登山の持ち物
日帰りの登山の持ち物は、①登山靴、②厚めの靴下、③レインウェア、④登山ザック、⑤コンパス・方位磁針、⑥地図、⑦登山計画書、⑧登山地図アプリ、⑨携帯・スマホ、⑩トイレットペーパー、⑪ビニル袋、⑫健康保険証、⑬水・水筒、⑭食べ物・おやつ、⑮非常食、⑯いつも飲んでいる薬、⑰虫除け・虫刺されの薬、⑱ライト、⑲タオル、これらが基本です
==▼目次==
日帰り登山の持ち物リスト
登山靴 | 「透湿防水」が主流 (詳細こちら→登山靴「TOP1」>>) | 約15,000円 |
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靴下 | 少し厚めがおすすめ (詳細こちら→登山靴下[おすめと選び方」>>) | 約1,500円 |
レインウェア | 防水透湿機能(詳細こちら→登山のレインウェア おすすめ) | 上下約10,000円 |
登山のザック | 夏は日帰り15~20L、小屋1泊30~40L(詳細こちら→登山リュック「No1」>>) | 約15,000円 |
コンパス ・方位磁針 | 散歩程度でも山に入るなら必携(詳細こちら→登山用コンパス一覧>>) | 約2,000円 |
地図 | 「山と高原」や「地理院地図」がおすすめ できれば紙で1つ持ちたい | 約1,500円 |
登山計画書 | 紙で出さなくても「誰かに計画を話す」だけでもOK | – |
登山地図アプリ | ジオグラフィカ・ヤマップなど(詳細こちら→無料の登山アプリ 一覧) | 約0~50,000円 |
携帯電話・スマホ | 時刻確認・緊急連絡・GPS | – |
トイレットペーパー | トイペの芯を抜いたもの | – |
ビニル袋 | ゴミ入れ、防水用、着替え入れ用 | – |
健康保険証 | 旅行先で病院にかかることもある | – |
水・水筒 | 最低500ml、通常日帰りなら1リットル程度ほしい(詳細こちら→サーモス 山専ボトル レビュー>>) | 約3,000円 |
食べ物とおやつ | これを忘れるとつまらないトレッキングに(詳細こちら→登山のおやつ・お菓子>>) | – |
非常食 | 少なくとも「ソイジョイ」1つはほしい | 1,000円 |
いつも飲んでる薬 | 薬を飲んでいる人は必須 | – |
虫除け ・虫刺され薬 | 虫除けはハッカ油・虫刺されはムヒなど(詳細こちら→登山で使う虫除け>>) | 約1,500円 |
ライト | 昼でも必要「ヘッドライト」がとても便利(詳細こちら→登山ヘッドライト>>) | 約5,000円 |
タオル | 首に巻いて日焼け止め 汗ふき ケガをしたときの止血(参考→登山の手ぬぐい>>) | – |
登山の最低限の持ち物は?
登山の最低限の持ち物は ①水、②食べ物・非常食、③地図と④方位磁針・GPSアプリ、⑤レインウェアジャケット、⑥ヘッドライト、⑦リュックサック です。この中でも特に重要な登山の持ち物必需品は「非常食と水」。これは特に必須です
※水の必要量はこちら→登山の水はどのくらい?>>
食べ物と飲み物はとにかく必須で、経験上おなか減ると本当に頭が回らないので一番重要。山で迷ったと分かったらとにかく休憩して食べて飲むと落ち着いて良い考えが浮かぶのでおすすめ
山に入るならとにかく最低限の持ち物。ハイキングでも山菜採りでもこれは必要
地図と方位磁針は慣れている山でも必須。今はスマホに便利なGPSアプリあるので使わない手はないです
※最低限持ち物の詳細はこちら→登山の最低限の持ち物は?>>
登山の水はどのくらい?
6時間行動、体重50㎏くらいなら1.0リットル持参が目安です
(計算式)
「体重(kg)×行動時間(h)×5(ml)×70%くらい」これに当てはめると、
(日帰り登山の水分量の例)
50kg×6時間×5×0.7=1050ml≒1.0リットルを目安に持参ください
女性登山の持ち物は?
