金剛山登山の難易度は?どれくらいで登れますか?
金剛山の難易度は、ほぼ初級レベル。人気の「千早本道~文殊尾根」ルートは難易度 初級 レベル14.3、コースタイム往復3時間。最短の東尾根・文殊尾ルートは難易度 初級 レベル10、コースタイムは往復1時間50分。高尾山の表参道がレベル13.9なのでほぼ同じレベルです
※そのほかのルートは金剛山 登山ルート一覧をどうぞ
==▼目次==
金剛山ロープウェイは運行していますか?
現在ロープウェイは耐震不足のため停止中です。(2023/8現在)金剛山のロープウェイは昭和41年から運行していましたが、平成31年の調査で、コンクリートの強度が地震に耐えられないという報告があり、その時期から停止が続いています。千早赤阪村が運営していましたが、村だけで運営は完全に断念。いっしょに運営してくれる業者が見つからなければ撤去となるようです。なんとか再開してほしいです。
(※千早赤坂村 観光案内、金剛山ロープウェイについて、村単独での事業運営を断念します)
金剛山 登山 ルート一覧
金剛山に登るルートのリスト。難易度の低い順です
※カロリー計算は4.5~9.1㎏荷物 体重50㎏の場合です(カシオのカロリー計算)
金剛山 東尾根・文殊尾コース 地図|所要時間・難易度
- 難易度:初級 レベル10
- コースタイム:往復1時間50分
- 往復ルート:百ヶ辻(もがつじ)→東尾根→文殊尾→山頂広場
- 消費カロリー:703kcal
- ▼金剛山 東尾根・文殊尾コース 地図 (参考:ヤマレコ)
- ▼駐車場:有料 600円)
金剛山 松の木尾根コース 地図|所要時間・難易度
- 難易度:初級 レベル13.9
- コースタイム:往復3時間20分
- 往復ルート:金剛登山口→黒栂谷道(くろとがたにどう)→松の木尾根→山頂広場
- 消費カロリー:1,278kcal
- ▼金剛山 松の木尾根コース 地図 (参考:ヤマップ)
- 駐車場:豆腐屋さんわきの有料 600円
- 駐車場:有料500円 少し離れている
金剛山 千早本道コース 地図|所要時間・難易度
- 難易度:初級 レベル14
- コースタイム:往復3時間00分
- 往復ルート:金剛登山口→千早本道→山頂広場
- 消費カロリー:1,150kcal
- ▼金剛山 千早本道コース 地図|所要時間・難易度 (参考:ヤマップ)
- 駐車場:有料 600円)
- 駐車場:有料500円 少し離れている
- 登山口
金剛山 千早本道・文殊尾コース 地図|所要時間・難易度
- 難易度:初級 レベル14.3
- コースタイム:縦走3時間30分
- 縦走ルート:金剛登山口~千早本道~山頂広場~文殊尾根~百ヶ辻(もがつじ)
- ▼金剛山 千早本道・文殊尾コース 地図 (参考:剛友会)
- 消費カロリー:1,341kcal
- バス:時刻表(河内長野駅と富田林駅より)
- 駐車場:有料 600円
- 駐車場:有料500円 少し離れている
(参考:ヤマップ)
金剛山 太尾道コース 地図|所要時間・難易度
- 難易度:初級 レベル18.4
- コースタイム:往復4時間10分
- 往復ルート:石筆橋の登山口・水越橋の登山口→太尾道→山頂広場
- 消費カロリー:1,597kcal
- ▼金剛山 太尾道コース 地図 (参考:ヤマップ1)
- 駐車場1:カーブの路肩に駐車 無料)
- 駐車場2:無料駐車場
- 駐車場3:無料駐車場
- 登山口1:ケモノ道のような登山口
- 登山口2:奥に看板が見える
(参考:ヤマップ2)
金剛山 水越峠・金剛山ダイトレコース|所要時間・難易度
- 難易度:初級 レベル19.5
- コースタイム:往復4時間00分
- 往復ルート:水越峠の登山口→旧パノラマ台→一ノ鳥居→山頂広場
- 消費カロリー:1,533kcal
- ▼金剛山 水越峠・金剛山ダイトレコース 地図 (参考:ヤマップ)
- 駐車場:無料駐車場
- 登山口
金剛山 青崩道(あおげどう)コース 地図|所要時間・難易度
- 難易度:初級 レベル19.6
- コースタイム:往復4時間20分
- 往復ルート:石筆橋の登山口→青崩道→石ブテ尾根→山頂広場
- 消費カロリー:1,660kcal
- ▼金剛山 青崩道(あおげどう)コース 地図 (参考:ヤマップ)
- 駐車場1:カーブの路肩に駐車 無料
- 登山口:トイレの脇
金剛山 天ヶ滝道コース 地図|所要時間・難易度
- 難易度:初級 レベル20.2
