登山靴の臭いをファブリーズ・漂白剤で消す方法
そろそろ沢シーズンも終わりです。
直球ですが、沢靴って、臭いですよね。
メンテナンスをきちっとしてないとき、また長く使っている場合は、なんとも言い難い臭いが付いてしまって、なかなか落ちません。
そんな人のために、完璧とまではいかないですが、自分がやっているやり方を紹介してみます。
他のサイトを見ると、皆さんもやっていることも多いので、真新しい感じはしないと思いますが、おヒマな人、ご覧になってください。
▼パタゴニアの修理が感動的だった話

登山初心者はまず第一に臭いを沢靴に付けない努力
まずは、これ。
先に臭いを消す方法を知りたいと思うでしょうが、とにかく臭いが嫌なら、これに尽きます。
帰ったら小まめに洗って陰干し。
これが基本です。
もっと具体的に沢靴の洗い方を説明
1 沢登を終えて、靴を履きかえる時に、ビニル袋に入れない。これ大事。
・ビニル袋に入れて、置くと菌が繁殖しやすくなるのか、すぐに臭くなるため。
・しかし、臭くならないときもあり、原因は不明。
・経験則上、袋に入れておかない方が、臭くなりにくいです。
2 靴にファブリーズを軽くかけておく。
・ファブリーズをあまりかけると、コスパが悪いと思います。
・軽くかけても、たくさんかけてもあまり効果の差がなかったと思うので、軽くでも十分効果があると思います。
・これは結構効いてます。
↓これ
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これも結構効きます うちではこれが主力ですね
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3 家に帰ってきたらすぐ水洗い
4 隙間(すきま)に入っている小石を全部とる。
・小石の取り方は、片手で、靴を坂間に持って、小石の入っているところに下から水流をかけると、小石の重さでかってに落ちて来るので、キレイにとれます。
5 洗濯機で洗濯
・ここで、粉末洗剤を使うと吉。
・液体洗剤より、なんとなく臭いが少なくなるような気がしています。
・漂白剤などを使うと、靴自体を傷めてしまうので、あまりオススメしませんが、どうしても臭いがついてしまうと言う時は使うといいです。
・なお、小まめに手で洗ってもいいですが、あまり効果の差が無かったので、自分はアミに入れて、洗濯機でそのまま洗います。
6 陰干しで乾燥
・陰干しで乾燥させます。
・臭いがキツイ場合は、傷めるのを覚悟で、直射日光に当てますが、経験上、劇的な効果は無いように思います。
7 乾燥後は臭い消し(ファブリーズなど)をふりかけておく
これで、ほとんど臭いはなくなります。
次は、臭いがついてしまってからどうするかです。
沢靴が臭すぎ!臭い消し作戦開始
ほとんどに臭いの元は、菌の食べ物(エサ)がくっついていて、それを菌が食べて、うんち(←これ)を出す、それが臭いの元になります。
「沢って、そんなエサないだろう・・」と思われている沢でもやっぱりあります。
(ここからは自分の経験上の話)
例えば沢靴であれば、コケや寄生虫の死骸などが沢からくっついてくるエサです。
そう思った理由は、毎回靴の臭いチェックをしたときに、やっぱりコケの付いている所が特に臭かったためです。
そして、それ以上に臭いところがあります。
それは、やっぱり靴の内部。(←ここが臭います)
ということは、沢の中に入って、汗などはある程度流されていますが、それでも自分の足から出る汗や油脂などがくっついていて、それが大きな栄養源になっている・・・・と思われます。
沢にも独特の臭いがあります。
あの「コケ臭い」あれです。
理由は定かではないですが、いろいろなサイトや、自分の経験から判断すると、やっぱり、コケやヌメリなどが原因だと思われます。
沢で臭いの元を探したことがありますが、やっぱりヌメリのあるコケの臭いが一番それに近かったですね。
この菌のうんちの臭いと、沢独特の臭いが合わさって、あの沢登り後の「なんとも言えない臭い」になると考えます。
弱アルカリ性洗剤で臭いを消してみる
臭い消しのまず第一段階は、洗剤を弱アルカリ性に替えるとこから始めます。
一般的な洗濯用洗剤は弱酸性のものが多いと思いますが、これを
「弱アルカリ性」
のものに替えて洗ってみます。
ねらいは、やっぱり、油脂をやっつけて、菌のうんちを減らすためです。
うまくいけばこれでかなり効果があると思います。
なるべくお湯を使うと効果は大きいです。
初心者の方は、「まず最初」はこれを使用してみてください。
↓
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次は「漂白剤」で臭いの元を断つ!
漂白剤には、酸素系と塩素系があります。
まずは酸素系の漂白剤を使い、
それがダメなら塩素系の物を使った方がいいです。
塩素系の方が傷み(いたみ)安いので、酸素系で落ちればそれに越したことはありません。
↓酸素系漂白剤
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↓塩素系漂白剤
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絶対もうこの臭いは落ちないというとこからの・・・
最後はプライドはズタズタになりますが、
これが最後。
これで臭いが落ちずに、我慢できない場合は、残念ながら、その靴はもったいないですが、ご臨終です。
↓最後の頼み
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最後と言いましたが・・・
先ほど最後通牒(さいごつちょう)をして、これでも臭いが消えない時には、捨てるしかない・・・といいましたが、これでうまくいったことを思い出しましたので補足で紹介します。
それは、禁断の臭いの上塗り(うわぬり)作戦。
そうです、柔軟剤の使用です。
沢靴に柔軟剤という発想がなかったので、効いたときは「ラッキー」と思いました。
やや薄っすら沢臭いところはありましたが、自分の場合、かなりの臭いが削減されたので、靴を捨てる前に、一度確かめてみる価値はあると思います
これは、最初にやるのではなく、いままで紹介した洗剤を使用してから、最後にやったので、最初からやる場合はは効かないかもしれません。
↓レノア
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↓レノアプラス 洗剤と一緒にいれると、洗剤で落ちない臭いも消してくれます。
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そしてもう一つ・・
後からぽつぽつ出てきてスミマセン。
これは自分もやったことはないですが、
「ナベで煮る」作戦。
という作戦がありました。
これも禁断ですね。
家にあるナベで靴を煮たら、そのナベはもう使いたくありません。
もしかしたら、靴煮る用のナベを作ってもいいかもしれません。
やりたくない気分はともかく、これは効くような気がします。
もし気が向くようならば、ちょっとやってみてください。
まとめ
登山初心者の方、心配しないでください。
ほとんどの場合、「弱アルカリ性洗剤」を使用して、ブラシとお湯を使って、手で洗えば、少し面倒ですが、臭いは大方(おおかた)落ちます。
なるべくなら、「犬猫・・・」は使いたくないですよね。
帰ったらすぐ洗い、メンテをきちっとして、「犬猫・・・」を使うことがないように、プライドを保てるように、メンテナンス頑張ってください。。