登山初心者の山小屋泊「おすすめ」と「注意点」を紹介します
登山で一泊したい初心者は、山小屋を使った登山がおすすめです
山小屋デビューしたい人に見てほしい記事を書きましたので参考にしてください
==▼目次==
- [登山の山小屋宿泊]山小屋おすすめ
- [登山の山小屋宿泊]山小屋 寝るときの服装
- [登山の山小屋宿泊]山小屋 食事 ランキング
- [登山の山小屋宿泊]楽に行ける 山小屋とは
- [登山の山小屋宿泊]山小屋泊 ザック 容量
- [登山の山小屋宿泊]避難小屋泊 持ち物
- 避難小屋 宿泊の女性へ
- [登山の山小屋宿泊]山小屋で不愉快なことが・・
登山の山小屋宿泊おすすめ
登山初心者の山小屋でおすすめの山小屋を2つ紹介します
ほかのサイトでは首都圏で信州近辺の山小屋のおすすめが多いので、ここでは首都圏に近い北関東と東北のおすすめを紹介してみます
首都圏では尾瀬の山小屋などが人気ですが、おすすめは「那須岳の三斗小屋温泉の山小屋」と「安達太良山のくろがね小屋」ですね
信州日本アルプス付近など、首都圏近くの人気の山小屋と比べると、こぢんまりとして見栄えはしないかもしれませんが、落ち着いて山をめぐるにはおすすめの山小屋。
例えば、人込みから逃げるように山にきているのに、山でも渋滞にあうのはイヤ、人との付き合い方を考えるのはちょっと・・・という人には三斗小屋温泉とくろがね小屋は合うと思います
どちらも紅葉などの最盛期にはさすがにちょっと混むことがありますが、それ以外のシーズンはとても静かで落ち着ける山小屋です
三斗小屋温泉 煙草亭・大黒屋|登山初心者向け山小屋
三斗小屋温泉は那須の茶臼岳や朝日岳、三本槍岳にアクセスしやすい中間に位置していて、2つの山小屋が、どちらも人気の山小屋です。
▼三斗小屋温泉 煙草屋旅館
▼三斗小屋温泉 大黒屋
この三斗小屋温泉、実はムリに計画に入れなくても、有名なこの3つの山はクリアできてしまうんです
登山に行くための道沿いに山小屋があるわけではなく、ルートから若干外れたところに山小屋があります
そのために、時間に余裕のある人しか訪れないようなしくみになっているので、落ち着いた雰囲気が保てるということですね
ここは電話もつながりません
どうしても電話をしたい人は、小屋は衛星電話を使っていますので、問い合わせてみてください
三斗小屋温泉は、衛星電話でもつながりが悪いところもあるようです
宿泊の問い合わせの通話をしているときに切れた場合は、繰り返し電話をする必要があります(小屋には履歴が残らない仕組みになっているため)
現地衛星電話の調子が悪くよく切れてしまいます。
公衆電話のためリダイヤルも出来ないので、申し訳ありませんが連続での掛け直しをお願い致します。
(出典:煙草屋旅館 https://www.tabakoyaryokan.com/)
この温泉はクルマでは行くことができず、歩かなければたどりつくことができません
そんなマイナーな温泉なので、好きな人は温泉だけが目的の人もいます
営業は冬はやっておらず、4月くらいから11月くらいまで
電気なし ゴミは持ち帰り 日帰り入浴なしという不便さが良いという人が訪れる、落ち着いた温泉山小屋です。
▼参考:三斗小屋温泉の泉質はこちら
温泉の泉質
単純泉(低張性中性高温泉) 無色透明 50°
温泉の効能
神経痛・胃腸病・皮膚病・虚弱体質・外傷・糖尿病・花柳病・リュウマチ・原因不明の難病・体質改善(婦人病)など
(出典:大黒屋 https://www.mountaintrad.co.jp/~sandogoya/)
安達太良山 くろがね小屋|登山初心者向け山小屋
くろがね小屋は温泉のある山小屋で、安達太良山の中腹に位置していて、そこから山頂まで1時間くらいで山頂に立つことができます
▼くろがね小屋
美肌温泉で有名で、楽天トラベルの美肌温泉地ランキングで第3位の源泉を使用しています(自慢)
というかその美肌の湯の源泉に一番近い温泉が「くろがね小屋の温泉」です
▼くろがね温泉の泉質
酸性泉。神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、五十肩、疲労回復、慢性皮膚炎など。
(出典:くろがね小屋 https://www.tif.ne.jp/kuroganegoya/#facility)