- コースタイム:往復4時間20分)
- 往復ルート:天ヶ滝道の登山口→天ヶ滝道→一ノ鳥居→山頂広場
- 消費カロリー:1,660kcal
- ▼金剛山 天ヶ滝道コース 地図 (参考:ヤマレコ)
- 無料駐車場と登山口
金剛山 二河原辺道コース 地図|所要時間・難易度
- 難易度:中級 レベル29.9
- コースタイム:往復7時間20分
- 往復ルート:道の駅→二河原辺橋→二河原辺道 水分道・桐山 二河原辺道→セト→山頂広場
- 消費カロリー:2,811kcal
- ▼金剛山 二河原辺道コース 地図
- 出発地:道の駅
- 登山口の石柱
(参考:ヤマレコ)
(参考:ヤマップ)
コース定数とは
一般的に20前後が一般初心者向けで、30前後が健脚向けと言われています(40以上は1日では厳しいので泊が伴うくらいのレベル)。ちなみに高尾山は13.9、富士山吉田ルートは42.7です
コース定数(ルート定数)とは鹿屋体育大学 山本正嘉教授の提唱している、ある登山コースを歩いた時にどれくらいの体力が必要かを科学的な方法で数値化したもの。コース定数はあくまで体力のレベルで技術のレベルではありません。
(コース定数計算方法)
コース定数(ルート定数)=1.8×行動時間(コースタイム(h))+0.3×歩行距離(km)+10.0×登り累積標高差(km)+0.6×下り累積標高差(km)
金剛山 なぜ有名?
金剛山がこれほどまでに人気があり有名な理由は、人の多い大坂から近く、登山道がよく整備されていて歩き安く、山頂までの距離もほどほどだからです。富士山の年間登山者が16万人(環境省より)のところ、金剛山の年間登山者が100万人(ヤマケイより)と言われているのでその人気がうかがえます。(トップは高尾山で300万人とか・・)金剛山をホームにしている山岳会「金剛山錬成会」によりよく登られ、整備や広報がしっかりされていていることも有名になった下支えになっているようです。(金剛山とはどんな山?)
金剛山とはどんな山?
金剛山とは葛木岳、湧出岳、大日岳の三峰から成る山々の名称。一つの山頂ではなく大阪府と奈良県の境にある山域の名称です。最高峰は神域で関係者以外入れない「葛木岳(標高1125m)」。そして一般の人が踏める最高地点の「湧出岳(標高1111.9m)」。大日岳は標高1,094mです。どの山頂も奈良県側にあります。
金剛山という名称の由来は山頂付近にある「金剛山 転法輪寺」が由来といわれたり、産出する「金剛砂」が由来などといわれたりしていますが定かではありません。
夏の気温は一番暑い8月は最高気温25.7℃最低気温15.7℃。冬は1月で最高気温1℃最低気温-6.6℃です(参考:ヤマレコ)。
山頂の様子は1時間おきに静止画像を配信しているライブカメラがあるので参考にしてください。
金剛山 登山の服装は?・持ち物は?
金剛山 登山の服装は南側の文殊尾や千早本道の往復なら普段着でもOK。靴も登山道が濡れていなければ普段使いの靴でOKです。持ち物は500ml程度の飲み物、虫除けスプレー、虫刺され軟膏、GPSがあるスマホは持ちたいところ。しっかり装備したいならば金剛登山の持ち物リスト参照です
低山でも登山道を外れると似たような森が続くので迷いやすく、特に金剛山は「勝手道」と言われる一般の人が勝手に目印をつけているところが多く、初心者が迷いやすいです(出典:産経新聞)。実際に遭難事故もあるので注意が必要です。
持ち物リスト
(初級者必須の服装)
- 帽子(日差し避け、小雨からメガネガード)
- アウター(風をさえぎる)
- 長袖のシャツ(日差しとケガ防止の長袖)
- ズボン(丈夫さ重視)
- 乾きやすいアンダーウェア(化繊かウール)
- 手袋(軍手でも可)
- レインウェア(必須)
- ソックス(なるべく厚め推奨)
- 登山靴(履き慣れ必須)
- スパッツ(朝露や小石侵入防止)
(持ち物)
- ザック(軽くて丈夫なもの)
- ザックカバー
- 食料・飲み物(水は1L程度)
- 非常食(チョコナッツなど)
- 地図(磁北線確認)
- コンパス(使えるようにしておく)
- ラジオ(お天気情報、雷感知など)
- ゴミ袋
- 保険証
- ライター(焚き火の練習をしておくこと)
- ナイフ
- スマホ(携帯電話)
- 応急用品
- インナーシーツ(小屋泊まりの場合)
- 身分証明書
(積雪期の持ち物)
- 毛糸・化繊の帽子
- 冬用グローブ
- アイゼン