マタギになるための【狩猟免許】【鉄砲所持許可】の申請の流れ
自分がちょっと気になる登山家、「サバイバル登山家」の服部文祥氏は登山をしながら、狩猟もやっています
一昔前は、なんとなく狩猟は野蛮なイメージがありましたが、最近では、イメージチェンジがうまく進み、女性も免許をとっているサイトを目にします。
散弾銃にて狩猟をする場合は、2つの免許が必要です。
それは、
- 狩猟免許
- 鉄砲所持許可
で、これらは平行して取ることができます。
「サバイバル登山家 服部文祥」氏のように、まず何も知らない状態から、散弾銃で狩猟をしたい!というかたは、まず下記連絡先に電話をして、まず全体を把握するところから始めるといいでしょう。
連絡先は、
- 狩猟免許 → 主に都道府県の狩猟担当部署
- 鉄砲所持 → 最寄の警察署 鉄砲火薬店
ここに聞いて、試験などの日程や、どうやると楽に免許をとれるかなどを確認するといいと思います。
サバイバル登山家は、まず地元の猟友会と仲良くなって、いろいろ教えてもらったそうです。
ちなみにハンターの狩猟の持ち物はこちら
意外にいろいろな道具を持っていっています
内容は登山の道具と似ていて、代用がききそうです
狩猟のバックパックはこのようなバックパックが人気のようです
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ライセンス取得の目次
1 狩猟免許
狩猟がしたい場合は必要になります。
今回は狩猟がしたいので、免許を取得するような流れで説明します。
クレー射撃のみやりたい方は、必要ありません。
狩猟免許申請
狩猟免許を申請します。
2 必要書類等(何が必要か都道府県に聞いてください)
・申請書(狩猟免許申請書)
・写真1枚
・手数料(1免許5,200円)
・住民票
・返信用封筒(いらない場合もある)
・医師の診断書(←どこで診断を受けるといいか聞くとよい)
・(猟銃所持許可証←ある場合、これがあると診断書いらない)
3 都道府県(県庁など)に行って申請する。
4 申請は 第1種銃猟(散弾銃など)を選択する。
・この場合、「わな猟」も一緒に取るひとも多いらしい。
5 このとき予備講習会についても講習申請をしておく。
・狩猟免許申請と一緒に受講の申請と、と受講料の支払いがある場合があります。
・予備講習会(狩猟免許予備講習会)は、試験日より少し前に地元の猟友会が開催してくれて、これを受けると8割方合格すると言われています。
6 後日、受験票が届きます。
狩猟免許予備講習会
この予備講習会は希望者だけですが、受けると8~9割合格すると言うので、受けておいた方がいいですね。
・狩猟免許申請のときに受講と受講料を支払う場合があります。
2 用意するもの
・受講料(8,000円←これは確認してください)
狩猟免許試験
いよいよ試験です。
2 試験開始
・90分間の筆記試験(知識の試験など)
・適性試験(視覚、聴覚、運動能力など)
・技能試験(道具の判別や使い方など)
3 試験に合格すれば、合格通知が郵送される場合が多い(各都道府県で違います)
4 「狩猟免状」都道府県窓口に持っていくか、郵送されるのを待つ。
5 「狩猟免状」受理
狩猟者登録
出猟(猟をしたい場合)は狩猟者登録が必要です。
2 用意するもの
・申請書(狩猟者登録申請書)
・狩猟免状(原本かコピーが必要です)
・写真2枚
・登録手数料(1,800円)・狩猟税(16,500円)(都道府県ごとに違います)
・(損害賠償能力を証明できる書類なければ共済などに入る)
3 都道府県に行って申請をする(狩猟者登録申請)
4 登録証(狩猟者登録証)と狩猟者記章がもらえます。
これで晴れてハンターの仲間入りです。
しかし、この免許をとっても散弾銃は使えません。
次は散弾銃を持つための免許の取得です。
2 鉄砲の所持の流れ

銃を所持するまで長い道のりですが、頑張ってサバイバル登山家を目指しましょう。
初心者講習会
・受講の日時の確認
・申込書(講習受講申込書)
・写真
・印鑑
・受講料の確認
2 住んでいる所の警察署に行って申込みをする。
3 講習会当日に、講習会(初心者講習会)を受ける。
4 必要書類等(なお電話で確認ください)
・猟銃等取扱読本
・ボールペン
・印鑑
・手数料(6,800円←なお確認ください)
5 講習会受講
「午前 講習」 「午後 試験」になります。
6 「講習修了証明書」をもらう。(即日発行 3年間有効)