夏も冬も年中やっていて、いつ泊まりにいってもいいので(予約ができればですが)ボク的には実家に行くような感覚になる山小屋です
ここは日帰り温泉もOKなので、日帰りで来る人も結構います
でも日帰りだけではもったいないので、宿泊してほしいですね
登山の山小屋宿泊|山小屋 寝るときの服装
山小屋に寝るときの服装は、「山小屋泊で着替えを持っていくか」「着替えを持っていかないか」に分かれます
乾きやすい着替え(化繊のシャツ、化繊のパンツ)を持っていく
着替えを持っていって、着替えて寝たほうが、疲れの回復は断然いいです
汗でぬれた服では、グッスリ寝ることは初心者にはちょっと難しいと思います
寝るときの着替えとして使いやすいのは化繊の乾きやすいシャツ等です
修学旅行のようなジャージでも快適でいいですが、ジャージは重いので、登山に持っていくのはちょっと合いません
寝るときの着替えは、やっぱり薄手のシャツとパンツがおすすめです
そして綿素材は乾きにくいので化繊がいいです
パジャマでも乾きやすいならばいいですが、人に見られても問題なければそれもいいと思います
着替えを持って行かない場合
人によっては着替えを持って行かない場合もあります
自分のシュラフなどで寝る場合はこれでもOKです
備え付けのフトンを使うときは、マナーとして着替えは必要です
でも自分のシュラフを使う場合は、歩いている服装で寝ても問題はありません
ただ濡れたまま寝るのは、羽毛のシュラフを濡らして使いものにならなくなったり、カラダが冷えて休まらないので、服装が濡れたら、寝る前に乾かす必要があります
乾かし方はカラダを動かして熱で蒸発させるか、暖炉などで乾かす方法があります
あまり濡れていない場合は、そのまま寝る人も多いです
注意点として、寒いからといって、レインウェアを重ね着して寝るのはおすすめしません
相部屋のときはカサカサと迷惑だし、経験上あまり暖まりません
寒いときはレインウェアを使わないほうがおすすめ
登山の山小屋宿泊|山小屋 食事 ランキング
山小屋の食事ランキングをまとめました
ここでは気になるサイトで紹介されている山小屋の食事をセレクト、紹介が多い順にまとめてみました・・・と言いたいところですが、いざまとめてみると、サイトごとに分散していて、どこかの山小屋に人気が集中しているというわけではないようです
とりあえず比較的多いところをまとめてみると、
- 赤岳鉱泉
- 金峰山小屋
- ヒュッテ大槍
- 赤岳天望荘
- 船窪小屋
- 槍ヶ岳山荘
※ランクが多いサイトからは、トップ5位程度を参考にさせていただいています
この6つの山小屋は食事の人気が高いことがわかりました
赤岳鉱泉|初心者おすすめ山小屋の登山食
「赤岳鉱泉」は行者小屋という200人収容の大きな小屋があって、冬もやっている通年小屋です
▼赤岳天望荘HPはこちら
ここでは、山にはちょっと似合わない「ステーキ」が人気です・・すごい
▼なすびくんtwitterより
本日の山小屋の夕食!な、何とステーキに御座います(*^o^*)こんなに贅沢な夕食が山小屋で堪能出来るとは!!#赤岳鉱泉 pic.twitter.com/CH2ZjYkKdg
— なすび (@hamatsutomoaki) January 25, 2020
金峰山小屋|初心者おすすめ山小屋の登山食
「金峰山小屋」は奥秩父の金峰山の麓にある山小屋です
▼金峰山小屋HPはこちら
金峰山は東京から比較的近い100名山で、この山小屋は定員50名くらいで4月から11月くらいまで営業しています
洋風料理の人気が高い山小屋です
ブログを更新しました。『小屋開き♪』#安全第一 #山頂 #金峰山小屋
— ごっさん (@mountainwalker6) April 25, 2017
ヒュッテ大槍|初心者おすすめ山小屋の登山食
「ヒュッテ大槍」は燕山荘グループが経営している槍ヶ岳直下の由緒ある山小屋です
▼ヒュッテ大槍のHPはこちら
ここの食事も人気で、洋風でワインが付いてくることもあります(やり直下でワインは贅沢ですね~)
▼世田谷山岳会さんより
ヒュッテ大槍の食事は豪華でお勧めです。#ヒュッテ大槍 pic.twitter.com/kUnwLeelGj
— 世田谷山友会 (@setasan1) August 21, 2018
赤岳天望荘|初心者おすすめ山小屋の登山食
