雪山・冬山の登山靴選びと[おすすめ・格安紹介]

雪山の登山靴の選び方とおすすめの冬山の登山靴を紹介します

雪山の登山靴

 
 

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冬山 登山靴の選び方

雪山の登山靴の「特徴」「選び方」説明します

「冬用の登山靴」と「普通の登山靴」、この違いは

  1. 保温性
  2. コバ(靴についている突起)

この2つ

大きくは2つだけど、細かいところの仕様も違うところもあります  例えば「耐久性」や「固さ」の違いもあります  細かくみると異なるところはいくつかありますが、まずはこの2つの機能がある登山靴を選びます

また、足が冷たくなりやすい人はサイズに注意です 靴下を2枚履きしたり厚めの靴下をはくとキツくなり血流が滞って余計に冷たくなります  これから雪山を始める人の場合は、少し大きめ(22.5がジャストなら23.0を選ぶとか・・)を選んだほうがいいです   とにかく血流は大事なので余裕をもったサイズを選びたいです(岩稜やクライミング系をしたい人は逆にフィット命なので逆に余裕はない方がいいです)

※雪山用の登山靴には「シングルタイプ」と「ダブルタイプ」があります ダブルタイプというのは、スキーやスノーボードの靴のように取り外しが可能なインナーブーツがついているタイプで、それ以外をシングルタイプとしています  ダブルタイプはより過酷な高所でメインに使うタイプなので、ここではシングルタイプを紹介していきます

 
 

冬の登山靴は「保温材」が特に重要

冬の登山で保温材はかなり重要(当たり前ですが・・)  個人的に冬用の機能としては一番重要じゃないかなと思っています

ボクは貧乏なので、冬の登山に3シーズンの登山靴をはいて登ることがありますが、アイゼンよりなにより「足が冷たくなるのが一番辛く」感じます

とにかく足が冷たくなると動きたくなくなるくらいイヤになります  登りのスタートではその冷たさをあまり感じないので油断していると、下山時にようやくそのつらさを感じて後悔するはずです

雪がなくても風に当たるとその冷たさでしびれてきます

そうなってしまうと後の祭りで冷たさをガマンしながら下ることになります

そうならないためにも、冬ではインナーソールを厚く、化繊系の中綿をアッパーやサイドに入れてある冬用の登山ブーツが必須になるわけです

 
 

登山靴の「コバ」とはアイゼン用の突起のこと

「コバ」とは登山靴に雪山用の「アイゼン(クランポン)」を取り付けるためのゴムなどの突起のことを指します

▼登山靴のコバ(つまさき)
登山靴 コバ(つま先)_

▼登山靴のコバ(かかと)
登山靴 コバ(カカト)_
(https://m.media-amazon.com/images/I/71xRwyNvJBL._AC_UL1200_.jpg)

冬登山の必須装備として、「アイゼン」と「スノーシュー」があります

スノーシューはどんな靴にも取り付け可能につくられていますが、「アイゼン」は登山靴には「コバ」と呼ばれる「アイゼン」をカンタンにつけることができるゴムなどの突起がないとつけられないアイゼンもあります

この「コバ」という機能は、雪山用登山靴の特徴の一つ

「コバ」を使うアイゼンは「ワンタッチアイゼン」や「セミワンタッチアイゼン」と呼ばれるアイテムを使います

▼ワンタッチアイゼン(前後「コバ」必須)
ペツル(PETZL) バサック T05AL LLU レバーロックユニバーサル

▼セミワンタッチアイゼン(後ろのみ「コバ」対応)
BLACKDIAMOND(ブラックダイヤモンド) セラッククリップ BD33054

「コバ」がなくてもヒモタイプのアイゼンを使えば長靴にもアイゼンを装着可能  可能ですがワンタッチアイゼンと比べると、かなりキッチリ縛らないとズレやすく、急登やクライミングなどでは使いにくいです

▼「コバ」がなくてもOK フリータイプのアイゼン
グリベル(Grivel) アイゼン 12本爪 エアーテック・ニュークラシック GVRA073A04 【日本正規品】 one size

「ワンタッチ系」のアイゼンはコバが壊れるとつけられなくなるので、山に行く前の靴のメンテナンスは特に必須です

 
 

雪山の登山靴 おすすめは?

