
雪崩講習はいろんな人のビーコンが見れてかなり勉強になる。ビーコンは種類によってかなりクセが違うので、特に捜索現場でリーダーになった時、知っているのと知っていないのでは、捜索スピードに差ができてしまうと思う。いくつか現場で使ってみたので、感想を備忘録する。
マムートbarryvox2
自分はマムートbarryvox2だが、これはかなり遠くから磁束を感知する。自分以外で持っている人でも確認したが、遠距離受信(コースサーチ)はかなり優秀。100点中90点くらいだろう。矢印の方向も迷いが少なく安心する。ただ範囲の狭いファインサーチ(近距離受信)ではやや感度が悪い。特にヒザを付いてからのピンポイントファインサーチは感覚的に60点という感じだ。
アルバEVO5
アルバEVO5は遠距離受信は揺らぐことがある。複数埋没ではどっちに行っていいかわからなくなる場合が見られた。60点というところか。ファインサーチは70点だろう。
トラッカー3
bcaのトラッカー3はファインサーチが優秀。遠距離受信は70点、ファインサーチ80点。価格は現在マムートbarryvox2よりちょっと高い58,000円くらいだ。
トラッカー1
トラッカー1(ダブルアンテナ)はクセが強すぎて、遠距離受信60点、ファインサーチ50点だ。特にファインサーチになると、磁束線の向き次第で受信が切れることもある。ただトラッカー1は特性と使い方がわかっていれば、遠距離受信70点、ファインサーチ80点にもなる。複数埋没でもクセがわかっているとわかっていないのでは、30点と80点くらいの差がある。例えば点滅ごとに5m、15m、30mと表示がでることがある。知らないと完全に迷うが、これは複数埋没でその距離に1人ずつ(計3名)いるということになる。
ピープスプロIPS
ピープスプロIPSはかなり優秀。価格が一番高価なだけある。遠距離受信90点、ファインサーチ80点。エリアサーチで複数埋没もエリアで簡単に確認できる。ただ機能がありすぎて覚えられない。アンテナも雑に扱うと壊れそうだ。
これらを踏まえて最初に買うべきは「barryvox2」だと思った。価格は53,000円(2026/1)くらいで少し高い。ただ遠距離のコースサーチは迷いが少なく安心感がある。ピープスプロIPSならなお良いが、こちらはとにかく高価だ。だいたい73,000円(2026/1)くらいだ。ピープスプロIPSと価格が近いのbarryvox S2もあるが、自分は一段階安いbarryvox2で良いと思う。感度が鈍いのは直径0.7mくらいなので、その近くをゾンデで刺していけば人に当たる。捜索には大きなデメリットにはならないと思う。
ビーコンは総じて高い。安くてもアルバEVO5で40,000円(2026/1)くらい。今の雪崩の講習を見ると、滑走系の人だけでなく、ツボ足の人もビーコンを持ち始めている。もっと使う人が増え、価格が安くなってほしいが、まだ先だろうな。

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