日原川の源頭は東京都で一番高い山「雲取山」
雨が降ると白濁してしまい釣りにならない川になるのが特徴です
東京近郊に近いため人が多く、どの情報を見ても釣りは苦労しているみたいです
技術を磨いてサオ抜けポイント(先行者が探らなかったポイント)を攻められるようにするか、人が入りにくい源流部を攻めるか・・・この2つが必要になります
3月初旬から9月末日までが解禁期間です
▼この付近のわかりやすい地図(関東地方整備局より)
(多摩散策マップ)タップください
(https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000624289.pdf)
▼環境省の地図はこちら
(https://www.env.go.jp/park/chichibu/70th_map_dai2han.pdf)
▼関連記事
登山と釣り|イワナ・ヤマメの渓流釣り・テンカラ釣りのすすめ
多摩川水系 日原川(にっぱら) 本流
▼日原川と多摩川の出合
▼日原川 本流の国土地理院地図はこちら
https://maps.gsi.go.jp/#16/35.821524/139.086167/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
・下流部(多摩川出合の氷川大橋から氷川国際ます釣場)は管理釣り場のように釣りやすい初心者向けのエリアでニジマスが多い
・下流部の駐車場は氷川キャンプ場の駐車場がよい
・下流部の上の方はヤマメが釣れはじまる。上流にTOKYOトラウトカントリーとい管理釣り場があるので、そこの駐車場を使用するのも可
・上流部(氷川国際ます釣場から上流部)は川乗谷出合、八丁橋くらいまではヤマメの魚影が濃いが人が多くスレている
・八丁橋から上流になると、谷が狭くなり上級者向けの区間になる
「奥利根テンカラの旅」さんの記事をみると、日原川の上流は人が多く、釣れないときは全くつれないようです・・
▼「奥利根テンカラの旅」さんの記事
日原川水系 川乗谷
▼川乗谷 地理院地図
ここはヤマメが多い沢です
人が多い沢でアプローチには十分注意しないと魚が逃げます
ここでは大島享公式サイトを参考にさせていただきました
大島さんはルアーで詰め上がる渓流釣り師
「川乗谷」は「川苔谷」ともいうそうで、ヤマケイやほかのサイトを見ても両方使っていたり結構混同してつかっているサイトが多かったです
ウィキを見てみると、
川苔、川乗と表記が乱れているが、バス停や地図上の表記は川乗、しかしながら川苔は、すなわち海苔に似た淡水産の緑薬を産する谷が川苔谷と呼ばれ、それが山名になったのだから、本来はいずれも川苔が正しいと言われている。
ウィキペディア
と書いてありますが、ここでは地理院地図表記の「川乗山」を使います
ブログをみるとかなりスレていそう でも魚影は濃いとのこと
こんなところは、サオ抜けのポイントを探れば爆釣することもあるので、技術を磨いてから行くとよいです
バスでも電車でもいけますが、バスが良いとブログには書いてありました クルマは路駐しかないようです
ヤマレコの記録をみてもバスで下車しているようです
▼ヤマレコ沢登りの記録
ヤマレコの記事では写真がふんだんに使われているのでわかりやすいです
「カワノリタニ」といわれるだけあって、ヌメヌメ岩の雰囲気がわかります(沢登りの記録なので釣りはしていないです)
日原川水系 倉沢谷
▼倉沢谷 地理院地図
イワナとヤマメの混成の沢
林道が脇に走っていますが、沢まで高低差があるので、下りる場所は限られてきます(ロープをつかって懸垂下降をしているようです)
滝が出てくる沢なので、しっかりとした靴や登攀グッズが必要になると思います
倉沢谷とは推測するに「暗沢谷」と言われていたと思われ、日本では暗い谷につけられる名前の一つで、険谷であることが多いです
▼倉沢谷 参考 「卓さんの釣ベタ日記」
