「無料」の山の天気おすすめ登山天気サイトを6つ(+α)紹介
==▼目次==
▼初めての登山 山登り入門はこちら

無料の登山天気|まずはお気に入り「おすすめNo1」
登山天気の予報で最近で一番使っている無料アプリが
「Windy アプリ 無料版」
メリット
・山頂じゃなくても地名や座標でピンポイント予報ができる、すごい
・風予報、雨予報精度高し
・見やすいウェブ版もある(ウェブ版はこちら>>)
・グラフィックがとてもキレイで見やすい
・座標でポイントを探せるので、世界のどこの天気も見られる
デメリット
・予報地点の検索では世界全体の地名を検索してしまうので、検索の工夫が必要
・標高の高いところの予報はバツグンだが、平地や複雑な地形はそれほどの精度でもない感じ
(▼Windyアプリはこちら)
▼使い方はこちらで解説しています
>>「ウィンディで天気予報[無料の見方・使い方]

山の天気|登山の天気予報はたくさんみると精度があがると思う
登山の天気を調べることは、山登りにとって最重要項目のひとつです
そして、天気予報は1つだけでなく複数の天気予報サイト見ることによって精度があがります
それらの予報でイメージした天気を、登山現場で答え合わせをして、ズレの修正ができてきます(これはボクのやり方ですが・・)
ときどき天気予報を見ないで登山をする人もよく見かけますが、
山に登るときは、「ガチの縦走」でも「軽いハイキング」でも天気予報は必ず見るべき
しかし、そう気負って(きおって)ばかりいると疲れてしまうので、天気を見ることも楽しみの一つと考えるといいですね
特に、山の天気で一番重要な要素は「風」のところです
山では、普通の雨くらいでは問題ありません
でも「風」はダメです
晴れのときでも風が激しいと、体力の消耗(しょうもう)がはげしいので、登山で予報を見るときには、まず「風」を注意してみてください
登山の天気判断はこれが基準
登山を予定していた日の天気が雨になってしまった・・・でも小雨でそれほど強くならないけどこんなとき登るべきか中止にすべきか
こんな天気で判断が難しいことって結構ありますよね
人によって判断はまちまちですが、登山初心者の場合は、近隣下界の天気予報で
- 風速:風速15m以上
- 降水量:1時間に2mm
この2つの基準以上のどちらかが予報されたら中止がおすすめ
風と雨というと風のほうが重要度が高いので、雨がなくても風が強いときは中止ですね
気象庁では風速15m以上のときは予報で「強い風」と言います
Yahoo!天気の場合は近隣のポイント予報で下記のポイントを見てください
▼Yahoo!天気の見方|赤が降水量、緑が風速
Yahoo!天気など時系列で天気がわかる場合は、自分が行動する時間の天気を見て、そこで15m以上・2mm以上の場合で判断します
あくまでボクの経験則上の提案です
ボクの場合は
- 風:風速20m以上
- 雨:5mm以上
だいたいこのライン以上の予報の場合は登山を中止しています(ときと場合にもよります)
風速20m以上というのは、気象庁の予報でいうと「非常に強い風」と言われています
また気象庁の天気予報は独特の言い回しをします
その中で、「所により雨」と言ったら、それはほぼ「山で雨」といっしょなので、これも注意してください
※また、特に夏の天気の場合、午前中に晴れていても山の天気は午後になると崩れることも多いので、それも注意してください
登山天気アプリ「無料]おすすめ「4選+α」
登山天気のおすすめの予報アプリを紹介
なるべくストレスがなくシンプルで精度が高いアプリを紹介します
- [無料]天気予想の「ウェザーニュース」も登山でOK
- [無料]「Yahoo!天気」は登山アプリもOK
- [無料]風天気 に「国際気象海洋」は登山にも使える|登山天気アプリ
- [無料]Windy(ウィンディ)
- [有料]日本気象協会「登山天気」
[無料]天気予想の「ウェザーニュース」も登山でOK
有名なお天気アプリ「ウェザーニュース」です
軽くてサクサク進むのでストレスがありません
コンテンツも多くて、天気だけでなくいろいろな楽しみ方ができます
「さくら」特化のコンテンツや「花粉情報」、「星空情報」など旬な場所の天気が簡単にチェックできるのはとてもうれしいです
ストレスなくてとてもいいのですが、「登山情報」がないのがとても残念
ボクが登山の天気で利用するときは、例えば「安達太良山」なら「安達太良」と検索してその近くの天気をチェックします(残念ながら安達太良山では出てこないんですね・・)
ボクが見るに、今「登山」の特化コンテンツを作っている最中のように感じます
もう少しすれば、「てんきとくらす」のように、「登山情報」が出てくると期待しています
「Yahoo!天気」は登山アプリもOK
Yahoo!天気もサイトもありますが、アプリもあります
オンラインのサイトよりアプリは軽くてストレスはフリーです
Yahoo!の天気はオンラインでもそうですが、風の移り変わりがとても見やすいです
登山特化のコンテンツはまだないですが、例えば「安達太良山」の場合、山を挟んだ地域(二本松市と猪苗代町)を見ると、その山の風の状況がある程度わかるのでおすすめの使い方です
風天気 に「国際気象海洋」は登山にも使える|登山天気アプリ
国際気象海洋の風予報もおすすめです
こちらはアメダスとちがって、近い時間の予報をしてくれます
(出典:国際気象海洋)
内容はまだ大雑把な感じがしますが、精度は良く、大きな風のイメージが付きやすいです
実は国際気象海洋さんはアプリの移行がすすんでいるところで、このサイトもアプリに移行してしまうかもしれません
国際気象海洋の風予報もアプリになりました
▼アプリはこちら
Windy(ウィンディ)
おすすめNo1にも書いたとおり、最近は「windy(ウィンディ)」が登山天気のアプリの主力です
▼ウィンディのサイトはこちら

