山の天気予報 ヤマテンとは?
まずはヤマテンの概要を紹介します
- ヤマテンの料金は月額いくら?
- ヤマテンの猪熊さんとは?
- モンベルにはヤマテンの特典がある
- ヤマテンの予報時間
- ヤマテンのメール配信
ヤマテンは月額「300円」で利用できます 山にたくさん行く人はかなりオトク
社長の猪熊さんは中央大の山岳部出身で、病気で山に登れなくなりながら気象予報会社「ヤマテン」を立ち上げた苦労人 ボクの好きな人ベスト10入り詳しくはこちら→
モンベル会員ならヤマテン加入しするとモンベルポイントがもらえます 詳しくはこちら→
各山域(飯豊・槍ヶ岳など)の個別の予報は、前日の16:00
週末のおすすめ山域発表は前々日の11:00ごろ(連休など休みの形態で変更になります)
山域ごと(飯豊山・槍ヶ岳など)の明日と明後日の天気を配信します(16:00)
週末のおすすめ山域も配信してくれて、前々日の11:00に配信されます(連休など休みの形態で変更になります)
=▼ 目次=

ヤマテンの評判は使ってみたわかった
山の天気予報「ヤマテン」の評判は使ってみてよくわかりました ここからはボクのレビューと使い方を紹介します
ヤマテンは無料と有料で使う方法があり、ほかの天気予報と違うのは、その名のとおり「山」に特化した天気を提供すること これが全てです
スマホでリアルタイムに予報をキャッチできて登山に必須ですね
実績は十分
エベレストでほかの部隊が当てられなかった天気をピタリと当ててピークハント成功に導いたこともあります
そんな「ヤマテン」から、今回は「無料で使える範囲」と、「有料コンテンツ」を解説します
出典:ヤマテン
ヤマテンに登録した感想はとにかく「安心感」が大きいことです
天気は的確で、ほぼ山域の天気ははずれていません
予報の理由についても専門的でかつとてもわかりやすく、ここでも安心感がでてきます
また必要があれば、1つの山に特化した予報の情報(安達太良山で急に荒れそうなときには、安達太良山特化の情報を出すということ)も出すことがあり、頼りになります
こんないいことづくめの「ヤマテン」ですが、ちょっとだけ気になるデメリットも2つあります
1つは直接予報をしている山域が少ないことです
例えば「安達太良山」という項目はなく、近隣の「飯豊・朝日」という山域から予想をすることになります
これも安達太良山の予想の仕方が詳しく説明してあるので、個人的には不便は感じません
予想もそれほど難しくないやり方です
2つ目のデメリットは、アプリがないことです
検索はウェブなので、スピードがやや気になります
できれば「アプリ」を作ってほしいと思っています
▼ヤマテンはこちらです
ヤマテンは、山岳の天気に特化した「有料」の天気予報のサイトです
以前は一部無料でしたが、悪用するかたがいたらしく、現在、重要な予報などは、ほぼ有料になっています
登山をする上で、天気の確認は特に重要
そんなことから、自分は天気の情報は複数の情報を見て判断しています
その中、「ヤマテン」は特に優秀な天気予報です
きめが細かいので、気になるところに手が届く、山に特化したサービス
自分が一番オススメは、「登山初心者の人」に使ってほしいです
山域の予報の正確さはもちろんすばらしいですが、週末や行楽シーズンにメールで送られてくる山情報は、信頼があって、見てるだけで楽しいです
また、情報の信頼度からみると、価格が安い
この価格で、「命」や「楽しさ」を買うと考えれば、破格の値段ですので、ぜひ使ってほしいです
【無料】でヤマテンを利用する方法
先ほども書きましたが、以前は代表的な山は無料で見ることができていましたが現在は見ることができません
残念ですね
現在、無料で利用できる範囲は少ないですが、それでも役立つにコンテンツは盛りだくさんです
下記をごらんください
▽目次
「ツイッターTwitter」「ヤマテン」のアカウント
出典:ヤマテン
こちらは「ヤマテン」からリンクできるTwitterの「気象予報士」のコメントです
「ツイッターTwitter」をやっているのであれば、フォローしておくととてもためになります
ほぼ毎日全国の天気概況をツイートしてくれます
また、「みんなの情報~山ツイッター~」として、「ツイッターTwitter」情報のまとめをしています
こちらは、実際の「ヤマテン」の情報ではないので、参考にはできますが、真贋(しんがん)はさだかではありませんので、注意が必要です
▼こちらは、ヤマテンの会社から、えんえんと「八ヶ岳」方面の画像を流すツイッター
出典:ヤマテン
八ヶ岳の映像だけですが、いろいろな表情があって、意外にヒマなときに見ているとけっこう楽しいですよ
