大山は登るのに何時間?|ルート紹介など

大山(だいせん)の最短登山ルートは往復で「5時間10分」。サイトによっては「往復時間 6時間」と言われています。このコースは「夏山登山口ルート」と言って「夏山登山口(標高約779m)」から登り、登山道終着点の「弥山(みせん」(標高1709.4m)まで上りが3時間、下りは2時間10分で消費カロリーは約2000kcalです。難易度は中程度でルート定数は「23.9」、ちょうど高尾山と富士山の中間程度のレベルです
(参考:山と高原地図)

大山 登るのに何時間かかるか


==▼目次==

大山登山の最短ルート

大山登山のおすすめ最短ルートは「夏山登山道」。北西側の稜線を最短で登るコースです。一番よく使われる登山道でよく整備されています。

伯耆大山 最短登山ルート

(▼夏山登山口)

大山登山の消費カロリー

大山の消費カロリーは4.5~9.1kgの荷物で体重50kgの人なら1980kcalで約2,000kcalです。富士山吉田ルートが往復11時間でカロリーは約4210kcalでおおよそ倍。高尾山の1号路は往復3時間で1,150kcalなので大山の半分のカロリーです

(参考:カシオ>>

大山の登山口の標高は?

大山登山口、夏山登山口の標高は約779m。なぜ「約」としているかというと、正確な標高が観光案内や登山口明記がされていないため。779mはボクが地形図からおおよそで読み取った標高です。夏山登山口の標高はニーズがあるようなので、できれば正確に測って登山口に書いておいてほしいです

大山登山ルートの難易度

大山(だいせん)の夏山登山道の難易度は「普通」です。難易度を示すルート定数は「23.79」。一般的に20前後は一般初心者向けと言われています。ちなみに高尾山は13.9、富士山吉田ルートは42.7

(ルート定数計算方法)
ルート定数(コース定数)=1.8×行動時間(コースタイム、h)+0.3×歩行距離(km)+10.0×登り累積標高差(km)+0.6×下り累積標高差(km)
よって
ルート定数(コース定数)=1.8×6h+0.3×8.51km+10.0×0.98km+0.6×1.063km=23.79(ルート定数)
(参考:ルート定数
(参考:ヤマレコ
(参考:ヤマケイ

大山登山のおすすめルートは?

大山の登りは「夏山登山口」から「弥山」へ最短ルートがおすすめですが、下りは「行者登山道」といわれる大神山神社に降りるルートがおすすめ。下り途中で避難小屋から少し降りたところに右に降りる登山道があります。それが「行者登山道」です。ピストンもいいですが、上りと下りが別の方が楽しくてよいと思います

(▼大山(だいせん)の行者登山道地図(青ライン))
大山 だいせん 行者登山道地図

(▼Aポイント:神社奥宮の後ろにある登山道入口)

(▼Bポイント:行者登山道の分岐付近)

(▼Cポイント:大山ナショナルパークセンター駐車場付近)

大山登山の注意点は?

注意点は①トイレが混雑すること、②延々と階段を登るので心がくじけそうになること、③曇りや霧がかかっていると景色が見えないこと、④寒い日は階段や板の表面が霜や氷で滑りやすくなること、⑤崩落が多い山なので立ち入り禁止には注意すること 計5件の注意点があるので気をつけてください

(参考:Googleマップ口コミなど

大山の剣ヶ峰は禁止 なぜ?

剣ヶ峰への登山道が通行禁止の理由は崩落が激しく事故が多いため。ただ正式な登山道ではないというだけで法的禁止はありません。そのため上級者は冬でも登頂しているようです。

(▼剣ヶ峰の画像)

大山登山の料金はいくらですか?

大山では任意の「大山入山協力金制度」があります。1回登山で500円と、夏山期間中登り放題定額3,000円があり。支払わなくても登れますが、できればお願いしたいです
(出典:鳥取大山観光ガイド

鳥取 大山登山の持ち物は?

(初級者必須の持ち物)

  • 帽子
  • アウター
  • 長袖のシャツ
  • ズボン
  • 乾きやすいアンダーウェア
  • 手袋
  • レインウェア
  • ソックス
  • 登山靴
  • スパッツ
  • ザック
  • ザックカバー
  • 食料・飲み物(水は1L程度)
  • 非常食(チョコナッツなど)
  • 地図(磁北線確認)
  • コンパス(使えるようにしておく)
  • ラジオ(お天気情報、雷感知など)
  • ゴミ袋
  • 保険証
  • ライター
  • ナイフ
  • スマホ(携帯電話)
  • 応急用品
  • インナーシーツ(小屋泊まりの場合)
  • 身分証明書

(▼積雪期の追加持ち物)

  • 毛糸・化繊の帽子
  • 冬用グローブ
  • アイゼン
  • ピッケル

大山 どんな山?

大山(だいせん)は中国地方で一番高い山。登山道で行ける最高到達地点は「弥山(みせん 1709.4m)」で、表向きはここを山頂としていますが、実際の最高地点は「剣ヶ峰(1729m)」。ただ現在「剣ヶ峰」へのルートは滑落の危険があるので現在は整備されていません。

大山(だいせん)の初冠雪は10月下旬くらいからで、周辺に雪が降るのは11月くらいから。少なくてもスタッドレスは12月くらいからは必要です

大山(だいせん)の山開きは毎年6月。第1土曜と日曜の2山開き祈願祭の日とされています。土曜に参道でたいまつ行列の前夜祭があり、日曜には山頂で祈願祭が開催されます。そのほかコンサートなどの催し物があり、一種のお祭りのような雰囲気が特徴です

紅葉は10月初旬から。11月初旬までの1ヶ月間楽しむことができます。紅葉を見るおすすめスポットは大山の北西にある「豪円山のろし台」、「金門(きんもん)」、クルマの中から見ることができる「博労座(ばくろうざ)」という駐車場がおすすめ。

(▼そのほかの紅葉名所はこちら)

絶景・大山の紅葉!~日本屈指の赤、紅葉に魅せられし秋~ | 鳥取大山観光ガイド
鳥取県の名峰・大山(だいせん)の標高600mにある大山観光局より、大山の旅行・観光・ツアー・登山情報などをお届けします。