登山レインウェア おすすめ
ボクの登山レインウェアのおすすめを紹介
「1つめ」のおすすめはとにかくコスパな「ワークマンのレインウェア」。 4900円上下で透湿防水というデタラメな仕様が売り
「2つめ」は信頼のメイドインジャパン、ミズノの「ベルグテックEX」。 独自透湿防水素材で、上下Mサイズ550gという超軽量さ。 着やすくてしなやかさでは定評があります。 富士山登山で一番着られているレインウェア
「3つめ」はモンベルのGORE-TEX「ストームクルーザー」。 40年前よりゴアテックス一択の硬派なレインウェアです
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(▼関連記事)
[ハイキング 服装]おしゃれトレッキングウェアの選び方|初心者の春夏・秋冬編

おすすめワークマンのレインウェア 登山編
最近のワークマンの登山で使えそうなレインウェアを見てみます。 昔からワークマンを嗜んで(たしなんで)いますが、レインウェアの性能が徐々にアップしてきているような感じ
最近の機能フラッグシップは「耐水圧20,000mm、透湿度も25,000g/m2/24h」というワークマンでは嘘みたいな性能の「INAREM(イナレム)」という透湿防水素材(ムレナイを反対から読むらしい・・)
(参考:https://workman.jp/shop/g/g2300068516023/)
(▼イナレムレインウェア)
(https://workman.jp/img/goods/L/68516_t1.jpg)
そしてイナレムを装備したレインウェアの価格をみると「4900円」この価格。 これで上下セットです・・・安すぎレベル
3レイヤーでストレッチ性もあって、公式サイトを見るだけなら完全に言うことなし
だけど重さが公式サイトには載ってないのでちょっと気になります。 ワークマンのアイテムはやっぱりそれなりに重くてかさばるアイテムが多いので、これもそうかなと思ってしまいます
また素材をみると「ポリエステル100%」とかいてあります。そこから防水透湿素材は多分「ポリエステル系ポリウレタン」を使っていると思われ、そうすると素材のデメリットは機能の耐久性がそれほどない(年数が経つと防水透湿がなくなる)と考えられます。 でも価格が安いのでこんなもんかなと思っています
とにかく安さは必見です
(▼イナレムレインウェア)
コスパと機能のバランスならミズノ「ベルグテックEX」
ワークマンよりもう少しレベルをあげたい人におすすめのコスパレインウェアが「ベルグテックEX」。 認知度がいまいちですが、軽さと機能とコスパ度が魅力です
(▼ベルグテックEX レディース)
(https://www.amazon.co.jp/dp/B08C87HXQC)
先にデメリットを言っておくと、防水透湿素材の劣化がやや早いのがデメリット
理由はメイン素材が100%ナイロンなので、多分「ナイロン(ポリアミド系)多孔質フィルム)」を使用していると思われるからです(ポリアミド系多孔質フィルム参考:https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2021095504)
ただポリウレタンとナイロンの性質(参考:国民生活センターhttp://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202103_05.pdf)からみると、ポリウレタン系防水透湿フィルム(PU系防水透湿素材でパタゴニアなどが使っている)よりは劣化に強いと考えられます。 そこから考えるとワークマンよりもちょっと劣化にも強いヤツが「ベルグテックEX」
ポリウレタン劣化はだいたい3年から5年なので、それ以上の耐久性があると考えるとそれほど悪くはないです
こちらの知恵袋で紹介しているようにベルグテックEXもポリウレタン系だとしても機能が高いのでメリットは大きいです。
(参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13217974488)
その高い機能は「耐水圧は約30,000mm以上、透湿性約16,000g/㎡/24h(B-1法)」。
以前のベルグテックと比較すると、前シリーズは耐水性15000→EXは30000。 透湿性、以前は10000→EXは16000。 こんな感じで性能アップしていて、特に耐水をみると倍になっていますね
重さは上下で550g(Mサイズ)、価格は定価で15,950円なのでコスパも軽さも良い感じです
(公式参照:https://www.mizunoshop.net/f/pn-A2MG8A01)
(https://www.amazon.co.jp/dp/B0784B94T2/)
[登山レインウェア比較]青モンベルおすすめ「ストームクルーザー」といろいろ比較
最近「青モンベル」で検索すると「ストームクルーザー」が出てくる・・・と思っていたら、「5ちゃんねる」でトムラウシ遭難のとき着てた青のモンベルレインダンサーの話題が飛び火しているらしい・・・ 「トムラウシ遭難で生還した人が青のモンベル着てた=青のモンベル最強=モンベル最強雨具ストームクルーザー」という構図なのかもしれません
(▼ストームクルーザー)
(https://m.media-amazon.com/images/I/61MAs1wkPKL._AC_UL1000_.jpg)
服部文祥さんもそうですけど、「5ちゃんねる」で登山の話題がでると、徐々に売れだしたりするからな・・・まあそんな話はおいといて、3つめの登山レインウェアおすすめは定番の最強「ストームクルーザー」です
