南沢 沢登り(甲子山 阿武隈川源流)

F4

2020/10/18

甲子温泉 大黒屋(8:00)→阿武隈側本流(8:27)→南沢出合(8:29)→F1 8m滝(8:35)→F9 30m滝(11:47)→甲子山山頂(14:22)→大黒屋(16:02)

久しぶりに甲子山の南沢を訪れた。ここは4年前に訪れて以来である。現在は時間的に沢の選択や計画がなかなかできない環境なので、今回は当会Eさんの計画にご相伴させていただくことにした。今回のメンバーはEさん、他会のHさんと自分の3名。実はEさんともHさんとも初めてだったが、お会いしてすぐなじむことができてとてもありがたかった。

南沢は阿武隈川源流部の支流のひとつだ。自分はまだほかの支流には行っていないが、ほかの方の記録を見ると、南沢はほかの支流の中では登攀色がやや強い沢で名が通っている。

出発は甲子温泉「大黒屋」付近から出発する。近くには登山者向けの駐車場があるが、今は工事の現場管理棟があって面積が少なくなっている。現在は紅葉で車がいっぱいであったので、途中道路わきの空スペースにクルマを駐車し、そこから出発した。

甲子大橋の下にある作業道を少し歩き、右側に見える阿武隈川源流へヤセ尾根を伝って降りる。

▼甲子大橋の下をくぐる

甲子大橋

以前より降り口が崩壊しているようだ。

降りたらすぐ南沢の出合が左岸に見えてくるので迷うことはない。

▼南沢の出合

南沢の出合

南沢に入るとすぐF1が見えてくる。ここは以前と同じように流心右側を登った。大事をとってロープを伸ばしてEさんのリードで登攀する。他の人の記録では流心左側からも登れるようだ。

▼F1を登った後

F1

F3は左岸より巻いて上部に出るが、トゲのある植物(アザミ?)があるので草をつかむときには注意が必要だ。

▼F3 8m滝

F3

F4は流心右中間のバンド上部に古いボルトがあったので、それを支点に登った。

▼F4 6m滝

F4

F5からF8まではフリクションも効く容易な滝で問題なく通過する。

▼左への屈曲点 簡単そうに見えるけどハングしていてちょっといやらしい

屈曲点。少しいやらしい

▼F6 10m滝

F6

▼F7 6m滝 2連に見える左は支流の滝

F7

▼F8 6m滝

F8

F9は30m滝である。以前登ったときはすんなり登れるように見えたが、今回はロープを出さないと危ないと感じた。以前の滝の写真と見比べると、流心左側の岩壁が登りやすくなっていたが、今は崩れたのか以前より壁が直立しているように見え、レベルがやや上がったと思われる。

滝の下から30mロープを使うと2ピッチ必要になりそうだったので、滝手前の左の草付きを10m程度登り、そこの木の根に支点をとってそこからロープで登ってみた。Eさんのリードで流心右の壁に取り付きハーケンを打つが岩が弱くてなかなかきまらない。なんとか流心左の中間くらいにハーケンをきめて、そこから上に登る。滝上部の落ち口左側、尾根状になっている地形をかわすため、右から落ち口方向に回りこむ。ここのトラバースがちょっとイヤらしい。Eさんはなんとかそこを突破して少し登り、左側にある木に支点をとってピッチを切った。

次はHさん。岩がもろいために、なかなか足が落ち着かないようだったが、なんとか突破。次に自分が続いた。壁の直立も苦労したが、一番の難点は岩がもろいために、足の置き場に困ってしまうことだと思う。岩が崩れてくると、これからどんどんレベルが上がっていきそうな気がする。

自分は支点をとっているEさんの横を通り過ぎて滝の落ち口まで登る。そこで新たに支点をとって、EさんとHさんを引き上げた。

▼F9をHさん登る

F9

F10の5m滝はEさんHさんは右側から、自分は左側から登った。ここを過ぎれば大きな滝はない。

途中休憩をはさんでさらに登っていく。ガレた二又を右に曲がると徐々に勾配が増して狭いスラブが出てくる。

▼ヌルの滝を登る

ヌル滝

スラブはコケでかなり滑る。ようやく頂上直下のスラブに到着。EさんHさんはヤブに入り、自分はスラブを直登してみた。スラブはフリクションがきくので登りやすいが、崩れた岩や砂でスリップしやすいので注意が必要だ。このスラブ上部が山頂になる。

▼Eさんも登山道にのり、全員クリア

登山道に到着

山頂は風も弱かったので、ここでしばし休憩。曇っていたが遠くまで見通せて景色を堪能した。

帰りは登山道を下る。帰りは誰にも会わなかったので、出発のときに登山口にいた人たちはみんな下山していたのだろうと思う。

▼甲子温泉 大黒屋に行く橋をとおって完了

大黒屋に到着

温泉近くについてみると、思ったより時間がかかったために、甲子温泉大黒屋のお風呂は入ることができなかった。(15:00までにお風呂を出なくてはいけない)残念だが次の楽しみにとっておくことにして、ここはおとなしく帰路についた。

南沢ルート

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