「登山家 野口健」とは言われたくない「アルピニスト 野口健さん」
野口健さんと言えば「アルピニスト野口健」で有名なあの「健さん」のこと
ボクはここで「健さんを「アルピニスト」とは言えない。でも「なんとなく偉大なこと」やっているよ・・」ということを中心にまとめました
このアルピニストという枕詞(まくらことば)で野口健さんが一般的に有名になったのは、コーヒーのCMに出演したあたりからと覚えています
そのころはそれほどその「アルピニスト」を違和感なく受け入れていましたが、自分が登山をするようになった今、その「アルピニスト野口健」にはどこか商業的な匂いが見えてきて、「健さん」の魅力がそれで半減してしまいました(※ボクが期待しすぎたのかもしれませんが。それでもスポンサーを募る営業力の強さと、それを実現させる信念はすごいと思う)
「アルピニスト」ではなく「登山家 野口健」という名称ならばいまでも違和感なく受け入れることは可能ですが、とりあえず「アルピニスト」ではないと思っています(とりあえずボクは)
野口健さんはなぜか「登山家」という肩書(かたがき)を嫌い、ムリに「アルピニスト」という肩書をしたかは不明ですが、そんな登山家で環境活動家の野口健さんに対する批判や評判をまとめてみました
(▼最近の健さんの定番スタイル)
頭を切り替えて明日からまた頑張ろう。明日は明日の風が吹く!!! pic.twitter.com/n1D294vjja
— 野口健 (@kennoguchi0821) December 9, 2021
(野口健さん==目次==)
- 「登山家 野口健」とは言われたくない「アルピニスト 野口健さん」
- 野口健さんへの批判が多い理由「アルピニスト」の語源
- 野口健さんの実力
- 野口健さんは登山がきらい
- 野口健さんの評判
- 野口健さんのプロフィール
- 野口絵子さんは野口健さんの娘さん|父・嫁さんなど
- 野口健さんの父
- 野口健さんの奥さん
- 野口健さんの母(モナさん、容子さん)
- 野口健さんが「植村直己冒険賞」を受賞できたワケ
野口健さんへの批判が多い理由「アルピニスト」の語源
野口さんが好んで使う「アルピニスト」、その語源はヨーロッパ「アルプス」にあります
ここを登山するには高い高い技術が必要で、そこを登る技術力が高い人たちのことを敬意を込めて「アルピニスト」と言っています
その高い技術を活かしてほかの高所登山や岩壁を短期間・少人数で登るスピード重視のスタイルを「アルパインスタイル」といって、これをやっている人たちが、世界で一番登山が強いといっていいと思います
加えて登山そのものに深い情熱や楽しみ、喜びを持ち、知識や体力を極限まで養い全身全霊を持って山に対峙すること、また測量や狩猟などのほかの目的を持たず純粋に登山を目的として登る行為を「アルピニズム」といいます(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0)
「アルピニスト」と普通の「登山家」の違いはこの中の「アルパインスタイルを実践しているかどうか」がその大きな違いです
野口さんがエベレストで行った登山は「極地法」と言われるスタイルで、大人数でベースキャンプを設けながら少しずつ前進していくスタイルでアルパインスタイルとは対極に近い位置している方法、固定ロープのルート工作や酸素ボンベをつかったりと、なんでもアリの物量作戦で、現在の商業登山でも同じスタイルをとっていました
アルピニストたちのアルパインスタイルは、ほぼ個人の実力が割合を占めるスペシャリストの登山法、それに比べて極地法は必要な条件はお金の割合が高いということ、加えて野口さんはときどき「登山は好きではない」といっていることもアルピニズムの考え方から外れる(と思われる)ため、「アルピニスト」を名乗っている野口さんは、それらを理由によく後ろ指を指されるような批判を受けることが多いみたいです
(※極地法でもエベレストに登るにはそれなりの訓練が必要で、普通の登山家がすぐに登れるものではありません。ブログを見ると、かなり苦労して登っている様子がわかります)
野口健さんの実力
エベレストに登るためにはある程度の体力と技術(お金も)が必要なのはわかりますが、野口健さんの実際の登山の実力はどのくらいか調べてみました
