当日お店に返却 配送にてお届けした商品も店舗にて返却OK
レンタル用品のレビューができる場所はありますが、店舗でのレンタル受付ができません
これも残念
受け渡しは3日前に来て、翌日返却なので、ここはありがたい
<受け渡し>
最大で、ご利用希望日の30日前から、ご予約OK
配送の場合、使用3日前に到着
店頭は無し
<返却>
配送の場合、利用期間の翌日を「返却日」と定めているので、翌日までに発送すればOK
店頭は無し
店頭受け渡し返却はできません
配送のみで3日前に到着で、翌日配送返却です
<受け渡し>
配送の場合、3日前到着のように配送
店頭は無し
<返却>
レンタル代に返却用の送料は含まれていませんので、返却料は負担あり
翌日発送
[登山レンタル]レンタル用品の「デザイン」の良さ
ウェアのメーカーをメインに見てみました
結果は、モンベルデザインが多い中、独自のパタゴニア製品を入れている
「La Mont」さんがいいと思います
自分はパタゴニアが好きなので、こういう結果になってしまいましたが、欧米ではパタゴニアのレベルは日本のモンベルと同じレベル
地域によってはモンベルのほうが、人気が高いこともあるので、ここはサイトでデザインを見て選んでいただきたいです
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
ファンションは「中レベル」
レインウェアやスノーウェアなどのアウターはモンベルが中心で、一部バートン、ロキシーがあります
ファッションは「上レベル」
モンベル製品が多いレンタル業界の中で、「パタゴニア」製品をレンタルできる唯一のお店
実際使えるアイテムは、パタゴニア製品の中でもやや安価なアイテムですが、それでも「パタゴニア」ブランドは強いと思います
ファッションは「中レベル」
レインウェアやアウターはモンベル、ミズノです
ファッションは「中レベル」(個人的に)
レインウェアはパイネが中心
パイネ(PAINE)は石井スポーツのオリジナルブランドで、ファッション性は中ですが、機能性は申し分ない思います
ファッションは「中レベル」
アウターはモンベルの製品が中心
質実剛健(しつじつごうけん)がモットーのモンベルですが、最近はスタイリッシュな装備もありますので、期待したいです
[登山レンタル]申込の方法
申込方法は、「やまどうぐレンタル屋」と「石井スポーツレンタル山専」が選択肢が多いので助かります
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
インターネット OK
FAX OK
インターネットOK
インターネットOK
電話 OK
店頭 OK
インターネット OK
電話 OK
FAX OK
インターネットOK
[[登山レンタル]支払方法
支払い方法は「やまどうぐレンタル屋」が一番選択肢が多いです
「やまどうぐレンタル屋」はサービスがきめ細かくて、初心者にはありがたいですね
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
クレジットカード
銀行振込
代金引換
クレジットカード(PayPal)
銀行振込
代金引換
クレジットカード
銀行振込
代金引換
コンビニ決済
現金支払い
一番支払い方法が多いお店です
クレジット(インターネット注文のみ)
銀行振込
代金引換
商品代金のお支払いは、クレジットのみです
[登山レンタル]レンタルの商品は清潔か
レンタル商品のクリーニングはどこもキチンとやっていますが、特に品質がいいと思われるのは、「そらのした」さん、「La Mont」さん、「やまどうぐレンタル屋」さんです
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
- 「そらのした」
- La Mont
- やまどうぐレンタル屋
- 石井スポーツレンタル山専
- 山レンタルドットコム
「そらのした品質宣言」で「清潔」「撥水」「一流」を保証しています
最近レンタル会社が増えてきたこともあって、このような形で自社アピールでの信頼獲得を目指しているようです
選ぶ側としては、やっていることをオープンにしてもらうと、選びやすいので助かります
専門のクリーニング会社で処理しています
登山靴も消臭剤を使わず、前処理と「3度洗い」をして、汗抜き加工と専用抗菌、消臭洗剤をつかって、乾燥は自然乾燥なので、痛むことがなく安心です
登山靴をこれだけ丁寧(ていねい)に洗っていることをアピールしているので、同様にほかの道具もメンテナンスはバッチリだと思います
クリーニングはきめ細やかに行われています
レンウェアは撥水と透湿防水が保たれるように洗濯OK
登山靴はソールを抜いて高圧洗浄機で洗浄、よごれが強いときはブラシで洗濯、自然乾燥をします
クリーニングでの処理はやっていると思いますが、サイトで特別な紹介はされていないようです
昔からある登山用品店なので、信頼はとても厚いです
最近は女性も多いので、レンタル用品のクリーンさもサイトでアピールしてもらうと助かりますね
専門のスタッフがメンテナンスとクリーニングするということがサイトに書かれていました
詳しい品質管理方法は書いていませんが、問題ないと思われます
[登山レンタル]商品を破損した場合の「保険」は?