赤岳天望荘は赤岳登山道沿いの稜線に立っている山小屋です
▼赤岳天望荘のHPはこちら
個室が36室あって、有名な食事は、山小屋には珍しくバイキング(ビッフェ)スタイル
山小屋で個室がこれだけあるのはうれしいですね
ビッフェなので、とにかくたくさん食べる人にはおすすめですね
▼山と温泉と酒が好き さんより
お早うございます。
赤岳天望荘の朝食は5:00~/5:30~バイキング式でとても豪勢な内容でした。
2019年は11/4をもって小屋閉めとなりました。スタッフの皆様お疲れ様でしたと お礼を述べたくなるほど 心地よい山小屋でした。#八ヶ岳 #赤岳 #赤岳天望荘 pic.twitter.com/4lq6zRY06A— 山と温泉と酒が好き (@aradon_) November 5, 2019
船窪小屋|初心者おすすめ山小屋の登山食
船窪小屋は北アルプスの山小屋で、電気が通っていないランプの宿として有名な山小屋です
▼船窪小屋のHPはコチラ
針ノ木岳の尾根の反対側、船窪岳への尾根沿いに位置しています
料理は素朴で山小屋らしい食事がメイン
飾りのない雰囲気が素敵です
▼kawaminさんのツイートより
8/13-14
船窪小屋へ**
「美味しい時間」小屋のご飯
夕飯は外で山を眺めながら
朝は囲炉裏を囲んで。
そして私たちの珈琲time*#月六珈琲 #船窪小屋 pic.twitter.com/VdW0L1ICcP— kawamin (@Mt_kawamin) August 17, 2016
槍ヶ岳山荘|初心者おすすめ山小屋の登山食
槍ヶ岳山荘は名前のとおり、槍ヶ岳直下の大きい山荘で、山小屋だけでなく幕営できるテント場も管理しています
▼槍ヶ岳山荘のHPはこちら
小屋は事前予約できますが、テント場は先着順になっていますので注意です
ここはパンが有名で、料理も山頂とは思えないほどの料理がでてきます
シーズンは山頂2時間待ちになることもあるので、時期については検討ください
▼ガイド原口剣太郎さんのツイートより
槍ヶ岳山荘の夕食。
山雅も勝ったし、槍ヶ岳も天気良いし、最高の週末です!#槍ヶ岳 #槍ヶ岳山荘 #原口剣太郎 #haraguchikentaro pic.twitter.com/tEmhraEEa7— 原口剣太郎(登山ガイド) (@yamaguidegussan) August 24, 2019
セレクトサイト|山小屋の食事ランキング|初心者おすすめ山小屋の登山食
セレクトサイトの内訳は下記の通りです
ヤマハックさんより
- 赤岳鉱泉「ステーキ」
- くろがね小屋 「カレー」
- 金峰山小屋「グラスワイン付きワンプレートディナー」
- ヒュッテ大槍「グラスワイン付き洋風夕食」
- 赤岳天望荘「ビュッフェ」
山小屋Webさんより
- 仙人池ヒュッテ 「田舎に帰ったような素敵なおもてなし」
- 夏沢鉱泉 「鍋料理」
- ヒュッテ大槍 「洋風感を漂わせる料理」
- 船窪小屋 「薄明るいランプの雰囲気」
- 広河原山荘
ヤマレコさんの紹介ページより
- 赤石岳~聖岳「百間洞山の家」の「わらじとんかつ」
- 甲斐駒ヶ岳の七丈小屋 「マグロの刺身」
- 船窪小屋
- 徳本峠小屋 「揚げたての天ぷら」
- 金峰山小屋 「鳥もも肉のソテー」
- 朝日岳の朝日小屋 「富山おでん等の富山料理」
Yahoo!セレクトより
- しらびそ小屋 「ドリップコーヒーとチーズケーキ」
- 北穂高小屋 「手作りの生姜焼き」
- 花立山荘 「かき氷」
- 青年小屋 「手作りシュウマイ」
- マナスル山荘本館 「手作りカレー」
みやっちさんのブログ「今日という日を忘れずに」から
- 【南アルプス】こもれび山荘「ハンバーグ」
- 【四国】剣山頂上ヒュッテ「日本酒」
- 【北アルプス】位ヶ原山荘「鹿鍋」
- 【佐渡ヶ島】ドンデン山荘「刺身も付いて海の幸主体の食事」
- 【八ヶ岳】赤岳鉱泉「カレー」
- 【北アルプス】燕山荘「ケーキバイキング」
trippersさんより
- 双六小屋 「てんぷら」
- 水晶小屋 「カレーとハンバーグ」
- 赤岳天望荘「豚と大根の角煮」
- 涸沢小屋 「豚ロースステーキ」
- 槍ヶ岳山荘 「お米の種類にこだわり」
hinataさんより
- 長蔵小屋(福島県 尾瀬沼畔)「コーヒーやハーブティー、ピザ」
