登山のカトラリーの紹介 今回はパタゴニアのカトラリーの紹介とパタゴニアプロビジョンズの話をします
今日紹介するのは、「ファクトリエ」という会社のブログ記事です。
ファクトリエさんが、アウトドアメーカーのパタゴニアとカトラリーを入れる入れ物の制作に共同で携わるというもの。
この記事を見た時に、まず思ったのが、「カトラリー」・・・?。
田舎者ですみませんが、なんでしょうかこれ。
そこでカトラリーを調べてみると、総称して食卓用のスプーンやナイフ、フォークなどの食器のことだそうです。
へー、そんなものにパタゴニアは手を出してきたんですねー。
確かに最近パタゴニアは食品の部門を作って、そちらにも展開してきたことは分かっていました。
パタゴニアはまだまだ他のメーカーからすれば、新しいメーカーの部類。
新しいメーカーと言っても、現在は新しい勢いのあるメーカーがアウトドアブームにのって雨後の竹の子のようにできているので、それ程珍しくはありませんが、創業者の台替わりがまだ起こってないので、自分としては、まだ新しい会社とイメージしています。
この会社は、ほかのアウトドア会社があまりやろうとしなかった自社を含めた環境への対策を大々的にやった会社です。
ある程度環境に配慮した活動をしている会社もありますが(マムートなど)、パタゴニアほどわざとらしく、そして細かく環境問題をしているところは無いでしょう(あるかもしれませんが・・・。)
[登山のカトラリー]パタゴニア プロビジョンズ

このブログをみていたら、また分からない言葉にぶつかりました。
「食品業界に警鐘を鳴らすパタゴニア プロビジョンズ」・・・。
「警鐘」(けいしょう)という漢字はわかりますが、わらかないのは「プロビジョンズ」という言葉。
これも調べてみます。
「プロビジョン」というのは、は供給や設備のことを表す単語。
・・・だそうです。
ついでに「プロビジョニング」という言葉も解説が書いてありました。
プロビジョニングは、必要に応じてネットワークやコンピューターの設備などのリソースを提供できるように予測し、準備しておくこと。
・・・だそうです。
なるほど。
ということは、食品業界にパタゴニアの食品供給事業が警鐘をならしていくと言う訳ですね。
一応自分としてはそのように理解しました。
パタゴニアのサイトを見ると、プロビジョンズという事業、ブランドの考えを、創業者であるイヴォンさんが言っていました。
(2つ目)食の安全が保たれておらず、大ピンチなので何とかしないと。
ということ。
毎度ながらイヴォンさんは言い方がうまいですね。
とりあえず、このような目的でこのブランドを立ち上げ、ビジネスとして食品を提供していっているようです。
食材もオーガニックであることはもちろん、遺伝子組み換えや、個体数を考えた慎重な調達など、パタゴニア得意のアプローチで、これでもか!というほどのこだわりを追及、そして、オーガニックあふれる、万人に優しい食品を提供しているようです
中身が美味しいかどうかは、「いいぶさ日記」さんの記事を見ると(抜群に美味しい!【パタゴニアプロビジョンズ】サーモンをホットサンドで朝食!!!)かなり参考になると思います
ここまでこだわってつくっていて、美味しくないわけがないと個人的には思いますね
詳しくはこちら→パタゴニア プロビジョンズ
[登山のカトラリー]パタゴニアのカトラリープロジェクトについて

話しは飛んでしまいましたが、カトラリーの入れ物の話。
ファクトリエの社長さんと、パタゴニア日本支社の辻井さんとは知り合いだそうで、そのつながりで、今回の入れ物をプロダクトすることになったそうです。(うらやましいつながり)
このカトラリーのプロジェクトも
「日本の環境問題の解決に貢献できるプロダクトを」
ということで、森林間伐の間伐材を用いたカトラリーを作成し、ファクトリエさんがその入れ物を分厚い布で制作。
間伐材を使う事により、日本の環境問題を見直すきっかけにもなり、技術的に難しい材料での作成を、全て日本の工場で作るため、日本の技術力の高さを知るきっかけにもなる製品をつくりだしました。
[登山のカトラリー]パタゴニアが環境問題を発信する理由
パタゴニアは、環境問題の解決を重視したメーカーであるため、このような事業は大いにいいと思うのですが、心が狭い自分からいうと、ちょっと恰好をつけすぎなのでは・・と思ってしまいます。
それが企業のコマーシャリングにつなげるためにやっていることでしょうから、企業としては、そのような行為は理に適って(かなって)います。
でも、なんていうか、いやらしい感じはしてしまいます。
今回のカトラリーも間伐材を使っての制作ですが、一体どのくらいの間伐材をさばけるかというと、個人的には、間伐をしている業者にとっては、あまり助けにはなら無さそうです。
これから、もっと間伐材を使ったものを作って売って行けば持続可能な森林管理を助けることにはなりますが・・・。
そして、このカトラリーを買った人は、間伐材を使ったカトラリーというそのブランドに対して、どれだけ心が響くか。
ちょっと疑問です。
ほかのメーカーも同じようなことをやっているところもありますが、ちょっと毛色が違うような気がします。
パタゴニアは、どちらかというとコアなメーカー。
イヴォンさんの言葉を拝借すると、
「自分達のことを嫌いなお客を無理に好きにする必要はなく、嫌われるのもメーカーのブランディングの一つだ。」

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と言っています。
好きな人はすごく好きで、嫌いな人はとことん嫌い。
パタゴニアはそういうメーカーです。
簡単に言うと、カトラリーを買う人はとことん好きな信者さん。
信者をそのまま信者としていてもらうために、恰好を付けて、カトラリーを作っている、と、いうように自分は見えてしまいます。
多分そうじゃないと思う人は多いのかもしれません。
自分のほうが、マイノリティなのかもしれません。
[登山のカトラリー]パタゴニアが好きか嫌いか
誤解があるかもしれませんので、宣言しますが、自分はパタゴニアがそれほど嫌いじゃありません。
いろいろな欠点はありますが、日本人が最近の内閣を決めるように、他によいメーカーがないこともあって、パタゴニアのファンをしています。
大体「100」を最大とすれば「60」・・・うーん「70」くらいの大きさで好きというかんじでしょうか。(「50」を好き嫌いの境にし、すごく嫌いを「0」とします)
ただ、この恰好つけなところがあるので、客観的なファンをしているところです。
今後もこの立場を崩さないと思いますし、パタゴニアも自分以上にまったく態度を変えず、淡々と信者づくりをすることでしょう。
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