「PRW-2500-1JF」が10年売れてる理由|カシオの登山プロトレック殿堂入りレビュー

ボクが持っているプロトレックの登山時計「PRW-2500-1JF」がなぜいまだ売れているかまとめました

カシオ プロトレックPRW-2500-1JFの腕時計を横から見た画像

2011年8月に発売開始されてもう10年以上。 いまだ売れている理由は「普段使い」と「登山使い」の両方で満足いく機能があるからです

ボクは「家のお風呂」から「厳冬期の雪山」までこの時計で通しています

(▼PRW-2500-1JF)
PRW-2500-1jf
(https://m.media-amazon.com/images/I/51qF5ePnRxL._AC_.jpg)

 
 
カシオプロトレックPRW-2500=▼ 目次=

  1. 「PRW-2500-1JF」とは
  2. プロトレックとG-SHOCKの違い
  3. PRW-2500-1JF「この機能はこう使う!」普段使いと登山使い
  4. 「PRW-2500-1JF」は釣りにも使える
  5. タフソーラーに寿命が来ました
  6. カシオプロトレックを「激安」に買うにはAmazon
  7. とにかく物をみるならカシオショップ
  8. PRW-2500-1JFの説明書
  9. 「PRW-2500-1JF」の後継機「PRW-70-7JF」

 

 
 

「PRW-2500-1JF」とは

2011年の8月に発売開始された「PRW-2500-1JF」はどんなコンセプトウォッチなのか

当時の一番のアピールポイントは「気圧傾向グラフ」で、「天気がわかる登山の腕時計」というのがコンセプト。 今でこそそんな時計は多くなっていますが、このときはかなり画期的だったと思います

(▼気圧傾向グラフ)
PRW-2500-1jf 気圧傾向グラフ
(https://m.media-amazon.com/images/S/aplus-media/vc/83533277-c38e-4e85-a99c-5e70162753e6.__CR0,0,400,400_PT0_SX220_V1___.jpg)

そしてプロトレックは登山の時計として有名ですが、このタイプから「タイドグラフ(潮の満ち引き)」もわかるようになっていて、海のレジャー(釣り、サーフィンなど)も網羅したアウトドア全般で使えるオールマイティさも売りになっていました

  • 天気がわかる時計
  • ヤマテン社長「猪熊隆之」氏とは
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    天気がわかる時計

    この時計の一番の目玉は「気圧傾向グラフ」(気圧の変化が一目でわかる表示)

    この機能でこれからの天気が予想できます

    (▼気圧傾向グラフ)
    PRW-2500-1jf 気圧傾向グラフ
    (https://m.media-amazon.com/images/I/51qF5ePnRxL._AC_.jpg)

    これまでも高度計がある時計もありましたが、目でみてわかりやすくしたのが、多分この時計が「気圧傾向グラフ」の先駆け。 有名な山岳天気予報会社の「山の天気予報ヤマテン」の社長猪熊氏が監修したことで、そのときまだそれほど有名ではなかった「ヤマテン」も注目されはじめてきたと思います

    2時間ごとの気圧の変化がグラフィックで表示されるので、目で見て簡単におおよその天気の傾向が直感的にわかって、アウトドアでの活動でこの目安はとても助かります(このときは2時間ごとですが、現在のプロトレック最新型は30分ごとの気圧を表示)

     
     

    ヤマテン社長「猪熊隆之」氏とは

    ヤマテン社長の「猪熊隆之」氏とは、国内唯一の山岳気象専門会社「ヤマテン」の社長

    「世界の果てまでイッテQ」やNHKの「グレートサミッツ」などの撮影のサポートに参加、山の天気に一番詳しい人といっても過言ではないと思います

    そして、個人的に昔から知っている人なので、ボクにとって猪熊さんのネームバリュー効果は絶大で、そのときはすぐ買ってしまいました・・・

    猪熊さんの監修ということは、山の装備としてはこの上ない信頼の証(あかし)になります

    (wiki参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%AA%E7%86%8A%E9%9A%86%E4%B9%8B)

     
     

