てんきとくらすは無料で使える山や行楽地のための天気予報。日本気象株式会社が運営していて、登山をしている人がよくみるサイトです。山の荒天の具合を登山指数A、B、Cに分けて発表していて風予報が秀逸です。登山指数Cでは雨は当たりにくいですが、風はよく当たります
※登山指数Cの精度について>>「てんきとくらす」はどのくらい当たるか・・|登山指数Cの場合
==▼目次==
※無料天気予報おすすめをまとめています>>登山の天気|山の天気予報おすすめ
アイキャッチ画像出典:てんきとくらす
「てんきとくらす」はどのくらい当たるか・・|登山指数Cの場合
「てんきとくらす」ってあまり当たらないといいますが、10年くらい使っているボクの印象としては「山の上の風予報はよく当たる」と感じています。当たらないと思われているのは、更新時間のズレと雨予報がハズレやすいからです
※更新時間のズレとは>>てんきとくらす 更新時間
※雨予報がハズレやすいとは>>てんきとくらす「登山指数C」の見方
登山指数って何?
登山指数とは風と雨の具合をA,B,Cの3つに分けて表した指数です。登山指数Aが最も登山が快適で、登山指数Cは雨もしくは風が強く登山には向いてない日を差します。公式には「登山指数Cは風または雨が強く、登山に適していません」とありますが、大抵は風が強いことが多いです
▼公式での登山指数の説明はこちら
[登山指数について]
登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いてレベル値で表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
てんきとくらす 更新時間
てんきとくらすの予報更新頻度は「1日4回(1,7,13,19時頃」です
でもこれは登山にちょっとマッチしにくいんです。なぜかというと登山に行く人は、ほとんど5:00くらいの天気を見ていくからです
その時間帯のてんきとくらすの更新は「1:00と7:00」。 ちょっと早すぎる時間と少し遅い時間に更新してしまうので、山に登る人が見たい時間には精度がややズレた天気予報を見てしまうため、外れたと思ってしまう場合もありそうです
てんきとくらす「登山指数C」の見方
「登山指数C」はアイコンが「山と雨と風」ですが、登山指数Cでは雨も風も両方強いワケではなく、雨、風のどちらか片方が基準に達すると「C」になる仕組みです。また、山の風はほぼ等圧線のとおりなので風予報は当たりやすい、でも雨はそうは行きません。これが登山指数Cは当たりにくいと感じる理由だと思われます
※風予報が当たる理由>>「登山指数C」の風予報は当たる
登山指数Cのアイコンは「雨と風」が付いているので、「雨も風も強いのか~」と思ってしまいます。でもそうではなく風か雨のどちらかがてんきとくらすの基準以上になった場合に「C」になるんです
風がなくても、雨が基準以上になれば「C」。雨がなくても、風が基準以上になれば「C」ということ
そんな感じで「C」を出しています。なので「C」だから雨も風も強いというわけではないんです
(▼登山指数Cの説明)
風または雨が強く、登山に適していません
てんきとくらすより
「登山指数C」の風予報は当たる
ボクの経験では「登山指数C」の場合「風予報はほぼ当たります」。前日やその近くの日が「登山指数A」でもその日だけ「登山指数C」だとしたら、少なくても「風はその日だけ強くなります」
風の精度が高い理由は、山の頂上のように上空の風ほど地形などによる地域差が少ないからだと思います。 風は特にそうですが数値だけではなくその地域のクセみたいなものがあって、それを加味しないと精度の高い予報はできません。 山頂付近の風はほぼ「高層天気図(特殊な天気図)」で表示されているような風がそのまま影響するので予報が当たるのだと思います
なので山の「風」天気予報は、かなりあてにしていいと思います
逆になかなか当てにならないのは「雨」です。
これは今までの経験上では、雨降りが当たる確率は60%くらいでしょうか。
これはあくまで「登山指数」という項目の感想です。
「てんきとくらす」には、平地の予報やそのほかの行楽地の予報もあって、そちらは、気象庁の予報と同様にそれなりに当たりますのでご心配なく。
個人的に上空の風は「高層天気図」が優秀ですが、それをみるより「てんきとくらす」のほうが見やすくていいので、やっぱり「てんきとくらす」は天気予報からは外せないですね
登山指数Cでも登る
登山指数C判定でも登ることはできます。台風やそのほか災害級の雨風でなければ可能です。ただ快適ではなく、どちらかというと訓練の範疇になる可能性があるというだけです。風は強いはずなので、登るときは風対策は万全に
風が強いときの装備は、風を防ぐレインウェア、枝落下防止のヘルメット、風の冷えでスマホバッテリーが減りやすいのでモバイルバッテリーがあると安全で便利です
▼「てんきとくらす」はこちらです。
てんきとくらすの会社は?
