沢登りの靴のおすすめや選び方を、沢登り歴が長いボク(アイリス)が紹介
あわせて、ちょっとマニアックな沢のシューズ・足袋・渓流靴・わらじなどのアイテムも紹介してみます
まずはボクが沢登り初心者におすすめの沢登りの靴、それは王道のモンベル「サワートレッカー」です
フェルトのオールマイティな靴で、水はけもよく冷たい沢でも比較的暖かさも保てます
沢靴というのは特殊なクツで、コケ・ヌメリで滑らないように、「水はけ」がいいようにできています
靴の底はフェルトの場合が多いですが、スパイクがついていたり、特殊なゴムを使っていたりして、種類が多くどれを選ぶか初めての人は迷ってしまいます
また、扱いは少し難しいですが今も「ワラジ」もよく使われていて優秀、これも滑らないです
レベルや沢の環境で使いやすさが違ってくるので、これから紹介する沢靴なども参考にしてください
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※価格は調査時の価格です 詳しくはリンク先をご覧ください
[沢登りの靴について]沢登りの靴おすすめの理由
沢登りの靴はコケとヌメリで滑りやすい沢には欠かせない靴です
沢登りで履く靴は他のどの靴にも見られない特殊な構造を持っています。
日常で履くような靴は、靴底がゴムか、それに近い素材で作られていますが、沢登り用の靴の一番の特長は、靴底がフェルトで出来ているものが多いというところです。
最近では、ラバー底のものも多く出て来ていますが、基本はフェルト底が多いようです。
日本の渓流部は、その特有の気候から、岩や倒木などにコケが付いているところがとても多く、そのコケが、摩擦を減らして、とても滑るようになります。
しかし、それが、フェルト底であれば、ある程度(完全ではありません)コケなどに食い込むことができるので、通常のクツよりは、摩擦を得ることができて、安全というわけです。
また、水の中を進むことが多いので、水はけがいいように、穴が開いていて、素材も軽くて保水しない化繊が多く使われています。
沢登り以外でも、このような構造のくつは、渓流釣りや、鮎釣りなどでも幅広く使われていて、フェルトの中に釘(クギ)の芯のようなピンがいくつか打たれているようなクツもあります。
沢に特化(とっか)したクツですが、これを日常で履くと、逆に滑ってしまったり、雨がクツの中に入ってきたりするので、履かないほうがいいですね。(履くひとはいないと思いますが・・・)
沢靴は底がフェルトである理由は、先ほども言いましたがコケの存在が一番の理由になります。
普通のクツで、日常周りにあるようなコケを踏んでも、そう簡単に滑ることはないと思いますが、沢などで、濡れた(ぬれた)コケが付いている石を踏むと、一気に滑ります。
なかなかそのような突然滑るような機会はないでしょうが、イメージとしては、濡れた氷の上に乗るような感覚が、一番近いでしょうか。
コケの種類によっては滑るものと、そうでないものがありますが、軽く見ただけでは全くわかりません。
意外に海にある藻(も)のようなコケよりも、色が石と同化したような、一見コケとわからないようなものが、特に滑ります。
また、石だけではなく、沢の中にある倒木は特に滑ります。
フェルトより、ラバー底の靴は、特にコケが付いている倒木に弱く、まるで事故にあったように、摩擦が0(ゼロ)になるので、細心の注意が必要です。
[沢登り靴について]沢登り靴のフェルトはコケ・ヌメリに強い
沢登りの靴はフェルトのものが多いです
フェルトは
- ポリプロピレンのフェルト
- ウールのフェルト
この2つに大きく分かれます
自分はポリプロピレンのフェルトしか使ったことありませんが、ウールのフェルトと比べると、グリップはやや劣り(おとり)ます
ただ、耐久性は「ウールのフェルト」が劣化(れっか)しやすいです
価格もウールは高価な場合が多いので、自分としては「ポリプロピレンのフェルト」をオススメします
==フェルト靴 ▼目次==
沢登りの靴 モンベルの「サワートレッカー」
モンベルの代表的な沢靴 サワートレッカーの使い方などを紹介します
以前はamazonや楽天でも販売されていましたが、現在は在庫がないようです
買うには直接モンベルホームページから購入が必須です
14,000円+税
amazonでは在庫がないままが続いています
こちらモンベルサイトのサワートレッカーです
モンベルの沢靴 サワートレッカー
(メーカー説明)
- 色: ロイヤルブルー(RBL)
- アッパー:ポリエステル・メッシュ合成皮革、ラバー、ネオプレーン(クロロプレンラバー)
- ミッドソール:E.V.A.
