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【初心者版】2WDで雪道を走る方法|4WDと冬のクルマ運転を比較

スタッドレスのクルマ 雪道走行 ノウハウ・基礎知識
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【2019年1月5日】更新

雪国に住んでて4WDも2WDも使った経験から、雪道を「2WD」で安全に走るための情報をまとめました

参考にしてみてください

 
 

雪がめったに降らない地域に住んでいる人の自家用車のほとんどは2WDだと思います

2WDの方が4WDに比べ、車両価格も安いし燃費もいいですものね

でも、たまに実家に車で帰省することになったとか、スキーに家族で出かける計画を立てた、となった場合、今の車で大丈夫だろうか?と不安に思ってしまうことがあります

 

スタッドレスタイヤに履き替えて、更に念のためチェーンも持っていけば何とかなる!

 

そう思ったものの、ネットや雑誌で情報を集めたり、車に詳しい人に聞いてもバラバラの意見でどれを信じていいのかわからない・・・

そんな経験ありませんか?

雪国の人でも2WD車で走っている人は大勢いるようですし、そもそも4WD車って中古市場ではなかなか出回らないし・・・

冬の雪道走行は、慣れていないと何かと不安がつきまとい、どうしていいのかわからなくなってしまいますよね

特に圧雪やアイスバーン状態あったりすると、それだけで恐怖すら覚えます

「4WD車であれば安心でしょ」と思いがちですが、実はそうとも言えず、4WDでも危険な目に遭遇してしまう可能性が十分にあります

そんな疑問を一気に解決するための情報をまとめてみました!

 
 

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目次

 
 

これだけは覚えてほしい「滑らない方法」

とにかくいろいろ話す前にこれだけは知ってほしい「滑らない方法」です

雪道を走ったことがない人がいろいろな技術を覚えるのはムリがあります

その中でも「とにかくこれだけは」覚えてほしい技術が

 
「まっすぐブレーキ」です
 

これは2WD・4WD共通

カーブなどで、スピード出しすぎて「あっ、これは止まらない」と思ったときにやると「効果大」

横に滑りそうになったと思ったときにハンドルをニュートラルに戻して「車体をまっすぐにしてからブレーキ」

ハンドルを曲げているときにブレーキを踏むと滑ります

なので、「ハンドルをまっすぐにしてからブレーキ」

これがかなり有効で、かなり使います

 

▼こちらの動画の0:59くらいから実技をしています

初めての雪道、下りカーブで 「あっ!ちょっと曲がらない!」と思った時の対処法【AT MT共通】運転マニュアル 雪道編

 

これが効く理由は、スタッドレスタイヤが縦滑りにとても効果があることと、ABSも縦滑りにとても効果があるからです

クルマを止める2大機能が最大に動いてくれるので、滑らないんです

これは、雪道だけでなく、雨などで横滑りしそうなときにも使えるので、練習しておいて損はありません

※対向車が来るとぶつかってしまうので、練習は注意をして行ってください

 
 

滑るかどうかわかる方法

これを覚えると、雪道になったとき、どのくらいで滑り出すのか、感覚的にわかるので、安全度が増します

やり方は簡単

走っているときにブレーキを踏んで、「ABS」が動いたら滑っています

「ABS」が動くというのは、ブレーキを踏むと「ガガガ」とはっきりわかる音と感覚があります

これが動いているということは「滑っている」ということ

それ以下のスピードで走ると安全です

オススメはときどき、危なくないところで、ブレーキを踏んで(ふんで)は離す(はなす)を繰り返して滑る度合いを知ることです

これをやると、雪道に早く慣れることができるので、とてもオススメです

 
 

4WD車がなかなかない!?

とりあえず4WDのお話

これからクルマを買う場合、今後のことを考えて、この際4WDに乗り換えようと中古車市場の情報を検索してみたものの、なかなか4WD車の「球数(たまかず=在庫のこと)」が少ないことに驚いてしまうことでしょう

その理由は次のことが考えられます

 

  • ①4WD車は特定の地域や特定の目的以外では相対的に需要が少ない
  • ②2WDに比べ燃費も劣り、故障個所にもなりやすいため敬遠されがち
  •  

    まず①に関しては「雪国に住んでいる」とか「オフロード走行が趣味」といったような特定の目的がある場合は必要になるものの、普段の生活や仕事ではその必要性がないということです

    そのため新車販売の段階でもグレードに4WDの選択はあったとしても、圧倒的にそれを選ぶ人が少ないため、その分中古車市場にも出回りませんし、出たとしても需要が少ないため、需要のある地域、すなわち雪国の地方に回されてしまうのです

     

    また②については、当然のことながら駆動箇所が増えるため、社内空間が狭くなり、その分車両重量も重くなり、燃費も悪くなってしまいますし、更にそれはトラブルの発生の可能性も引き上げてしまいます

    日本車ならまだしも、外車の場合は駆動箇所のトラブルは意外と起こりやすく、そうなった場合の修理も出来る工場が限定されてしまう、というリスクを抱えることになってしまうのです

     
     

    4WDの目的とは?