    プロトレックとG-SHOCKの違い

    「プロトレックとG-SHOCKの違いって何?」ってよく疑問に思ってしまいます。 ともにアウトドア色が強い時計なので、ボクも一瞬言葉が詰まる疑問

    違いの回答はこちらです( ↓ )

    プロトレックは「登山用、アウトドア用ギア」がコンセプト

    メイン機能はトリプルセンサーです(方位、 気圧/高度、温度の3つを計測)

    (参考:https://protrek.jp/concept/)

    G-SHOCKは耐久性命

    独自のタフネス理論で「耐衝撃構造」がメインの機能です

    シリーズにはいろいろな機能もついたものもありますが、基本は「オールマイティタフを追求」していることに尽きます

    (参考:https://gshock.casio.com/jp/identity/)

    character「アイリス」132×99 PNG
    カシオのプロトレックはおすすめです!!
    その中でも「登山初心者」には「PRW-2500-1JF」が特にオススメ!

    PRW-2500-1JF | CASIO
    本格アウトドアギア「PRO TREK」から、20気圧防水とレジスターリングが特徴のモデルです。 2層液晶と方位を簡易メモリーするレジスターリングを組み合わせ、実用的なコンパス機能を実現。レジスターリングは指かかりの良い形状で、操作性を向上さ【続きをよむ】

    (https://www.amazon.co.jp/dp/B07CVF5H5Y)

     
     

    PRW-2500-1JF「この機能はこう使う!」普段使いと登山使い

    カシオプロトレックのバンドのアップ画像

     

    「PRW-2500-1JF」は最新の腕時計ではありませんが、登山に必要な機能がほとんど入っているので初心者の人にもおすすめだし、中級者以上の人にも自信をもっておすすめできます

    ボクがどんな感じで「普段使い」と「登山使い」で使っているか紹介します

     
     

    時計としての機能は登山でとても大事

    ボクの場合、登山のときの腕時計は、なくてはならない存在

    登山でボクがどんな風に使っているかというと、一番多いのが行動中に時間を見て時間の管理をすることです。 例えば、12時までに山頂に着くと、帰りの時間が間に合うな・・・などのイメージを持つことをよくしています

    時間をきっちり管理しないと、特に長距離のトレイルや、ボクのように仕事の合間に登山をするときに、戻りたいときに戻れなくなるのは、かなりキツいです

    「下界の時間を山に持ってくると失敗する」・・と思っていますが、どうしても戻りの時間指定が多いボクの場合は、時計が必須になります

     
     

    タフソーラー充電はほぼ必須

    蛍光灯でも発電して時計を駆動させる感度最強クラスの「タフソーラー」

    登山以外はインドア派で機能も使いまくっていますが(登山、料理、その他もろもろ)ボクですが、いままで充電が切れたことは全くないです

    以前ソーラーじゃない時計を持っていましたが、山で突然動かなくなって焦ったことがあります

    そんな事故があったので、タフソーラー充電というか、ソーラーじゃないと不安なのでここ最近はソーラー充電タイプの時計しか使っていません

     
     

    電波時計の正確性はとても助かる

    電波時計であるため、時間は正確。これは当然なことなんですが、面倒なことが嫌いなボクとしてはときどき時間を調整するのはできないので、これはとても助かっています

    これは登山というより、「登山に行くまでの電車やバスを使うとき」にとても大助かり。 電波時計はもうウォッチの標準装備としてほしいくらいです

     
     

    高度計はそれほど使えていない

    高度計がついているので、地図の高度と合わせて見ながら進むと、どこに自分がいるのかが分かるので便利な機能

    迷ってしまったときの自分の位置の確認にも使えるので助かります。 ただこれは慣れないと、ある程度の誤差(ごさ)があるので注意です

    ちゃんと使えばとても便利な高度計ですが、高度計を使うには、出発地点で地形図の高さと高度計を合わせる必要があるので、メンドくさがりのボクは活用できていません

    急いでいない登山のときには使っていますが、参考程度の機能として割り切って使っています

     
     

    気圧傾向グラフは概況で(ゲリラ豪雨には使えない)

