白山登山の難易度は?|ルート・時間・紅葉など紹介

白山登山の難易度は?

白山(2,702m)の難易度は「レベル39」で中級の健脚向け。これは最短 「砂防新道」の1泊2日ルートの難易度で上りが4時間40分下りが3時間、計7時間40分。シーズン中クルマは市ノ瀬ビジターセンターまで行けます
(※参考難易度:高尾山はレベル13.9・富士山吉田ルートはレベル42.7)

白山 登山 難易度
(出典:山本教授コース定数

(※最短ルート図はこちら>>


==▼目次==

白山のシーズンは山小屋がやっている5月初旬から10月初旬までの間です。別当出合までのマイカー規制は7月上旬から10月中旬までです。

東側からの「平瀬道」の難易度は「レベル41.3」(1.8×8.17+0.3×12.95+10×2.143+0.6×2.146≒41.3)
(参考:ヤマレコ

北からの「加賀禅定道」の難易度は「レベル87.0」です。(1.8×19.83+0.3×45+10×3.565+0.6×3.565≒87.0)
(参考:ヤマレコ

(※コース定数(難易度)とは>>

レベル(コース定数とは)

白山はレベル39(コース定数39)。一般的に20前後が一般初心者向けで、30前後が健脚向けと言われています(40以上は1日は厳しいので泊が伴うくらいのレベル)。ちなみに高尾山は13.9、富士山吉田ルートは42.7です

コース定数(ルート定数)とは鹿屋体育大学 山本正嘉教授の提唱している、ある登山コースを歩いた時にどれくらいの体力が必要かを科学的な方法で数値化したもの

(コース定数計算方法)
コース定数(ルート定数)=1.8×行動時間(コースタイム(h))+0.3×歩行距離(km)+10.0×登り累積標高差(km)+0.6×下り累積標高差(km)

(出典:ルート定数
(出典:ヤマケイ

白山登山 クルマで日帰りしたい時

白山登山をクルマで日帰り登山をするときは、西の「市ノ瀬ビジターセンター駐車場」から「砂防新道」を使う場合が一つ。あと一つは東側の「白水湖の駐車場」から「平瀬道」を使う場合があります。

「砂防新道」は最短ルートでおすすめ。「市ノ瀬ビジターセンター駐車場」からシャトルバスで別当出合に行き、そこから本格的に登り始めます。時間は上り4時間40分(280分)、下りは3時間(180分)です

「平瀬道」は岐阜側の東側から登るコースで、時間は上りが4時間50分(290分)、下りは3時間20分(200分)。白水湖の駐車場に行くまでの細い道が工事等が多く、通行止になっている可能性があるので、管理している白川村役場に要確認です。

白山 何時間で登れる?

白山の最短ルート「砂防新道」は上り4時間40分(280分)、下りは3時間(180分)かかります。

岐阜県側の東側から登る「平瀬道」ルートは大白川ダムの駐車場から、上りが4時間50分(290分)、下りは3時間20分(200分)

昔からの参道のひとつ「加賀禅定道」のコースタイム(白山一里野温泉スキー場 付近出発)は上りが11時間30分(690分)、下りが8時間20分(500分)で、通常は1泊以上の日程

別当出合から「観光新道」を使ったコースタイムは上り5時間30分(330分)下り3時間30分(210分)です。

白山登山の最短ルートは?

(最短ルート)
市ノ瀬ビジターセンター駐車場(標高830m)→(シャトルバス使用)→別当出合(標高1260m)→中飯場(標高1500m)→甚之助避難小屋(標高1960m)→白山室堂(標高2450m)→御前峰(標高2702.1m)

▼白山登山最短ルート地図
白山 登山 最短ルート地図 砂防新道

最短ルートは別当出合から歩く「砂防新道」で、別当出合(べっとうであい)から山頂の御前峰(ごぜんがみね)往復のコース。登山者の7割がここから登ります。シーズン中はマイカー規制があるので、西南の石川県側「ビジターセンター」駐車場からシャトルバスで別当出合(標高1,260m)まで行きます。山頂まで上りが4時間40分、下りが3時間、高低差は1472.1mで累積標高は上りが1,600m、下りも1,600mです(砂防新道の最新情報>>

(参考:山と高原地図

白山登山は何月から何月までか?