レンタル商品を間違って破損(はそん)させてしまった場合の保険などの対応は、「そらのした」さん、「La Mont」さんがきっちりしています
また、「やまどうぐレンタル屋」さんはQ&Aで「通常使用の範囲内であれば弁償なし」とだけ書いてあって、それ以上のことは書いていません
あまりひどいときは応相談だと思いますが、ほぼ「お客様の弁償は必要ありません」といっているような感じなので、すごいです
保険有り(保証金もあり)
レンタルのときに、返金制度がある「保証金」と掛け捨ての「保険金」が選択できます
「保険金」対応を選択した場合は、破損のときに追加費用の請求はありません
保険有り
レンタル商品には商品毎に保険料が発生するということ
レンタルの際に掛け捨ての破損保険へのご加入を頂いております。
保険料は320円~1,850円 ( 税抜 ) となり、商品ごとに異なります
保険無し
Q&Aに「通常使用の範囲内であれば弁償なし」と書いてありました
ひどい破損のときは応相談ということになると思います
保険無し
破損・紛失のときは、その商品のレンタル金額を上限に実費負担になります
保険は無し
商品の破損・紛失の場合は、商品の定価分の代金を支払うようになるということ
[登山レンタル]登山を長くやるつもりの方は、レンタルは不向きかも・・
登山初心者の方でも、長く登山をやりたいと考えている方は、借りるより買った方が絶対と言っていいほど良いです。
現在の登山は、装備がとても進化しているためか、突っ込んだ登山が出来てしまいます。
そして、個人の能力がどうであれ、突っ込んだ登山をして、過酷な環境でその使い方を間違えると、生死を分けてしまうと言っても過言ではありません。
その装備がどのように機能して、どんな時に使って良くて、どんな時に使ってはいけないかを知る必要があります。
それには、自分で吟味し、悩んで、そして買って使いこなしていかなければなりません。
その使いこなしていくことも、登山の楽しみの一つと言えます。
自分の登山ガイドの知り合いは、冬に使うアバランチビーコン(雪崩に巻き込まれた人を探す機器)で古いタイプで探しても、新しいタイプと遜色(そんしょく)なく探すことができると言っていました。
ビーコンは古いタイプと新しいタイプの性能差が大きく、自分の場合は、少なくとも古いタイプのビーコンを使って探索すると、2~3倍以上の探索時間がかかると思います。
この例のように、古いタイプの装備でも、その装備を自分の目や耳のように使えるほど使い込むほど山では有利ということが、登山の常識です。
どんなに登山初心者だからといって、長く登山をやる場合は、自分で揃えたほうが安全面で格段にいいです。
[登山レンタル]登山初心者は「レンタルが最適」
例えば友人や、会社の同僚に誘われて富士登山をする場合などは、最初から富士山の登山をやりたいと思っていたわけではなく、誘われて、なんとなくという登山初心者が多いのではないでしょうか。
あまり本格的に登山を考えてない方、例えば
「今回は友人に誘われて仕方がなく・・・」
「登山をしてもいいが、これから続けるかはわからない」
などと考えている方は高い登山の装備を買うには、ハードルは高すぎます。
そして、今まで登山をやったことが無ければ、どのように装備類をそろえていいか、そこから心配しないといけません。
そのような方の場合、登山装備のレンタルは大変便利で、何より安いです。
今は、わからないことはコールセンターなども充実しているため、何でも聞けます。
少し聞くことがはずかしいことも聞けてしまいます。(トイレの事情とか、恰好よくするにはどんな着こなしがいいかとか・・・)
また、初心者の方も最初どうしたらいいかわからないとき
登山の道具は高いので、最初は一部レンタルをした方がいい場合もあります
毎年性能がいいものも出てくるので、目移りしてしまって、最初の買い物で自分の考えていたものを買えないときがあります
あまり性能がいいものでも、現在の自分にあったものかどうかは、使ってみないとわかりません
性能がよくても自分に合わない場合があります
例えば、上級者用の超軽量ザックなどは、気を付けないと強度がギリギリに作られているため、注意が必要
また、余分なポケットなどがないこともあるため、使い勝手が悪くなる可能性もあります
そういったことを無くすためにも、高価なものは、一度レンタルしてみるのもアリです
[登山レンタル]ハイキングでのレンタルはメリットデメリットがあります
ハイキング(高尾山など)程度のレベルであればレンタルの必要はありません。
レンタルも1つ1つはそれほど価格が高くなくても、全部合わせると、結構な金額になります。
ハイキングのレベルでは、持っている装備でなんとかなると思います。
少なくとも現在位置がわかるような装備さえあれば、問題ありません。