女性登山あると便利な持ち物は、①つば付きハット、②スカーフ、③耳栓、④空気まくら、⑤アイマスク、⑥リップクリーム、⑦メイク落とし、⑧歯ブラシ、⑨小さい爪切り、⑩カイロ、⑪うちわ、⑫座布団です
ハット つば付き帽子 | 日差しをさえぎるため(詳細こちら→登山の帽子>>) |
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スカーフ | 首回りの紫外線防止に最適 |
耳栓 | 山小屋や長距離バスで寝るときとても使える。目覚ましが聞こえなくなるので注意 |
空気まくら | 長距離バスや電車、山小屋泊でも使えます |
アイマスク | 寝るための神アイテム ホント効きます |
リップクリーム | 山はとても乾燥します リップが割れないように |
メイク落とし | 泊まりではメイクを落とすと疲れも軽減されます |
歯ブラシ | あるととてもスッキリ |
小さな爪切り | 気になる割れた爪やササクレなどを処理 |
カイロ | 女性の冷えはこれで解消。背中とおなか2つほしい |
うちわ | 山でも暑いときは便利 顔に近づく小バエ・蚊対策にも |
座布団 | 長距離バスや電車用 腰に不安がある人にはとても便利 |
基本の持ち物 | 基本の登山持ち物はこちら>> |
※詳細はこちら→女性登山の持ち物は?>>
低山ハイキングのための持ち物
楽しくハイキングをするための持ち物は、①飲み物、②お昼ゴハン、③お菓子、④スマホのGPSアプリ、⑤虫よけ、⑥虫刺され薬、⑦折りたたみ傘、⑧リュックサック、⑨ウインドブレーカー、⑩ハットがあると楽しいハイキングになります
ハイキングの服装は普段着でもOK
お昼ごはんとお菓子は楽しいハイキングには必須です
虫除け虫刺されの薬があると、うっとうしい蚊やアブ対策になります
突然の雨や日よけに折りたたみカサがあると便利
ハイキングでもスマホのGPSアプリは使えるように練習しておいてください。アプリによって使い方のクセがあるので通勤・通学のときなどを使って練習必須です
ハイキングの服装は?
低山山登りの服装は化繊のインナーが基本。それ以外は100%コットンじゃなければ普段着でもOK
化繊の下着 インナー | 乾きやすいポリエステルなど化繊がおすすめ(詳細こちら→登山アンダーウェア>>) | 約6,000円 |
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Tシャツ | 化繊やウールがおすすめ | 約3,000円 |
ミドルウェア | ネルシャツ・薄手のジップジャケット | 約5,000円 |
登山パンツ | 100%コットンでなければOK(詳細こちら→トレッキングパンツ まとめ>>) | 約7,000円 |
※詳細はこちら→低山ハイキングの服装は?>>
山小屋泊 持ち物
山小屋泊の装備は①シュラフ、②シュラフカバー、③登山コッヘル、④ガスストーブ、⑤ヘッドライト、⑥耳栓、⑦箸、⑧水タンク、⑨着替え、⑩敷マット、⑪サンダル、⑫モバイル充電器が通常の持ち物に加えてほしくなります
シュラフ | 小屋ではぬれる可能性は低いので、「羽毛 ダウン」がいいです | |
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シュラフカバー | カバーがあると、暖かくて、ぬれにも強いです | |
登山コッヘル クッカー | 火にかけるナベのこと チタンは軽いですが、熱伝導が悪く、アルミは軽くて熱伝導もいいですが、壊れやすいですね | |
ガスストーブ | 小屋では迷惑がかからないガスストーブが最適です | |
ヘッドライト | 非常用で光量50ルーメン程度 皆が寝ている時の探しものに、5ルーメンくらいがあると便利 | |
耳栓(みみせん) | 他の人のイビキで寝られないときに | |
はし・カトラリー | あるととても便利 木を削ってつくれば?という意見がありますが、やっぱりあったほうが確実にいいです | |
水タンク プラティパス | 料理をする時に、水はくんできておくととてもラクチン プラティパスの2Lが2つくらいあると、大変便利 (詳細こちら→プラティパスおすすめ>>) | |
着替え | 山小屋泊で着る服はこちら>> | |
敷きマット | シュラフの下に敷く(しく)マット あると寝心地がかなりちがいます 荷物が重くなりますが、疲れをとるのもとても重要 | |
サンダル | 小屋で、冷たい靴を履くのは嫌ですね(ぬれてしまった場合) | |
モバイル充電器 | スマホ・GPS・カメラ用 | 約2,000円 |
山小屋では何を着る?