野口さんが1999年にエベレストに登ったコースがブログに載っているのでまずそちらをみてみます
(▼野口健さんのエベレストコース)
これはネパール側からの一般ルートで今では商業的ルートの典型ルートになっています
その当時これを登る実力は、野口さんが登った1999年と今では技術はラクになっていますが、体力面はほぼ同じだと考えます(普通に酸素も使っているし)
それを前提条件として、同じくエベレストに登った三浦雄一郎さんの「登山をしたことがない人がエベレストを登るためのトレーニング」を参考にみると
- 1年目、片足に1キロのおもり、10キログラム分入れたザックを背負って2時間、週に3日歩く
- 2年目、片足に3キロのおもり、15キログラム分入れたザックを背負って2時間、週に3日歩く
- 3年目、片足に5キロのおもり、25キログラム分入れたザックを背負って2時間、週に3日歩く
- 4年目、片足に8キロのおもり、25キログラム分入れたザックを背負って2時間、週に3日歩く
- 5年目、エベレスト挑戦
(参考:登山未経験の50代。エベレストに登るには(三浦雄一郎氏)https://president.jp/articles/-/10049?page=1)
その間に富士登山、ヒマラヤ5000m、6500m、8000mと登る山のレベルも上げていき、ロープワークなどの技術も練習しておきます
そうすると、未経験者でも5年でエベレストに登れるのです
ボクがここで何が言いたいかというと、野口さんが登ったルートは、普通の人でも5年頑張れば登れるルートということ
つまりは野口さんが1999年にエベレストに登れたのは、実力が特に優れていたからというわけではないということが言えます
野口健さんは登山がきらい
野口さんは多分、山はそれほど好きではないのかもしれないです
野口さんの父「雅昭さん」のインタビューをみると野口さんの山登りのモチベーションは「人を驚かせる」それ一点のみだったらしいです、これは栗城くんにも通じる考え方ですね、
別に人を驚かせるのに「山」がやりやすかっただけで、別に山でなくても人をアッと言わせ、自分をアピールできればそれで良いという考えが見え隠れしています
(参考:アルピニスト・野口健のおやじ 雅昭さん:2 山は自分をアピールする手段 https://archive.md/PyRtv)
イーウーマンさんのインタビューでも健さんが直接「ああ、僕、あんまり山は好きじゃないですからね。山は辛いですからね。」と言っています 「山を離れると山に戻りたくなる」とも言っていますが、個人的にこれはリップサービスで、山でなくても野生の感覚が鋭くなる環境(例えばヨットで世界一周とか)があればそっちに行っていたんじゃないかと思います
(参考:http://www.ewoman.co.jp/winwin/59/1/32)
この考え方もアルピニズムの考え方とちょっと異なるので「アルピニスト」ではないんじゃないかな・・・と考えてしまいます
野口健さんの評判
野口健さんはアンチや批判も多いです
実力が著しく(いちじるしく)高くないのに「アルピニスト」を名乗っていたり、登山がそれほど好きではないと言っているのに登山をバックボーンにした活動を行ったりと、外から見るとちょっと矛盾した生き方のように見え、それがそんな評判を生んでいる感じがします
また、テレビで見る限り、健さんの言動はとても「軽く・ちょっといい加減な感じ」に見えます(すみません、個人的意見です)
それはわざとそうしているのか・・・それともそれが本当の姿なのか・・・ここはボクには判断できませんが、なんとなく「損しているな・・」と思いました
これも批判されやすい理由じゃないかなと思います(その軽い物言いは、自分に正直なだけで、自分では矛盾しているとは思っていない雰囲気にも見えます)
野口さんを「登山界では市民ランナー」「登山は3.5流」といっている服部文祥さんのように、野口さんを「アルピニスト」と考えない人は、登山をやっている人に多いと思います(ボクも現時点ではそう思っています)
野口さんは「登山家」という風に言われるのがキライらしく、それで「アルピニスト」と名乗っているだけのようなので、それで服部さんは余計面白く思わないひとは多いのかもしれませんね(想像ですが)
