グレゴリーパラゴンシリーズの「パラゴン58L」を中心に48L,68Lなどの使い方やメリット、デメリットをまとめました

2017年のアメリカ「Backpacker誌」で、ベスト13に挙げられている、グレゴリー会心のバックパックです
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[グレゴリーパラゴン レビュー]「Backpacker誌」のベスト13リュックはコレ!
グレゴリーパラゴン58はアメリカでの権威のあるアウトドア専門誌「バックパッカー」の2017年ベスト13に加わったことがある名リュックです
▼アメリカバックパッカー バックパックベスト13での紹介はこちら

The 13 Best Backpacks of 2017
Find just the right blend of comfort, organization and durability with the best backpacks of the year.
BACKPACKER Contributors and EditorsMar 28, 2017
(Google訳 2017年の13のベストバックパック 今年の最高のバックパックで、快適さ、整理整頓、耐久性の絶妙なセレクトをお楽しみください。)
バックパッカー
※バックパッカー誌とは?
バックパッカーマガジンとは1973年創刊の「冒険」と「ハイキング」のための雑誌で、アメリカで権威のある雑誌の一つ ときどきベストチョイス的なランキングを出して、アウトドア界をドキドキさせている雑誌
(参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Backpacker_(magazine))
ちなみにほかの12選はこちら
- EXPED エクスぺド Skyline 15(Deep Sea Blue)
- オスプレー Aether AG 85 Hiking Pack Adriondack
- ARC`TERYX(アークテリクス) ボラ(Bora) AR 50
- マウンテンハードウェアOzonic 70 Outdry
- MYSTERY RANCH(ミステリーランチ) スタイン 62 M Moss
- [ノースフェイス] Alpine 50 Pack バックパック
- (グラナイトギア)GRANITE GEAR CROWN 2 ファティーグ
- (レイ) REI Co-op Flash 45 Pack
- Columbia Trail Pursuit 40L
- フェールラーベン Fjallraven Abisko Friluft 45L
- Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ブリッツ20
- パタゴニア Lightweight Black Hole Pack 26L
どれもこれも選りすぐりのバックパックです
[グレゴリーパラゴン レビュー]グレゴリー パラゴンのモデルチェンジ
今回のグレゴリーバックパックの大変動の特徴は何と言っても
「軽さ」
これに尽きると思います
メーカーの説明にも、
森で過ごす週末の計画がリストにあるのなら、重いパックのせいで出遅れないようにしてください。パラゴン58は運びたいギアを妥協せずに入れることができるスペースを確保しつつ、
重さを削ることで軽量性も保ちました。
軽量7075アルミニムシャーシとマトリックス通気性フォーム・バックパネルを使ってサポート性は後退させずに、数オンスの重量を削りました。これほど多くの機能を詰め込むためには魔法をかけたのではないかと思われることでしょう(実際そうしたのです)。
などと、詩的な内容で、軽量化をうたっています
その軽量化で、自分が特に気に入っていた、グレゴリー象徴の「背面のフロントポケット」も下記のように大きく変更しています
- フロントポケットの素材
- 旧:ハードな素材の造り
- 新:ストレッチの効いた軽い素材
- フロントポケットの見た目
- 旧:盛り上がっていてコブのようになっている
- 新:平面的でポケットがあるように見えない
↓こんな感じです
個人的には旧バージョンが好きです
なぜなら、若いころから、ずっと憧れて(あこがれて)いたから
あの形は他のメーカーと比べると、シルエットだけで、グレゴリーと分かるので、とても印象的でしたが、残念です
そのかわり、今回特に強調されている軽さに期待します
この軽さはパッと見ただけで、分かります
それは、メッシュを多用していて、ペラペラ感が「半端ない」からです
背当ての部分やショルダーベルト、素材一つ一つを見ても、素材の薄さがよく分かります
以前のグレゴリーとは、ほぼ真逆の路線で
- 旧:「ガチガチの素材で絶対破れない、でも重い」
- 新:「丈夫だけど薄くてなんか破れそう、でもとても軽い」
これだけすっぱり真逆(まぎゃく)の路線に行くのはめずらしいと思います
バックパックの「破れない路線」を走ってきたグレゴリーが、ここで、その経験を活かして、「軽さ」を追求して、両方を取り入れてきているように見えます
この大転身は、バックパックの理想を目指すグレゴリーの挑戦かもしれません
パラゴン58仕様はこちら
メーカー | GREGORY(グレゴリー) |
---|---|
容量 | 58L |
重量 | 1,620g(M/L) |
フレームサイズ |
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推奨パッキングウェイト | 23kgまで |
参考価格 | 34,560円 |
素材 |
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その他 |
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[グレゴリーパラゴン レビュー]グレゴリーパラゴンの使い方・サイズ
パラゴンは58Lだけでなく、48L、68Lと計3つの種類があります
▼グレゴリーパラゴン48L,58L,68L(YouTube)
サイズの大体の「使い方」は下記のとおり
- 48L : 1泊小屋泊・もしくはテント泊
- 58L : 1泊テント泊・もしくは2泊
- 68L : 2泊テント泊・もしくは3泊以上
パラゴン48
パラゴン48はちょっと高いけど、48Lにしては軽量タイプ 48Lでのテント泊は1泊だけでなく、2泊くらいいけます フィット重視のグレゴリーなのにプラス軽量サイズになると、もっとラクに登山が可能 でもそのかわり耐久性はやや欠けるのは致し方ないところ 耐久性がほしい人には「ターギー45」が少し重いけど、しっかりタイプなのでおすすめです
グレゴリーの「スタウト45」も軽量タイプですが、こちらはもっとライトな仕上がり パラゴン48にはあるキークリップやハイドレーション関係はないので、便利さは半減します でもウルトラライトハイクをやりたいならスタウトもいいかもですね (「スタウト45」のレビューはこちら>>)
▼パラゴン48
パラゴン58
パラゴン58は1~2泊のテント泊が一番おすすめ グレゴリーはバックパッカーのリュックメーカーだから、このあたりの容量からが真骨頂になります シリーズもパラゴンだけでなく、バルトロ、ディバ、カトマイなど、なぜか細かくシリーズが分かれてきて、何が何だかわからなくなるのもこの容量あたりから
細かく説明しても分からないので、シンプルに考えると、グレゴリーは価格と重さで見分けるとカンタン 容量が似ていても、価格が高ければ耐久性が高いです そして価格が高い方が重さもあります(このあたりがグレゴリーらしい) パラゴン58はその中でもちょうど真ん中より軽めの位置にいるザックです 2日くらいの連泊や「旅」みたいな登山が好きなら58Lは使いやすいのではないかなと思います
▼パラゴン58
パラゴン68
パラゴン68は2泊くらいのテント泊がいいですね グレゴリーの60Lシリーズの中では軽さの特徴が目立ちます 旅というよりはやっぱり登山に使えそうなのも、このパラゴン68L 軽さを武器に長く旅をするというよりは、一気の登って帰ってくる・・・みたいな使い方がいいかもですね