秋吉台の冠山は、ハイキングにおすすめの場所です
一般的にイメージしている登山は、高い山のてっぺんに向かってピークハントに向かう感じですが、冠山はどちらかと言うと「丘(おか)」に近い場所なので、「秋吉台」散策の一部として人気があります
今回は4月に訪れた30代女性の投稿を紹介いたします
▼関連記事
[秋吉台 冠山トレッキング]体験談
秋吉台の「冠山」は、山口県美祢市にある日本で一番大きなカルスト台地で、とても有名なところです
見晴らしがよく広大で、大自然がとても綺麗な素晴らしい場所、そして秋吉台のハイキングと言えば「冠山」というくらいおすすめできる場所です
[秋吉台 冠山トレッキング]アクセス方法
車で行くと、駐車場も完備されているので、とても楽なのですが、車がない場合は、最寄りの「新山口駅からバスで1時間」かかります
バスを使う場合は、少し不便さを感じる人もいるかもしれませんね
[秋吉台 冠山トレッキング]特別天然記念物
秋吉台はその土地自体が「特別天然記念物」に指定されていて、とても広大な自然が広がっています
「冠山」はその中の「山」のひとつです
この山は、一般の人が考える、いわゆる「登山対象の高い山」ではありません
どちらかというと、「小高い丘」という感じです
そのためか、登山客から「山登りはどこでできるのか、山登りコースはどこか」と言う質問が出ることもあるそうです
そういう低い山なので、登山というよりは、ハイキングにふさわしい山です
そしてここは外の山にはない、羊の群れも見えてきそうな、広くのびのびとした雰囲気で、格別な気分を味わえます(高い山がないイギリスの田舎のようなイメージが近いかも・・)
[秋吉台 冠山トレッキング]コース説明
冠山を回る登山道は、気軽に登ることのできるトレッキングコースで、道もきちんと整備されています
駐車場までの道は、行き先々に、カルスト(石灰岩の台地)が見えるため、車道は「カルストロード」とも言われています
このあたりは、太古の昔、秋吉台は「大きなサンゴ礁」でした
そのサンゴの死骸が長い年月をかけて積もり、それが石灰岩となりそれがゆっくりと雨で侵食され、複雑な台地をつくっています
それらを見ると悠久の歴史を感じることもできますね
長者ヶ森の駐車場から、登山道を曲がりくねったり、先に進んでみたりして、徐々に山を登っていきます
登って行くと、天然記念物、秋吉台「山の地獄台」と書かれた石碑があります
「地獄台」とは「冠山」よりやや高く(409m)少し平らになったゾーンです
石灰岩も多く秋吉台の中では、ほかと比べて平べったい形状が特徴の場所です
石碑はその手前にあって、そこまで来ると、山頂の「冠山」は目の前なので、ひたすら登って行くのみです
[秋吉台 冠山トレッキング]山頂は377メートル
「冠山」の標高は377メートルです
ほとんどの山は、山頂まで登ると、山の上から、下界の景色をみると言うのが主流で、それが山登りのたのしみであったりするのですが、冠山は少し違います
ここ冠山は広大な「秋吉台」の山頂(丘)の部分なので、山の下の景色を見る楽しみというより、今まで登ってきた山道や、カルスト台地を一気に広く見渡せるという楽しみがありました
山登りに、約1時間かかりましたが、急な坂道などもなく、そして石灰岩をみたり、なにか地球の不思議なようなものや、歴史を感じながら登ったためか、そんなにきつくはありませんでした
普段と違う山登りを楽しむ感じが、とても新鮮でした
私の他にも、修学旅行などの学生の団体や、中国からの観光客、また一般の国内の観光客の方々で、とてもにぎわっていました
私は、登山のスタイルで行きましたが、そこにいらっしゃるほかの人を見渡してみると、登山服や登山靴を履いている方の方が少ないくらい、皆さんとてもラフな格好をされていらっしゃる方が、とても目立ちました
[秋吉台 冠山トレッキング]鍾乳洞もおすすめ
またこの場所は、鍾乳洞もとても有名なところなので、山登りをして、汗をかいて、体が火照ったら、山を下ったところに位置する鍾乳洞に入って、涼を楽しむこともできます
ここに来られる方々の殆どがこのコースを楽しんでいらっしゃいますし、基本のコースになっています
また鍾乳洞の周りには、飲食店や、お土産売り場などもありますので、登山をした思い出に、そこによって、楽しむのもおススメです
特に夏の暑い日に登山をした後に、鍾乳洞で、かなり冷たいところに足を入れるのは、この上ない幸せだと感じることができます