    気圧傾向グラフが一番活用できるのは、実は下界です。 下界での自分のいるところの天気がある程度予想できます

    ボクの使い方はグラフが右あがりのときは徐々に天気が回復と判断

    (▼気圧傾向グラフ 晴れっぽい感じ)
    プロトレック気圧傾向グラフ 晴れ

    (▼天気が崩れてくると、こんな感じになる)
    プロトレック 気圧傾向グラフ 下り坂

    (▼天気が不安定なとき、こんなときは雨が降ったりする)
    プロトレック 気圧傾向グラフ 不安定

    使えるのは登山で宿泊するとき(山小屋やテント泊)が一番使えます。 山で泊まって気圧の記録を蓄積させ、次の日の天気を判断するときがとてもわかりやすいです

    日帰りの登山では下界から標高を上げてしまうと気圧が変わってしまうので、参考程度になってそれほど使えません

     
     

    方位磁針はスペアとして

    方位磁針があるのは登山でとても助かります。 コンパスはスペアが必要になりますが、時計にコンパスが付いているので普通のコンパスは1個で済みます

    方位計 コンパス
    (https://m.media-amazon.com/images/S/aplus-media/vc/bd120c42-42b5-4559-bf5a-f78753d9ad16.__CR0,0,400,400_PT0_SX220_V1___.jpg)

    軽量化はあまり期待できませんが、かさばりは少なくなります。 またスペアのコンパスはほとんど使わないので、どこにしまったか分からなることも

    さすがにスペアと言ってもそんな使い方はもったいないので、時計のコンパスはコスパ的にとても役にたっています

     
     

    アラームは朝の目覚まし

    アラームは朝の目覚ましにとても役に立ちますが、10回くらい鳴るとやんでしまうので、止まないような設定があると助かりますね

    カシオさん、お願いします

     
     

    夜のライトは非常に助かる

    ボクは畜光式がニガテで、LEDライトのほうが助かります。 夜に時間を確認するためにヘッドライトは付けたくないので、自分で光ってくれるLEDはもう標準装備でお願いしたいです

     
     

    「PRW-2500-1JF」は釣りにも使える

    潮の満ち引きが分かる「タイドグラフ」は釣りやサーフィンに使えます。 

    タイドグラフ
    (https://m.media-amazon.com/images/S/aplus-media/vc/9a2ce2f0-4e86-4c80-8e29-7439224968e7.__CR0,0,400,400_PT0_SX220_V1___.jpg)

    やっぱり大潮のときの方が「波は高い」し「魚もよく釣れます」

    デメリットはタイドグラフを見てしまうと海に行きたくなるので、仕事が手に付かなくなるくらいです

     
     

    タフソーラーに寿命が来ました

    ボクは一度タフソーラーをメーカーに送ってバッテリーを交換してもらったことがあります

    そのときは突然画面が消えてしまったので困ってしまいました

    (▼そのときの写真 液晶が全くうつらなくなる)
    PRW-2500-1jf タフソーラーの寿命

    前兆はバッテリーの容量が、今まで「High」だけを指していたのに突然「low」になったとき

    こうなったらすぐにメーカーに修理依頼をしたほうがいいです

    タフソーラーの寿命はボクの場合は「6年」で、修理代(バッテリー交換とスイッチ等の交換)は12,000円くらい

    修理代は思ったより高いと思いましたが、やっぱり愛着があり現在バッテリー交換して2周目突入です

     
     

    PRW-2500-1JFの「デメリット」

    カシオプロトレックの文字盤のアップ画像

    デメリットは

  • GPS機能がないこと
  • 価格がちょっと高いこと
  • この2つが思いつくデメリット

    こちらデメリットに関連して書いています(↓)

     
     

    価格がやや高いので安いときを狙う

    メーカーの希望小売価格は税込みで「44,000円」。 ボクはこのくらいの価値はあると思いますが、初心者の人がサクッと買うには抵抗がある価格ですね

    ・・・というか、古いタイプなのに、44,000円で

    実はボクはこれを3万円弱で購入しています。 2万円台なら抵抗はあまりなく買うことができると思いますが、なかなか安価で販売しているところはありません

    ただ根強い人気のためか、公式では異例の発売を続けているようです

    (▼公式サイトはこちら)