ソール:ポリプロピレン
- 重 量:371g(25.5cm・片足)
- カラー:ロイヤルブルー(RBL)
- 沢登りに最適な軽量ブーツです
- アッパーには水抜けのよいメッシュ地を使用し、樹脂素材で補強を施すことで、靴内での横ぶれを防いでいます
- また、足首部分には柔らかでフィット感の高いクロロプレンラバーを使用しているため、溯行時の足首の動きを妨げず、着脱もスムーズ
- 砂や小石なども侵入しにくくなっています
- アウトソールには、耐久性に優れるポリプロピレン製フェルトを使用しています
沢靴の王道です
これは自分もよく使っている沢靴で、ポリプロピレンのフェルト沢靴です
発売当初からは値段は少し上がってきていますが、丈夫になっているように思えるので、そちらに費用が使われていると思いたいです
寒いときには、ネオプレーンの靴下を履きます
少しきつければ、中敷きを取ります
そうするとあまりきつくなく履くことが可能
中敷きをとって問題ありそうですが、いまのところ石やでっぱりなどで、足裏が痛くなることはないので、大丈夫だと思います
モンベル「サワーシューズ」 男女兼用
モンベルの軽量沢靴「サワーシューズ」を紹介
これもamazonなどでは消えてしまいましたので、モンベルサイトからの購入になります
できれば復活してほしいですね・・
6,200円+税

(メーカー説明)
- 素材:(アッパー)4mm厚ネオプレーン (ソール)ポリプロピレン・フェルト
- 重量:328g(26.0cm・片足)
- カラー:オリエントブルー×ガンメタル(OBL/G)
- サイズ:22.0~29.0cm(1cm刻み
- 地下足袋とわらじに、モンベル独自のアイディアを投入して作られた沢登り用のシューズです
- わらじのようにかかと側からも靴ひもを引っ張ることができるので、抜群のフィット感を実現
- つま先内部が足袋のように指割れになっているため足ずれしにくく、快適な履き心地ですまた、足首部分には柔らかでフィット感の高いネオプレーンを使用しているため、溯行時の足首の動きを妨げず、着脱もスムーズ
- 砂や小石なども侵入しにくくなっていますアウトソールには耐久性に優れるポリプロピレン製フェルトを採用しています
靴というよりは、地下足袋(じかたび)のような沢靴
クライミング要素が多いところにはピッタリで、岩へのフィットは素足のような感覚です
特に親指のかかりが素晴らしく、細かい突起への安定感はバッチリです
自分の好きな登山家、服部文祥氏、そして宮城公博氏が愛用しており、コケのついた岩クライミング用の靴
コストパフォーマンスも他の製品からくべると、お財布にとても優しい値段で初心者向けの高コスパ
デメリットは小石や突起のある岩場の多いような登山道を歩く時には、足裏が薄いため、とても痛くなります
また、フィット感重視の靴ですので、履く時にはきつくて少し苦労すると思います
また、生地が特に薄いので、寒い時に沢に入る場合には、本当に冷たいので、ある程度慣れが必要な靴です
沢や「宮城さん」のほとんど全てがわかる本はこちらです
【登山ノンフィクション】おすすめは「外道クライマー」

キャラバン 「KR 3」 メンズ&レディース
11,880円
(メーカー説明)
- 重量 : 約396g(26.0cm片足標準)
- ワイズ : 2E(レギュラー)
- 製靴方法 : セメンティング製法
- アッパー素材:メッシュポリエステル(合成皮革+ラバー補強)
- ライニング素材:不織布ソール素材:13mmPPフェルトソール(ミッドソール:EVA)
- フレックス素材:エクストラライトフレーム
- インソール素材:EVAインソール
- 沢登り入門者のためにコストパフォーマンスを追求したモデルです
- 製靴方法をセメンティング製法にすることで、手に取りやすい価格と軽量化を実現しました
- ソールは「KR_2F」「KR_1F」と同じ、きめが細かく耐摩耗性に優れたクオリティの高い日本製フェルトソールを採用
- ラストは、細めの足形にもフィットしやすい2Eラスト
- ベロの内側にはクッション素材を当てて、シューレースを締め上げたときの当たりを和らげるなど、これから沢登りを始める人にも配慮した最適な仕様です
- フェルトソールはヌメリや苔むした場所に
