ナイトハイクの怖い話|安達太良山での少し怖い体験
安達太良山の6月ごろの登山記録を書きました
6月は山開きもひと段落になり、梅雨にも入るために人がやや少なくなります
この時期は意外に穴場で、東北本来の静かなトレッキングが満喫(まんきつ)できます
夏至(げし)も近いために、日が長くてかなり早立ち(朝早く出発すること)が可能です
気合をいれて日の出を登りながらみるようにすると、とても楽しい気分になると思います
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ナイトハイクの怖い話|なぜ「安達太良山」に行くのか
6月の安達太良山登山にいってきましたので、記録をつづってみます
この年は夜の安達太良も何回来たか、そろそろわからなくなるぐらい通いました
なぜ何回も来てしまうかというと、単純に「慣れ」ですね
「安達太良山」以外にも登山をする山は近くにあるのですが、何度も通ってしまうと、他のところに出かけるのが面倒(めんどう)になってしまうのです。
これはあまりいい傾向ではありません
その理由は緊張感がなく、油断していることにつながるからです
しかし、日々の生活や、仕事の影響からか、ほかの山に行くようなパワーが生まれてこないことは確かで、ダラダラと夜の安達太良山の計画書を作ってしまいます。
計画書も前の計画をそのままコピーすれば出来上がるのも、緊張感がなくて問題ですね
ナイトハイクの怖い話|「夜の安達太良山」の第一関門は「薄気味悪さ」
それはともかく、この日は安達太良山に行くと決めたので、とりあえず行くことにしました。
天気は今までの安達太良山行のなかでは一番穏やかでした。
しかし、穏やかとか、慣れてきて緊張感がないと言ってもそこは「夜の安達太良山」
怖くないはずはありません。
そうでなくても何度かここでは怖い思いをしました。
内容を細かく書いてしまうと、嫌な思い出を思い出してしまうので書きませんが、「危険」に部類するのもではなく、「薄気味悪い」に部類する内容とだけ書いておきます。
まずはいつも慣れない駐車場から。
安達太良山のスキー場からの出発は、なんだかいつも慣れません
ここが一番怖いんです
毎回、安達太良山の記事には書いていますが、風が強く、真っ暗でとても広いので、雨の日などは、ヘッドライトの明かりが端(はし)まで届きません
そのため、暗さに磨きがかかり、不安が大きくなります
毎度ですが、ここを突破するのがまず大事
素早く準備をすませ、出発の時間を記録したら、すぐ出発
今日は風がそれほど強くないので、静かで逆に怖いですね・・・
ナイトハイクの怖い話|安達太良山で少し怖い話
本日は、かなり朝早く起きたので、日の出より早く山頂に行けそうです。
いつものように薬師岳までは一気に登ります。
どんなときでも五葉松平の下は風が強いのですが、今日は静か。
動物の足音が聞こえてきそうです。
こういう日は誰かに見られていることが多いです。
この日ではないですが、ヘッドランプに反射して、2つの目が、ズッーと後を追いかけていたこともあります。
たいていは、無視をしているとどこかにいなくなってしまいますが、気持ちのいいものではありません。
この日はそんな2つの目はいなかったですが、多分、分からなかっただけで、誰かは見ていたと思います。
薬師岳まで一気に登ると、まずは一段落
やや弱い風を受けて、小休憩をします。
さて、もうひとがんばりです。
今日の目標は日の出前に頂上に行くこと
時間的にそういう時間に出発したので、行けて当たり前ですが、やっぱり太陽に追いかけられていると言うのは焦り(あせり)ますね。
仙女平分岐
ここの辺りから、何となくケモノの匂いが気になってきたので、鈴を大きめにならしていきます。
ただの「ビビり」と言われるとそれまでですが、今回のように、いつもは気にならない場所も何となく怖いと思うことがあります。
そんなときは直感のままに、鈴を大きく鳴らしたり、ひとり言を大きめにしゃべったりして通過するようにしています。
何かいるなと思って通過すると、時々小さな小動物がいるときがあります。
ハッキリと姿をみたわけではないですが、テンかタヌキのようなものが、目の前を通りすぎることが多いですね。
ビックリするのはトリです。
なんの前触れ(まえぶれ)もなく飛び立たれると、心臓がギュッとなります。
こっちが不用意に近づいていくので、こっちが悪いのですが、あれは心臓に悪いですね。
この日はそんな遭遇もなく、あっけなく頂上に日の出前に着けたので、一安心。
安達太良山頂上のほこら
↓


周りはまだ暗く、日の出方向に、薄くオレンジの横線が出てきたので、これから日の出のようです。
この日は時間もないことから、すぐ下山。
いつも時間をギリギリに設定してしまうのは、昔から悪い癖(くせ)だとわかっているのですが・・・・・。
ナイトハイクの怖い話|安達太良山の目印 篭山(かごやま)
くだっていくと、左手に篭山(かごやま)が見えてきました。
中央の綺麗な三角錐の山が篭山
↓
篭山
篭山は、地元の山岳会などのかたに言わせると、迷ったとき、その特長ある形が、「目印」になるということ。
濃霧や吹雪などで迷いそうになったときは、きれいなシンメトリーの三角錘を見ると自分の位置が確認しやすいらしいですね。
なるほど確かにどこの方位から見ても視認しやすい形です。
この日は朝モヤのなか、きれいな形を見せていました。
時間がないので、ぼやぼやしてないで戻ることにします。
ちなみに、いつもそうですが、行きは暗くて写真が撮れないので(撮っても自分の腕ではきれいに撮れない)帰りに沢山撮りました。
ナイトハイクの怖い話|下山の写真
最後に、そのうち行きたい、安達太良山のマイナー箇所の大徳望見晴台(1096.7m三角点付近)です。
真ん中の台地の部分の右端にが大徳望見晴台があります。
↓
今年もあと何回来ることができるかわかりませんが、また、夜に来たいと思います。
以上です。
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