卓さんのサイトでは何匹か釣れています イワナとヤマメです 体力的に大変だったらしく「冒険的釣行」と言っています
▼奥多摩ルアーフィッシング@日原川, 倉沢谷
(https://youtu.be/FtkQhYJ8Drc)
こちらのYouTube配信はルアー釣りの若い兄弟の釣行 日原川本流でなかなか釣れず倉沢谷へ 滝の処理が大変そう 結局動画の中では釣れずじまいでした・・・残念
▼沢登りです 渓の雰囲気がよくわかります「山ノ中ニ有リ」さんのサイト
コースタイムも詳しくかいてあって、イメージがしやすいです
でも沢登りのコースタイムなのでイワナ釣りとしてはあまり参考にならないかも
▼沢登りです 「すーちゃん」さんの写真をみると沢の雰囲気がわかります
沢登りなのでサカナの姿はまったくわかりませんが、沢の雰囲気がよく伝わるサイト
滝がこれでもかってほどあるのがわかります
日原川水系 小川谷
イワナとヤマメの混成の谷
日原川の支流では一番大きな沢が小川谷 川に沿って奥まで林道があるので迷うことは少ないです
ここも人は多く釣りには技術が必要
近くに駐車場があります(日原鍾乳洞臨時駐車場)
この駐車場は休業日や通行止などもあるので、公式サイトで現在の状況を調べて行ってみてください
「卓さん」のサイトでは、釣りシーズン終盤でも「爆釣」するときもあるみたいです
支流の「カロー谷」は水が細くて釣りにくいです でもヤマメはいるようなのでトライ可能です
カロー谷の出合いから3㎞程度上流にいくと「犬麦谷」がでてきます
ここも釣りができます 脱渓(谷から脱出すること)ポイントを間違えなければ、沢自体はそれほど危ないところはないです
▼日原鍾乳洞の公式サイト
▼駐車場の場所
下流部の日原川には「日原渓流釣場」もあります
▼小谷川 参考:大島亨さんのサイト
イワナとヤマメが1匹ずつ ときどき水深があるところはありますが、全体的にルアーには難しそうな沢です
▼小谷川 参考:卓さんの釣ベタ日記さん
エサ釣りの卓さん この日は禁漁前の爆釣だったようで24㎝近くのイワナもかけました
▼カロー谷 参考:「テンカラ渓流一年生の旅」さん
カロー谷に偵察に行った記事 ヤマメの魚影をみつけて興奮したようすがわかります ただ水が少ないのでポイントは限られます
日原川水系 孫惣谷(まごそたに)
ここは釣りのブログが極端に少ないと思ったら堰堤と滝が多く、遡行(沢を登る)が難しいところでした
そのために魚が上に登れず、いても極端に少ない感じです
田舎のように魚を上に持ち上げる人が少ないので、特にいないようです
「その空の下で。。。」さんは堰堤工事があって断念
このときは護岸工事をしていて釣りにならない様子 崩壊しやすい土地柄で整備が必要だったらしいです
「ヤマメ・イワナ・渓流 LOVE★」さんの話では全くサカナがいないということ
魚釣りというよりは、沢登りの沢だ・・と言っています 滝が連続する沢で、二度と行かないと書いてあります
ただそういうところは人が入らないので、サカナがいれば釣れる可能性もあります
日原川水系 巳ノ戸沢
▼巳ノ戸沢 地理院地図
「大島さんのブログ」を読むと魚はいるようですが釣れないらしい
▼大島亨さんの公式ブログ
沢も険しく、ここは初級者が行くところではないですね
「茅ヶ崎山岳会ブログ」さんでも、かなりしょっぱい釣りでなんとか2匹のヤマメをゲット それもエサ釣りで2時間2匹はかなりしょっぱいと思う
▼茅ヶ崎山岳会さんのブログ
茅ヶ崎山岳会さんは釣りは「ついで」で、基本は沢登りが目的 源頭の鷹ノ巣山まで詰め上がっていますので、それほどガツガツ釣ってませんでした
ほかのブログをのぞいても「爆釣!」という記事は全くなく、1から2匹かボウズという記録ばかり
初級者には厳しめの沢のようです
日原川水系 唐松谷
▼唐松谷 地理院地図
イワナはたくさんいますが、ここも人気が高くスレています
日原川本流から林道がずっと走っていて迷わないが、整備されていないので斜面の崩壊の危険ありです