- 渓流の世界では古くから絶大な信頼を得ている、フェルト素材のソールです
- 水を吸収しながら足場を捉えるため、ヌメリや苔むした場所でも滑りにくくなっています
これも王道の沢靴
キャラバンも、沢登りに特化したシリーズを持っていて、この製品は、モンベルと比べると、全体的に硬く頑丈な印象を受けます
自分はこれの「以前のバージョン」で、「赤石」というキャラバンの沢靴を使っていたことがあります
その赤石という沢靴も、素地の伸び縮みがなく、フェルトも硬く、かなり長期間使用できたことを記憶しています
このKR-3を見ていると、その特徴を受け継いでいて、長年渓流のアクティビティに携わっているキャラバンならではの作りになっています
大きな差はないですが、モンベルと比べると、クライミング的要素が少ないところ向きなのかな、と個人的には思います
沢靴 安い信頼の「キャラバン 渓流(ケイリュウ) 渓流タビ」
9,288円
男女サイズ各種
Sサイズ
(メーカー説明)
- メーカー品番:00345
- 重量:(約)530g(Lサイズ片足標準
- ワイズ:2E
- アッパー:ネオプレーンラバー、ラバー
- ソール:P.Pフェルト
- サイズ:SS(23.0CM)S(24.0CM)M(25.0CM)L(26.0CM)LL(27.0CM)
- 濡れていても保温効果のあるネオプレーンを使用
- 面ファスナーテープ
この渓流タビは先割れをしているので、工夫をしなくても、わらじが装着可能です
また、サイドジッパーがついているので、足首や、つま先の感覚があまり良くない方でも、苦労することなく履く事ができます
デメリットはフィット感が少ないため、あまりクライミング要素が強いところには向いていません
サイズも23.0㎝から27.0㎝の1㎝刻みしかないので、少し不便です
オススメは気持ち小さ目なものを素足で履くとある程度のフィット感も得られ、グリップも獲得しやすくおススメです
このように、デメリットもありますが、通常の沢登りをするのであれば、十分な性能があります
何よりコスパが嬉しい「1万円未満」なので、とてもありがたいです
自分はこのタイプで、ラバー底があれば、買っていると思います
また、クライミング要素が強いところは「横ズレ」の心配があるので注意が必要です
沢足袋と言えば「阪神素地F-01 フィッシングたび」
4,200円(25.0)
(大きめです)
(メーカー説明)
- ナイロンソックス+フェルト底
- カラー/モスグリーン
- 快適装備でさらなるパフォーマンスを発揮
- 軽くて動きやすいソックスタイプ
- 意匠登録第346033号、実用新案登録済
これは参考に載せて見ました
渓流釣りをするだけなら、このような靴でも十分だと思います
沢登り靴もこのくらい安いと、とっても嬉しいですが、難しいですよねー
沢のサンダルモンベル「サワーサンダル」
モンベルのサワーサンダルはモンベルサワタビ(ゴム底沢靴)に使うと便利な「現代風わらじ」です

(メーカー説明)
【素材】
●ソール:13mm厚ポリプロピレン・フェルト
●ウェブベルト:ポリプロピレン【重量】130g(Mサイズ・片足)
【カラー】ブラック(BK)
【サイズ】S(22.0~24.0cm)、M(24.0~26.0cm)、L(26.0~28.0cm)※ソールの張り替えはできません
出典:モンベル
昔から沢登りに使われている「わらじ」をコンセプトにして作ったサンダル
基本はモンベルのラバー靴「サワタビ」に装着する使い方が一般的です
別々のパーツなので、若干のズレはありますが、どうしてもヌメリが気になるところでは真価を発揮
お守りとして持っていくと安心です
[沢登り靴について]沢登りにラバーソール
近年「ラバー底の沢靴」がとても人気です
自分がラバー底の沢靴を見たのは、秀山荘の「忍者」という靴が最初だったでしょうか
それを皮切りに、各沢靴メーカーがフェルトとラバーをだんだんと出すようになってきて、現在は、人気を二分するまでになりました
==ラバソール▼目次==
モンベル「サワークライマー」(旧:サワートレッカーRS)
13,824円

(メーカー説明)
- 色: オリエントブルー
- アッパー:ポリエステル・メッシュ、人工皮革、ラバー
- ミッドソール:E.V.A.
