秋田駒ヶ岳 登山ルート[初心者体験談]30代男性 10月の記録

秋田駒ヶ岳登山-焼森付近から男岳と男女岳を望む

秋田駒ヶ岳登山ルート|天気も注意!日帰りコースの紹介

普段の運動不足を解消するために、カメラ好きな私でもあったので、運動しながら絶景を撮りたいと友人に相談をしたところ、登山好きな友人の勧めで登山をしてみようという話になりました

夏であれば、高山植物など被写体になりそうなものが見る事が出来るということだったのですが、なかなかスケジュールが合いません

互いのスケジュールをあわせると、10月で調整になりましたので、自分なりに情報を集め、防寒具などを用意し準備を整えました

※アイキャッチ出典:ウィキペディア

[秋田駒ヶ岳 登山]八合目からの最短ルート

運動好きな友人と、普段運動をあまりしない私とのコンビなので、私のレベルに合わせ、ルートは北側の「八合目」から登る最短ルートに決定しました(八合目まではマイカー規制させれています

アルパこまくさ出発→駒ヶ岳八合目着→男岳→男女岳→横岳→焼森→駒ヶ岳八合目→アルパこまくさ

秋田駒ヶ岳 八合目小屋コース 地理院地図

けれども今思えば初心者ルートといえどもなかなか歯ごたえがあったように思えます

スタートの八合目付近は雲の中に入っていて、気温もぐっと低く感じました

最初に向かった男岳は途中から岩場を上り、予備知識もなくトレッキング感覚で臨んだ私にはまるで牙城のような佇まい(たたずまい)をしていました

その傍ら(かたわら)を登山好きの家族連れ(おそらくお子さんは小学生)が軽々と登っていく様子に苦笑いをしました

[秋田駒ヶ岳 登山]男岳で天気悪化

ごつごつする岩場を肩で息を切りながらも、なんとか「男岳」を登りきると、眼下に田沢湖を臨む絶景・・思わず言葉を失いました

男岳を下りると天候が悪化してきたので、山小屋で昼食を兼ねて休憩をすることにしました

私は登山初心者でしたが、友人は何度か登山の経験があるので、手際よく昼食に温かいカップラーメンの用意をしてくれていました

初心者の私は、おにぎりやパンなど軽く食べられるものしか用意してしませんでしたが、急激に気温が下がった山で食べる温かいカップラーメンは、どこで食べる料理よりも美味しく、心から温まりました

[秋田駒ヶ岳 登山]男女岳の階段で足が悲鳴を上げる

しばらくすると、天候も回復し山小屋から、男女岳へ向かいます

九折(つづら)の整備された階段を上っていくのですが、これがまた永遠に続く階段のようで腿(もも)への負荷が半端なく、何度か休憩しながら頂上を目指します

その横をさっきの家族連れが追い越していくのにまた苦笑いです

登頂すると、また素晴らしい景色を見ることが出来ましたがすぐに雲の中に視界が遮られ、気温がぐっと下がりました

記念の写真を撮ると、いそいそと来た道を戻ります

山小屋まで戻ってきたところで、もう一度小休止しました

温かいコーヒーを用意してくれいた友人はまさに神のように見えました

しばしの休憩を終えると、天候も回復し横岳に至る頃には、青空が広がっていました
火口を眼下に見る事もできて、その近くには整備された遊歩道があったので、次回は女岳も行ってみようなど話も盛り上がりました

▽天気予報の参考に「てんきとくらす」

秋田駒ヶ岳の天気 | てんきとくらす [天気と生活情報]
秋田駒ヶ岳(標高1637m)の1週間先までの気温・風向風速や登山指数、近隣市町村(仙北市)の役所付近の天気予報を掲載しています。登山ルート上の天気予報や、山の過去雨量、山頂からの見晴らし予報、発雷確率も。

今回の下山では、どこまでトレッキング感覚であった自分にはつらい工程でした

岩場を上ったり下りたりと、過酷(かこく)な道のりでありました

けれども、八合目の小屋が見えた時には、足取りも軽くなり、日々の中で得られない達成感に似た感覚を得ることが出来ました

下山してバスを待つ中、今日の反省点を話すのもここに至る経緯や過程があったからだと思います

[秋田駒ヶ岳 登山]温泉も下山後におすすめ

下山後は、次はもっと上級者ルートを目指そうなど、ゴール出来た達成感から口も軽くなりました

そして、なによりのご褒美は、「アルパこまくさ」に戻ってからの一風呂です

最短のルートに挑んだと言ってもとても疲れていましたので、温泉は初心者の疲れを気持ちよく洗い流してくれました

▽八合目からアルパこまくさまで20分です

源泉かけ流しの露天風呂は、天国の心地です

今日一日を振り返り、撮影した写真を友人と語らないながら振り返るのは、やはり同じ時間を共有し苦楽を共にした仲間だと、勝手に初心者の私は思いました

「なぜ人は山に登るのか?」と言う問いにそこに山があるからと答えた偉人もいますが、私にとっては、安全に下山し素晴らしい景色を友人と見て、生き返るよう風呂に入り、また山に思いを馳せ、景色を共有するそのくらいが丁度良いと思いました