チェコ発のサイトで、使っている天気予報はアメリカやヨーロッパなどのデータを使用して予報をしています
(参考:ウィキペディア)
とても使い安くアプリもあるので、一度使うとクセになりそうな手軽さで人気が高いです
温度、湿度、気圧、雲底、海水温などのフィルターがあって、ワンタッチでエリアのイメージがわかるし、ピンポイントの天気もわかる万能さが売りです
有料版もありますが、無料版で十分。冬の登山でも使えて、これを見ればなんとなく雪の質も判断できるくらい精度が高いです
Web版がとても見やすいですが、アプリも同じくらい使い安くて近年ではかなりおすすめ
▼windyのアプリはこちら
[有料]日本気象協会「登山天気」
まずは日本気象協会のその名も「登山天気」・・・直球ですよね
見た目のグリーンの安心感があるグラフィックで悪くありません
このアプリ、無料版のようなのでいろいろ調べたところ、残念ながら有料のアプリなので定期購入しないと全然使えません・・・・日本気象協会のウェブ版は無料でほとんどの機能が使えるのに、アプリでは使えないなんてとても残念
でもサンプルを見ると、山頂や登山口ピンポイントの天気が即座に見ることができて、高層天気図も簡単だし、雷危険度、服装の指数など至れり尽くせりなアプリですね
1ヶ月240円で、ヤマテンよりちょっと安いくらい
みる限りでは、じっくり山に行くときに見る・・・というよりは、「おっ、時間ができた!ちょっと山に行こうかな・・」というときに、すぐ天気を確認したいときに見るととても使えますね
登山天気[無料] サイトウェブ版[4選+α]
無料の登山の天気サイトまとめです
いろいろなサイトをみることで精度が高まりますので、なるべく多く見た方がおすすめ(迷うこともありますが)
ここではその他のおすすめ予報サイトや信頼ある予報サイトをまとめました
- [無料]「てんきとくらす」安達太良山 登山にも使っています 風の天気オススメ
- [無料]日本気象協会 「tenki.jp」の天気予報
- [無料]「アメダス」で登山の天気予報
- [無料]Yahoo!天気・災害で登山の天気
- [無料]SCW-天気予報-観測情報(旧GPV気象予報)
「てんきとくらす」安達太良山 登山にも使っています 風の天気オススメ
「てんきとくらす」でみる登山に関する風予報は、個人的にとても簡単でそして精度が高い
と思います
山の天気「てんきとくらす」は日本気象株式会社といって1980年代に立ち上げられた大阪の会社です
出典:高原・山の天気 | てんきとくらす [天気と生活情報]
概要
- サイトはこちら:⇒「てんきとくらす」のサイト
- 「てんくら」の愛称(あいしょう)で親しまれています
- 行楽地の天気の中に「高原・山」というジャンルで予報を見ます
- 全国1509座の山を網羅していて、「登山指数のA・B・C」で判断
- 降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算でだしています
- 高度別の値(あたい)は気象庁が作成した天気予報のもとになる数値計算結果ということで あくまで参考です
↓くわしく知りたいときは、こちらをどうぞ
てんきとくらすは登山天気予報おすすめ