- ソール:アクアグリッパー
- 重 量:395g(25.5cm・片足)
- カラー:オリエントブルー(ORBL)
- 登りに最適な軽量ウエイディングブーツです
- アッパーには水抜けのよいメッシュ地を採用し、樹脂製パーツで補強を施すことで横ぶれを防いでいます
- また、足首部分には柔らかでフィット感の高いネオプレーンを使用しているため、溯行時の足首の動きを妨げず、着脱もスムーズ砂や小石なども侵入しにくくなっています
- アウトソールに採用したアクアグリッパーは、モンベルが独自に配合したコンパウンドと広い接地面積を持つソールパターンにより、水中の岩肌に対して驚異的なグリップ力を発揮します
- これにより、転倒などのリスクを軽減するだけでなく、安定した蹴り出しが可能となり、快適で安全な歩行を実現します岩場の多いテクニカルなルートに最適です
- ※ネオプレーンなどの厚手のソックスを着用される場合は、大きめのサイズをお選びください
最近ボクがよく使っているのが、このサワークライマーです
サワークライマーの特徴は、
- 白コケはスゴク滑る
- 緑のコケは普通に滑る
- 岩のグリップすばらしい
- 倒木は滑りすぎ
というところ
今まではキャラバンとモンベルのフェルトを使っていましたが、最近はラバータイプを使うのが多いですね
ラバータイプは、飯豊のような花崗岩の岩登りが多いところが得意
ただ、フェルトよりはコケに弱いので、注意が必要ですね
また、デメリットの1つとして、なんとなく「壊れやすい」気がします
自分の場合はソールの継ぎ目が剥がれて(はがれて)きたので、ボンドで貼り直し(はりなおし)ました
(↓ボンドは速乾ボンドG103の性能が優秀ですゴム系は無敵)
全部の製品が悪いというわけではなく、友人や知り合いからの情報を総合すると、「品質が悪いものがときどきある」という感じです
剥がれて(はがれて)きても、早目にボンドで貼り付ければ、問題なく何年も使えます
「ハズレ」だと思わないで、勉強だと思って、貼り付けてみると、いい経験になります
キャラバン 渓流 KR 4XR
15,660円
(メーカー説明)
カラー/サイズ 660ブルー/22.5-28.0・29.0㎝
全1色
重量 約415g(26.0㎝片足標準)
ワイズ 2E(レギュラー)
素材 【アッパー】合成皮革+メッシュポリエステル(ラバー+TPUプリント補強)
【ライニング】不織布
【ソール】ヴィブラム_S1628 W-Friction(Idrogrip) (ミッドソール:EVA)
【フレックス】エクストラライトフレーム
【インソール】EVAインソール(キャラバン)
最近キャラバンの沢靴をあまり検索したり、調べたりしていませんでしたが、久々にみてみると、ラバータイプの靴も出ていました
これは驚き
今まで、いろいろな会社が、ラバーを採用している中、キャラバンだけは、なかなかラバーを採用していませんでした
そのキャラバンがラバー底を出したということは、ラバー人気が特に現れ(あらわれ)てきたのかなと思います
モンベル サワタビ
7,344円(26.0㎝の価格)

▼Amazonでも以前は販売されていましたが、現在は売り切れです
(メーカー説明)
- 製品説明 大変柔らかな履き心地で、足の動きに柔軟に追従するラバー底足袋です
- アッパーには3mm厚のネオプレーンを採用し、低水温時の着用に適した保温性を確保
- 足首部分の滑りがよいため、着脱もスムーズに行えます
- アウトソールには濡れた岩場でも抜群のグリップ力を発揮するアクアグリッパーを採用
- 単体での使用はもちろんのこと、「サワーサンダル」を併用すればさらに高いグリップ性能を発揮し、さまざまなシチュエーションで活躍します
- 素材:3mm厚ネオプレーン