- 涸沢ヒュッテ(長野県 穂高氷河圏谷)
- 槍ヶ岳山荘(長野県 槍ヶ岳)「焼き立てパン」
- 白馬鑓温泉小屋(長野県 白馬鑓ケ岳)
- 三斗小屋温泉 煙草屋旅館(栃木県 那須岳)
以上参考とさせていただいたサイトです
ありがとうございました
登山の山小屋宿泊|楽に行ける 山小屋とは
山小屋の雰囲気を楽しみつつ、ラクチンに行ける山小屋は、やっぱり「立山室堂山荘」
▼立山室堂山荘のホームページはこちら
Yahoo!トラベルでも口コミ評価は上位を保っているおすすめの山小屋です
▼Yahoo!トラベルの評価
行きも帰りもラクチンで、かつ山雰囲気をたっぷり味わうことができます(乗り継ぎが大変ですが・・)
▼電車からの乗り継ぎ
JR大糸線信濃大町駅→バス扇沢行き約40分扇沢下車→バスアルペンルート扇沢:4つの乗物使用から室堂行き約90分室堂下車→徒歩約15分
(JTBさんより:https://www.jtb.co.jp/kokunai_hotel/htl/5313301/)
乗り継ぎは大変ですが、公共交通とロープウェイで直接「2450m」まで一気に行けてしまうので、初心者が体験するには良いですね
室堂につくと、周囲は立山連峰を見渡すことができる圧巻の風景が待っています
紹介している「室堂山荘」は山小屋の中では、一種のリゾートホテルに近い種類の山小屋で、個室、水洗トイレ、お風呂、自動販売機と至れり尽くせりという感じ
そんなことから、山荘周辺には登山というよりは観光の人が多いときもあって、景色以外のところでストレスになる可能性があります
登山の山小屋宿泊|山小屋泊 ザック 容量
山小屋泊に必要なザックの容量は
- 1泊から2泊:40L程度
- 3泊:50L程度
が適当です
山小屋泊のザックは、人によっては1泊30Lで間に合う場合もあります
山小屋に持っていくべき荷物をよく整理して必要最小限の荷物にすれば30Lくらいでも全く問題ないと思います(例えばシュラフがほしいかどうかなど)
あまりに軽さばかりを追求してしまっても、楽しくない登山になってしまこともあるので、注意です
初心者ならば、30Lでは不安なので、40Lをおすすめします
徐々に軽量化を勉強してコンパクトにまとめられるようにしていきたいですね
登山の山小屋宿泊|避難小屋泊 持ち物
避難小屋泊の持ち物は、テント泊と同じくらいの持ち物をもっていってください
▼登山 山小屋泊の持ち物リストはこちら
<服装>
- 帽子
- 長袖シャツ(化繊)
- パンツ・ズボン(化繊)
- 中間着(フリースなど)
- 速乾のアンダーウェア
- 替えのアンダーウェア
- 手袋
- レインウェア
- ソックス
- 登山靴
<持ち物>
- ザック
- 防水袋
- ストック
- 食料・水
- 非常食(ソイジョイなど)
- ストーブ・コンロ
- 炊事用具(クッカーなど)
- ライター
- ヘッドライト
- 時計
- コンパス
- 地図
- GPS・スマホ
- ナイフ
- トイレットペーパー
- 救急用品(ポイズンリムーバー、かゆみ止めなど)
- ゴミ袋
- 健康保険証
- シュラフ
- スリーピングマット
- 蚊取り線香
<避難小屋が使えないときのために>
- タープ・ツェルト・テント
登山の持ち物でテント泊の場合は、このテントを追加すればOKになります
なぜツェルトも必要かというと、避難小屋はあくまで避難小屋なので、泊まれない可能性もあるからです
女性の場合は、これに山小屋泊の持ち物で女性に特に必要な日焼け止め、デオドラント類が加わります
避難小屋とはその名のとおり、遭難しそうなときに避難するためのピンチ前提の小屋なので、行きやすいところにはなく、遭難しそうな場所に設置されていることが多いです
遭難しそうなところというのは、冬のホワイトアウトや、霧が出やすいところ、風が強いなどがそれにあたります
避難のためだけの小屋なので、便利な施設は少ないです
トイレや水もないところがほとんどで、そんなことから、基本的には避難小屋を登山計画に入れ込むのはちょっと危険ですね
水が近くにない場合は、途中での水くみも計画に入れないと行けないこともあります
そして先客がたくさんいれば泊まることができないこともあったり、古いデータの場合は、避難小屋自体がなくなってしまっている場合もあります
すでに避難小屋がなくなっている場合は・・・テント泊しかありません