お天気ナビゲータ(天なび)|てんきとくらすアプリ
- サイトはこちら:⇒お天気ナビゲータ
- 「てんくら」のサイト内にある「個人参加型」の天気防災総合サイトです
- 愛称は「天なび」
- スポットは全国1000以上ということ
- 山の天気はこのサイトの「登山ナビ」( ⇒登山ナビはコチラ)というところで見られます
- 本サイトは課金すればポイント天気などの詳細天気を教えてもらえます
(例)無料会員は6時間先まで スタンダードは2日先まで PROは10日先まで など - 登山ナビは1704座対応です
個人的感想
- 「てんきとくらす」は「風の予報」の精度高いです
- そのかわり「雨の予報」はあくまで参考値としてみてください
- 「更新」が遅いので現地に行ったら予報と違って風が強かった・・・などの場合もあるので注意
- そのため「てんきとくらす」の予報はぎりぎりまで見定めるといいと思います
- 天なびをみる限りは、なかなか精度がいい予報のような気がしますもう少し使用したらレビューを書いてみます
日本気象協会 「tenki.jp」の天気予報
日本気象協会の天気です

以前は国の直接機関でしたが、徐々に移行されていって今は「一般財団法人」という民間の会社になりました
以前国の機関だっただけに、信頼度は厚いですね
出典:日本気象協会 tenki.jp【公式】 / 天気・地震・台風
登山に「tenki.jp」天気概要
- サイトはこちら:⇒日本気象協会サイト
- 山の天気という項目があり、百名山はもちろん、その他の山も網羅(もうら)していて 参考になります
- 山の天気は、「平地の天気に標高などの数値計算」をして「気温や風速」を出しています
- 全国215座の山の天気を網羅しています
登山天気に「tenki.jp」プレミアム会員になると
- 月額100円
- 今日明日の天気予報「無料会員3時間ごと」「プレミアムは1時間ごと」
- 3~10日後の天気を無料会員1日ごと プレミアムは3時間ごと!
- また、「標高別」「都道府県別」「百 / 二百 / 三百名山」で山の検索が可能になります
個人的感想
- 当たる確率は「気象庁の予報」とおおむね同じ
- 一般的なトレッキングに使用するのは問題ないレベル 画面も綺麗でスタイリッシュ
- スマホにも対応しています
- 「tenki.jp」サプリという小ネタも見られます
- 「山の天気」は広い範囲の予報です 山頂の天気というよりは「登山口の天気」を確認する という感覚でみるといいかもしれません
登山に「tenki.jp」+「アメダス」風天気フルカバー
予報ではなく現在の風の状況をみるには便利な「tenki.jp」のページです
この組み合わせはちょっとずるいと思いますが、ちょうどいい範囲なのでかなり見やすいです
▼「アメダス実況(風向・風速)」

