熊本県「鞍岳」に登ったレビューです
記録が少ないルートなので、参考にどうぞ
参考:日本山岳会
アイキャッチ出典:四季の里旭志 https://www.shikinosato.sh-yuwa.com/kuradake
鞍岳登山ルート(鞍岳 ツームシ山経由)
阿蘇や南阿蘇に遊びに行くとき、北外輪山の最も南側になだらかで大きい麓を持つ山が気になっていました
先日、俵山に登ったときに、地元の方から山の名前を教えられました
それによると最も高いピークが鞍岳で、それに寄り添うのが女岳と子岳、東側に離れた場所にあるのが、なだらかな坂を持つツームシ山とのことでした
早速登山口を調べると、キャンプ場の「四季の郷旭志」登山口と東登山口のふたつがあることがわかりました
じっくりと登山を楽しみたいなら前者のコースがいいのですが、あいにく時間が取れず後者のコースで登ってみることにしました
鞍岳登山マップはこちら
熊本県菊池市旭志 「鞍岳」の登山ルートです
東登山口(9:00)→女岳(9:30)→鞍岳(9:45)→馬頭観音(10:00)→ツームシ山(10:30)→花コース経由→鞍岳(11:00)→子岳(11:20)→東登山口(11:30)
鞍岳 登山 スタート
9月中旬、四季の郷旭志から林道を7キロほど登りあがって東登山口に到着
車1台通るのがやっとの狭い道だったので、緊張の連続でした
東登山口には第1駐車場、第2駐車場とあり、どちらにも登山口がありました
私は第1駐車場に車を停めて出発です
最初は草が生い茂る道を行き、すぐに植林帯となります
道は急坂ではなく、緩い傾斜なので息もあがることなく歩くことができました
植林帯を抜けるとすぐに鞍岳と女岳、ツームシ山の分岐に到着です
左に道を取り、女岳を目指します5分ほどであっけなく女岳に到着です
女岳は草原状になっており、淡い紫色のマツムシソウがたくさん咲いていました
目の前にはドーンと阿蘇五岳が見えています
今日は快晴ですが、中岳の噴煙が南に流れていて、俵岳や一ノ峰、二ノ峰を覆い隠していました
頂上標識から少し西側に行くと熊本市街地や金峰山、その向こうに雲仙岳を見ることができました
景色を楽しんだ後、女岳からすぐに分岐に戻り、鞍岳を目指します
この行程でおそらく一番きつい坂を上りあがると、ケルンと頂上標識がある鞍岳山頂に到着です
景色はほとんど女岳と変わりませんが、ここでは360度の大パノラマを楽しむことができました
ここでも阿蘇五岳とくじゅう連山が並ぶ姿を堪能できて、本当にうれしかったです
ここから西に下れば馬頭観音へ行くはずですが、その道があまりに急坂だったので、あきらめてツームシ山へ向かうために、縦走路を選択しました
するとすぐに分岐が現れ、「馬頭観音」の標識が現れます
安全祈願を願うために、馬頭観音へ寄ってみることにします馬頭観音はレンガ造りの小屋で、立派な観音様が鎮座しておられました
馬頭観音から直登の道がありましたが「危険!」と書いてありました
おそらく私が鞍岳頂上から下ろうとした道です
鞍岳からツームシ山
分岐へ戻り、ツームシ山を目指しますしばらくは自然林の中を進み、陽の当たる場所に出ると、ママコナ、アキノキリンソウ、吾亦紅、ヨメナなどいろんなお花と出合うことができました
一旦緩やかに下り終わった後、緩やかな登りにかかり、やがてツームシ山に到着です
景色は鞍岳とほとんど変わりませんが、ここでは阿蘇五岳の中の根子岳のギザギザ頭を確認することができました
秋口の爽やかな風を浴びながら歩いてきた道を振り返り、鞍岳、女岳、子岳の位置を確認します
帰りは来た道を使います
「山小屋・林道」の標識がある場所から左に道を取り、視界が開けた場所から「花コース」へと入ります
この道は陽射しがあってよいのですが、意外とお花が少なかったです
その代わりお山の上であまり見ることのない松林を見ることができました
鞍岳から子岳へ
再び分岐に出合い2回目の鞍岳を目指します
鞍岳頂上から子岳への道を目視で確認します
第1駐車場の位置とほとんど変わらないので、踏み後があるはずだと確信します
女岳分岐から下山を開始し、もう少しで第1駐車場という所で右側に踏み後を見つけました
こぶ状の子岳山頂に到着
ここからはさっきまでいた鞍岳、そしてその左に女岳を見ることができました
そしてここでも秋の風がビュンビュン吹いてくれて、体の汗を吹き飛ばしてくれました
このコースは完全に初心者向けです
楽々と鞍岳頂上に登れて、阿蘇の雄大な景色を楽しむことができ、お花もいっぱい見つけることができます
今度私は春に来て、四季の郷旭志の登山口から登り、また一味違う鞍岳を楽しみたいと思っています