今はスマホを持ってらっしゃる方が多いと思いますが、スマホで現在位置がわかれば、ハイキングでは普通の運動靴やリュックなどで問題ありません。
むしろ、お昼やおやつの心配をした方がいいですね。
でもいくらハイキングでも、恰好(スタイル)を気にするかたは、やっぱりファッショナブルな、それらしい装備を選べるので、レンタルがいいと思います。
[登山レンタル]レンタルを「おすすめする装備」「おすすめしない装備」
これが、富士山程度のレベルを考えると、簡単な装備では難しくなってきます。
その場合はレンタルを視野(しや)に入れましょう。
個人的な意見ですが、レンタルをした方が良いものと、しない方がいいものがあります。
それを説明します。
レンタルを「おすすめする装備」
1)ウェア類
ウェアはちゃんと機能の説明を確認できれば、借りるのはOKです。
ただ借りるのではなく、機能の説明を受けることが大切。
見た目だけで借りると失敗します。
例えばアウターの場合、まず防水か防水では無いか、ゴアテックスならば、どんなときには汗が抜けて、どんなときは濡れてしまうのか、などを確認が必要です。
そうしないと、濡れてはいけないところで、ビショビショに濡れて、そして遭難してしまいます。
勉強してもいいですが、せっかくコールセンターがあるので、聞いてみましょう。
2)ザック
これは比較的他の製品よりは何も聞かなくても、借りて使えます。
それでも最近のザックは機能がたくさんついているので、わからないところがあったら聞いてみましょう。
3)ヘッドライト
これもレンタルしても使い方はシンプルなものが多いので、OKです。
面倒なことはありませんが、いざというときのことを想定して、電池の確認と点灯の確認はしておきましょう。
遭難などしているときは、気持ちの問題なのか、暗くなるのがとても速いです。
そうなってからヘッドライトを探したり、電池を入れたりするのは、とても難しいです。
ちゃんと決まった場所に電池を入れて、保管しましょう。
4)ストック
これも使い方は難しくないので、レンタルで十分です。
レンタルというか、木の棒で十分と言えば十分。
富士山は木が無いですが、木のあるところでは、ちょっと失敬して使うこともあります。(国立公園内の木や植物の採取は禁じられています。緊急避難的な場合に使用しましょう)
また、最近は伸縮自在のストックが多く、長くして固定するものが多いです。
固定の強弱などを調整する方法も聞いておきましょう。
緩くては借りた意味がありません。
5)ヘルメット
これは通常のハイキングでは必要ありませんが、最近の噴火事故の影響で、一般縦走の場合も、持参を推奨しています。
自分は随時持っています。
安達太良山のトレーニングのときも持っています。
なぜなら、環境の変化によって、ヘルメット装着が必要な場合もあるからです。
今回お勧めはしますが、義務ではないので、富士山登山などの際はご検討してもらうと、うれしいですね。
6)ピッケル
これもほぼどんな製品も使い方は同じです。
以外に買う順番は最後になる場合が多いので、最初のうちはレンタルに頼るのもいいと思います。
7)ゾンデ
これを借りる方は、友人に誘われて1回だけ登山をする、という方ではないと思います。
冬山に行く場合ゾンデとスコップとビーコンは3種の神器と言われている装備です。
しかし、ゾンデは埋もれた人を探したり、雪の深さを調べる以外はあまり使いません。
そのため、冬装備を購入していくと、最後に買う装備の1つになる場合がありますが、必要性は高いです。
使い方も難しくないので、その場合はレンタルを利用した方がいいと思います。
8)スコップ
スコップも最後に買う一品でしょうか。
これは、皆さん使い方も十分わかっていて、習熟の必要はないと思うのでレンタルしても問題ないでしょう。
しかし、伸縮するスコップもありますので、伸縮法などのやり方の確認は必要です。
9)子供用品
子供はすぐ大きくなります。
その都度子供の服や装備を買っていると、お金が無くなってしまいます。
子供用品は、登山をする頻度があまりないのであれば、レンタルする方がいいですね。
10)シュラフ
シュラフも機能がたくさんあるわけではありませんので、レンタルがおすすめですね。
買うと高いので、泊まりの登山を毎回するようなことはないでしょうから、慣れてきて、シュラフを買うまでの間、借りるのはいい手だと思います。
レンタルを「おすすめしない装備」
11)アンダー類
アンダー類(下着)は買った方がいいと思います。
やっぱり直接肌に触れるものなので、ほかの方が使ったものは何となく気になります。
また、アンダーはレイヤリングする上で、一番重要な服です。
自前で持っていて、機能などを把握している、信頼のおけるアンダーがあった方がいいと思います。
12)サングラス