地元や近況がわかる信頼ある情報があるならば、そこまではいらないですが、初めて行くところや情報が少ないところなどは注意ですね
そんなところを避難小屋で泊まる計画を入れる場合は、テント泊の装備が必須になることもあるので注意ください
登山の山小屋宿泊|避難小屋 宿泊の女性へ
女性が避難小屋に泊まるのは、リスクが高いので注意が必要です
避難小屋での宿泊は、テント泊の女性ソロより危険度は高く、特にソロで避難小屋は個人的にやめるべきだと思います
(テント泊はテントに入るという障害が加わるため被害にあう確率は若干低くなります)
今までうまくいっていたからといって、これからもうまくいくとは限りません
そういう意味では避難小屋は怖いかもしれません
避難小屋で男女がマンツーマンになる場合が特に危険
ストーカーでなければ、避難小屋に泊まる男性は犯罪をするために泊まるつもりではないですが、男性は本能を刺激される(肌を見てしまうなど所作による刺激)と、人によってですが、抗えないこともあることを知っておいてほしいです
そんなこと考えたくないのですが、お互いせっかく楽しい登山に来ているのに、お互い不幸になってしまいます
男性も女性もどちらか片方の努力でどうなるわけでもなく、不幸を避けるには、両方の注意が必要になります
しかし避難小屋のようにお互いの所作がすべて見えてしまう狭い空間では問題になる確率はかなり高くなってしまいます
以上のことから、どうしようもなくて避難小屋を使う場合以外は、女性がソロで避難小屋を登山計画に入れることは避けた方がいいと感じます
登山の山小屋宿泊|山小屋で不愉快なことが・・
山小屋で不愉快な思いをした人の話をときどき聞きます
最近は「エコツーリズム」ということで、登山も観光の一つとして認知されてきていますが、古くからの登山者や、厳しい立地条件にある山小屋、地方の山小屋などでは、観光というよりは「助け合い」の精神があって、他人に迷惑をかけるひとには厳しいところも多いです
また人気の山小屋は常連も多く、そういうリピーターにはどうしても山小屋の従業員は良い顔をしてしまって、差別とみられることもあります
また、お金のために冷たくなる・・ということもないこともないです
山小屋の経営は、新しい参入者が少ないので、競争の原理が働かず、自然と横柄になることもしばしばです
いままで山男を相手に商売をしていたこともあって、対応が雑になることは仕方がないと思いますが、あまりに横柄な場合は、お客が離れていってしまうので、今後それほど長続きすることはないと思われます
ですが、少なくても都内でのサービスのような対応を求めるのは、逆に無理がありますね
「ベンチに座らないで!」登山初心者が戸惑う山小屋主人の対応
こちらのライブドアニュースから「週刊ポスト」さんの記事を見ると、現在の状況がよくわかります
▼ライブドアニュースより
この中では、「外にあるベンチに座らないで」という山小屋主人からの話を皮切りに、いろいろな意見が書いてあります
「ベンチに座らないで・・・」というタイトルだけ見ると、山小屋の主人の心の狭さが気になりますが、実際本文を見てみると、非常識な登山客への対応の一つだということがわかります
この記事では、そんな宿泊客を大事にしたいが、避難場所としての役割も一緒に果たさなくてはならない山小屋の苦労がクローズアップされて書いてあってとても興味深いです
今の状況は、いままでの対応で問題無かった山小屋側のやり方と、登山ブームでいままで山のことをあまり知らなかった登山客とのギャップが問題になっていることがわかります
片方だけに問題があるわけでなく、どちらにも問題はあって、今後はどちらも改善していく必要があることがわかります
「混雑時や悪天候時は小屋が戦場と化し、主人や従業員の愛想がなくなる山小屋もあります。最近はホテル並みのサービスを提供するところもあるので、宿泊登山を計画するときは山小屋の評判などを事前に下調べしておいたほうがよいでしょう」
(ネイチャーガイドリス 野中氏より)
ガイドさんの言葉の通り、ハズレになるのがイヤならば、山小屋で評判の悪いところを口コミなどで探すと良いかもしれません
これからは、登山者側の危険やマナーの考え方や、山小屋側の細かいサービスの追加についても徐々に必要になってくると思います