2017年ぐらいから「ヒアリ」のニュースが世間を騒がせています
ここでは自分で忘れないためにも、ヒアリのことをわかりやすくまとめてみました。
平成29年の国調査ではヒアリが発見されていましたが、平成30年の国の調査では今のところ発見されていないようです
ですが、大阪などで平成30年にヒアリが発見されているということとなので注意が必要です
ヒアリはまだまだ入ってきたばかりで、国が確認している限りは、定着をしているわけではないということですが、注意が必要ですね
(世界のヒアリ分布)
出典:環境省
しかし、ヒアリの繁殖力はかなり高く、子供がいる身としてはとても心配ですね。
ヒアリに殺虫剤
ヒアリには普通のアリ殺虫剤が効きます
▼ヒアリに殺虫剤を実験した動画がこちら
(https://www.youtube.com/watch?v=oRZumR6Xb0Y)
フマキラーのアリ殺虫剤
▼使っていた殺虫剤がこれ
とにかくすばやくやっつけるならコレ
アリの巣コロリのアース製薬
アース製薬も殺虫剤の効果を確認しているようです
▼アース製薬ヒアリのページ

▼アース製薬が効くとしているアリアース
▼アリの巣コロリ
これらを見ると、普段使われている殺虫剤ならどれも効果があるようです
そのほかのヒアリの駆除方法
ヒアリを見つけたら駆除しようとしないで、とにかく最寄りの環境省の地方環境事務所や都道府県にご相談ください。
理由はヒアリが集団でいる場合、むやみな駆除は拡散させてしまうのだそうです。
働きアリだけをやっつけても女王アリが逃げるとまた増えます。
また、間違って、日本の在来のアリを殺してしまうと、生態系を崩すだけでなく、ヒアリもふやしてしまうことになるかもしれません。
理由は、在来のアリが巣を作る前の弱い女王アリを駆除してくれる可能性があるからです。
その駆除してくれる在来のアリをやっつけてしまうと、ガードしてくれなくなってしまします。
そのため、駆除は専門家に任せるのが一番かと思います。
熱湯のメリットデメリット
液剤のメリットデメリット
ベイト剤のメリットデメリット
参考:環境省
( 特定外来生物ヒアリに関する情報 )
ヒアリ(火蟻)ニュース
2021/8/5
環境省は5日、東京港・大井ふ頭のコンテナヤードで、強毒を持つ南米原産の特定外来生物「ヒアリ」約150匹が見つかったと発表した。
(産経新聞)
平成29年から平成30年まで、大阪でヒアリの被害が多く発生したようです

わさびが嫌いなこともニュースになっています・・・ヒアリでなくても、昆虫なら好きな人はいないと思いますけどね・・・
ヒアリの定着はまだ発見されていないようですが、注意は怠りたく(おこたりたく)ありませんね。
子供が刺されて重篤(じゅうとく)になることを考えると注意して周りを見ていたいと思います。
一度定着してしまうと、根絶するには相当大変のようです。
例えば、ニュージーランドは1つの巣をやっつけるのに、1億円以上投じたということ。
定着すると、広まるのもあっという間のようなので、「ヒアリ」の意識を風化(ふうか)させないで、注意深く見て行きたいです。
参考:IRONNA
(http://ironna.jp/article/7105)
参考:日本経済新聞
(https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04H78_U7A700C1CC1000/)
ヒアリは最初どこで発見されたか
まず、国から情報を整理してみます。
2017年中ごろにヒアリが発見された場所を確認です。
確認地点 | 確認日 | 頭数 |
兵庫県尼崎市 | 2017/6/9 | 500匹以上 |
兵庫県神戸市 | 2017/6/18 | 100匹以上 |
愛知県弥富市 | 2017/6/30 | 7匹 |
大阪府大阪市 | 2017/7/3 | 50匹 |
東京都品川区 | 2017/7/3 | 200匹以上 |
愛知県飛島村 | 2017/7/10 | 17匹程度 |
神奈川県横浜市 | 2017/7/14 | 700匹以上 |
茨城県常陸太田市 | 2017/7/16 | 24匹 |
出典:首相官邸ホームページ
( ヒアリの対応について )
ということで、北海道・東北・九州を除くところで見つかっているようです。
確認の日付が固まっているのは、この時期に集中して見つけるようにしているので、ここに発見日が固まっていると考えられます。
あくまで集中して探したところ、これらが見つかっただけで、いままでも中国などから入ってきていているような気がします。
