安達太良山の錦秋の紅葉
(行き)
駐車場~薬師岳経由~山頂:約2時間
(帰り)
山頂~薬師岳経由~駐車場:約1.5時間
今年はいつもより安達太良山には多く訪れています。
ある意味とても貴重かもしれません。
いつもであれば、年に2~3回くらいしか安達太良山には登りませんが、今年はもう10回くらい登っています。
そして、時間は決まって未明(みめい)にピストン。
ピストンとは同じコースを登って降りてくることです。
これはこれで貴重な体験なので、毎回記録しておこうかなと思います。
[安達太良山の紅葉]雨の安達太良山へ
今回の安達太良山は、昨日の夜からずっと雨予報。
雨が強くなってきたので、行くか行かないか決めかねていましたが、風は弱くなっていくようなので、行くことにしました。
いつものコンビニからの奥岳駐車場の決まったコースを進みます。
この日、奥岳の駐車場に向かうときに雨が酷く(ひどく)なってきて、まわりは真っ暗。
いつもは、雨をそんなに気にしないタイプですが、この日はさすがに「やめようかな」と思いました。
なんとか、そんな不安を振り切り、駐車場に到着。
この日の駐車場にはクルマが何台かとまっていて、車中泊をしているような雰囲気のクルマもありました。
雨でとても不安だったので、何となく心強い!
「よしっ」と心を決めます。
そして、今日はちょっと強めのヘッドランプをつけて準備開始。
夜でも紅葉が見れる安達太良山|まずは仙女平まで
準備をしてすぐ出発。
心変わりをする前に出発します。
出発するころには、まだ雨は降っていましたが、雲が高くなってきて、なんとなく明るくなってきました。
(下界の灯りが少し見えてきました(暗すぎてすみません))
雨は降っていますが、なんとなく「白夜」のような明るさになってきました。
理由は「月」。
今日の月は満月に近いのか、やたら明るいです。
雨雲を突き抜けて「月」が見えています。
(雨なのに、月が雲の隙間(すきま)から見えます)
月以外は、周りがガス(霧)と雨で何も見えないので、足元を見ながら進みます。
足元を見ながら進んでいくと、秋の気配が感じられる景色がありました。
いつもは夜でも先しか見ていないので、なんとなく新鮮です。
(ボケてしまいましたが、リンドウです)
(明るい目印のような赤がありました)
そうこうしているうちに「仙女平分岐」(せんにょだいらぶんき)に到着。
(仙女平分岐)
ここから一段とガスが強くなります。
心細くなるため、いつものラジオのボリュームを少し上げて進みます。
ちなみに、このラジオは防水ではありませんが、撥水になるような小物入れに入れて携帯すると、ある程度使えます。
自分は100円ショップの小物入れを使っています。
音が遮られる(さえぎられる)と思われますが、意外に聞こえて問題ありません。
安達太良山の山頂まで一直線
ガスと雨が強くなるなか、苦行のような登りが続きます。
雨が強いので野生の動物を怖がる必要は少なくなりましたが、不快係数は高くなります。
そんなときはファイントラック社のスキンメッシュがオススメ。
ベタツキが最小限に抑えられ、冷えも軽減。
なんとか道具のチカラを借りて前に進みます。
暗いトンネルの中を進むように山頂を目指し、ようやく山頂に到着。
(山頂にある三角点)
いつも思うのですが、この三角点はたぶん移動可能なので、測量には使えないと思います。
(安達太良山の看板)
この看板は、置いてあるだけなので、簡単に飛んでいってしまいそうですが、なんとか踏ん張っています。
安達太良山の山頂付近は風が強いことが多いので、夏でも薄手のバラクラバ必須です。
以外と頭部から熱の逃げは多いので、持参すると「吉」。
下山開始
山頂からの景色は皆無(かいむ)なので、すぐに下山を開始します。
安達太良山は、登りはなんとかなるのですが、下りが難しいです。
特にガスがあるときや、夜はかなり難しい。
慣れている自分もときどき登山道から外れるときがあります。
そんな時はこの目印を参考にしてください。
(登山道の目印)
多分地元の山岳会や役所などで管理していただいていると思います。
感謝ですね。
下り始めたら、ガスが薄くなってきて、看板もハッキリ見え始めてきました。
(途中の看板)
そして、下りは目線が少し上になるため、登りの時に気づかなかった景色もありました。
(登りとは別の、赤と青)
また安達太良山の登山道は、整備はされていますが、場所によっては泥の水たまりも多いので、注意が必要。
(登山道の真ん中にある、泥の水たまり)
いつもは下り始めると、日の出が出てきてちょうどいいのですが、この時期はかなり下っても、真っ暗。
(薬師岳近くの木道。真っ暗です。)
ようやく駐車場に着くと明るくなりました。
(奥岳温泉付近に来るとかなり明るくなりました)
今回も無事山行完了です。
お腹が減ったので、ウイダーインゼリーを食べながら急いで子供が起きる前に家に帰ります。
山行は以上です。