クイックパッドの使い方を紹介 山でのファーストエイドに使える、優秀な絆創膏(ばんそうこう)です
ボクが使っていて、特に1㎝から2㎝低度の深いキズには、かなり効果的で湿潤療法という特殊な方法でキズをバッチリ治します
今回はこれを紹介
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ファーストエイドキットの中身は?

クイックパッド 使い方|クイックパッドの効果で治るの早い!
(クイックパッド 普通サイズを指先につけた感じ)
これを使う「きっかけ」になったのは、指先に深いキズをつくったところからはじまります
仕事である器具を使っていたら、指先がはさまれ、幅1㎝ていどの深いケガをしてしまいました
キズの深さは、表皮だけでなく、下の本皮の部分もはがれて、そして肉の部分が少しけずられてしまいました
骨までは到達していませんでしたが、最近ではかなり深いキズです
イメージとしては、大きなツメ切りで指先をはさんでしまったような感じ
ここまで深いキズは久々(ひさびさ)
血液もかなりでて、まったく止まらず
いつも使っている絆創膏(ばんそうこう)を使いましたが、まったく血が止まらないため、1時間もせずに、はがれてしまいます
普通はすぐに血が固まって落ち着くんですが、なかなか落ち着きません
家に帰ったら、またはがれてきたので、再度貼り替え(はりかえ)をしようと思ったときに、「クイックパッド」が目に入りました
使ったことはなかったのですが、なかなか血が止まらないので、なんとなく使って見る事にしました
そうしたところ、これが大正解
血が止まり、痛みも付けた瞬間からなくなって、とても快適
これは感動
そしてそれを見て思いました
「これは山で使えるな・・・」
クイックパッド 使い方|クイックパッドの使い方
(クイックパッド 普通サイズです)
使い方は普通の絆創膏(ばんそうこう)と同じで、台紙からはがして、患部につけるだけです
防水なので、水仕事もOK
自分はこれが一番助かりました
普通の絆創膏(ばんそうこう)でも防水タイプがありますが、クイックパッドの防水はかなり優秀です
自分がそう感じた一番の理由は
- しなやかで、患部が動いても水漏れ(みずもれ)なし
- 粘着力が強く、簡単にはがれない
- 粘着力が強いのに、はがすとき、患部がくっつかない
この3つがとっても優秀だから
特に、患部からはがすときに患部とクイックパッドがくっつかないのは本当に助かりました
公式サイトや口コミなどをみると、患部とくっつくことがあると書いてありましたが、自分はまったく「くっつく」ことはありませんでした
そして防水も完璧
今回の患部は指の先なので、普通の防水絆創膏でも完全に防水にならず、水仕事をするたびに貼り替えをしていましたが、クイックパッドは吸いつくようにとがった指の先をガッチリガード
貼り替え無しで水仕事ができるのは大変ありがたいです
クイックパッドの中心はクッション性もあり、肉厚ですが、縁(ふち)がとても薄く粘着力(ねんちゃくりょく)もあるので、はがれにくいようです
標準タイプは1箱に10枚しか入っていませんが、何度も張り替える必要がないので、コストパフォーマンスも悪くないと思います
とてもGOODです
クイックパッド 使い方|普通の絆創膏では痛いのに、クイックパッドは痛くない
これも大変たすかりました
普通の絆創膏はつけても指先が「ズキンズキン」と痛くて、全然集中できません
眠るのも痛くて一苦労
それが、クイックパッドをはると
痛くない!!
これにはビックリ
公式サイトをみると
(貼るだけで痛みがやわらぐのはなぜなの?)
傷の痛みは、神経の末端が乾燥することがその一因です。
また、傷は乾燥すると、より多くの炎症がおこり、痛み、かゆみを伴いながら、厚いカサブタを成形します。
一方で、傷に残った異物は、取り除かれない限り慢性的な炎症反応の原因となり、痛みが続きます。
クイックパッドは、傷口を密閉して湿潤環境を整えることで、乾燥による神経への刺激をおさえて、かつ炎症反応の原因となる異物の侵入を防ぎます。
このようなことから、傷への痛みをやわらげることができるのです。
貼り替える時も、神経の末端が湿潤環境におかれているので、神経への刺激が緩和されて痛みが少なくなります。
出典:阿蘇製薬株式会社
いろいろ書いてありますが、とにかく「乾かないようにすると痛みは和らぐ」ということのようです
これも感動でした
指先が痛いと、イライラしてしまうので、精神的にもかなりたすかりました
クイックパッド 使い方|クイックパッドをはがすタイミング
公式サイトには5日まではがさなくても大丈夫とありましたが、自分は指先だったので、3日ではがれてきてしまいました
それでも通常の絆創膏よりは、かなり長持ち
通常の絆創膏であれば水仕事などをしていると、いいとこ4時間くらいしかもたないので、それから比べれば、
24時間×3日÷4時間=18倍
自分の場合、「約18倍」長持ちになるということになります
公式サイトを見ると
(いつ貼り替えるの?はがすタイミングは?)
