登山初心者がサークルを選ぶときの3つの注意点
登山初心者がサークルを選ぶため注意点は次の3つが大切です
ステップ1は、サークルと山岳会の違いを知ること どう選んでよいかわからない登山初心者が、自分に合うところを選ぶためには必要です
また、ステップ2として、サークルメンバーの年齢や性別構成の確認も大切 サークルに対して自分がどんな雰囲気をイメージしているか加入してから確認するのは遅いので注意です
ステップ3の確認は自分とサークルのリズムの確認です リズムとは休憩の取り方や歩くスピードなどのこと どのサークルも独自のリズムがあって、これは実際いっしょにトレッキングをしてみないとわかりませんが、それが自分のリズムと合わないとストレスになってしまいます
東京のようにサークルがたくさんある地域では、自分にマッチしたサークルに出会うまでには、いくつものサークルをわたり歩く人もいてちょっと大変
ここではなるべく登山初心者が初めからマッチしたサークルに入るために、どの点に注意したらいいかまとめてみました
==▼目次==
登山サークルと山岳会の違い
気楽に楽しみたいなら登山サークル、登山について本気で学びたいなら山岳会・・・というのが一般的なイメージですが、「登山サークルと山岳会の違いは?」というと区別は難しいですね
というのも、最近の登山系の会は「サークル」という名前でも硬派な「山岳会」のような雰囲気だったり、それが逆だったりします
そのため最近は「名称」での判断しにくいことが多いです
登山初心者がサークルをイメージする場合、なんとなく男女半々くらいのメンバーで、おしゃべりしながら低山のハイキングをするイメージを持っていて、本気の登山というよりは、ゴールが山頂に着かなくても良いような、なんとなくゆるい散歩的なものが、たいていの人が考える「登山サークル」という感じでしょうか
その「サークルと山岳会」の区別は、ボクは2つの判断基準で区別するようにしています
- 1つは大きな団体に加盟しているかどうか
- もう一つは独身者限定ではないかどうか
この2つで判断をするとわかりやすいです(※全部ではありません)
大きな団体(東京都山岳連盟や日本勤労者山岳連盟など)に加盟しているとこはガチ登山の「山岳会」と考えます
加盟してなくてもガチ登山の会もありますが、ほぼ連盟等に加入しているところはガチ登山をしている会と判断します
例えば大きな団体の東京都山岳連盟(都岳連)に代表される「山岳連盟」という団体は、東京だけでなく各都道府県に1つずつあるので、自分の住んでいる山岳連盟に問い合せると加盟している山岳会を紹介してもらえます
どこも確かなノウハウをもっていて、研修や共済などが充実、ここに加盟していれば、山岳会へのフォローはしっかりあってとても安心です
山岳会でもサークルでも「独身限定」と言っているところは「出会い系寄りのサークル」です
どうしても独身限定となると、登山重視の路線からは外れます
そんなサークルでも「加入は独身限定、そしてしっかりとした登山やります!」というところもあります でもやっぱり何年か経つと、ビジネス的な業者仲介が入るか、マッチングのような出会い重視の雰囲気になるところもあります
全ての会がこれに当てはまるとは思いません でも選ぶときには注意しないと面倒なことになることもあるので、選ぶときにはこの2つの点に注意してほしいです
登山サークルではメンバーの年齢層確認も必要
初心者が登山サークルに加入したい理由のひとつとして、同世代の仲間との交流もあります
自分より年齢が極端に低かったり高かったりするようなサークルは、加入しても話題・リズムが違ってくるので、やりにくいかもしれません
サークルのサイトには現在の在籍数やその年齢が書いてあることもありますが、やっぱり代表の人への電話なりの問い合わせが必須です
年齢が近ければ、話もしやすく、コミュニケーションもとれて、楽しく山行ができることが想像できるので、気になる人はチェックが必要です
登山サークルではそのサークルのリズムがある
登山サークルでも山岳会でも、それぞれの会で独特のリズムがあって、新規加入する場合はそれをみださないようにする必要があります
サークルのリズム・慣習の代表といえば「食事」です
食事のリズムというとそのスピードと内容、 ゆっくりと1時間以上かけて昼食をとるところもあれば、立ったまま昼食をとって、終わり次第出発というサークルもあります
休憩のリズムも、昼食と同じくスピードが関わってきます
計画書の作り方についても簡易的なものや、しっかりした計画書の提出が必要になる場合など、どれもサークルとしての型みたいなものがあって、新規に加入する身としては、それは乱したくはありません
そういったリズムは、一緒に山に行ってみないとわからないので、できれば加入する前に、お試しでトレッキングに参加してみるとわかりやすいです
そのうえで自分にあったサークルをセレクトするようにすると、お互いのためになるのでおすすめです
登山サークルでもツアーになる場合がある
登山サークルというとあくまで同好会なので、費用がかかったとしても年会費、入会金、クルマ代くらいが一般的 でも会によっては山行参加に「費用」が必要になるサークルもあります