室堂にある山小屋は「白山室堂 5月1日ごろ~10月15日ごろ」「白山雷鳥荘 6月24日ごろ~10月8日ごろ」が営業期間でこの期間が夏山のシーズンです。(詳細こちら>>)。白山頂上に奥宮を奉っている「白山比咩神社」では、毎年7月1日に山を開き8月31日に閉山します。また白山の初冠雪は10月中旬でそのころにはトイレ水道がストップし、吊り橋の板もはずされます。紅葉の見ごろは9月下旬からです。

(▼白山登山道情報)

白山の施設・登山道の状況について

白山登山 紅葉は何月から?

白山山頂部の紅葉は9月下旬ごろから始まり、登山口の800m付近は10月下旬から11月上旬が見ごろです。

白山はどんな山?

白山は標高2702.1mで百名山。山頂は「御前峰(ごぜんがみね)」といって「白山比咩神社」の「奥宮」が祭られている霊峰です。白山全体は石川県、岐阜県、福井県にまたがったエリアにありますが、山頂の御前峰は石川県と岐阜県の境にあり、三角点は石川県よりにあります。

白山ホワイトロードはいつ通れますか?|旧スーパー林道

白山のホワイトロード(旧スーパー林道)は毎年6月中旬から11月初旬まで通れて、冬季閉鎖は11月上旬から6月上旬です。見どころは秋の紅葉で、通行料は普通車往復2,600円(税込)です

白山白川郷ホワイトロード
石川県と岐阜県を結ぶ標高500m-1,450m、全長33.3km、巾員6.5mの完全舗装された有料道路、白山白川郷ホワイトロードの各種情報はこちらから。

白山ホワイトロード(旧スーパー林道)の紅葉はいつ頃?

一番早いところで、岐阜側の「三方岩岳(1736m地点)」や「三方岩駐車場(1450m地点)」では9月下旬から色づき始めます。徐々に紅葉が下に下りてきて、最後はホワイトロードスタート地点の石川県側「中宮展示館前(600m地点)」では11月上旬が見頃です。

(▼詳細な紅葉見頃マップはこちら)

紅葉情報|白山白川郷ホワイトロード
白山白川郷ホワイトロードの紅葉情報についてご紹介いたします。

白山ホワイトロードの料金はいくらですか?

 往復で普通車2,600円軽自動車2,200円。有料区間内でのUターンは片道料金になります。支払いは「現金のみ」で障害者割引き、石川県と岐阜県の学校ならば割引きがあります。6月上旬~11月10日まで営業予定ですが、6月~8月は「午前7時~午後6時(出口閉門午後7時)」、9月~11月:午前8時~午後5時(出口閉門午後6時)と時間が変わるので注意です

(▼料金その他の詳細はこちら)

アクセス・料金|白山白川郷ホワイトロード
白山白川郷ホワイトロードのアクセス・料金についてご紹介いたします。

 

白山登山初心者の装備は?

(初級者必須の服装・持ち物)

  • 帽子(日差し避け、小雨からメガネガード)
  • アウター(風をさえぎる)
  • 長袖のシャツ(日差しとケガ防止の長袖)
  • ズボン(丈夫さ重視)
  • 乾きやすいアンダーウェア(化繊かウール)
  • 手袋(軍手でも可)
  • レインウェア(必須)
  • ソックス(なるべく厚め推奨)
  • 登山靴(履き慣れ必須)
  • スパッツ(朝露や小石侵入防止)
  • ザック(軽くて丈夫なもの)
  • ザックカバー
  • 食料・飲み物(水は1L程度)
  • 非常食(チョコナッツなど)
  • 地図(磁北線確認)
  • コンパス(使えるようにしておく)
  • ラジオ(お天気情報、雷感知など)
  • ゴミ袋
  • 保険証
  • ライター(焚き火の練習をしておくこと)
  • ナイフ
  • スマホ(携帯電話)
  • 応急用品
  • インナーシーツ(小屋泊まりの場合)
  • 身分証明書

(積雪期の持ち物)

  • 毛糸・化繊の帽子
  • 冬用グローブ
  • アイゼン
  • ピッケル
  • スノーシュー
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