燕岳から常念岳のコースタイムは?
燕岳から常念岳 縦走の所要時間は「17時間35分」難易度レベルは「65.9」中上級者向けです。
1泊2日なら大天荘か常念小屋で小屋泊かテント泊。2泊3日なら燕山荘大天荘、常念小屋でテント泊か小屋泊が適当。
全ルートの消費カロリー5,781kcalで、雪のないベストシーズンは7月~10月の3ヶ月間と短い期間です
※燕岳から常念岳の「地図」と「所要時間 詳細」>>
(▼左は燕岳表銀座コース 右は常念岳)
ちなみに「高尾山」はレベル13.9 初級で往復3時間50分、「富士山吉田ルート」はレベル42.7で中級の往復11時間です。
燕岳から常念岳の「地図」と「所要時間 詳細」
(▼各セクションの所要時間)
- 中房温泉~燕山荘:4時間20分
- 燕山荘~燕岳:往復55分
- 燕山荘~大天井岳(大天荘):4時間
- 大天荘~常念小屋:3時間
- 常念小屋~常念岳まで:往復2時間10分
- 常念小屋~一ノ沢登山口:3時間10分
- 一ノ沢登山口~中房温泉:クルマで1時間
中房温泉近くの登山口から登り始める。ここは合戦尾根といわれる北アルプス三大急登の区間。急登だがよく整備されているので中学校登山でも使われている。合戦小屋のスイカがおすすめ。燕山荘は宿泊可能。
※燕岳 最短往復コースタイム
イルカ岩やメガネ岩など花崗岩の天然のオブジェあり(燕山荘ブログの紹介>>)。燕山荘に宿泊するなら荷物をおいて燕岳ピストンがラク
ここは稜線歩きの区間。大下りで一気に標高を下げ、同じだけ登り返しになるので精神的にキツい。大天荘に到着する手前にクサリ場あり。そこを過ぎたところが休憩ポイント。この大天荘も小屋泊OK、テント泊もOK。燕山荘と経営が同じ。ここから大天井岳(おてんしょうだけ)は往復10分くらいの距離にあります。
ここは広い稜線歩き。東天井岳を過ぎ、左に曲がった先の道標があるところが展望の良い休憩ポイント。常念小屋で1泊するなら重い荷物をおいて常念岳往復がおすすめ
小屋から山頂までジグザグの登り道。山頂は狭いので休憩しにくい
※常念岳 最短往復コースタイム
常念小屋から登山道を東にくだり、水場を過ぎると「胸突き八丁」と呼ばれる路肩注意の区間あり。滑落注意
縦走後にクルマの回収に行くには、同行者のクルマかタクシーで中房温泉に戻ります。所要時間は1時間程度。
※燕岳~常念岳縦走した後の帰り方>>
燕岳 最短往復コースタイム
往復で8時間5分で、上り4時間50分、下り3時間15分が燕岳の最短所要時間です。難易度レベルは31.9で中級。中房温泉から燕岳山頂までの往復です (燕岳登山の難易度は?)
常念岳 最短往復コースタイム
往復9時間55分で難易度レベルは39.6 中級。最短の常念岳のコースタイムで、一ノ沢登山口から山頂までのコース。健脚者なら日帰りも可能ですが、一般的には常念小屋に1泊がおすすめです
(参考記録:ヤマップ常念岳往復)
燕岳~常念岳縦走した後の帰り方・時間
常念岳から一ノ沢登山口に下山したあとは、自家用車かタクシーで燕岳登山口に1時間程度で戻るのが一般的。近くにはバスは通っていません。
(▼一ノ沢登山口から中房温泉に戻るルート クルマで約50分)
北アルプス三大急登とは
ブナ立尾根、合戦尾根、早月尾根が北アルプス三大急登です。ちなみに日本三大急登はブナ立尾根、谷川岳の西黒尾根、南アルプス北部の甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根
- ブナ立尾根
- 合戦尾根
- 早月尾根
・ブナ立尾根取付点~烏帽子小屋
・北アルプス裏銀座の入口で、高瀬ダムを越えてすぐ登山口があり、そこから烏帽子小屋までの坂のこと。
・勾配20.3度が3.3km続く
・日本三大急登にもなっている
・ブナ立尾根の地形図
・参考記録:ヤマレコ(ブナ立尾根から烏帽子岳の記録)
・中房温泉登山口~燕山荘の区間
・燕岳への道で,表銀座縦走コースの入口。よく整備されているので中学生の学校登山でも使われ、山小屋のホームーページでは6才から登山をすすめています。(参考:燕岳はなぜ人気なのか)合戦小屋を越えると勾配がより急になっていく
・合戦尾根の地形図
・13.8度の勾配が5km続く
・参考記録:ヤマップ(燕岳ピストンの記録)
・馬場島(ばんばじま)~剱岳
・剱岳への登山道。北アルプス三大急登で一番厳しいであろう急登。早月小屋を越えてからの急登、クサリ、ロープなどがヤマ場
・16.2度の勾配が7.8km続く
・早月尾根 地形図
・参考記録:ヤマップ(早月尾根から剣岳)
(※参考:北アルプス三大急登 ヤマレコ)