山小屋で2~3日長期滞在するときにはゆったりとした服がおすすめ。可能ならばインナーだけでも着替えを持っていくとさっぱり快適に過ごすことができます。匂いのエッセンスを各種もっていくと汗の匂いから解放されるのでおすすめ
山小屋で寝るときはサポートタイツなど脱いで締め付けをなくすようなリラックスした服装がおすすめ。
匂いはファブリーズや匂い袋などで対応
朝早く出発する場合は登る服装で寝て、朝の着替えの音で寝ている人を起こさない工夫も必要
雨の日登山の持ち物は?
雨の日登山の持ち物は、①レインウェア、②化繊のダウン、③メガネ曇り止め、④キャップ、⑤ザックカバー、⑥軽アイゼン、⑦化繊のタオル、⑧バラクラバがあると便利です
レインウェア | 防水透湿機能 | 上下約10,000円 |
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化繊のダウン | カラダが冷えてしまったときのための化繊のダウン | 約8,000円 |
メガネ曇り止め | 眼鏡をしている人には必須(詳細こちら→メガネ 曇り止め>>) | 約500円 |
キャップ | レインウェアのフードをかぶせると視界が良い | 約2,000円 |
ザックカバー | 泥で転んでもザックが汚れない | 約3,000円 |
軽アイゼン | 泥で滑りそうなとき必須 | 約5,000円 |
化繊のタオル | カラダが汗で冷えてしまったらこれで吸収させると快適 | 約500円 |
バラクラバ | 首回りの保温に最適 | 約5,000円 |
基本の持ち物 | 基本の登山持ち物はこちら>> | - |
夜登山の持ち物は?
夜登山で忘れたくない・楽しくなる持ち物は、①ヘッドライト2つ、②ラジオ、③星空アプリ、④虫除け薬、⑤虫刺され薬です
ヘッドライト×2 | 1個では突然消えたときの対処が難しい。1台はスマホでも対応可 | 約3,000円×2 |
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ラジオ | さびしいときのお供。NHKの「ラジオ深夜便」を聞きながらがおすすめ | 約3,000円 |
星空アプリ | 星を見ながらの登山はステキ。星を見てると夜の怖さを忘れる | 無料 |
虫除け・ 虫刺されクスリ | 標高が低いところは「蚊」がいます | 約1,500円 |
夜登山の服装 | 夜登山の服装はこちら>> | - |
夜登山の服装は?
夜登山の服装はほぼ昼と同じですが、気温が低いので①レインウェア上下②と薄手のダウンを休憩時に使うと寒くありません。防寒用に③軍手など手袋もあれば、より快適に登れます
雨が降ってきたら手袋は外して濡らさないようにしてください。濡らすとなかなか乾きません
雨がかからなところで、休憩のときに手の水分をとってから手袋をつけるようにします。手先が冷たくなり、手袋が濡れた状態の場合、それは遭難の予備軍になってしまいます。注意です
1人登山の持ち物は?