    PRW-2500-1JF | CASIO
    本格アウトドアギア「PRO TREK」から、20気圧防水とレジスターリングが特徴のモデルです。 2層液晶と方位を簡易メモリーするレジスターリングを組み合わせ、実用的なコンパス機能を実現。レジスターリングは指かかりの良い形状で、操作性を向上さ【続きをよむ】

     
     

    カシオプロトレックを「激安」に買うにはAmazon

    プロトレックを激安で購入するにはやっぱり「Amazon」が一番安いです。 ときどき公式で最新アイテムを安く販売することがありますが、やっぱりECショップが安いです。 ECショップの中でも楽天やヤフーより、Amazonのほうが安いときが多いと感じます

    ただ安いことは安いですが、ちょっとうさんくさくて「怪しいこともあります」

    怪しいのは中華系が多いです。でも中華系でもしっかりやっているところもあるので、判断は難しいところ

    Amazon直販を探せば信頼が高いですけど、そうなると定価近くなってしまうこともあります・・・激安はなかなか難しい・・・

     
     

    とにかく物をみるならカシオショップ

    激安アイテムはほとんどオンライン販売ですけど、やっぱりお店でものを見たいと思います

    近くのカシオ ショップを探したいときはこちら

    (▼カシオショップ検索サイト)

    取り扱い店舗 | CASIO

    ちなみに「修理の問い合わせ」は(こちらへ ↓ )

    0570-004161
    電話がつながったあと、音声ガイダンスが流れている間に、電話機のボタンを「*」印に続けて「1」を押してください。担当者におつなぎします。

    ※IP電話・公衆電話の場合
    ※音声通話定額制の場合
    TEL.042-560-4161

    受付時間 月曜日~土曜日 AM 9:00 ~ PM 5:30
    (日・祝日・弊社指定休業日は除く)
    (https://casio.jp/support/wat/repair/)

     
     

    GPS機能がない・・けどボクは大丈夫

    デメリットかどうか微妙ですが、「GPS機能」が付いていないのは、ほしい人にとってはデメリットかもしれません

    自分の場合は、時計についているGPS機能は扱いにくいと思っているので、あまりデメリットとは思っていません

    今売られている時計のGPS機能が、もう少し性能がよくなり、ストレスなく使うことができればいいかなと思います

    個人的には、単独のGPSか、スマートフォンのアプリがまだ扱い(あつかい)やすいですね

    街なかをランニングするときや、ロードバイクで走るときに記録をとるとき場合などには、腕時計にGPS機能があってもいいかもしれません

    しかし、山で使う場合「見やすさ」と「機能性」を総合して考えると、個別のGPS機器がまだ自分には使いやすいかもしれません

    そのデメリット除けば、この腕時計は初心者にはもちろん、中級者や上級者にもとても満足の機能となっています。

     
     

    PRW-2500-1JFの説明書

    概要をお話してきましたが、細かい取り扱いは下記の公式サイトからダウンロードしてください

    PRW-2500-1JF取扱説明書はこちら(PDF)>>

    直感的に作られているといっても、詳細なところは、取扱説明書を見た方が早いです

    (▼時計の合わせ方など。使い方がわかり安く書いてあります)
    PRW-2500-1JF 時計の合わせ方

    参考にどうぞ

     
     

    「PRW-2500-1JF」の後継機「PRW-70-7JF」

    「PRW-2500-1JF」はプロトレックの「マルチフィールドライン」というシリーズの一つです。 いくつか同じシリーズの時計がありますが、後継機で価格も比較的お手頃なのが「PRW-70-7JF」です

    こちらは「PRW-2500-1JF」の上位機種にあたる時計でアナログ派にはオススメ

    「PRW-2500-1JF」との違いは

  • 気圧傾向グラフが2時間ごと → 30分ごと
  • 重さ80.6g → 79.0g
  • デジタル表示 → アナログ表示
  • などなどです

    (▼PRW-70-7JF)

    PRW-70-7JF | CASIO
    PRO TREKの「マルチフィールドライン」、PRW-70です。 メタルレイヤー構造とラグ一体型ケースバックにより、ジャストサイズ化を実現。指のホールド感を向上する角型サイドボタンとボタンガードを採用し、高い操作性を備えます。 更に方位、高【続きをよむ】