これは「tenki.jp」の日本気象協会が、アメダスのデータを借りて表示しています
登る山をイメージしてある程度の範囲で風がわかるので、パッと見て判断するに良いですね
「アメダス」で登山の天気予報
アメダスというのは、「気象庁」のシステムのひとつで、「自動気象データ収集システム」のこと
天気予報ではありませんが、直近の予報が個人でもイメージしやすいので、よく使っています
(出典:アメダス)
登山に「アメダス」天気概要
- サイトはこちら:⇒アメダス:http://www.jma.go.jp/jp/amedas/
- 皆さんご存知の「気象庁」の防災情報「アメダス」です
- 全国1300箇所の現在と過去の気象データが見られます
- 予報ではないのですが、現在の天気そのものを見ることができます
- 山頂周辺の天気はあまりありません(安達太良山をみるときは「鷲倉」の天気がおすすめ)
- スマホにも対応しています 最近かなり見やすくなりました
個人的感想(登山天気に「アメダス」)
冬は一番使っていますね
- 山頂の天気は少ないですが、周辺の天気からある程度は予想できます
- 時々観測計が故障してしまうのが悩みの種(数値がなくなることがある)
- しばらく同じ数値を出していたり、数値がゼロのときは少し故障を疑ったみたほうがいいですね
- 山で災害が有るか無いかの確認についても、土砂災害の場合は前日などの雨の強さをみればいいですし、風の状況なども、いま現在の風の状況も即座に見ることができるので、使い方をいろいろ考えればかなり重要な情報を得られます
- 最近は特に画面が見やすくなり、スマホで使用してもイライラしなくなりました
Yahoo!天気・災害で登山の天気
みんながお世話になっている「Yahoo!」の天気予報のサイトです
(出典:天気予報 / 防災情報 – Yahoo!天気・災害)
登山に「Yahoo!天気・災害」天気概要
- サイトはこちら:⇒Yahoo!天気・災害
- 山に特化した天気予報はありませんが、ふもとの詳細な天気はほぼ間違いないです
- スマホのコンテンツもバッチリ
- かなりピンポイントの情報も見ることができます
個人的感想(登山天気に「Yahoo!天気・災害」)
- 登山に特化したコンテンツはありませんが、山でも、周辺の天気をみればある程度予想できるので重宝しています 風の予報も細かくみることができるので、ありがたいです
- かなりの頻度(ひんど)で更新します 風や雨の予報はその都度変わるときがあるので、ときどきチェックが必要です
- 天気図や気象画像も見やすいので、とても参考になります
- エリアの急上昇スポットなど、周辺のレジャーも見やすく、「奥さんが登山」で、「旦那さんが周辺で観光」などの場合には最適です
▼ときどき「休止中」というマークがありますが、これは故障中のときが大半 直るまでお待ちください
(http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/yesterday-36276.html?areaCode=000&groupCode=25)
SCW-天気予報-観測情報(旧GPV気象予報)
登山の天気で風の予報が見やすい「SCW」を紹介します
登山で使われるというよりは、カヌー系で使われている天気予報です
これをボクが知ったのは、アウトドアライターの「ホーボージュンさん」がtwitterで投稿しているのをみてそれから見るようになりました
主な用途は天気図のチェックとGPV気象予報での沿岸波浪の閲覧だ
(モンベル(ホーボージュン))
このときはまだ「GPV気象予報」といって旧版でしたが、そのころと今の「SCW」は使い勝手がかなりよくなっています
カヌー系で大切なのは、登山と同じ風です
各地域の細かいところを確認するには地図が大雑把でちょっとわかりにくいですが、GPVではなかった左下のマップを見ることによって、「十字マーク」の場所がどこを指しているかとてもよくわかるようになりました
先ほどもいいましたが、特徴は風予報がとても見やすいことです
風の強さも色分けされているので、見てすぐ直感的に理解することができるので、見慣れるとほんとに一瞬で情報が入ってきます
デメリットは色で、通常の明るい天気予報アプリやサイトから見ると暗くてわかりにくいのも確かです
特に明るい屋外ではとても見にくいのがデメリットですね・・・
でも風予報はとても見やすいのでゼヒ使ってほしいです
登山特化にするには、「設定」で「map types」を「osm」にすると山の名前が書かれたマップがでてくるので、とてもわかり安いです
▼SCW の設定をosm にすると山の名前が分かるマップになる
▼マップに山の名前が入る
登山天気の「有料天気予報」
ここでは無料ではなく、有料でおすすめの天気予報サイトと、登山で天気を知るにはためのアイテムを紹介します
有料の天気予報 紹介
山の天気をしっかり真剣に考えるひとのための「有料天気予報」を紹介
登山特化の「山の天気予報 ヤマテン」
山の天気予報「ヤマテン」は比較的新しい会社で登山特化の信頼ある天気予報をしています
ボクが一番つかっているくらいの予報ですが、有料データが多いので、その他の天気予報にまとめました
(出典:山の天気予報 – ヤマテン)
ヤマテン概要
- サイトはこちら:⇒ヤマテン
- 山の天気に特化した、日本で唯一の天気予報会社
- 実績は「世界の果てまでイッテQ」や「栗城史多(くりきのぶかず)エベレスト登山隊」、「竹内洋岳(たけうちひろたか)ダウラギリ登山隊」などの有名登山隊の「気象フォロー」をしています
- 全国18山域の100名山が対象59の「詳しい山頂天気予報」が見られます
- 山のライブカメラや高層天気などの解析もあり、かなり専門的です
- 料金は月額300円(税別)
- 天気概況は無料でこちらから → https://i.yamatenki.co.jp/
- スマホ対応です
↓ヤマテンは優秀!こちらもご覧ください!

ヤマテン個人的感想
- 以前は無料で山頂予報のサービスが一部使えましたが、マナーの悪い人がその予報を悪用したため、そのサービスは終了しています
- 現在、山頂予報ではありませんが、一部サービスを無料で使うことは可能 有料サービスの精度はかなり良いです
- 有料サービスの予報は、山域はある程度限定されていますが、山域がない山についても、その周辺の山域の予報から、ある程度天気が読めます そういう意味ではすごい精度です
- これまでの実績や、フォローしてもらった登山家のインタヴューを聞くと、データと経験の融合(ゆうごう)が絶妙(ぜつみょう)で、とてもすばらしい予報であるということでした
- 社長の猪熊さんは個人的に昔から、雑誌などで知っていましたので、かなり個人的な感想が入ってしますご容赦(ようしゃ)ください