個人的には、広がりはまだ確認されていないようですが、一部はすでに日本に定着しつつあると思っています。
こちらの日経新聞によると、大阪港での発見時には、「女王アリ」がいたそうです。
↓
出典:日経新聞
( https://www.nikkei.com/article/DGXLZO18446580U7A700C1CR0000/ )
ヒアリの見分け方・大きさ
「ヒアリ」とは、「火蟻」と書いて、毒を持つアメリカ原産の外来種のアリ。
出典:環境省ウェブ( ヒアリ(Solenopsis invicta)の国内初確認について )
毒性が強く、まだ日本では野生化しているという報告はありませんが、世界では広がりつつある種で、今問題なのは、なんといっても今年になって6回連続で海外からの荷物などで、見つかっているということです。
小さな生物ですから、このほかにも、多分見つけてないだけで、日本には野生化したヒアリがすでにいるような気がします。
(オンラインでは、自分の庭にいるという記事もありました)
ヒアリは亜熱帯の気候を好むようなので、登山の対象となる山は標高が高く寒冷であることが多いので、そんなに心配することはないと思いますが、このアリの毒性を考えると、安心はしていられません。
福島も、最近では、亜熱帯になったのでは?・・・と思われるような気候のところもあるので心配です。
そして、今後低山や野山などでは、ツツガムシと同様に、怖い虫の代表となってしまう日も遠くないような気がします。
(ヒアリの特長・見分け方)
出典:環境省
出典:環境省
ヒアリの巣
ヒアリはアリ塚を作ります。
日本には、アリ塚を作るアリはいないので、アリ塚があれば、ヒアリを疑うことができます。
(アリ塚)
出典:環境省
ヒアリに刺されたら・・症状と対策
ヒアリに刺されると、死ぬことはないようですが、まれにアナフィラキシーショックで、死亡する方がいるそうです。
そこから考えると、危険の度合いはスズメバチと同じくらいのようですね
とりあえず、アリに刺された後、息苦しくなって腹痛嘔吐があればアナフィラキシーですので、そのときは、即病院です。
出典:日経メディカル
(日経メディカル 「ヒアリハット!とか言ってる場合ではない!」 )
ヒアリは、アレルギーになる毒素が4つ持っていて、初めてヒアリに刺されたときでも、他の色々な毒と共通するところがあるため、アナフィラキシーになる場合があります。
例えば、スズメバチにすでに刺されていて、その後ヒアリに初めて刺された場合などでも、アナフィラキシーになることがあるということです。
そして、ヒアリは、1匹が何回も刺します。
アリですから、それが1匹だけじゃなく、たくさんのアリが何回も刺すので、大変なことになるということ。
刺されると、お灸をすえられた熱さのような痛みがあります。
ハチみたいに大きく腫れることはなく、刺された部分に水ぶくれができて膿みが溜まり、その周りが少し赤く腫れます。
ただ、たいがい複数の個体が体に登っていて、一匹が何回も刺します。
すると他の個体も興奮して刺すようです。
痛みはその日のうちに収まりますが、水ぶくれの痒さは普通、1週間から場合によって長く続きます。
そして傷がなかなか治らない。
出典:ホウドウキョク
・・・こわいですね。
参考:ホウドウキョク
(https://www.houdoukyoku.jp/posts/14941)
症状
軽度:刺された部位の痛みやかゆみ
中度:じんましん
重度:呼吸困難、血圧低下、意識障害
どうすればいいか
- まず20~30分安静にすること
- 容体が急変したらすぐ病院
これが基本です。
まず重度の場合は即病院。
そして、症状が軽~中度の症状の場合は抗ヒスタミンの内服が有効。
また、広範囲に刺されていない場合はこちらもいいと思います。
かゆみにはこれ
参考:環境省
ヒアリに関する情報
子供が心配|ヒアリ対策
大人は知識をさえ蓄えれば(たくわえれば)ある程度防げますが、
自分も子供のころ、スズメバチの巣にエアガンの弾(たま)を打ち込んで、蜂に刺されたことがあります。
このときは、かなり長距離から狙ったつもりですが、ハチに見つかってしまって、背中を刺されました。
また、蛇などについてもおもしろがって、尻尾をつかんで回したりすることがありました。
今考えると自業自得ですが、子供を持つ身になると心配でなりません。
子供は、刺されたり、かみつかれたりしないと、怖さがわからない場合が多いですよね。
また、子供は、危ないからと言っても遠ざかるわけではなく、むしろ近付いていくのが世の常です。
好奇心が豊富なのでしょうがないですが、そのため親の注意が必要です。