- 重量:262g(26.0cm・片足)
- カラー:オリエントブルー(ORBL)
- サイズ:22.0~29.0cm(1cm刻み)
満を持して、モンベルサワーシューズのラバータイプ、「サワタビ」が出てきました
これを期待していた方は多いと思います
簡単に言うと、クライミングシューズのようなもので、沢の岩登りをするときには、最適な靴です
これも履く時には「きつい」ので、履く時には苦労します
しかし、素足のようなフィット感で、ワラジも装着可能
安全を考えるのであれば、価格もすばらしくリーズナブルなので、買って試す価値は十分あると思います
[沢登り靴について]鉄ピン入りフェルトシューズ
渓流シューズ リトルプレゼンツ「ミッドストリームWDシューズ ピンフェルトソール SH-02」
定価15,984円→12,414円(US7)
(メーカー説明)
- 歩く・ふんばる・硬いソールが長距離の歩行を助けます
- トレッキングシューズのような、中下流向きのWDシューズです
- ピンフェルトソール装着です
- サイズはクロロプレーンソックスを加味したサイズ表記です
- 普段はいている靴のサイズでお選びください
主にクライミング要素が少ない沢登り用の靴です
釣り用に使うのが最適で、金属のピンが作用して、水量の多い川底を踏ん張ることを重点にした靴です
リトルプレゼンツはラバーソールタイプも販売しているので、参考までに・・
[沢登り靴について]沢登りわらじの履き方・作り方
沢靴に相性(あいしょう)のいい「わらじ」の履き方(はきかた)と作り方の紹介です
わらじは地下足袋やラバーシューズなどと相性がよくおすすめです
夏は沢の季節
自分は5月くらいから、10月くらいまで「沢登り」をやっていますが、盛夏の沢登りは、「沢や」にとっては、メインのシーズンになります
沢登りはコケや水分の多いところを登っていくので、足回りはとても重要です
沢登りの靴はフェルトやラバーソールですが、これに「わらじ」を追加で考えると
今回はその「沢靴」の中で最強の「わらじ」について書きましたので、参考にしてください
沢登りには靴とおなじくらい高性能の足回り装備があります
それは「わらじ」です
沢登りで地下足袋「わらじ」は最強

ラバーやゴムの底の場合は、デメリットを解消するために、滑り対策で「わらじ」をはく場合があります。
わらじは、倒木にも対応できる優れもので、昔から沢ではかれていたわらじは、現在においても「スリップ」については最強。
今もまだまだ使っているひともいます。
先輩方に話しをきくと、以前は「地下足袋」にワラジをはいていて、それは今でも通用するということ
(▼こちらは力王の地下足袋)

(▼こちらはマルゴの地下足袋 なるべく長いものが石など入らずいいです)
![[}S] 地下足袋 10085 メンズ 紺 JP 26.0(26cm)](https://m.media-amazon.com/images/I/41zxHi7i3IL.jpg)
「わらじ」のデメリットは、使い捨てで、何回も使うことは難しいこと(3回くらい繰り返し使えます)と、価格もそれなりにするということです。
また、「はき方」もある程度おぼえないといけません。
わらじは、靴の先が割れている地下足袋のような形状の靴にしかはけませんが、やり方によっては割れていないものにもはく事は可能です。

今はこんなスパイク付き地下足袋もあります
![[マルゴ] 地下足袋 10449 黒 25.5cm](https://m.media-amazon.com/images/I/41yrdeKL5fL.jpg)
(スパイク付きのものは魅力的ですが、個人的に、急な登攀(とうはん)があるようなところは、向いていません 岩などはスリップするので、通常の地下足袋をおすすめします)