(※野口さんは、ヨーロッパアルプスの「モンブラン」に登っていますが、そのルートの難易度を調べると、それほど高いわけではないように見えます。モンブランは近くまでロープウェイもあったりして、これも一般人が練習すれば登れる山・・・と思われます。そして野口さんの記録を調べると、公式にアルプスに登っているのはこれ一つだけのようです。野口さんはこれを登ったことも「アルピニスト」を名乗るひとつの理由かなと思われます・・・・これだけを見ると、野口さんがいろいろ言われるのもうなずけますね・・・)
(参考 モンブランwiki:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3)
野口健さんのプロフィール
ここで野口健さんのプロフィールを簡単に
健さんのプロフィールをいろいろ見ていると感じるのですが、「アルピニスト」という一番のバックボーンの履歴より「コメンテーターや出演TVの方が多い」のは否めない感じがして、このあたりが皆さん知っている「健さん」だと思います
そこで昔の健さんの「公式登山記録」が公表されているのは下記のとおり
1990 | 16歳 | 高校2年生 | 夏休みに「モンブラン」(スイス)登頂 |
17歳 | 「キリマンジャロ」登頂。7大陸最高峰の登頂を決意 | ||
1992 | 18歳 | 高校3年生 | 亜細亜大学国際関係学部入学の一芸一能入試を受け、合格。日本に帰国する |
2月「メラピーク」(ネパール)に登るが悪天候のため断念。シェルパと交流が始まる | |||
19歳 | 大学1回生 | 9月「コジアスコ」(オーストラリア)に登頂 | |
12月「アコンカグア」(南アメリカ)登頂 | |||
1993 | 大学を休学 | ||
4月「アイランドピーク」(ネパール)登頂 | |||
6月「マッキンリー」(北アメリカ)登頂 | |||
1994 | 21歳 | 12月「ビンソン・マッシーフ」(南極)登頂 | |
1995 | 22歳 | 9月「エルブルース」(ロシア)で高山病にかかり登頂ならず | |
1996 | 1月「エルブルース」(ロシア)登頂 | ||
1997 | 23歳 | 5月「エベレスト」(中国)山頂まで1000メートル地点で登頂を断念 | |
1998 | 25歳 | 10月「エベレスト」(ネパール)に国際隊で挑むが天候悪化のため登頂を断念 | |
1999 | 5月「エベレスト」(ネパール)登頂。7大陸最高峰登頂の世界最年少記録を樹立(当時) |
(出典:view-source:https://www.noguchi-ken.com/PROFILE/)
2回くらい失敗していて、結構苦労しているのがわかります
実際の公式プロフィールでは0才からの歴史がつづってあります
ここでボクが注目したいのは両親の離婚で成績が下がるということ、ボクも似たようなことがあったので分かりますが、子供にとって一番のバックボーンは「家族、家庭」です、これがズレてしまうと何もやりたくなくなるのもうなずける(家庭に問題があると登山にも全く行きたくなくなりますからね・・)
このあとに上級生を殴って(理由はあるようですが)停学、ここから旅に出て登山をするようになります
こう見てみるとかなり「濃い」人生でムダが少ないやり方で山に登っているのがわかりますね
高校から大学、25才くらいまではかなりの駆け足、で、その後は清掃登山をメインに環境問題を扱うような活動がメインになっています
これを見ると登山に情熱を燃やしていたのはほんの一瞬だけのような感じ、その後も登山を続けていますが、それほど攻める登山はやらなくなっています(記録ないですし)
なんとなく「勉強キライでやりたくないけど、大学入るために気合い入れて1年だけ猛勉強した」という感じがしますね・・・
野口絵子さんは野口健さんの娘さん|父・嫁さんなど
野口絵子さんは笑顔がステキな野口健さんのとこの娘で長女です
(▼絵子さんの公式ホームページはこちら)
世界ふしぎ発見で「ミステリーハンター」をこなし、野口健さんと9才で冬の八ヶ岳からデビューし、野口さんといっしょに登山をしていている2004年2月21日生まれの高校生(このときニュージーランドの全寮制高校に通っています)
少なくても顔はお父さんの健さん似ではなく、完全にお母さん寄りの日本人色が強い顔でとてもキュート
