安達太良山で熊に会った話|夜間登山
今年何回目かの安達太良ですが、ちょっとだけいつもよりビビッています。
夜間登山が久しぶりのときには、ビビリが復活してしまうあれです。
何回行ってもやっぱり夜は怖い。
本能的なところで、「イヤだー!!」って言っているんだと思います。
そして、今回は後で話ますが、視界が最近では一番無かったので、
安達太良山で熊に会った話|いつものようにコンビニ経由で安達太良山へ
この日は、下界は晴れていて、「キレイな星がみえるかな~」などと少し余裕でした。
最近、仕事がきついのか体が動かず、起きてからぐずぐずしてしまったので、出発は30分押し。
それでも、曇りよりは晴れの方が気持ち的にいいので、久しぶりの山頂からの眺めを期待して、コンビニ経由でいざ登山口へ!!
そして、一気に登山口。
空には星!(やったー)
風も微風(やったー)
駐車場ではクルマの中で寝ている人が2人ほどいます。(やったー! 1人で寂しくないー!)
気になるのは、気温が少しぬるいこと。(なんとなく嫌な予感)
それでも、寂しさやわびしさはいつもよりないので、意気揚々に出発します。
安達太良山で熊に会った話|安達太良山の山頂は・・・
あだたらスキー場の駐車場からまずは「五葉松平」を目指します。
ちょっと覚えていませんが、昨日雨が降ったのか、登山道はぐちょぐちょのドロンコ道になっていて、滑ってコロンでグッチョグチョ、にならないように細心の注意で進みます。
今回は、以前幽霊がザックに乗ってきたところを通っても、今回は乗ってくるような素振りがないようなので、そのまま通過。
幽霊が大の苦手の自分が、いないとなんとなく寂しくなっているようです。
▼こちらが幽霊に出会った安達太良山登山の話
慣れてくると、幽霊でも一緒にいてもらった方が、楽しいのかもしれません。
「怖がらない人に乗っても楽しくないのかなー」
そんなことを考えながら、五葉松平経由で薬師岳へ。
(五葉松平)
ここで、やや風が出てきました。
体が熱いので、強い風もちょうど良く感じます。
ここから、しばらく木道をすすみ、仙女平分岐に着くと、ああー、今回もやってきました・・・視界を妨げる(さまたげる)「ガス参上」。
(仙女平分岐 ここからガス参上)
下界で晴れていたので、油断していましたが、やっぱりガスが出てきていたんですねー。
残念。
濃度が濃いガスのようで、仙女分岐から一気に視界が5mくらいになり、そして視界はだんだんと無くなってきます。
(アジサイ?)
山頂直下で2m。
(山頂直下の看板)
そして、山頂で視界1mくらい、岩山に登るのがちょっと危ないです。
写真を撮ってもガスで焦点が合わず、なんとなくボケてしまいます。
残念。
(山頂です。ボケてます)
山頂にいても楽しくないので、下山開始します。
安達太良山で熊に会った話|久しぶりに野生のケモノ(熊と思われる)が・・
途中もガスで、視界が全くありません。
トレーニングにはいいですが、ここに登山初心者を連れてきたら、一発で登山が嫌いになりそうです。
(いつものシャッター場所もガスで形無し)
(だんだんと明るくなってきました)
(ススキも出てきています。秋ですね)
(ようやくガスを抜けました。視界がないと、「ジャポン」と水たまりに、はまります。)
(雲と下界の境目(さかいめ))
ここで五葉松平から、スキー場に下ったところで、ヤブの中が
振り返ると、クロいものがゆっくり移動中!!
身構えて、よく観察します。
距離にして30m、たぶんクマだと思われます。
自分のことなど気に掛ける様子もなく、ゆっくり森の方に進んでいくので、自分もゆっくり下山を開始しました。
久しぶりに野生のケモノに遭いました。
おとなしい人でしたので、安心しましたが、近距離で遭ったら嫌ですね。
こんなこともあるので、やっぱりクマスプレーはもっておいた方がいいと思ってます
少し後ろを気にしながら、スキー場駐車場に到着。
甘い香りがしたので、周りを見ると、なんの花でしょうか。
だいだい色の大きい花が咲いていて、その周辺にはリンドウが。
(だいだい色の花)
(リンドウがたくさん)
秋ですね。
これからの紅葉シーズン、安達太良山は特に混むので、人混みが嫌いな自分は、混むことがない夜に来たいと思います。
以上です。おわり