ストームクルーザーは1982年当初からゴアテックスを使っている名品中の名品。 日本で販売されているゴアテックスレインウェアの代表とも言えるアイテムで、ボクがゴアテックスアイテムで一番信頼しているレインウェアです
(参考:https://www.yamakei-online.com/yk/issue/gore-tex/contents4/)
そんなストームクルーザーを基本にして、そのほかの気になるメーカーのレインウェアを比較してみました
(▼ストームクルーザージャケットの仕様)
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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モンベル ストームクルーザージャケット | ![]() (sponsored) | 22,880円 | GORE-TEX 3layer | 50,000 mm以上 | 35,000 g/m²/24 B-1法 | 254g 公式はコチラ |
(▼ストームクルーザーパンツの仕様)
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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モンベル ストームクルーザーパンツ | ![]() (sponsored) | 14,850円 | GORE-TEX C-ニット | 50,000 mm以上 | 不明 | 195g 公式はコチラ♀ |
ストームクルーザーはジャケットとパンツが別売りなのでそこは注意。ジャケットだけみて「2万円台だからオトク・・・」と勘違いしないように。 これから紹介するレインウェアも上下セットとセパレートタイプの2つがあるので価格だけみて勘違いしないように注意です
ちなみにストームクルーザーは上下合わせると22,880円+14,850円=「37,730円」になります。 高いですよね
==▼ストームクルーザーと比較==
元祖青モンベル「レインダンサー」
ちなみに元祖青モンベルの「レインダンサー」の仕様はこんな感じ
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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モンベル レインダンサー | ![]() (sponsored) | 18,480円 | GORE-TEX 3layer | 50,000 mm以上 | 25,000 g/m²/24 B-1法 | 335g 公式はコチラ |
価格はレインダンサーの方が5,000円くらい安くてコスパが良いですけど、ボクならやっぱり100g近く軽いストームクルーザーを選びます
ストームクルーザーのコンパクト性と軽さは5000円以上の価値が十分あると考えるからです
迷っているならとにかく「ストームクルーザー」がおすすめ
ここからモンベル「ストームクルーザー」といろいろなメーカーのアイテムを比較してみました
軽量レインウェア「山と道 レインジャケット」と比較
軽量すぎるレインウェア「山と道レインジャケット」とモンベルストームクルーザーを比較
(▼山と道レインジャケットはこちら)
まず一番に違うのが
透湿防水素材が違います
耐水圧も透湿性も若干ゴアテックスが上ですが、一番の違いは「劣化」と「軽量」
山と道のほうが劣化しやすい(3年から5年くらい)けど「軽量」
モンベルの方がちょっと重いけど「劣化しにくい」・・・という違いがあります
(参考:https://pertex.com/shield-2/)
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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山と道 UL Rain Hoody PU Sosuiタイプ | 29,150円 | Pertex Shield Pro | 20000 mm B法 | 11280 g/㎡ A-1法 20000 g/㎡/d B-1法 | 114.6g 超音波溶着 | |
山と道 UL Rain Hoody PU Shinsuiタイプ | 30,250円 | Pertex Shield | 20000 mm B法 | 5568 g/㎡/d A-1法 20000 g/㎡/d B-1法 | 102.5g/M 超音波溶着 |
マーモットコモドジャケット 登山で比較
マーモットのコモドジャケットも人気のアイテム
これとストームクルーザーを登山で使った場合でどうか比較してみます
(https://www.amazon.co.jp/dp/B084DHBGVY)
(▼マーモット コモドジャケット レディース)
(https://www.amazon.co.jp/dp/B07W2YZDL5)
どちらも透湿防水素材はゴアテックスですが、ゴアテックスの種類が違います
- マーモット:ゴアテックスパックライト(PACLITE)
- モンベル:ゴアテックスファブリクス3レイヤー
マーモットは2層(2レイヤー)の「軽量化タイプ」でモンベルは3層(3レイヤー)の「耐久性重視タイプ」です
そしてゴアテックス素材の材料費が少ないせいか、マーモットの方がやや安くなっています
マーモットのほうが良いことずくめに見えますが、2層のほうが内側の生地が薄いので、繊細に扱わないとすぐ裏が破けるデメリットあり。 よって登山に慣れていない人にはあまりおすすめできません(パックライトは肌触りもあまりよくないみたいなので)
ゴアテックス3レイヤーと2レイヤーの性能は一長一短で、人によっては軽くても使いにくいこともあります。 そのため自分の登山に合うようなウェア選びが重要。ビギナーはそれらをすぐ判断できないので、初心者はモンベルが良いと思います