雪山の登山靴というとボクはやっぱり「スカルパ」

冬山 登山靴 スカルパロゴ

有名な人の冬の登山靴のほとんどは「スカルパ」か「スポルティバ」(ときたまローバーなど)が多い中、デザインが比較的落ち着いていて、併せて価格も少し落ち着いている「スカルパ」をここでは紹介します  

また、冬の幅広登山靴で定評のある「モンベル」とおしゃれな「マムート」、格安の「キーン(KEEN)」も紹介します

 
 

冬山の登山靴 「スカルパ」からセレクト

冬と言えばスカルパというほど冬季登山に信頼あるスカルパから「モンブランプロGTX」を紹介します

「モンブランプロGTX」は暖かさ重視というよりはややテクニカルな登山をするときのクツ  テクニカル仕様だけど汎用性も高くなにより軽いです 冬ならばどんなシチュエーションでも使える幅広さがあります

前後のコバがあるので、ワンタッチアイゼンに対応  とりあえず価格はちょい高い設定(定価61,600円)  でもスカルパで冬山登山靴を迷っているときはこれで間違いないかと(当然ですかね・・)

▼モンブランプロGTX

▼モンブランプロGTX

スカルパの「リベレ」も人気ですが、これは残雪期仕様なのであまりおすすめしません

▼スカルパリベレHD

「トリオレプロ」や「レベル」、「ミラージュ」と言ったスカルパの冬山用登山靴も人気でしたが、こちらは現在廃盤になって、現在の新しいプロダクトに引き継がれています(Amazonや楽天ではまだ販売しています)

 
 

雪山の登山靴 「モンベル」からセレクト

モンベルの雪山登山靴 幅広タイプというと「アルパインクルーザー 3000 ワイド」

▼アルパインクルーザー3000ワイド

【モンベル】アルパインクルーザー 3000 ワイド
保温材入りで、3,000m級の冬季登山に対応する保温性と剛性を備えたモンベル・フットウエアの最高峰モデルです。アッパーには耐久性と断熱性に優れた厚手のスエードレザーを使用。内側には世界最高レベルの防水透湿性を持ち、高い保温性を発揮するGOR【続きをよむ】

3000m級の冬季登山対応で、前後にコバがあってワンタッチアイゼンもOKでゴアテックス仕様  価格も雪山用の登山靴では比較的価格が落ち着いていて、定価54,780円(税込)とサイフに優しい価格帯 そのために、雪山初心者におすすめのフットウェアといえます

これでもちょっと価格が高いな・・・という人にはランクを下げて「アルパインクルーザー 2800」と「アルパインクルーザー 2500」という選択肢もあります

「2800」は3000m未満の厳冬期用で47,080円、「2500」は4シーズン用で後ろにコバがあってセミワンタッチアイゼンに対応、38,280円です

これでもちょっと高いという人にはモンベルの「アウトレット」で探しましょう  正式名称は「ファクトリー・アウトレット」といって、常時掘り出し物がたくさん販売されています

アウトレットのアルパインの登山靴はこちら>>

 
 

「マムート」の雪山の登山靴

マムートというとオシャレでタイトなイメージがあるガチ系のメーカー

ロープ販売から始まってウェアやギアなど幅広いアイテムを扱っていますが、靴に関してはなんとなくパッとしないイメージがあります

雪山用の登山靴では、「ノードワンドニットハイGTX(Nordwand Knit High GTX)」が比較的おすすめ

▼ノードワンドニットハイGTX

なんとなく街中でも履けそうなニット素材のオシャレなデザインですが、れっきとした前後コバ付きのワンタッチアイゼン仕様の冬の登山靴です

価格はマムートらしい強気の「82,500円」 重さは片足730gとちょっと軽すぎますが、マムートでは「山でのあらゆるチャレンジに適応可能」といっているので保温性も期待したいです

一風変わったデザインが使いたい人向けの登山靴雪山用ですね

▼ノードワンドニットハイGTX

 
 

