スプリットボードでブラックダイヤモンドのダブルウィペットを使った所感

スプリットボードでブラックダイヤモンドのダブルウィペットを使った所感

硬い雪面トラバースで苦労した経験から、最近はちょっと重いがBLACKDIAMOND社のウィペットを2つ使っている
感覚10年くらいウィペットは使っていると思うので、簡単にその所感をかいてみた。

<目次>

ブラックダイヤモンド ウィペット

メリット

・硬い雪面でのトラバースでは絶大な安心感がある。
・すでに刃がでている状態なので、思いもかけない滑落にも即座に対応できる。
・刃を灌木をかけて安定させることができる。

デメリット

・重い
・刃がしまえないので持っているときに向きなど注意
・重い。
・ピッケルよりは制動は弱い。
とにかく重い。(1本440gくらい)

<硬い雪面でのトラバースでは絶大な安心感がある>

とにかく一番のメリットはこれ。特に登りで急斜面トラバースで安心感が圧倒的。いつもより攻めることが可能。2つなくてもウィペット1つだけでも安心度が大きい。硬い雪面ではよく刺さり止まるので、トラバースが苦手なスプリット勢はとても助かるはず。ただ急な登りを縦に登るだけならそれほど使えない。またザクザク雪のときは、初動で全力ストップかけないと効きにくい(それはピッケルも同じだが)。とにかく危険な場所のトラバースで真価を発揮する。逆にいうと、危険なトラバースがなければ、ただ重いだけなのでおすすめしない。

<すでに刃がでている状態なので、思いもかけない滑落にも即座に対応できる。

ピッケルのように刃がしまえない固定タイプなので、突然滑落しそうになると初動を抑えるスピードが早い。グリベルのストック、「コンドル」(刃がついているタイプのストック)は刃をたためるが、たたんでいるととすぐに対応できない。ただこれは比較的という話で、まあ、大きなメリットではないかも。

<刃を灌木をかけて安定させることができる>

これはとても便利。登りの急こう配で足がずれるところでも、灌木があれば引っ掛けて上がることが可能。倒れたストックを引っ掛けて手元に持ってくるにも便利。ただすっぽ抜けることもあるので、推奨はできない。

<重い>

山スキーにて、特に重さは致命的。ウィペットの軽いタイプでも片方440gくらい。普通のストックなら片方250gなので、倍近く重い。使い続けていると重さは感じなくなるが、友人のストックをちょっと持つと、その重さの違いに愕然とする。ただ雪面が顔近くまで来るような勾配トラバースの安心感と天秤にかけると難しいところ。

<刃がしまえないので持っているときに向きなど注意>

刃が出たままなので、自分の服を引っ掛ける恐れあり。恐れはあるが、自分はまだそういうふうになったことはない。意外とダイジョブなのかも。

<ピッケルよりは制動は弱い>

「ピッケルよりウィペットは制動は弱い」と言われているが、そうでもないと思っている。片手で制動をかけるとかなり弱い。片手の場合は初動で素早く止めないとやっぱりずれていく。1本を両手で制動をかけるとピッケルと同じくらい止まると思う(硬い雪なら)。まあ、それでも制動はピッケル10ならウィペット7くらいの差はあるかも。

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