一般的な山行の費用というと、クルマを出してくれる人などのお礼(1000円)程度ですが、それだけでなく、ツアー業者などの介入があったりして、企画したツアー料金が必要になることもあります
そういうサークルのサイトにはその料金が書いていなかったり、書いてあったとしてもわかりにくかったりすることもあるので、加入したいサークルがあったら、できれば電話で直接聞いてみると良いです
山行に行くための費用も含めて、会の所属するための必要なお金について問い合わせは必須で、加入してから「思っていたのとは違っていた」ということになってしまいます
個人的には電話の方が聞きやすいと思っていますが、メールのやり取りが良い人はそちらで問い合わせみてください
登山初心者サークル|登山サークルの探し方
しっかりとした登山サークルを探すとき、Twitterやインスタグラムもいいですが、SNSを使うなら、できればフェイスブックがおすすめ
SNSの中でもやや敷居が高いので、ある程度やる気のあるサークルが見つかるはずです
とりあえずグーグルで「フェイスブック 登山サークル」と検索してみてください
「facebook 登山サークル」で検索するよりも、カタカナで検索したほうが結果は良いような感じです
出会いのような雰囲気を考えるならばインスタグラムで探すと相性のよいサークルが見つかる可能性が高いと思います
また、フェイスブックの検索したように、シンプルにグーグルの検索で探すこともOK
最近のグーグル検索は精度が高まっていて、特に地域で近くのサークルを見つける場合は、グーグル検索なら地域のサークルを優先に検索結果にだすので見つけやすいです
また最近は全国的なメンバー募集サイトも最近は多くなってきました
- 「スポーツやろうよ!」では、登山メンバー募集をしています
- また、地域マッチングサイトの「ジモティ」でも探すことができます
- ヤマップコミュニティー
「検索条件を変更する」ボタンを押すと、都道府県ごとのサークル紹介を見ることもできて、登山だけでなく「釣り」や「サッカー」などの紹介も検索できます
ジモティとは中古車の紹介ややペットの里親紹介など、地元での助け合いを仲介するサイトですが、マッチングとして、登山仲間探しもしています
▼ジモティで登山仲間を探す
ヤマップでも軽めの登山サークル募集が掲載されています
登山初心者サークルを東京で探す方法
登山サークルを東京で初心者が探すのはちょっと大変
サークルの数が多いので、選ぶ時間がとてもかかります
東京で自分に合ったサークルを探す場合は、まずは「グーグルサーチ」で選びたい重要な内容順にスペースを入れて検索してみてください
例えば「登山 サークル 女性 田園調布」などで検索すると要望に近いサイトが検索できるはずです
ただ東京のような検索の競争が激しいところは、人気のサークルサイト(よく検索されるサイト)が上位に来ない場合もあります
サイト運営者にお金あったりや上位に行く手法がわかる人が運営していれば、人気がなくても検索上位に登場することもできてしまいます
そういったこともあるので、検索結果の1ページだけみるのではなく、3ページくらいまでみるようにしてほしいですね
ハイキングサークルおすすめの探し方
ハイキングサークルのような軽めのサークルは「ジモティ」や「スポーツやろうよ!」で検索するとハイキング系のサークル募集がたくさんあります
ただたくさんありすぎて、どれがいいか迷ってしまう人はとりあえず「ホームページ」を持っているところを見てください
そこで「独身限定」という条件で区別して、「出会い系」とそうでない「登山系」に分けてみてみるとよいです
個人的おすすめは中高年向けのシニア登山サークル「おいらく山岳会」さんがおすすめです
おいらく山岳会は、名前は「山岳会」ということで厳しめの登山をしているような印象がありますが、コンセプトは
おいらく山岳会は 安心・安全そして「生涯歩ける山の会」をモットーとした、40歳以上の中高年で構成される山岳会です。
(出典:https://oiraku.jp/)
ということなので、安心して加入できると思います
メンバーの平均年齢は高めで登山サークルを探している50代の初心者の人には間違いないサークルです
▼関連記事
割り切って「登山ハイキングツアー」もおすすめ
「サークルはやっぱり面倒!」という人は、ハイキングツアーがおすすめです
ボクのおすすめツアーはやっぱりモンベルツアー
登山に連れて行ってくれるだけでなく、歩き方や持ち物などについても教えてもらうことができて、一緒にいったほかのお客となかよくなることもできるのでツアーも悪くありません
またモンベル直営店主催のツアーもあって、お店の人と仲良くなるきっかけにもなるのでおすすめです(残念ながら福島にはモンベル直営店ないんですよね)
サークルでも「インプレッシブさん」のようにツアーかサークルか、少しわかりにくいようなシステムもあります
このようなサークルはインプレッシブさんだけでなく最近よく見かけますが、あくまでツアーガイドではなくサークルのツアーなので、リーダーに任せっきりにせず、一人でも山から下りられるような装備や覚悟が必要になります
登山サークルで出会いを求めている人へ
登山サークルでしっかり出会いを求めるなら、どっちかわかりにくい微妙なサークルよりも、しっかり出会い重視を前面に出しているサークルがいいと思います
- 山コン!
