なぜ山の天気は変わりやすいのか?

なぜ山の天気は変わりやすいのか、それは標高の高いところは平地より空気の流れが変わりやすく、山の複雑な地形などで空気の上昇と下降が無数に発生しているためです。また、山の斜面等が太陽で温められて上昇気流を作りやすく、そのために山沿いでは雨が多いです

(参考:ヤマテン

なぜ山の天気は 変わりやすいのか?

山沿いで雨が多いのはなぜ?

山沿いで雨が多いのは、上昇気流ができやすいためです。

山沿いの雨 なぜか?

山の斜面は空気より太陽の熱を受けやすいので最初に温められ、次に斜面付近の空気も暖められます。空気が暖まると上昇し上昇気流を作り、今度は上昇した空気が上空で冷やされ水滴が発生し雨になります。

山は空気の上昇と下降が激しいため、雲が出来たり消えたりして天候がめまぐるしく変わります。また平地の湿気の多い空気が斜面を上昇すると雨になるし、上空の空気が斜面を下りてくると気温が上がったりすることもあります。

山頂付近の岩は周辺の森林よりも暖まりやすく上昇気流ができやすいということも理由です。

山は高度があるため上空の強い風の影響を直接受けやすいことも理由の一つです

気象庁の予報で「ところにより雨」という予報がでたら山が雨と思って間違いないです

(参考:技術評論社 気象予報士 学科一般知識編)

「ところにより雨」は山が雨

また気象庁の天気予報は独特の言い回しをします

その中で、「所により雨」と言ったら、それはほぼ平地ではなく「山が雨」と考えてもいいので、これも注意してください

※また、特に夏の天気の場合、午前中に晴れていても山の天気は午後になると崩れることも多いので、それも注意してください

山で上昇気流が起こりやすい理由

太陽の熱は空気より地面の方が暖まりやすいため、まず山頂付近の地面が暖まります。次に山肌周辺の空気も暖まり、暖まり軽くなった空気は上昇を始めます。上昇した空気を追うように周りから空気が流れ込んできます。これが上昇気流の基本的なメカニズムです。上昇気流ができると気圧の差ができたり、雨粒が作られたり、天気が変わりやすくなります。

(参考:技術評論社 気象予報士 学科一般知識編)

なぜ山は風が強いのか?

標高が高いところは遮るものがないので気圧の差で空気が動くと強く感じるからです。また上空のいつも吹いている非常に強い風「偏西風」の影響を直接受けやすいことも風が強い理由です

(参考:技術評論社 気象予報士 学科一般知識編)
(参考:気象現象 Q&Aコーナー

なぜ山は風が強いのか?