    では、そもそも4WD車の目的とはなんなのでしょうか?

    そして本当に4WDは雪道走行に向いているのでしょうか?

    そんな素朴な疑問が湧いてきますよね!

    本来4WD(4輪駆動)車は、車が悪路などにはまってしまい(スタック状態)、そこから抜け出せなくなった場合の脱出のためのシステムなのです

    そのため坂道発進などもスタックと似たような条件ですので、2WDに比べれば4WDの方が優れていますが、だからと言って今回のテーマである雪道に強いということではないのです

    つまり4WDはスリップしにくいとか、アイスバーンに強いということでは決してなく、ましてや雪道走行の為に開発されたものではない、ということなのです!

    もっと言えば、圧雪道路やアイスバーンを4WDで走行し、仮に滑ってしまったとした場合に4輪全てのタイヤが動くことで、かえって全車輪が各々空転してしまう恐れがあるため、通常よりも態勢を立て直しにくいのです

    実際大手ディーラーによると「雪国での雪道脱輪事故は4WDの車が圧倒的に多い」ということですので、こういった事実を知ると4WDとは泥道や砂場といった過酷な道を運転する場合のものであって、雪道走行に優れているというものではないということが容易に想像できます

    つまり誤ったイメージが植えつけられてしまい、それが固定観念として正しい情報として多くの人に誤解と錯覚を与えてしまっているのです

     
     

    関東の人には2WDがおすすめ|比較!2WDと4WDの雪道での性能

    結果からいうと「2WD」も「4WD」もメリット・デメリットが一長一短(いっちょういったん)で、どちらがいいとはいえません

    ですが、個人的には「4WD」を買うと思います

    なぜかというと、田舎(いなか)は雪が深く、そして除雪車がなかなか来ません

    そのため、クルマまわりの除雪などを自分でやらなければならず、そこからの脱出には「4WD」が有利だからです

     

    しかし、関東や暖かい地域の人には「2WD」がオススメです

    スキー場などのレジャー施設などはほとんど除雪されています

    そのため、雪が深くて脱出できないということはほとんどないと思います

    そのようなスキー場までの道路で気をつけなくてはいけないのは、「坂道発進」と「急ブレーキ」です

    「坂道発進」は4WDが強いです

    そして「急ブレーキ」や「下りでのブレーキ」では2WDの方が止まります

    ▼こちらJAFの動画がよくわかります

    4WDなら雪道でも安心?2WDと登坂・ブレーキ性能を比較【ユーザーテスト】

    坂道発進は4つタイヤが回ったほうが登りますが、急ブレーキでの制動は「軽い2WD」がかなり有利

    そして、坂道発進で大きな事故にはならないですが、「急ブレーキや下りで止まらない方が大事故になります」

    そのため、それほど深い雪が降るところに住んでいない人には、やっぱり「2WD」をオススメしたいです

     

     

    2WDで雪道を走行するために

    「雪道=4WD」ではなく「雪道≠4WD」であるということが分かったところで、では2WDで雪道を走行する場合、どうすればいいのかを考えてみましょう

    それは次のことになります

    • ①運転技術を高める
    • ②装備を充実させる

    これだけではよくわかりにくいので、詳しく説明しましょう!

     

    まず、①の「運転技術を高める」ということは、すなわち雪道運転に対する知識と技術を身に付けるということですが、そう簡単に出来るものではありません!

    しかも自分は雪国育ちだから、とかこれまで何度も雪道を走ってきたけど一度たりとも事故を起こしたことがない、と言っても当たり前ですが、次も安全に走行できるとは言い切れませんよね!