- ニューデイ(NewDay)
- 関東ワンゲル部
- 関東シャクナゲ会
登山もしっかりやる出会いもしっかりやる婚活サービス 費用もそれなり
ちょっとゆるめのマッチング系登山サークル 出会いをかなり重視しています
「30代と40代(登録時45歳まで)の独身社会人のみなので婚活もOK!(まったくの初心者はNG)」というサークルです
「25~50歳の独身社会人の男女(ですが明確な線引きではなくご相談ということ)」が加入できるサークル 参加費用はほかより安いです
こちらは最初から出会い重視として立ち上げていた、登山初心者にもおすすめのサークル
完全に出会いに振り切っているわけでもなく、活動やサイト内容、口コミなどをみてみると、「登山:出会いが5:5」くらいのちょうどよい荷重になっています
女性の登山サークルおすすめ
女性の登山サークルは「MJリンク」がおすすめです
(https://mjlink.blog.ss-blog.jp/archive/c2300688367-1)
「MJリンク」とは福島と縁が深くボクの好きだった登山家「田部井敦子さん」の呼びかけで作られた登山サークル
田部井さんが作っただけに、女性サポーターが多くとても活発です
▼MJリンクブログより、名前の由来
●MJリンクって何?
MJリンクは、自然に親しみたい20~50代女性のためのネットワーク、サークルです。MJリンクの「M」はMountain、「J」は女性
(引用:https://mjlink.blog.ss-blog.jp/archive/c2300688367-1)
年齢層は20代から50代と幅広くいろいろな世代とコミュニケーションをとることができます
ボクの経験ですが、年代の幅が広いのは、とても活発で優秀なサークルの証拠だと思います
▼MJリンクのブログはこちら
登山サークル大学の場合
登山サークルは大学にもたくさんあります
大学のサークルだからといって、その大学に在学している人だけが加入できるわけではありません
サークルによっては他大学や大学外の一般の人も受け入れているところもあります
大学のサークルというと、飲み会中心の男女のコミュニケーションのためのサークルが多く、そういったサークルの人気が高くて、硬派な登山部、登山サークルはまだまだ人気が高くないようです
ここ最近は登山ブームで登山をする若い人も多くなってきていますが、ほとんどはソロか友人などと山にいくので、わざわざ大学のサークルに加入する人は少ないです
大学サークルに入るひとは、男女コミュニケーションも求めての人がほとんどなのに、民間で独自の出会い系登山サークルもかなり増えているので、なかなか大学のサークルに!・・・という人は少なくなってきているようです
ボクが「大学の登山サークルは?」と聞かれると、明治大学の「体育学部山岳会」が頭に浮かびます
▼明治大学体育部山岳会
ボクの中ではピオレドール賞をとった「天野 和明さん」がいた山岳部なので、思い入れがあります
先輩には「植村直巳さん」もいましたしね
▼天野和明さんのプロフはwikiより
ただ明治大学には有名な体育学部山岳会だけでなく、ちょっと軽めのサークルもあります
例えば「明治大学ウォーキング部」
名前はウォーキング部ですが、それなりの登山をやっています
また「明治大学 生田ハイキング同好会 MIHA」という同好会もありますね
(http://www.isc.meiji.ac.jp/~miha/top.html)
こんな感じで1つの大学の登山系でも趣向が違うサークルがたくさんあるので、さがしてみてください