【タイガー魔法瓶が宇宙で評判】この宇宙水筒を登山・キャンプに使いたい

魔法瓶の構造で、どうやって大気圏を突破するのか|「タイガー」の挑戦

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

 
 

魔法瓶で有名な「タイガー」が何故か(なぜか)宇宙開発に携わった(たずさわった)というお話

日本の宇宙開発のトップ「JAXA」(ジャクサ)から

 
 

「アメリカやロシアに頼ることのなく、日本独自の方法で実験物を地球に戻したい」

「その入れ物に日本の「魔法瓶」の技術を使いたい」

 
 

ということで、「タイガー」が技術の粋を使って「宇宙型魔法瓶」を作りました

魔法瓶が大気圏を突入する・・・なんかギャグマンガみたいな話です

 
 

▼登山グッズおもしろ版

登山グッズ おもしろ版[便利だけどオススメしない7選]
登山便利グッズで「買って失敗した」と言われる道具たちをフォローしてみました 実際は自分も「失敗した」と思ったことがある道具もあるので、参考にしてください 登山の道具は高価なものが多いので、買う前に必要かそうでないかを判断できればいいのですが、そううまくはいきません この記事を参考に、楽しく便利グッズを選べるといいと思います

タイガー「魔法瓶」が宇宙に行く経緯

魔法瓶の会社「タイガー」がJAXAに宇宙に行く魔法瓶を依頼されました

(▼タイガーが作成 真空断熱容器)
宇宙用真空う断熱容器 タイガー

出典:タイガー
 
 

(▼タイガー魔法瓶の説明)

タイガー魔法瓶株式会社

「タイガー」がお願いされた内容は、

 
 


 宇宙でたんぱく質結晶化などの実験を進めているJAXAが考えたのは、物質を魔法瓶のような容器に入れ、さらに容器を守るカプセルをつくり、大気圏に再突入させて帰還する

 
 


この「魔法瓶型カプセル」の開発が依頼内容です

これだけ見ると簡単なような気がしますが、記事を読み進めると、かなり厳しい現実が判明します

 
 


容器の内部を4日間にわたってセ氏4度に保ち、海に着水する時の40Gにもなる衝撃に耐える必要がある。40Gとは、時速200キロメートルでコンクリートにぶつかるようなものだ。

 
 



・・・・ッパないす


 
 

カプセルの中の環境を保つ条件が厳しすぎる・・・・

これをどうやって解決するのでしょうか・・・・

 
 

タイガーがこの「不可能な依頼」を請け負った理由

タイガー魔法瓶のマーク GAUの吹き出し

 
 

今回なぜタイガーさんに白羽の矢(しらはのや)が立ったのか

日本には他にも「魔法びん屋さん」は、たくさんあります

例えば、タイガーさんと同じくらい有名な「象印」さん

そして、「グロリア」さん、「ピーコック」さんと日本にはいくつか有名なメーカーがあるのですが、残念ながらどこも断られてしまったそうです

 
 


「理由はお金」


 
 

でも、それは会社として当然です

会社である以上、儲け(もうけ)をあげるのが最大の目的

なので、お金にならない事業を請け負うのは愚の骨頂(ぐのこっちょう)です

むしろ、今回の「タイガー」さんのように、儲けや可能性がとても低そうなことに挑戦するのは、逆に会社的にあまりよろしくないのでは・・と思います

 
 

でもそれをあえて「タイガー」さんは挑戦します

ほかのメーカーがやりたくないというのは、見込みがないということは客観的にもわかりますので、普通はしません

少なくても自分はできないですね

どうして挑戦に至ったかというと記事を見ると、これに挑戦する理由がありました

 
 


04年、トヨタ自動車が北米で販売するハイブリッド車「プリウス」に部品が使われたのだ。
(中略)
走る時に温かいエンジン冷却水を真空タンク内に蓄え、エンジンを再び始動する時に供給して温度を上げ、動き出しの効率を上げる。デンソーとの共同開発だ。自動車産業での技術の採用も初めてだった。車での成功が、宇宙への挑戦の意欲につながった。

 
 

要(よう)は魔法瓶ではないほかの産業で成功したことが、今回のチャレンジにつながったと言っています

・・・・個人的には「二匹目のドジョウ」を探すのは、ちょっと早計(そうけい)な理由かなと思います

クルマ産業を飛び出して、今度は宇宙ですからね

でも、そうと決まったからには進むしかありません

GOGOです

 
 

どうやって宇宙の荒波を超えてくる性能を引き出したか

宇宙とガイア

 
 

先ほどもいいましたが、依頼の条件は

 
 

  1. 容器の内部を4日間にわたってセ氏4度に保つ
  2. 時速200キロメートルでコンクリートにぶつかっても大丈夫なもの

 
 


これは厳しい


 
 

宇宙の温度は「約マイナス270度」

簡単にいうと、原子の振動が完全に止まる世界です

過酷(かこく)過ぎて想像がつきません

ここで内部を4日間も「セ氏4度」にすることは、暴挙(ぼうきょ)と思ってしまうのは自分だけではないと思います

自分の持っているサーモスボトルの仕様を見てみると
 
 

  1. 6時間後で80度キープ
  2. 24時間で60度キープ

 
 
となっています

 
 
(▼自分これ使っています)

 
 

これを見てもマイナス270度の世界で、「4日間も4度Cを保つ」のはどうしても難しいことがわかります
感覚的に考えると、24時間後は少なくても「0度」くらいではないでしょうか

 
 

そしてもう一つは「衝撃(しょうげき)

自分の持っているサーモスボトルで実験するのは嫌なので、時速40Kmで衝突したクルマの動画を載せますのでごらんください

40㎞でこれですから、時速200㎞の世界は想像できません

カンベンしてほしいですね

でもこれをやってのけます

 
 

ここからはネタバレになるので、詳しくは「日経の無料会員」か「有料会員」になって確認してみてください

 
 

▼詳しくはコチラ
日本経済新聞 「最強の魔法瓶」大気圏突入 タイガーがJAXAと開発

個人的にこの結果を見て

 
 

「スゲー やろうと思えばできるんだ・・・・」

 
 

って感じになりました

 
 

「タイガー」すごいす

 
 

タイガーさんというか、日本の底ヂカラを見たような・・そんな感じになりました

願わくはこの技術が登山でも使われることを祈りますね

以上です

[PR]
▼セール開催中▼
[PR]
▼アウトレットがおすすめ▼
icon icon
[PR]
▼セール開催中▼
[PR]
▼アウトレットがおすすめ▼
icon icon