体液(滲出液)がクイックパッドから漏れていたり、端の方からはがれてきたら貼り替えてください。
また、クイックパッド?の上から感染等(傷口の周りが赤くなっていたり、ズキズキした痛み・熱や膿を持ってたりしていること)の自覚症状がないか、毎日確認してください。
異常があった場合は、クイックパッド?の使用を中止してください。
傷は、治るにしたがって白い膨らみが目立たなくなってきます。
上皮が出来て、体液(滲出液)がでてこなくなったときがはがすタイミングです。
出典:阿蘇製薬株式会社
簡単にいうと、「はがれてきたら、はがすタイミング」ということ
それまではつけておいてOK
敏感な指先につけていても、まったく違和感はなかったので、ほかの部位もつけていても気にならないと思います
クイックパッド 使い方|クイックパッド 剥がし方
はがし方は簡単
とりあえずゆっくりはがしてください
自分の場合は、患部とクイックパッドがくっつくことがなかったので、キレイにはがれましたが、場合によってはくっつく場合があるようです
(はがそうとするが傷口にくっついてはがれない)
クイックパッドの粘着面をぬるま湯等でふやかすようにして、傷口を傷めないようにゆっくりとはがしてください。
(貼り替えるときに傷をはがしてしまいました)
再生してすぐの表皮はとても弱く、薄くなっています。
はがす際は再生した表皮をはがさないように、お湯等に浸しながらクイックパッドと皮膚との間にお湯等を浸み込ませ、クイックパッド?をふやかすような感じでゆっくりと注意深くはがすと皮膚を傷めずにはがすことが出来ます。
もしも再生した表皮をはがしてしまった場合には、傷とその周囲を洗浄して、新しいクイックパッドを貼ってください。
出典:阿蘇製薬株式会社
公式サイトでも、
- とにかくゆっくり
- くっついたらお湯でふやかしながらはがす
といっています
あわてないで、ゆっくりはがしましょう
クイックパッド 使い方|値段
価格は標準タイプ 10枚で600円程度
ということは、1枚60円・・・・高いような安いような価格です
それでもこの効果でこの値段はやっぱりおトクだと思います
クイックパッド 使い方|クイックパッドが白くならないのは何故か
(クイックパッドを付けると 患部がこんな感じに白くふくらみます)
これも特長の一つで、キズ口からでる体液(血液など)を「クイックパッド」が保持すると、そこが白くなってきます
そして、乾燥させないようにする機能がついていて、これがとても優秀
ですが、これが白くならないときもあります
治る過程(かてい)で、体液が出なくなると、クイックパッドが白くなる事もありません
ということは治ったか、それ以外の疾患(しっかん)になります
体液がでないのにまだ痛いような場合は病院へ行ってください
公式サイトの見解は下記のとおりです
(貼っているが白く膨らまない)
体液が出ていない傷、受傷後に時間が経ち乾いた傷などは、クイックパッド™が体液を吸収できないため白く膨らみません。
そのような場合は使用を中止して医師にご相談ください。
また、クイックパッド™を何度か貼り替えて傷が治っている状態も白く膨らみません。
クイックパッド™は使用せず救急絆創膏等で保護してください。
クイックパッド 使い方|まとめ・紹介
とれやすい指先でも3日つけることができるということは、山での応急手当では絶対とれないということになります
沢登りなど、水につかるようなアクティビティでも防水が完璧なので、普通の絆創膏と比べると、かなり使えます
(ムリに指先をつかうと、さすがにはがれてしまうので注意です)
深いキズにとくに重宝(ちょうほう)するので、山では必須のファーストエイドになります
ほんとうにオススメです
クイックパッド ふつう10枚入り
通常サイズのクイックパッド
優秀です
クイックパッド 大きめサイズ 6枚
29mm×59mmサイズのもの
普通サイズが21mm×42mmなので、ほんのちょっと大きいサイズですね
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クイックパッド ジャンボ 4枚入り
59mm×78mmの大きなサイズ
手のひらサイズのキズの場合にいいです
登山ではこれを「1枚」持っていくといいかもしれません
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