お父さんに似るとホリが深くなるはずですからね
名前の由来はよく確認していませんが、野口さんが考えから推察すると「ECO」からきているんでしょうね・・たぶん・・・(ECOとはエコロジー(生態学)、エコノミー(経済)からでた造語で環境と経済の好循環を目指すための「環境にいいこと」を意味する言葉)
公式のツイッターをみるとお父さんとの仲がとても良いのがつぶやきでよくわかります
去年の夏休みに、ホームステイ先の近くのビーチで1人お散歩してた時。
フリーマーケットをやってたので美味しそうないちごを買いました。1人でいちご食べてるウキウキの写真を撮ってるこの時はまだ、この後いちごが海水にのまれてしまうことは知らないのです、、、🥲 pic.twitter.com/9ei2Zs8L5V— 野口絵子 (@ekonoguchi) December 4, 2021
ツイ廃のようにツイートは多くなく、ニュージーランドでの生活を日記のように綴っている感じがする内容、まあお父さんが有名人だし、自分もTV出演もしている有名人なので、それほどエグみのあるツイートはできないのはわかりますが、もう少しクセのあるツイートもあると楽しいと思います・・・いやお父さんがクセがあるのでこれくらいが良いのかもしれません・・・・
野口健さんの父
父、雅昭さんは元外交官で、ボクの地元福島県の会津若松出身
エジプト公使、イタリア公使、イエメン大使、シドニー総領事、チュニジア大使などを歴任している人で、インタビューなどを見ると男らしい雰囲気が伝わります
また東大出身で日本の学歴社会の頂点にいるのにも関わらず学歴社会を否定するなど、考え方がおもしろくて発言が直接的な不思議な人
現在は「中東の窓」なるブログで中東情勢などを発信されています
(▼中東の窓)
インタビューなどをみてみると、ぶっきらぼうでも思慮深い雰囲気が伝わってきます 個人的にこういう父も良いけど、なんとなくアタマ良すぎる人っていうのはびっくり箱の横にいるような感じがしてニガテかも・・・・
(参考:http://www.ewoman.co.jp/winwin/59/1/31)
野口健さんの奥さん
野口健さんの奥様は「加藤靖子さん」
公式ブログで拝見するとキレイな奥様で、これも福島県に近い仙台に住んでいたということ
(公式ブログ 加藤靖子さん紹介)
ボクが思うのもなんなのですが、野口さんの忙しさを見ると、奥さんは大変そうですよね・・・入籍した日は小笠原にいたらしいくらいですから・・
実は野口健さん、ネパールでエベレストにトライしているとき(21才ころ)にネパールの女性(15才か16才くらい)に求婚し、婚姻関係を結ぼうとしていますが、法律上の理由で断念しています
(▼こちらのブログでははっきり出典は書いていませんが、女性の父も賛成で、結婚式まで挙げたそうです)
結婚式はしましたが、残念ながら法律の関係で婚姻には至らずでした
そこまでならいいのですが、それを軽い感じで自叙伝に書いていていたので、一度やり玉に挙がって、いろいろ言われたりもしました
野口健さんの母(モナさん、容子さん)
野口さんのお母さんは「2人」います
「産みの親」と「育ての親」です
産みの親は「野口モナさん」で「エジプト」の人、野口さんは「かあちゃん」と言っていて、今でも交流があって、とても「尊敬」しているようです
(▼モナさんの顔は公式ブログより)
モナさんの顔を見るとキリっとしていて「健」さんにあまり似ていない感じがします・・・
父、雅昭さんの顔を見ると、こちらにも似ていないな・・・・
(▼雅昭さんの顔はこちら 日刊現代より)
でもよーく見ると鼻から下は「父、雅昭さん」、目のあたりは「母、モナさん」という感じが見えてきます
ただ全体を通すとどちらにも似ていない感じのする「健さん」になるという感じです
育ての親は父、雅昭さんが再婚した「容子さん」、とても厳しい母だったようです、何せエベレストに2度失敗している健さんへ「ダラダラと挑戦していたらあなたはエベレストのストーカです」と激を飛ばしたくらいですから・・・すごいお母さんですね
野口さんは容子さんのことは敬意を払い「お母さん」と言っています 産みの親のモナさんは「母ちゃん」
この言い方で、健さんがどちらの母のことを話しているかわかるので参考までに