山道も谷も崩落しやすいので注意
「ヤマメ・イワナ・渓流 LOVE★」さんはこの付近で遭難しかかっているみたいですので注意
遭難の記録は細かく書かれています サカナもヤマメが釣れるようで、それもそれほど苦労する釣りではない様子
▼「SHOBLOG」さんの記事
記事ではとてもキレイ沢
イワナが釣れているようです
苦労の様子もなく、そこそこサカナが釣れている様子
▼monkey-site さん
この記事ではかなりイワナを釣っています
登れない滝で巻いているところも多く、釣りをやっているよりは巻いている時間が長いです
日原川水系 長沢谷
▼長沢谷 地理院地図
イワナがいる沢 良型は少ないがそれなりに釣れる沢です
ただ遠いので、歩く時間の方が長いです
ここも書いている記事が少ないので、あまり行く人はいない様子
源頭部なので、装備はしっかりとしたものが必要です
▼ 「大島享公式サイト」さんの記事
このサイトではそこそこ釣れているみたいですが、2時間以上歩くのであまりおすすめはしていませんでした
▼こちらの方のサイトではバイクで奥までいっているみたい
このサイトを見ると、ヤマメもイワナもいます
踏み跡があるので、そこそこ人は入っているようです もしかしてみんなバイクを使ってラクチン遡行をしているのかも
日原川水系 長沢谷沢 日影谷
▼日影谷 地理院地図
ここもバイクがないと歩くのが大変
でもイワナはいます
水は少なく、装備もそれなりのものが必要です
▼こちらの方の記事をみるとかなり上までイワナがいるようです
先行者がいて、先行者もバイクで入渓していることがわかるので、ここに来る人はほとんどバイクを使っているようです
バイクを使うとなると、初めての人には難しいかも
イワナはかなり上までいます 先人がイワナを上に持ち上げたようです
▼ヤマップの記事
人がほかの沢より少ないのか、こちらのヤマップの記事ではこんなに狭い水が少ない谷なのに、尺イワナが釣れていました
日原川水系 大雲取谷
▼大雲取谷 地理院地図
大雲取谷は釣りの沢というよりは「沢登りの沢」
沢登りの記事は多いですが、釣りの記事は少ないです
▼ヤマレコさんの記事
イワナがいます 沢登りのレベルとしては初級ですが、しっかりとした装備と技術があっての初級です
普通の人にはおすすめできない沢
しっかりと装備を調えてくる必要があります
▼「とりあえず釣りってことで・・。」さんの記事
こちらのサイトをみると、イワナはけっこういます
フライで釣れているようです 源流部は沢が浅いので、毛針系が強いかも
サイズも20㎝越えの良いサイズをつっているので、うまくいけば楽しい釣りになる沢です
日原川水系 大雲取谷 ゴンエ谷
▼ゴンエ谷 地理院地図
ゴンエ谷は極端に情報が少ない沢
▼こちらの方の記事が一番わかりやすいかも
ただ、こちらの方は釣れていません 先行者がいたようです
わかるのは、先行者がいると全く釣れないほどちいさな沢ということ
先行者がいて、情報が少ないということは「秘密の沢」にされていることが予想され、先行者がいないと釣れる予感がします
泊まりでくるとよいかも
日原川水系 大雲取谷 小雲取谷
▼小雲取谷 地理院地図
上流部になってくると、釣り師の人より沢屋さんが多くなるので、バッティングに注意
サカナはいますが、逆に人に注意しなくてはいけないのが、なんともはや・・・・
▼沢屋さんのヤマレコ記事
釣り師の人とバッティングしてしまい、イザコザがわかる記事
こういうことがあるので、沢は難しいでしね・・・両方やってるボクとすると、こんなときは釣り師が劣勢になることが多いです
お互い相談して折れるところは折れるしかないと考えます
沢を乱すと、30分から1時間放置しないと釣れないのでちょっと大変
人が多い沢は注意ですね
▼「塾長の山行記録」さんの記事 沢登りなのでサカナはいませんが、最新の川の記録です
▼参考:つり人社「秩父・奥多摩・丹沢「いい川」渓流ヤマメ・イワナ釣り場