ここまでが初心者講習会になります。
教習資格認定書
実技の教習を受けるための申込みです。
2 必要書類等(なお電話で確認ください)
・申請書 (教習資格認定申請書)
・写真2枚
・医師の診断書(←これをどこで受けたらいいか聞いた方がいいです)
・住民票(一緒に住んでいる人、全員入っているもの)
・身分証明書(免許証など)
・講習修了証明書
・経歴書
・同居親族書
・手数料(8,900円←なお警察にご確認ください)
3 認定書交付(教習資格認定書)
・申請してから交付までは30日程度かかります。
・この期間の間に、射撃場や鉄砲火薬店で詳しい流れを確認してください。
火薬類等譲受許可証
教習で使う火薬を持つ許可です。
2 必要書類等(なお確認ください)
・申請書(狩猟用火薬類等譲受許可申請書)
・手数料(2,400円←なお警察にご確認ください。)
3 許可証の返納(教習後)
教習が終わりましたら、許可証は返すようになります。
装弾 購入
教習で使う火薬を買います。
2 必要書類等(なお確認ください)
・許可証(もらっている猟銃用火薬類等譲受許可証)
・認定書(もらっている教習資格認定書)
・買う弾数確認(講習をする射撃場にどのくらい弾数が欲しいか聞く)
3 射撃場か鉄砲火薬店に行って、装弾を買う。
教習射撃 修了証明書交付
実技の講習と試験です。
2 日程、持ち物等(なお電話で確認ください)
・教習日時の確認(事前予約)
・認定書 (もらっている教習資格認定書)
・受講料(30,000円~←射撃場で確認ください)
・装弾
3 教習受講
・基本講習(銃の取扱い、マナーなど)
・実技
・試験(散弾銃は25枚中2枚で合格)
4 証明書交付
・証明書(教習修了証明書)が即日発行
・1年以内に銃の申請をすること。
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鉄砲店に行って銃のお金を払う
銃を購入します。
購入といっても銃そのものは後日で、支払いのみです。
2 鉄砲火薬店で銃を選び、支払を済ませる
4 鉄砲火薬店から譲渡承諾書をもらう(銃は受け取れない)
所持する銃の申請・交付
銃を直接所持するための申請です。
2 必要書類等(警察に電話で聞いてください)
・申請書(鉄砲所持許可申請書)
・証明書 その1(講習修了証明書)
・証明書 その2(教習修了証明書)
・譲渡承諾書
・写真2枚
・医師の診断書(←どの医者がいいか聞いてください)
・手数料(10,500円←なお確認ください)
3 ガンロッカーを買う
・警察が自宅訪問するので、準備をしておく。
・詳しくは申請時に警察に聞いてください。
4 許可証の交付(鉄砲所持許可証)
・警察署に行って許可証を受け取る。
5 銃の引き取りを3ヶ月以内に行う
申請銃 購入
購入と書いてありますが、支払いは住んでいるので、「納品」と考えるとしっくりくるでしょうか。
2 鉄砲火薬店より銃を購入(実際はお金を払っているので正式な購入ということ)
3 14日以内に警察に銃を確認してもらう。
銃の確認
銃を受け取ったら、許可証と銃が合っているか警察で確認してもらいます。
2 必要持参品
・許可証(鉄砲所持許可証)
・購入した銃
火薬類等譲受許可証
装弾を買うための許可証をもらいます。
2 必要書類等
・申請書(猟銃用火薬類譲受許可申請書)
・許可証(鉄砲所持許可証)
・手数料(2,400円←警察に確認ください)
3 許可証(火薬類等譲受許可証)の交付
装弾 購入
装弾を買います。
2 必要書類
・許可証その1(鉄砲所持許可証)
・許可証その2(猟銃用火薬類等譲受許可証)
3 装弾購入
射撃場で実施
射撃場で射撃ができます。
・許可証(鉄砲所持許可証)
・銃
・装弾
2 クレー射撃が可能
3 まとめ
散弾銃で狩猟ができるまでは、とても長い行程で、途中で嫌になることもあると思います。
免許をとるには、一つ一つ楽しく進むことができるような心の余裕が、どうしても必要になります。
銃を扱うというのは、心の余裕がなければ危険な凶器になってしまいますので、心に余裕を持って、楽しく狩猟免許をとりましょう。
参考文献:
有限会社 吉田銃器:https://ssl.yjl.co.jp/yjl/clay/start-license-get.html
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