星生山登山 初心者への[口コミ情報]50代男性の6月の久住連山の記録

久住山 星生山

星生山登山 初心者おすすめ[体験談]

6月初旬、九州の登山のメッカ、くじゅう連山に行くことにしました

ミヤマキリシマで山肌がピンクに染まる平治岳に、以前この時期登ったことがあり、その時の景色は感動ものでしたが、あまりの人の多さにうんざりしました

久住山や三俣山、大船山など主要なピークは登っているので、今回は牧ノ戸峠を出発し、沓掛山、扇が鼻を経てくじゅう分かれから星生山へ登り、牧ノ戸峠へ戻るという、ある程度混雑が少なそうな約3時間のコースを設定しました

星生山登山 初心者におすすめ登山ルート

午前6時に牧ノ戸峠の駐車場に到着

まだ早い時間にも関わらず、駐車場はもう7割ほどが埋まってしまっていました

のんびりと登山自宅を整え、トイレを済ませて出発します

星生山ルート図

▼九州の登山 英彦山初心者ルート

英彦山 登山|ブログで[体験レビュー]銅鳥居(かねのとりい)登山口コース
英彦山の登山は初心者におすすめです おすすめですが、急な坂が多いので、ストックを持っていくことをおすすめします

天候は曇り、晴れることを祈りながら、きついコンクリート道を登って行きます

道脇には満天星ツツジやベニドウダンなどが咲いていて、くじゅうに来ていることを実感させてくれます

坂を登り切って、阿蘇山が見える場所にたどり着きました

楽しみにしていた阿蘇山は見えずに、雲海もなく少しがっかり

先へ進みます

沓掛山を過ぎたあたりから、青空が出始めたので少し元気が出てきました

しばらく歩くと、「扇が鼻分岐」が見えてきました

折り返すような角度で右折し、しばらく登って一旦下り、まただらだらの登りが続きます

満開と咲き初めのミヤマキリシマの様子を楽しみながら歩いていきます

すっと視界が開けて、ひたすらミヤマキリシマだらけの場所に着きました

ミヤマキリシマの写真

ピークであれば全面ピンク色の世界になっているはずですが、今年は七分咲きというところ

それでも景色に十分満足しながら登っていきます

大岩がある場所を抜けるとほどなく扇が鼻ピークに到着です

ピークからは西に瀬の本高原を見下ろすことができ、南には綺麗な三角錐の久住山を見ることができました

しばらく景色を楽しんでから分岐点へと戻ります

このころには登山者もずいぶん増えてきて、すれ違いの待ち時間が多くなりました

分岐へ戻り、星生分かれを過ぎて西千里ケ浜へと入ります

この道は平坦で歩きやすく、目の前に久住山、左に怪獣のような姿をしている星生崎の岩稜を見ながらのんびりと進みます

大きな岩が連なる場所を抜けると、避難小屋とトイレ、大きな広場がある場所へ到着です

少し行けば久住山・中岳方面、坊がつる方面分岐であるくじゅう分かれがあります

広場で一旦休憩し、久住山や天狗が城の姿を堪能します

次から次へと登山者が目の前を楽しそうに、行き来しています

くじゅうは本当に心が癒される場所です

しばらくして、くじゅう分かれに行き、ここから道を左に取り、星生山を目指します

すぐに急な登りとなり、久住山の頂と目の高さが同じくらいになりそうなときに星生崎の岩稜の中に入りました

星生山登山 初心者におすすめ「星生の窓」

ここには「くじゅうの窓(星生の窓)」と呼ばれる場所があり、私はなかなかそこを発見できずにいました

さすがに今回は真剣に探してみることにしました

今までは左へ左へと道を取っていたので、あえて右側の道を選択すると、すぐに発見できました

そこは大岩のトンネルとなっている場所で、縦2.5メートル、横1.5メートルの真四角の風景が見えました

その風景はなんと先ほど登ったミヤマキリシマに包まれた扇が鼻!

思わず顔が二やついてしまいました

星生山登山 初心者|山頂に到着

そしてここからは左手の歩きやすい道を行き、やがて星生山頂上に到着

西に扇が鼻、北に沓掛山、南に噴煙上がる硫黄山、ユニークな形の三俣山、その右にくじゅうの盟主である大船山と絶景を楽しみました

東に見えるはずの由布岳は雲に隠され、残念ながら見ることはできませんでした

下山途中にはまた雲が増えて久住山などは見えなくなってしまったので、いい時間帯に登ったなとご満悦な気分になりました

午前9時半と早い時間帯に登山終了

近くの温泉ホテルの立ち寄り湯を利用して、登山の疲れを癒しました

星生山登山 初心者に注意してほしい3点

今回の登山で気を付けたことは三つです

一つはトイレを済ませること

これだけ人が登る山はトイレひとつとっても自然破壊につながります

二つ目はスパッツをつけること

くじゅうの黒土は朝方濡れていることが多く、スパッツを装着しないとズボンや登山靴がドロドロになってしまいます

三つめは水です

くじゅうには水場は坊がつるにしかありません

坊がつるを経由しないコースの場合は、十分な水を持っていく必要があります

私の大好きなくじゅうですが、次は坊がつるキャンプ場で、秋のお花と夜空を楽しむテント泊を計画しています

いろんな楽しみ方ができるくじゅう

皆さんにも1回は体験してほしい素晴らしい場所です