(▼公式サイトより育ての母 野口容子さん)
現在、容子さんは鬼籍に入っていらっしゃいます ご冥福をお祈りいたします
(▼容子さんとのお別れの報告)
野口健さんが「植村直己冒険賞」を受賞できたワケ
野口さんが登山を始めた理由は、高校停学中に見た冒険家「植村直己さん」の「青春を山に賭けて」をみたからと言っています
その後2008年に「植村直己冒険賞」を受賞
この賞は、中国、ネパール両側からエベレストに登頂した実績と、エベレストの清掃登山の2つの功績が認められたということ(時事通信社 https://www.jiji.com/jc/v4?id=2008uemuraaw0001)
植村さんの本をきっかけに登山を始めたのだからこの賞はうれしかったと思います
ですが、この賞を取るきっかけになった「エベレスト登山」と「エベレスト清掃登山」、これを見るとエベレストの登山ならわかりますが、「清掃登山」はその賞に値しないのでは?・・最初聞いたときに不思議に思いました
なぜならあくまで「冒険賞」なので、すぐれた冒険に対して賞を贈るものだったからです
清掃登山はなんとなく違いますよね?
清掃登山というのは野口さんが初めて行ったわけではなく、日本の各山岳会でも各地区において定期的に行われている登山の種類のひとつで、いわゆる山のゴミ拾いです
今でこそ山にゴミを捨てない意識を持つのが普通ですが、もっと以前は普通に「山でゴミを埋めていました」
(※あの釣りキチ三平の紳士中の紳士、「鮎川魚紳」さんも吸い殻やゴミを土に埋めていて、それを見た三平が褒めるような時代もありました ボクの福島県でも尾瀬の小屋や飯豊の小屋ではゴミを山に埋めて現在も問題になっているところもあります(参考:https://natrom.hatenablog.com/entry/20090329/p1))
昔はそれが普通で、日本全体のマナーがまだまだ育っていなかったということがわかります
そこで野口さんの清掃登山の原点を見てみると、エベレストで「日本は経済は一流だけど、文化、マナーは三流だ」と言われたのがその原点の一つだったようです
そしてそれに憤慨して、そのエピソードを日本で話すと、日本の山岳関係者からも圧力がかかって隠そうとされたこともあったようです
それにも野口さんは憤慨、この2つの「軽蔑」と「隠蔽」への反抗が「清掃登山」の原点の2大要素のようです(参考:https://www.noguchi-ken.com/ACTIONS/seiso.html)
日本の山岳界はいまでもまだそうと感じますが、そのような当時の閉鎖的で権威ある人の声が強い体質、その変え難い登山界の体質を変えようとした「野口さんの創造的な冒険」が「植村直巳冒険賞」の評価対象になったように思われます
(参考:植村直巳冒険賞 選考委員に聞く https://www.city.toyooka.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/808/p4-5.pdf)
清掃登山へのアクセル部分はその憤慨からきていますが、清掃登山のボランティア精神は「父、雅昭さん」から受け継いだように思います 健さんは父のODA(政府開発援助)のための現地視察によく付いていったそうです そこで表面からは見えない発展途上国の現状を目の当たりにし、そういう人のために何が必要なのかを肌で感じていったのではないでしょうか
(参考:https://www.13hw.com/interview/25_01.html)
そして野口さんは「僕だって、ごみ拾うのが天職だなんて思ったことないですよ。やらなきゃいけないから、やっているわけです。」(出典:https://www.13hw.com/interview/25_03.html)と言いながら、「植村直巳冒険賞」を受賞した「清掃登山」を続けているというわけです
句点0で驚き。小学生の文章かと思った。
・したときがない→したことがない
・「別に」の誤用
・簡単な単語にルビ
・句点にすべき部分を読点にする。→「です、」
・野口健さんのとこの
その他多数。
至らないところが多くて申し訳ないです
ただの思想強い人で草
軽いイメージのある健さんですが、いろいろ調べてみるとその行動力には脱帽することが多々ありましたね・・・