てんきとくらすは日本気象株式会社という会社で運営しています。本社は大坂の中央区で、デンマークにもオフィスがあります。設立は1985年です。
(本社の住所)
〒540-6017
大阪市中央区城見1-2-27 クリスタルタワー17F
TEL:06-6567-2222
参考:日本気象株式会社の概要はこちら>>「会社概要」
てんきとくらす「安達太良山」でみる[無料]予報の見方
「安達太良山」を例にして てんきとくらすの無料版予報の見方を紹介
※参考に安達太良山の天気はこちら>>てんきとくらす 安達太良山
==▼目次==
平地の天気予報の見方
まずは一般的な平地の天気予報
出典:てんきとくらす
晴れ、雨、風向き、週間天気予報など、気象庁と同じような精度で、ほんのちょっとアレンジがあるくらいの予報です。
この予報画面は気象庁のものとそれほど変わりはないです。
でも残念ながら、この一般的な平地の予報はあまり使いません。
自分的には、平地の天気予報は気象庁予報の方が当たるような気がして、そちらを主に使っています。
「てんきとくらす」の安達太良山「登山指数」を例にすると・・
ここから本番の「行楽地の天気」に行きます。
左のカラム(枠)の上の方に
「行楽地の天気」
という項目がありますので、▼これをポチ。
出典:てんきとくらす
そうすると各行楽地の選択画面がでてきます。
ここには、登山以外にも、「サッカー場」や「公園」などという項目もあります。
自分は「高原・山」という項目しか使いませんが、そのほかの項目もそれに特化した内容になっていますので、見ると楽しいかもしれません。
自分は登山がしたいので、「高原・山」をポチします。
出典:てんきとくらす
そうすると、各県を選択する画面にくるので、そこで見たい県をポチ。
そうすると山を選択する画面に来ます。
出典:てんきとくらす
現在、選択できる山は全国で2000ポイント以上の山を収録。
自分は少なくても人生の3分の2くらい生きているので、もう全部の山には行けないですね。
近くの山でごまかして生きていくしかありません。
1年で200日行ったとしても8年以上かかります。
ムリ。仕事と子供あるし。
今回は安達太良山を選択します。
そうすると「行楽地の天気 安達太良山」という単独の画面が出てきます。
この画面で一番重要なところはこれ「登山指数」です。
出典:てんきとくらす
出典:てんきとくらす
自分だけでなく、登山をする人で「てんきとくらす」のファンはこれだけをみていると思います。
見方はこちら
出典:てんきとくらす
とてもシンプルで、
- A判定:登山に適している
- B判定:風または、雨が強くやや登山に適していません
- C判定:風または雨が強く、登山に適していません
という3つの判定で区別をしています。
今までの経験からすれば、「A」と「B」の判定なら問題ないです。
ここのスゴイところ、それは山に限って言えば、「風」の指数は、90%近く当たると思います。(個人的感想です)
そのかわり「雨」の予報は期待できません。
更新の頻度は1日に4回で、天気予報の更新と合わせて更新されます。(てんきとくらすに確認済み)
そのため、突発的な現地での天候の変化には対応できないので注意が必要です。
てんきとくらすは「火山情報」もある
また、この「行楽地の天気」で時分が見ている項目と言えば、
「火山情報」
です。
これもシンプルで、見やすく大変重宝。
一覧では、全国の火山の「噴火警戒レベル」とその設定日時がわかりやすく、とても見やすいです。
出典:てんきとくらす
山を選択して、詳細をみると、細かい立入制限などをみることが可能。
出典:てんきとくらす
これに登山道の地図などがあれば完璧なのですが、それは今後に期待したいと思います。
てんきとくらすのアプリ|無料紹介
てんきとくらすの無料アプリは「お天気ナビゲータ」、「雨降りアラート: お天気ナビゲータ」、「天気&防災アラート」などがあります。残念ながらどれも「登山指数」を使ったアプリはありません
▼Android版 てんきとくらす日本気象株式会社のアプリ
「てんきとくらす」の名前ではなく「お天気ナビゲータ」としてアプリをだしています。愛称は「てんなび」
無料でつかえて有料版アップグレードが可能
(Android版のみのアプリ)
アプリはスマホサイト「お天気ナビゲータ」の機能を分けてアプリにしているという感じで、全部を網羅しているアプリはありません
(▼iPhone、Androidで使えるアプリ)
▼iPhone版のてんきとくらす日本気象株式会社のアプリはこちら
▼詳細はこちら
→てんきとくらす「アプリ紹介」
てんきとくらす|有料版「お天気ナビゲーター」
てんきとくらすの有料のスマホ用サービス 「お天気ナビゲーター」というのもあります。アプリではなくアプリのようなスマホサイトです。アプリとの違いは、「お天気ナビゲーター」を小分けにした機能が「アプリ」になっているという感じ。
ここでは無料の範囲を紹介します
登山関係の予報を調べたい場合は、「お天気ナビゲーター」の「登山ナビ」が使えます。
出典:てんきとくらす
選択して、地図上の山をポチすると、シンプルなページが出現。
出典:てんきとくらす
↓シンプルページ
出典:てんきとくらす
ここでは、注意報・警報や周辺の主な天気くらいしか見られません。
有料にすると、「10日先までの天気予報」や降水マップ、「台風予想進路」などがみられると言う事。
残念ながら、無料版だと「登山ナビ」が「×」(バツ)になっているといるんですね。
これでは意味がない。
「登山ナビ」が使える有料版は、最大「月額110円~288円」です。
出典:てんきとくらす
このくらいなら、有料を使ってストレスをかけないほうがいいかもしれません。
自分の場合は、「登山ナビ」は使いません。
本サイト「てんきとくらす」の「登山指数」が使える限り、使わなくてもいいかな、と思っています。