「わらじ」は一度、沢の水で濡らしてから装着するようにします。
そうしないと、歩いている間に、わらじがずれてしまって、もう一度装着するようになってしまいます。
そして、使った後は、乾かして保存しておきます。
締め紐などが切れてしまっていたりした場合のメンテナンスも必要で、少し手間が掛かってしまうことが悩みのタネでしょう。
(▼ワラジは簡単に作れます(少し練習はほしいですが・・・)
(▼ワラジの履き方です。先割れのタビか、ウェーディングシューズが望ましいですが、割れていなくてもなんとかなります
ラバーシューズに「わらじ」は新しい最強の組み合わせかもしれません
沢登りに使える「本格的手作りわらじ」
わらじは
(小さめサイズ)
(メーカー説明)
- 指部分と踵部分にはズレを軽減させる布仕様となっております
- 対応サイズ:約26cmまで *他サイズ企画ありません
- 材質:わら
- 日本製
- 一品一品職人による手作りのため、布部分の色は一品一品毎回変わりますことをご了承願います
- 一品一品職人による手作りのため、製造上の都合により仕様・内容・カラー等は予期なく変更する場合があります
「Theわらじ」です
買うと2,000円くらいで、沢登りに使用すると、だいたい3回くらいが使用限度です
それでも、現在これ以上のスリップ防止の履物(はきもの)はありません
「ワラ」のチカラがどれだけ偉大かよく分かります
人によっては、自前で作るひともいます
ホームセンターなどで、ワラヒモは売っているので、それを買って作ります
作る道具も足と手を使うだけなので、やり方さえ覚えれば、安く作ることは可能ですね
やろうと思っていますが、まだ実現できていませんが、ワラは買ってあるので、機会があったらやろうと思っています
わらじの結び方はこちらのサイトを参考にどうぞ
沢登りわらじの履き方
わらじの履き方です
▼ワラジの履き方
出典:YouTube
慣れがとても必要で、使い方も難しいですが、「滑りません」
初心者が怖さを克服するにはとてもいいかもしれません
クライミング系のところでは使いにくいこともありますが、そのときは脱げばOK
結構おすすめです
沢登りラバーシューズでも「わらじ」が履ける

ラバー底でも、足を置く所のコケさえ除去してしまえばグリップは確保されます。
よって、ラバー底を使用している方の中には、軽量なブラシを持って行って、ここぞというところは、ブラシで岩をこすって、コケを取ってしまいます。
そうすればグリップを確保できるので、持って行くと便利です。
しかし、目視で滑ることが判別できないようなところでは、気を付けないといけません。
そういったことから、ラバー底を使用して沢歩きをするときには、滑ることを前提に歩くと、気疲れはしますが、間違いないと思います。
そして、ラバー底の靴は「わらじ」にも相性(あいしょう)がいいです
先割れしていないと履けないと思われますが、やり方次第では履けます
▼こんな履き方をすると、先割れしていない靴にも履けます

▼こちらの鹿児島労山さんは、靴に履けるわらじの作り方と履き方
[沢登り靴について]沢靴の価格について
登山の靴は価格が高いものが多いですが、沢登り用の沢靴は、その他の縦走用の靴などと比べると、まだリーズナブルのものが多いと思います。
沢靴は 水はけ が重要なので、材質が縦走用の靴のように厚くなく、また、ゴアテックスなどの、特殊なメンブレンを使う必要がないため、費用は押さえられているのだ・・・・と思います。
昔(5年くらい前)はもう少し安かったと思いますが、現在は、一昔よりは1000円~2000円程高くなっているような気がします。
全体的に見ると、現在は10,000円~15,000円くらいが相場でしょうか。
通常の縦走用の靴より、水の中に入るため、耐用年数は低いです。
