燕岳 登山の難易度は?
燕岳(つばくろだけ) 最短の中房温泉・合戦尾根のルートの難易度は「中級」です。コースタイムは往復8時間5分で上り4時間50分、下り3時間15分。このルートはある程度の登山経験が必要で、地図読み能力があることが望ましいレベルです。
※燕岳登山ルート地図一覧>>
※燕岳から常念岳のコースタイムは?
比較すると「燕岳」は難易度レベル31.9の中級、「高尾山」はレベル13.9 初級で往復3時間50分、「富士山吉田ルート」はレベル42.7で中級の往復11時間。
(参考:グレーディング表>>)
==▼燕岳(つばくろだけ)登山の目次==
燕岳登山のコースタイム・地図一覧
燕岳登山のコースは中房温泉コース、燕岳~常念岳縦走コース、上級の東沢乗越コースがあります。
- 中房温泉・合戦尾根コース 往復8時間5分 レベル31.9 中級
- 燕岳から常念岳 表銀座コース 縦走17時間35分 レベル65.9 中上級
- 合戦尾根 東沢乗越 どうだん坂コース 周遊10時間20分 レベル39.5[上級]
・上り:4時間50分(燕岳登山口 2:50 合戦小屋 1:30 燕山荘 0:30 燕岳)
・下り:3時間15分(燕岳 0:25 燕山荘 0:50 合戦小屋 2:00 燕岳登山口)
(山と高原地図2023より)
・消費カロリー:3,098kcal(体重50kg 4.5~9.1kgの荷物 出典 カシオ)
・一泊のときは「燕山荘」が便利
・斜度は平均約11.5度(20.5%)(高低差2455m-1450m=1005m、距離4,900m)
・北アルプス三大急登のひとつ
・ルートにある山小屋は合戦小屋と燕山荘があり、合戦小屋は売店のみで宿泊はできない。
・中房温泉で日帰り入浴可能
(ヤマップ参考)
・1泊から2泊が適当(燕山荘予約>>・常念小屋予約>>)
・消費カロリー5,781kcal(4.5kg~9.1kg荷物 体重50kg)
・詳細コースタイム:燕岳登山口 2:50 合戦小屋 1:30 燕山荘 0:30 燕岳 4:15 大天井岳(大天荘) 3:10 常念小屋→常念岳 2:10 常念小屋 3:10 一ノ沢登山口
・上級コース。難易度は計算すると普通だが、ヤブ漕ぎや渡渉があり人が少ない。技術・精神力的に上級の部類
・1泊コース(燕山荘がおすすめ)
・消費カロリー:3,526kcal
燕岳はなぜ人気なのか|特徴紹介
燕岳は長野県の山で、ほかの県にはまたがっていません。標高は2,763m。「燕岳(つばくろだけ)」の名は春の雪形がツバメに似ていることからつけられた山名です。(wikiより)。花崗岩の山で白が際立つことからアルプスの女王と呼ばれ人気が高く、中学生の学校登山によく使われています((wikiより))。登山道がよく整備されているので、山小屋では6才からを登山を推奨しています(燕山荘より)
- 燕岳は長野県のみの山で、長野県北西部の大町市、安曇野市にまたがっている。
- 標高2,763m
- 燕岳は百名山ではない。二百名山のひとつ
- 見所:奇岩のメガネ岩、イルカ岩など
- 見所:コマクサの大群(燕岳から北燕岳にかけて7月の中旬から8月中旬)
- 山頂からは立山、剱岳、針ノ木岳、鹿島槍ヶ岳の展望が素晴らしい
- 中房温泉、有馬温泉など登山の帰りの温泉が魅力
中房温泉 いつから?
登山口にある中房温泉は1821年(文政4年)創業の古くて大きな温泉。温泉と温水プールが大浴場を含めて14箇所もあります(中房温泉の沿革)日帰り温泉は入浴時間9:30から17:00(受付終了16:00)までになっていて、宿泊も可能です。(宿泊の料金>>)
(▼中房温泉公式サイト)
燕岳 ベストシーズンは何月から?
燕岳の夏山としてのシーズンは7月上旬から10月上旬までの3ヶ月。芽吹きが始まるころから雪が降り始めるまでの期間で、とても短いシーズンになります。そのほかの時期は雪が降るシーズンなので注意が必要です。7月上旬から10月上旬を燕岳の気温で見ると、ちょうど最低気温がマイナスからプラスになる時期と重なります。
出典>>
(▼燕岳ベストシーズン激混みを回避する方法)
燕岳 シーズンの気温
- 1月:-11.9℃~-19.6℃
- 2月:-10.8℃~-21.0℃
- 3月: -5.5℃~-15.6℃
- 4月: 2.3℃~ -9.2℃
- 5月: 8.3℃~ -3.3℃
- 6月: 11.8℃~ 1.8℃
- 7月: 15.9℃~ 6.3℃
- 8月: 16.0℃~ 7.2℃
- 9月: 11.5℃~ 3.1℃
- 10月: 5.7℃~ -5.7℃
- 11月:-0.5℃~ -10.2℃
- 12月:-8.0℃~ -15.5℃
(ヤマレコより)
燕山荘の予約時期
燕岳登山の持ち物と服装
(服装)
- 帽子
- アウター
- 長袖のシャツ
- ズボン
- 乾きやすいアンダーウェア
- 手袋
- レインウェア
- ソックス
- 登山靴
- スパッツ
(持ち物)
- ザック
- ザックカバー
- 食料・飲み物(水は1L程度)
- 非常食(チョコナッツなど)
- 地図(磁北線記入必要)
- コンパス(使えるようにしておく)
- ラジオ(お天気情報、雷感知など)
- ゴミ袋
- 保険証
- ライター(緊急時に暖をとるため)
- ナイフ(木で箸をつくったり)
- スマホ(緊急連絡用)
- 応急用品
- インナーシーツ(小屋泊で必要になる場合がある)
- 身分証明書
(積雪期の持ち物、服装)
- 毛糸・化繊の帽子
- 防寒着(ダウンなど)
- 防水のオーバージャケット、オーバーパンツ
- 冬用グローブ
- アイゼン
- ピッケル
燕岳の行き方・アクセス
燕岳登山口(中房温泉)へのアクセスは、クルマなら長野自動車道の安曇野インターチェンジで下り、そこから燕岳登山口まで約1時間の道のりです(クルマ道のり詳細>>)
。電車ならJR中央線松本駅からJR大糸線穂高駅に向かい、そこからタクシーで燕岳登山口へ45分の道のりです(電車道のり>>)
- クルマで燕山登山口
- 穂高駅から中房温泉
長野自動車道 安曇野I.C →1時間15分→ 有明荘 →3分→ 燕岳登山口
(参考>>)
(▼安曇野ICから中房温泉)
(▼登山口付近の駐車場)
JR中央線 松本駅→JR大糸線 穂高駅(30分)
穂高駅からタクシー・定期バスで燕岳登山口へ(約40分)
(▼JR大糸線 穂高駅から中房温泉)