gooブログ「山の天気予報」
出典:ヤマテン
こちらは、天気予報ではなく、山の天気を「予測するための方法」が詳しく「講座」としてのっています
また、山の写真投稿もしているため、こちらも見ていてあきません
個人的に以前気象予報士の勉強をしたことがあって、そのちょっとだけ知識のある自分から見ると、かなり専門的で、ためになる内容に見えます(勉強しただけで、資格はもってません)
また、講座の「机上講習動画」の販売もしているようです
ただ、専門的といっても、かなりかみくだいて説明しているので、初心者でも安心してみることができます(一部マニアックな内容もあります(^^)/)

有料でヤマテンを利用する方法
「ヤマテン」が始まったときには、無料登録をして使わせていただいていました
それから比べると、現在の有料登録での内容は、当然ですが、以前から比べるとかなりの充実ぶり
そして、ちょっとずつコンテンツも充実してきて、現在に至っています
▽目次
山域の選択
出典:ヤマテン
有料ページで一番上に位置しているのが、この「山域の選択」というコンテンツです
こちらでは代表的な全国18の山域と59の山の天気予報が選択できます
ここからは「飯豊山」周辺を例にしてみてみます
気象レーダー・大荒れ情報
出典:ヤマテン
周辺の雨雲などを気象レーダー画面から確認できます
5分ごとに更新で、きめこまかい情報が取得可能で、みるだけで直観的に雨の状況がわかります
天気予報コメント
天気予報士のくわしいコメントが書いてあります
おおよその天気概況から、具体的に、山でどのようなことに警戒したほうがいいのかかいてあります
例えば、(雪庇(せっぴ)のふみぬき、道迷い、落雷など、そのときの天気の状況で、くわしく注意書きがかいてあります
また、天気の概況については、翌日までの概況が書いてありますが、大型連休の場合は少し長めにかいてあることもあります
時系列天気(山の山頂)
出典:ヤマテン
時系列の代表的な山の山頂の天気がイラストでわかりやすく書いてあります
これを見ると一目瞭然(いちもくりょうぜん)ですね
ライブカメラ
現地に常駐している山小屋などから、ライブがある場合があります
「百聞は一見にしかず」で、それをみると雰囲気はバッチリです
山域の山岳気象情報
例えば飯豊山の地域であれば、「飯豊・朝日山域」がそれにあたります
また、
代表地点(飯豊山)以外の天気、風速、気温の予想値は、代表地点と異なる予報手段を取っているため、精度が低下することがあります。このため、コメントや代表地点(飯豊山)の天気予報も併せてご確認ください。
出典:ヤマテン
とかいてあるとおり、ほかの情報とあわせてみると、より精度が増しますので、参考にしてみてください
「~山」に関するつぶやき
「ツイッター Twitter」のまとめの欄(らん)です
Twitterの情報を集約しています。本サイトはつぶやきの内容に一切の責任を負いません。
出典:ヤマテン
ここにかかれているとおり、あくまで参考程度にしてください
ヤマレコ山行記録
この山に対する最新の「ヤマレコ情報」がのっています
ヤマレコとは、「山に登るすべての方を対象にしたコミュニティサイト」で、いろいろなかたの山行記録がのっていて、とてもためになります
実際最近行った方の記録がのっていますが、あくまで、一個人の主観ですので、参考までにするといいと思いまス

天気予報を発表していない山域の利用方法|例えば安達太良山の場合
出典:ヤマテン
現在、直接詳細な予報をしているところは限られています
ですが、それ以外の天気についても、限定的ではありますが、利用方法を提案しているコンテンツがあります
それが、「天気予報を発表していない山域のご利用方法」というコンテンツです
例えば個人的に大好きな山域「安達太良山」の場合、くわしくは書けませんが、
- 「○○山の風速・気温を参考にするとよい」
- 「○○向きの風のときは○○山より風が○○になることが多い」
- 「逆に○○向きの風のときは風が強くなる傾向がある」
- 「○○が通過するときは、○○の山域の予報を参考にしたほうがいい」
などと、その条件によって、事細かに書いてあります
また、特に「安達太良山」に対する注意が必要なときは、近くの山域の予報のときに、「安達太良山」のコメントを入れてくれるようです
いたれりつくせりです
この参考の天気の考え方をみるだけでも、有料会員になる価値は十分あると思いまス
高層天気図(少し専門的)
このコンテンツまでくると、少し専門的になります