これは人によってですが、無くす場合が多いです。
そのため、自前の安いもので結構ですので、3,000円くらいのものを使ったほうが無くしたときのダメージは軽減されると思います。
13)登山靴
これは重要! 登山靴は自前のものを使ってください。
レンタルはありますが、長時間酷使する足を、繊細にガードする装備なので、フィットや使い慣れが特に必要な装備です。
実際登山靴が合わないと、登山全体が破綻(はたん)する場合があります。
登山靴は、価格は高いですが、やはり自前で使い慣れたものが一番いいと思います。
14)アイゼン
これも登山靴との相性があるので、自前にしたいところです。
これを使うかたは、1回だけの登山で終わる方ではないと思います。
できれば自分の靴にあったアイゼンを使わないと、途中で外れてしまいます。
過酷な環境のときに外れると、取り返しの使いない場合があります。(崖を登攀中の場合など)
これも登山靴と一緒で、吟味した自前のアイゼンがいいと思います。
15)ビーコン
ビーコンは冒頭でも話したとおり、練習が必要な装備です。
自前のビーコンを使い倒しておかないと、いざ雪崩!というときには役に立ちません。
役に立たない装備はないのと同じです。
これは買うか、長く借りられるところから借りるのがベターです。(友人から借りるなど)
16)GPS機器
これも習熟が必要な機器です。
今はスマホで位置が特定できるので、そちらを使ってもいいのですが、冬の場合は、スマホは寒くて動かなくなる場合があります。
GPS機器は見るだけでもやや複雑な操作が必要なので、自前で買うか(高価なので厳しいでしょうが)早目に借りて、操作を勉強したほうがいいです。
ピンチの時に使えるようにしたいです。
レンタルするかどうか検討が必要なもの
17)コンパス
これも、悩ましいですね。
誰しもコンパスをみて、北を刺している方向はわかると思います。
しかし、地図の北とコンパスがさしている北は、地域ごとに微妙にずれているのはご存知でしょうか。
できれば、自分で買って、そして、勉強して使い方を覚えたほうが、遭難や道迷いの際は、とても頼りになる装備ですが、使い方がわからないと、逆に遭難する原因にもなることもあります。
18)冬用グローブ
冬のグローブも機能を覚えておいた方がよく、また、指先の冷たくなる度合いも知っておいた方がいいものです。
よって、自前のものがあると、吹雪などの場合には、早目の対応ができるのですが、借りたものでは、それが難しいです。
19)魔法瓶
これは単純に他の方が口を付けたものが嫌なだけです。
気にならない方はレンタルしても問題ありません。
20)軽アイゼン
これもできれば自前がいいと思いますが、使う状況は限られている(泥の登山道や、草付きの斜面とトラバースすうような場合必要)ので、余裕がなければレンタルがいいと思います。
レンタルするなら、モンベルのチェーンスパイクのような、履くように装着するものが吉です。
それでもデメリットも教えてもらわないと、途中で脱げてなくしてしまうような事態になってしまいますので(履くのが簡単ということは、脱げるのも簡単)、使い方はよく聞いておいてください。
21)テント
これも、ある程度習熟が必要な装備です。
テント場には疲れがピークのときに着きます。
それから、テントを立てたり、炊事の用意をするのですが、日が沈む前だったり、風が弱かったり、雨が降っていなかったりすれば、楽にテントを立てられますが、そうではない場合もよくあります。
ましてや疲れているので、手を抜いてしまいます。
そうすると、テントをやっつけ仕事で立ててしまうと、後で修正が大変です。
疲れているときにテントを立て直したり、微調整をしたりしていると、だんだん機嫌も悪くなってきて、楽しい登山が、全く楽しくない登山になってしまいます。
テントもある程度使い慣れる必要があるのですが、価格も考えると、レンタルも止むなしと思います。
[登山レンタル]小物や消耗品は借りられません(そうではないところもありますが・・)
意外と勘違いする人もいますが、小物類や消耗品は借りられるところはあまりありませんので、注意が必要です
こまごまとしたものは自分で用意しましょう。
以上のように、レンタルでも、借りてすぐ使うだけというわけではないのです。
装備は使い方を体で覚えてこそ装備としての価値が出ます。
使用が複雑なものは、練習が特に必要になるのです。
使い方を覚えないと、意味がありません。
むしろ、借りないほうが、安全上いい場合もあります。(最初から無いとわかれば、無いなりの登山をするので)
数人で登山に行っても、遭難するときは一人になると思って登山の装備を借りましょう。
登山の装備は、天気が良い日中に活動するための装備ではありません。
登山の装備は、嵐の時や遭難したときに、危険な環境から体を守る装備です。