[吉野山登山]初心者おすすめハイキングルート
吉野山は大阪府奈良県に位置する、非常に景観の良い山です
関西では、吉野山といえば桜の名所として有名で、春先だけに留まらず、秋口には紅葉も非常に美しく咲き乱れます
このことから、非常に多くの人々が訪れる山と言えますね
そんなことから、吉野山と言えば「春と秋」です
春は桜で山肌はピンク色に染まり、秋は、紅葉で赤や黄色に染まります
吉野山は、春も秋も山がとても美しく一度は見てみたい絶景が広がります
今回ご紹介しているコースは、そんな桜と紅葉の季節にぜひ歩いてほしい初心者でもおすすめのコースです
※アイキャッチ出典:ウィキペディア
吉野山観光全体図
下記のマップは吉野山観光協会で配布している全体図です
イメージをつかむにはピッタリです
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吉野山登山ルート(初心者おすすめ)
吉野山登山ルートは下記のとおり 初心者におすすめです
(上り)近鉄吉野駅→ロープウェイ吉野山駅→奥千本口バス停→金峰神社→義経隠れ塔→西行庵→苔清水→宝塔院跡→高城山
(下り)高城山→吉野水分神社→三郎鐘→花矢倉→吉野山ビジターセンター→近鉄吉野駅
[吉野山]アクセスは近鉄吉野駅|ロープウェイ→バス→南側金峯神社まで
近鉄吉野駅は、駅前から吉野大峯ケーブル自動車が運営する吉野ロープウェイに接続しています
ここからスタートして吉野山に登ることが出来ます
そこから、ロープウェイ吉野山駅より奥千本口バス停に向かいます
ここから路線バスに乗って、バスに揺られながらしばらくすると金峯神社に到着します
[吉野山]金峯神社と義経隠れ塔
金峰神社とは、創建の経緯などは不明なのですが、栄花物語の物語の中では、歴史上で非常に有名である、藤原道長が訪れたことでもとても人気があります
なお、遥か昔の明治以前の神仏習合の時代では、金精明と呼ばれていました
次に経過するのは、「義経隠れ塔」です
ここは、大峯修行場の一つとして有名にもなっていて、塔の中に入って扉を閉じると、昼でもびっくりするくらい中は真っ暗になってしまいます
歴史的背景は名前のとおり、1185年11月、源義経が弁慶らとともに隠れたと伝えられています
(参考:ウィキペディア 金峯神社)
西行庵
次に訪れるのが、西行庵です
ここは、日本国民であれば誰しもが学校の授業で聞いたことがある、新古今和歌集に出てくる人ですから、驚いてしまいます
新古今和歌集に出演している代表的な歌人の一人である「西行」さんが、武士を捨てて法師となった3年間居住していたと伝わる小さな庵がここです
苔清水
次に、「苔清水」へ到着します
ここは、西行庵の近くなのですぐ行けます
「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすまでもなき住居かな」と西行が詠んだことから、これまた有名な芭蕉が句に詠じた苔清水がいまも清らかに澄んでいるとされています
なお、ここの名水においては、「やまとの水31選(現在は増えています)」のひとつにも選ばれているほどで、非常に水が美味しいことでも有名です
宝塔院跡から高城山へ
次に、宝塔院跡に到着します
ここは、宝塔院跡と言われていますが、確実な位置は定かでないそうです
飯高山安禅寺、いわゆる吉野奥(之)院とも言われる由緒正しい場所で、明治以前は、金峯山寺満堂派として栄えていました
蔵王権現を本尊とする安禅寺蔵王堂をはじめ、鐘楼、奥院本堂、四方正面堂、愛染宝塔など、諸社堂塔伽藍が杉の木に囲まれていることで有名です
有名な日本の書記である「吉野旧事記」や「金峯山創草記」では、天台修験者相応が安禅寺を、報恩が宝塔を建立したと伝えられています
そこから少し遠いですが、「高城山」へ向かいます
山道のような舗装道路をてくてく歩くと左に「高城山展望台バス乗り場」があってそこから登ります
少し歩くと、ゴールの展望台です
木や低木があるので、眺めが最高!というわけではありませんが、桜が咲いたらとても華やかな展望になるのは間違いありません
このあと、高城山→吉野水分神社→三郎鐘→花矢倉→吉野山ビジターセンター→近鉄吉野駅と登山ルートは続くこととなります
[吉野山登山ルート]ランチに「くず」もおすすめです
ここまで、吉野山についての魅力について記事にさせて頂きました
吉野山は春の桜が有名ですが、他にも料理のとろみと使用している「くず」なども有名となっています
この「くず」を使用した料理などはまさに絶品でおすすめです(横矢芳泉堂さんなんかがおすすめです)
また、ここは老若男女が登山を楽しむ時代となっています
これからも、自然豊かで非常に見ごたえのある吉野山に是非とも登山をしていただきたいと思います