雪山登山の靴下セレクト

雪山登山の靴下というと、定番はウールの極厚靴下

ウールの耐久性はそれほどありませんが、濡れても冷えにくく匂いも抑えてくれます

こちらのモンベルメリノウールエクスペディションハイソックスがおすすめ

▼モンベルメリノウールエクスペディションハイソックス

【モンベル】メリノウール エクスペディション ハイソックス
優れた保温性と吸放湿性を備えたウールを使用したハイソックスです。防臭効果にも優れ、防縮加工により洗濯時の縮みも少なくなっています。3,000m級の冬季登山や極地探検などでの使用に耐えうる、最高水準の保温性・耐久性・クッション性を備えています【続きをよむ】

価格と機能のバランスがいいのはモンベルです

価格も比較的安いとっても3,630円なので、普通の靴下と比べてしまうと高価  でも冬にはこれくらいの靴下が必要になります

雪山登山の最強ソックスというと・・

雪山登山で最強のソックスというと「ネオプレンタイプのソックス」です

例えばコレ

▼アルパインクライマーソックス
[ザノースフェイス] アルパイン クライマー ソックス Alpine Climber Socks

ポリウレタン100%のネオプレンタイプのソックスで、保温性は最強ですが、価格も5,280円(税込)とこちらも最強です

ただネオプレンタイプは汗を外に逃がさないほぼ防水のタイプなので、足に汗をたくさんかいてしまう人は注意です  濡れで逆に冷たさを感じたりすることもあります  また匂いなども全て靴の中に収まってしまうので、泊まりの場合は、脱いだとき裏表を反対にして乾かす必要があります

それさえ注意すれば雪山登山では最強だと思います

価格が気になる人は、「ワークマンのネオプレン靴下(多分900円くらい)」を使ってみてください  普通のゴム長靴にワークマンのネオプレン靴下で、残雪の安達太良山くらいなら全く問題無く歩けるのでおすすめです

靴下の重ね履きはおすすめしない

靴下の重ね履きはあまりおすすめしません  理由はキツくなるからです  クライミングの人ならばキツい方がいいですが、雪山をこれから始めたい人の場合はキツくなると足が冷たくなってしまうので、できれば厚めの靴下1枚が理想です

どうしても重ね履きをするならば、サイズを少し変えて履くとキツくなりにくいのでおすすめ(24.5と25.0を重ねるなど)

冬の登山の装備は厳しい環境で余裕の幅が少ないために、自分のカラダの特徴にあった工夫をする必要があります  特に寒さと汗対策は徹底が肝心  冬の装備で選ぶ順番はカラダの外側から選ぶのではなく、内側から装備を選ぶようにすると間違いがないのでおすすめです

 
 

雪山 登山靴を「格安」で使いたい人へ

雪山登山靴で格安というとKEENの雪山登山靴「ウィンタートレッキングブーツ」がおすすめ  ・・・おすすめといっても冬用なので、価格は2万円弱くらいします(メンズ18,700円レディース19,800円)

登山というよりは雪山ハイキング仕様(アイゼンを使わないくらいの登山)で使えそうな登山靴です

▼REVEL IV EXP MID POLARウインタートレッキングブーツ

▼REVEL IV MID POLARウインタートレッキングブーツ

おしゃれなブーツを使いたいなら、KEENのこちらが良いかも

▼テラドーラ ツー レース ブーツ ウォータープルーフ

登山靴仕様ではありませんが、雪山ハイキングくらいなら使えます  なによりおしゃれ

旧版ですがゲイターありのコチラも使いやすいです

▼ウインターポート2
[キーン] ウィンターポート2 メンズ

[キーン] WINTERPORT II ウィンターポート 2 BLACK NEON 1008923

雪山登山靴のレンタルについて

より格安に雪山の登山靴を使いたいときは「レンタル」が便利です

デメリットは借りたり返したりの申請が面倒なところ  でも冬用登山靴のモンベル「アルパインクルザー3000」が1泊2日で「7,400円」で使えます

人に誘われて年に1・2回くらい雪山登山をするような場合はレンタルでもいいかもしれません  なによりメンテナンスを自分でしなくていいのが一番のメリット(価格よりもコレがメリット)  雪山でヒモが切れたりソールが剥がれたりするのが最悪のシチュエーションなので、この心配をお金で解決して危険を管理するのもアリかもしれません

▼やまどうぐレンタル屋さんはコチラから[PR]
冬山登山靴 アルパインクルーザー3000>>

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