縦走用の靴は上手に使えば、5年以上持ちますが、沢靴は長くても3年くらいだと思います。
靴自体が破けたりしなくても、靴底のフェルトやラバーが減ってきたり、固くなったりするので、安全をとるのであれば交換した方がよいです。
特に、沢靴は靴底が命なのです。
すり減りを気づかないでおいて、大事なところでスリップしてしまうと命取りです。
お金も大事ですが、命をとりましょう。
「わらじ」はだいたい700円くらいから2,000円くらいが相場です
平均すると1,000円くらい
わらじは消耗品なので、人によっては1回で捨ててしまう人もいますが、コストパフォーマンスはよくないですね
個人的には3回くらいは使えます
ですが、激しい(はげしい)登山をする場合は、様子をみて交換してください
もったいなくてためらうと、山でわらじがこわれたりします
それは一番避けたい(さけたい)ところなので、怪しくなったら交換は必須ですね
[沢登り靴について]沢登りの靴下
沢登りの靴には通常の靴下は使いません
ネオプレン製の靴下か、裸足(はだし)で沢靴を履きます
春や秋は冷たいので、ネオプレン製の靴下をはき、盛夏は裸足の場合が自分は多いです
[沢登り靴について]沢登りの靴子供用|マリンシューズが良くない理由
沢登りの靴で子供専用のアイテムは現在あまりありません
どんなに小さくてもモンベルが沢でおすすめしている「沢靴」は「22センチサイズ」が一番小さいサイズです
この沢登り靴は小学生の中学年から高学年の男子なら使えるサイズだと思います
沢登りの靴の代用で安いマリンシューズを使う人もいますが、個人的に使った経験からいうとおすすめはしないですね
確かに普通の靴より滑りにくいし、水はけもよいので使えそうですが、海と違って川は滑りやすくかなり苦労すると思います
特に注意が必要だと思うのが、親がしっかりした沢靴を使って、子供がマリンシューズのときです
モンベルなどの沢靴とマリンシューズの性能の差で、マリンシューズでは厳しいところも親が問題ないだろうと勘違いしやすいことがあります
これは注意が必要だと思います
子供用の沢靴がないのは、ボクが思うに、ロッククライミングなどより沢登りはケガをする危険度は高く、子供が沢登りをするのはいままで想定されていないからじゃないでしょうか(沢登り人口が少なかったせいもあるかも)
沢登りはどんなに上手な人でも、1回の山行で少なくても1回はどこかでちょっと大きめの失敗する確率が多いです(そのくらい危険度は高いです)
沢登りの靴 小学生
沢登りの靴で小学生用というと、専用ではないですが、「モンベルアクアソック Kid’s」がおすすめです

危険度からみると、沢登りは高校生以上(ガイドがついているキャニオニングなどは別)からやるのが適切だと思いますが、どうしてもという場合はアクアソックがいいと思います
グリップに「アクアグリッパー」というモンベル独自のラバーが使われていて、これはモンベルの沢靴にも使われています
沢登り専用というわけではありませんが、ほかのゴム底靴を使うならば、沢登り靴の代用にこちらをおすすめします
[沢登り靴について]まとめ
沢登りは特に「足元のグリップが重要なスポーツ」です
ロッククライミングも足元のグリップは特に重要ですが、環境の変化が多く、グリップの判断の豊富さでは、沢登りの方がバリエーション豊かだと思います
いろいろ試してみないと、自分に合ったグリップを探すことは難しいと思いますが、今回の記事などを参考に、選定の材料にしていただければうれしいです
最後までありがとうございました
初心者にオススメの沢登りの始め方はコチラ 参考にどうぞ

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