ですが、高層天気図は、山の頂上付近の風や気温を知る場合に、とても参考になるので、見ておいて損はないと思います
見方は、気圧が中心の天気図なので、初心者にはとても見づらいです
気象庁の高層天気図は高度も書いてありますが、「ヤマテン」の高層天気図には高度が書いてありません
あくまで参考ですが、「ヤマテン」の高層天気図の見方は下記を参考してみてください
- 地上 →低山や都市部の気圧や雨の状況
- 850hPa→1000mから1500mくらいの気温や風
- 700hPa→2500m~3000mくらいの気温や風
- 500hPa→高度5000m~6000mくらいの気温や風
※「hPa」は気圧の単位で「ヘクトパスカル」といいます
細かい数値は追い出すときりがないので、このくらいを頭に入れておくとわかりやすいと思います
自分の行く山の高度を確認して低山であれば「地上」と「850hPa」の天気図を参考にして、2500m以上の高山を考えるのであれば「700hPa」の天気図を参考にしてみると、おもしろいとおもいます
そしてそれらは、「500hPa」の環境から影響を深くうけているので、階層的(3D的に)見てみると天気がもっと身近に感じると思います
ヤマテンのアプリについて
ヤマテンのアプリケーションバージョンはまだのようです
提供しているコンテンツがシンプルなために、アプリの開発までにいってないようです
それでもほかの天気予報会社は、それぞれのアプリを作っているようなので、シンプルで使い勝手がいいアプリを「ヤマテン」にも期待したいです
現在はメールで週末の天気を確認、そして、そのほかのコンテンツをブックマークしたインターネットで確認しています
これが、一つのアプリでできればとてもラクチンなのですが・・・・
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
ヤマテンの猪熊さんとは?ボクが体験した感想と今後の期待したいこと
猪熊さんの話をする前にヤマテンのを説明します
※実績の一部は下記のとおりです
【2017年】
日本テレビ「世界の果てまでイッテQ」モンテローザ登山隊
片山貴信アコンカグア登山隊
アドベンチャーガイズ・アマダブラム登山隊
早稲田大学ラジョダダ登山隊
三浦豪太デナリ遠征隊
松平盛亮レーニン登山隊
ICI石井スポーツ 荒川代表取締役 エベレスト登山隊
アドベンチャーガイズ・エベレスト&ローツェ登山隊
NHKドキュメンタリーBS1スペシャル「デナリ大滑降~究極の山岳スキー~」(佐々木大輔氏)
栗城史多エベレスト登山隊
出典:ヤマテン
今後はより精度を上げるような(例えば、山頂にアメダスのような機器を設置するとか)などをしていってほしいです
また、個人的にですが、社長の猪熊さんは、実は10年近く前から一方的に知っていました
ちょうど「ヤマテン」が設立するちょっと前だったと思います
すでに猪熊さんは気象予報士として立場を確立していましたが、自分が驚いたのは、そのプロフィールで、
「山が大好きなのに、山に登ることができない予報士」
という衝撃的な内容でした
若いときのケガがもとで、登山家なのに、山に登ると病気が再発してしまうということでした
自分がもしそのような環境にあったときは、山に関することにたずさわるのは、とても苦痛だと思います
しかし、それをはねかえして、山岳の気象専門の「ヤマテン」を立ち上げます
自分はその不屈の精神に感銘を受けて、猪熊さんのニュースなどを見させていただき、いまに至ります
これからもがんばってほしいと思いますし、今後、もしかして医療が進んだら、猪熊さんも山に登れるのでは・・・と思ってしまいます
がんばってほしいと思います
参考:読売新聞
※その後、猪熊社長から2017年に病気は寛解(かんかい)したというコメントをいただきました 現在は元気に山に登れる体になったそうです おめでとうございます!
(以下、猪熊さんの著書を紹介します)
[注意]「ヤマテン」はテント専門店と同じ名称です
ヤマテンという会社名は登山をしている人には「山の天気予報」の略というイメージがあるので、天気予報会社としか頭に思い浮かびませんが、実はテントの専門店にも「ヤマテン」という会社があります
テントと言っても登山のテントではなく、店舗のヒサシに使うようなテントで、ヤマテンでは巻き上げ式やスクリーン式のテントなども作っている昭和46年創業の大阪の老舗です
創業開始の時期からすれば、ヤマテンと言えばこちらのテント屋さんが本筋と考えるのが普通ですね
検索すると、「天気予報のヤマテン」と「巻き上げテントのヤマテン」が混ざって出てくるので、注意してください