    雪の状態はその時その時で違いますし、温度や気候によっても積雪状況は刻一刻(こくいっこく)と変化しますそのすべてに対応できる運転技術というのは、相当の経験と熟練した匠の世界(たくみのせかい)になってしまいます

    その手助けとなるのが、自動車教習所の「雪道安全運転実践講習」やJAFなどが主催する「冬走行運転技術講習会」です

    車は走るとき止まる時に不安定になりますので、雪道でのアクセルやブレーキの使ポイントやエンジンブレーキの使い方、走る道の選び方やカーブでのブレーキは最小限にとどめる走り方といった、テクニック的なことを学ぶことが出来るものです

    こういったイベントの参加で、必要な知識や技術が短期間で学べますので、機会があれば大いに利用したいものです

     

    次に②の「装備を充実させる」とは、スタッドレスタイヤなどの冬専用タイヤに変更したり、更にチェーンを付けるといった装備面を充実させるということです

     

    スタッドレスタイヤやチェーンは「縦方向の発進と停止」の滑りを小さくしてくれます

    これだけでも大きなメリットとなり、安全な雪道走行をサポートしてくれますが、更に最近の車両に装備されている機能で

     

    • トラクションコントロール(発進のときの空転をおさえる)
    • 横滑り防止(カーブなどの横方向の滑りを防ぐ)
    • ABS(急ブレーキのときに滑らないようにする)

     

    という機能があります

    今の新しいクルマはほとんど装備されていて、冬道だけでなく、雨のときや事故になりそうなときに助けてくれます

    それでもすべてにあるというわけではないので、搭載の車に買い替えるということも重要なポイントとなります

    まずは「トラクションコントロールについて」です

    それはいったいどのようなものなのでしょうか?

     
     

    トラクションコントロール搭載車とは?

    この聞きなれないトラクションコントロールは、正式には

     
    トラクションコントロールシステム(Traction Control System:略してTCS)
     

    と言って、自分でアクセルペダルを調整する代わりに、自動的にアクセルを調整する機能です

    車両速度と各車輪の回転速度などから空転を検出し、トルクを抑えて「空転を防ぐ」ものです

    ▼こちらの動画でどのくらいすごいのかよくわかります

    【ミライをつくる】TCS(トラクション コントロール システム)のON/OFF比較

     

    簡単に言えばタイヤの空転を抑制して、駆動力を無駄なく路面に伝えて発進させるための電子制御システムですので、これが搭載されている車は、積雪路などの滑りやすい路面でも、車体の安定性を保つことができるという優れものなのです

    先ほどもはなしたように、雪道での車は、「走り出す」ときと「止まる」時に不安定になりがちです

    そのため止まった状態からアクセルを踏んで、タイヤがそれに応じて回転をした時に、トラクションコントロールシステムによって瞬時にその空転を検出し調整して伝えてくれますので、「雪道であっても通常に近い発進が可能」となるのです

    このシステムは元々F1などのモータースポーツ用に開発されたもので、スタート時やコーナーからの立ち上がりにおいて、一般走行時よりはるかに大きな駆動力がタイヤに与えられるために、空転防止をしてより早く走ってタイムを縮めるための装備なのです

    また、悪路突破のラリー競技においても、凍結路面やグラベル(砂利道や岩山道など未舗装路という意味)といった摩擦係数の低い路面を走行する際に、こうした状況での空転を防いで、より速くそして突破して走行するために1980年代から1990年代にかけて多くのレース用車両にトラクションコントロール機能が導入されたという実績もあるものなのです

    このようにトラクションコントロールシステムが搭載された車両であれば2WDでも雪道に対応できるのです

     
     

    トラクションコントロールシステムの注意点

    そうはいっても、トラクションコントロールシステムがあればどんな雪道でも万全で安心というわけではありません

    それなりの注意も必要ですので、その辺を整理してみましょう

     
    ①横滑り防止機能とは異なる

    トラクションコントロールシステムと横滑り防止機能(または横滑り制御機能)と混同して認識されているケースが良くありますが、これら二つの機能は似て非なるものです

    トラクションコントロールシステムが「タイヤの空転を抑制して、駆動力を無駄なく路面に伝えて発進させるための機能」であるのに対し、横滑り防止機能は「雪道や雨の時の路面で、走行中にスピン(車体の旋回転)が起こりそうになった瞬間に、車体を安定状態に戻す機能」です

    つまりトラクションコントロールシステムは「発進時」の機能であり、横滑り防止は「走行時」の機能ですので、この2つが搭載されていればかなり安心の運転が可能となることから、最近はこの2つを総称してエレクトリックスタビリティコントロールシステム(Electric Stability Control System:略してESC)と言われています

    技術的なことは専門家に任せるとしても、運転者としては、こういった装備の役目や目的を知っておくだけでも大きな安心と安全なドライブにつながることになります

     