一人登山の持ち物で忘れたくないアイテムは、①熊鈴、②熊スプレー、③スマホ、④ココヘリなど捜索用発信機、⑤ラジオ、そして⑥登山計画書です
熊鈴・熊スプレー | 人が多いところではしまっておく。鈴は使うときはまだ遭ったことないので優秀だと思う(詳細こちら→熊スプレーの効果>>) | 約10,000円 |
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スマホ | ソロの場合は特に必須。谷では使えないが稜線付近は結構使えるのでおすすめ | – |
ココヘリなど | 捜索用の発信機 ひとりの時はなるべくほしい (詳細こちら→ココヘリ 使い方>>) | 年額5,500円 +3,300円 |
ラジオ | スマホ圏外のときの情報取得やクマ避けにとても心強い(詳細こちら→登山のラジオ>>) | 約3,000円 |
基本の持ち物 | 基本の登山持ち物はこちら>> | - 円 |
登山計画書 | ソロの登山計画書詳細はこちら>> | - 円 |
※ソロ登山の持ち物を詳しく→ 一人登山の持ち物は?>>
登山の持ち物|上級・中級編
テント泊の登山と冬山の登山は基本の持ち物に加えて中級・上級の持ち物が必要です
登山 持ち物 テント泊
テント泊は小屋泊の持ち物に加えて、①テント、②タープ、③着火剤、④張り綱、⑤グランドシート、⑥ライター、⑦カトリ線香が必要です
テント | テント泊というからにはコレは必須 人によっては緊急用のツェルトを使う人もいます |
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タープ | テントだけでなく、前室として雨が降ったときの作業場所を 確保するタープがあると便利 無くても可 |
着火剤 | 積極的に焚き火は禁止でも、緊急用として 着火剤は持っておきたい あくまで緊急用として・・・ |
張り綱 | テントとタープを支える張りヒモ必須 コンビニで売ってるビニルのヨリヒモでもOK |
グランドシート | テントの下に敷くシート 無くても可 |
ライター | ヒモを切ったりストーブをつけたりつかえます |
かとり線香 | 蚊対策に顔の近くにケースに入れて使います |
基本の持ち物 | 基本は山小屋の持ち物と一緒です。基本の持ち物はこちら>> |
冬山登山の持ち物は?
冬山登山の持ち物は、①スキーの服装、②毛糸の帽子、③グローブ、④冬用登山靴、⑤バラクラバ、⑥スノーシュー、⑦アイゼン、⑧スノーバケット付きストック、⑨バックパック、⑩ダウンジャケット、⑪ピッケル、⑫サングラス、⑬お湯とサーモス、⑭ストーブ・クッカー、⑮食事と非常食、⑯GPSや地図やコンパス、⑰ココヘリです
アウター(上下) | 透湿防水の風を防ぐものレインウェアでも可 (詳細こちら→登山アウター>>) | 合計 約30,000円 |
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中間着 | フリース・厚手の化繊シャツなど | 約8,000円 |
ダウンジャケット 化繊インサレーション | 暖か最強はダウン。化繊インサレーションは濡れに強い。休憩時に着ることが多い | 約15,000円 |
登山靴 冬用 | 登山靴も冬用必須。冬用じゃないととにかく足が寒い | 約30,000円 |
アンダーウェア上下 冬・寒冷用 | アンダーウェアも化繊・ウールの寒冷用の厚めがおすすめ | 合計約10,000円 |
毛糸の帽子 | 頭と耳の防寒に便利 | 約3,000円 |
スキーの服装 | はじめはスキーの服装でもOK | 約20,000円 |
バラクラバ | 目出し帽のこと。頭・首回りの暖かさのレベルが変わります(詳細こちら→登山のバラクラバ>>) | 約5,000円 |
ヘルメット | 山スキー・アイスクライミングなら必須 (詳細こちら→登山のヘルメット>>) | 約7,000円 |
スノーシュー ・カンジキ | 人の少ない山や新雪後にチカラを発揮(詳細こちら→スノーシューおすすめ>>) | 約10,000円 |
バックパック | 厳しい登山でなければ、夏用でもOK (詳細こちら→登山リュック>>) | 約15,000円 |
ピッケル ・アイスアックス | アイゼン歩行の時には必須。ピッケルはあると滑ってしまいそうなところも安心して通れます | 約20,000円 |
ストック | 山スキーだけでなく冬の登山には必須 | 約20,000円 |
アイゼン・クラムポン | 標高が高いところ、人が多くて道が固くなっているところでよく使います | 約15,000円 |
サングラス | 晴れの日の雪目防止にかなり重要 | 5,000円 |
ストーブ・クッカー | お湯が作れると楽しい登山になる | 10,000円 |
ココヘリなど | 夏でも冬でも遭難時に有効 | 年額5,500円(459円/月) +3,300円 |
※冬山持ち物の詳細はこちら→冬山装備・基本の服装>>
登山の持ち物 チェックリスト
持ち物チェックリストはこちらから→ 登山持ち物チェックリスト|エクセル・PDF