熊スプレーを長年使ってみた感想

10年くらいいろいろ熊スプレーは使ってはきたが、比較的効果が強いと思えたのは「カウンターアソールト」。廃棄で試射した時、とにかく空間にいるだけで目が開けられないくらいなので「直接当たったらクマでも失明するな・・」と思った。また古くなっても飛距離がそれほど弱まらない。今は最強と思われるこの「カウンターアソールト」しか買っていない。

またボクは直接クマに熊スプレーをかけたことはない。たいていその前に声を出して逃げてもらったり、自分が下がったりして大事に至らずだ。そんなに冷静でいられるのも、熊スプレーを持っているから助かったのだと思う。お守りとしては最強だ

熊よけスプレー カウンターアソールトストロンガー

熊スプレーの使い方

熊スプレーの使い方は、怪しい場所(笹が生い茂っていたり、フンがあったり、食べ物(地ダケや栗など)あったり)したときには、ホルダーから抜いて安全ピンに手をかけ、いつでも使えるようにすること、これがとても大切だ。以前クマに遭ったとき、クマの目を見ながら熊スプレーを手でさぐったことがあったが、全く集中できず手につかなかったことがある。噴射の練習も含めて事前の準備はとても大切だ思った経験だ

練習すると分かると思うが、メーカーが言っている射程距離は遠すぎると思う。ボク的には有効なのは5m程度だと思う。逆に近すぎると自分に被害が及ぶので距離感が難しい。これは廃棄するときに試射で練習するしかない。

熊スプレーの廃棄

熊スプレーで一番面倒なのがこの廃棄方法。「中身を全部出し切って、缶はビニール袋で密閉してください」・・・というふうに公の機関やメーカーでは言っているが、肝心の中身の処分は詳しく言ってない。

ボクの処分方法は、自分の裏山で中身がなくなるまで噴射し、缶は2重に袋に詰め公共のゴミ出しの際に捨てる。ただ噴射したカプサイシンはしばらく残る(1週間くらいではまだ残っていた)ので、本当に人がこないような山の中じゃないと人に被害が及ぶ。これの場所選定が難しい。少なくても都心ではそんな場所を探すのは難しいだろう。お金はかかるが「産業廃棄物処理業者」に頼むのが一番間違いない。Webで「産業廃棄物処理業者」を検索すると地域の業者が出てくるので電話で受け取り可能かどうか確認して廃棄を依頼するのが一番良いと思うが、お金はかかる。

噴射をするときは穴を掘ってやるのはオススメしない。中身が地面に反射して自分に被害が及ぶためだ。やらないほうがいい。

dispose_can

熊スプレーの使用期限が過ぎても使えるか

古いスプレーを試射した感覚では、使用期限が大幅に過ぎる(2年以上)と、飛距離が少なくなっていた。3年くらい過ぎた熊よけスプレーを試射した時があるが、飛距離がショボくなって、まっすぐ噴射せず、漏れもあって手に付いてしまった経験がある。目に染みる感覚は健在なので、成分は劣化していないように思われる。