    ②メーカーのよって呼び方が異なる

    トラクションコントロールシステムは、メーカーによって技術を競い合っているという関係からでしょうか、それぞれの言い方が異なりますので注意が必要です

    トヨタが「S-VSC」、ホンダが「VSA」、日産が「VDCまたはTCS」、マツダが「DSCまたはTCS」、三菱が「ASC」、スズキが「ESP」、ダイハツが「VSCまたはTRC」、そして外車では主に「ESC」と表現していますが、今後も更なる技術の研究と開発が進められていますので、それによっては名称がどんどんと変化していく可能性もあります

    ちなみに2014年10月以降、国の指導によって新車には横滑り防止制御機能を付けないと販売できないこととなっており(軽自動車は2018年以降)、その辺を考慮して新車を購入するときや、中古車を選ぶ際に参考にすると良いと思います

     
     

    クルマの横滑り防止機能

    横滑り防止には「横滑り用の防止機能」があります

    簡単にいうとコンピューターでブレーキとアクセルを操作して横滑りをおさえます

    ▼こちらの動画がかなりわかりやすいです

    【ミライをつくる】ESC(横滑り防止装置)のON/OFF比較

     

    雪道での横滑りに気をつけないと行けないのは「カーブ」と「わだち」のときです

    カーブで横滑りするのはイメージができると思いますが、「わだち」とはなんでしょうか

    わだちは、雪道にできたクルマの「タイヤの跡」のこと

    雪が降ってすぐは問題ないのですが、凍ったりして固くなった「わだち」はとても危険

    スピードを出すと、すぐ乗り上げてしまい、横滑りをしてしまいます

    ▼こちらの動画でも「わだち」にタイヤととられて横になってしまいました

    ちょい事故動画【冬道】わだちでスピンして横の雪山に突っ込む

     

    この横になってしまう状況を「横滑り防止機能」で防ぐのです

    これも「トラクションコントロール」と同様に各社名称がちがうので、購入するときなどに確認してみてください

     

    また、この機能は解除することもできてしまいます

    解除するとメーターの付近に「横滑り防止解除」のシグナルがつくので注意してください!

     
     

    アンチブレーキシステム(ABS)

    これは有名なシステムです

    ほとんどのクルマにつけられていて、雪道などでブレーキを踏んだときに、「ガリガリ」というギアになにかひっかかったような音が聞こえているときは、このシステムが働いています

    急ブレーキで滑りそうになると、コンピューターが「ブレーキを一瞬解除」してロック(滑ってしまうこと)を防いでいます

    これが「ある」と「ない」とでは止まる距離がまったくちがいます

    ▼こちらの動画をみるとタイヤが回ったり止まったりしているのがわかると思います

    ABSが効いて止まる瞬間。

     

    これがない時代は、自分の足でコレをやっていました(ポンピングブレーキ)

    滑っている最中にブレーキを「踏んで放して」を連続でやるのですが、滑っている最中にブレーキを放すのは練習しないとできません

    大抵はブレーキ踏みっぱなしでタイヤがロック(滑ってしまう)されて、ぶつかります

    これは慣れないとできない技術なので、「ABS」の登場でかなり安全度が高くなったといえます

     
     

    まとめ 2WDで安心安全走行を!

    雪道であっても、それに対する備えとしての装備と、ちょっとした知識や情報を持っているだけで、安心して走ることが出来ます

    もちろん最新鋭の装備の新車を常に購入し続ければいいのでしょうが、なかなかそういうわけにもいかないですから、中古車でもトラクションコントロールシステムなどが装備されている車を選んだり、雪道走行の技術的な講習に参加するなどといった事に加え、現地の気象状況や路面の様子など、積極的な情報収集を心がけることで、心の余裕が圧倒的に違ってきます

    雪道走行に「これで完璧」という状況があるわけではありませんが、これらのことを実践(じっせん)すれば、何の備えもせず無謀な運転によって事故を起こす可能性を少しでも引き下げて、楽しいドライブにすることが可能となります

    以上です

     
     

    <参考文献>

    こんなにあるの!?雪に強い2WD特集
    (https://take-it-easy.tokyo/car/chishiki/snow_2wd_traction_control)

    一般的な車でもっとも多い「FF車」で雪道運転する際に注意すること
    (https://www.kasumi-kadoya.co.jp/blog/11691)

    2WDでも雪道は運転できる?雪道の運転の注意点は?
    (https://car-teacher.com/column/snowroaddriving/)

    JAFご当地情報
    (https://jafevent.jp/event/drive/)

    ウィキペディア
    (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0)
    (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%BB%91%E3%82%8A%E9%98%B2%E6%AD%A2%E8%A3%85%E7%BD%AE)

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