※下記耐水、透湿ともにモンベルと同じゴアテックスでもパックライトの記載が見当たらないので不明としました 多分 B-1法ならモンベルとだいたい同じ数値になると思います
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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マーモットコモドジャケット | ![]() (sponsored) | 19,250円 | GORE-TEX PACLITE | 不明 | 不明 | 273gg フルシーム シーリング 公式サイトはこちら |
評判良し「ネームレスエイジ」と比較してみたけど・・
コスパで人気のネームレスエイジとストームクルーザーの比較
ネームレスエイジとは「OC STYLE」(株式会社BLAN)という販売会社が取り扱っているブランドで、2008年から取扱が開始されました。 ここの会社は、冬はスノボ中心、夏はマリンスポーツ系をコスパな価格で提供しています
(参考:https://www.blan-inc.com/)
はっきりとは明記されていませんが、ネームレスエイジはここの会社のオリジナルブランドで、良い物を安く提供という「直球コスパ」がコンセプトみたいですね
(▼ネームレスエイジ人気のレインジャケットはこちら)
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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ネームレスエイジ レイン ジャケット | ![]() (sponsored) | 7,920円 | 不明 | 25,000 mm B法 | 2000 g/㎡/d A-1法 | 重さ不明 公式サイトはこちら |
防水に関してはバイクでもOK(口コミより)。 なので防水はストームクルーザーと同格かもしれません。 でも透湿性が低いです。 数字からみるとトレッキングやウォーキングしながら使うとなると、透湿性能はあまり期待できないかもしれません
釣り、バイクなど汗をかかないシーンには使えるレインウェアだと思います
スノボで使う場合もハイクする場合は濡れる可能性高しですが、普通に使う場合はなんとかイケそう
コスパはジャケットのみで7,920円、パンツが6,600円(https://ocstyle.jp/products/160520001)なので両方含めると「14,520円」になるのでちょっと微妙
これではワークマンの「INAREM(イナレム)ストレッチレインスーツ、上下4,900円」(https://workman.jp/img/goods/23/68516_d8.jpg)の方がかなり使えると思います
そんな感じでもう少し調べてみるともっとコスパなネームレスエイジのレインウェアがありました
(▼ネームレスエイジの中でちょっとコスパなレインウェア)
(https://www.amazon.co.jp/dp/B088ZT8LL8)
https://ocstyle.jp/products/160520029
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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ネームレスエイジ レインウェア 上下セット | ![]() (sponsored) | 9,460円 | 不明 | 20,000mm B法 | 不明 | 重さ不明 ストレッチ 公式サイトはこちら |
こっちはレインジャケットより耐水圧能力は若干落ちます。 でもコスパはグンっと上がって、上下セットで9,460円。 この価格、安いんですがもう一声のような気がします。 ルーズに着こなせてオシャレな感じはありますが、ワークマンと比較するとまだ4000円も高いのね・・・
アークテリクス レインウェアと比較
高機能ウェアメーカーのアークテリクスとモンベルストームクルーザーを比較
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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アークテリクス ゼータ SL ジャケット | ![]() (sponsored) | ♂44,000円 ♀39,600円 | GORE-TEX Paclite Plus | 不明 | 不明 | ♂310g♀270g コンパクト https://arcteryx.jp/products/21776 Access denied |
アークテリクス・・・バカ高い理由がよくわからない。 でもコアなファンが多いのも確かで、機能もほぼ完璧な感じです
モンベルと比べると「価格は2倍」くらいで価格の高さが一番目立ちます。 コンパクト性はアークが良きで、重さはモンベルが優秀というチグハグな相違点がどちらを選んだらよいか悩むところ。
防水透湿素材をみるとモンベルが「丈夫さのゴアテックス3レイヤー」でアークが「コンパクト重視のゴアテックスパックライトの2レイヤータイプ」。 ほんとはパックライトの方が軽くないといけないのですが、全部を合計すると大体同じくらいという始末。 その理由はアークはいろいろ付属をつけすぎだからなのでは?と思い、細かい仕様を見比べてもこれはという付属がないです。 多分アークのほうがプロテクションが厚いと思われます(詳しくデニール等が書いていないので不明ですが) そこから考えると寒い時期にはアークの方が有利ですね
ただそれにしても価格がモンベルの2倍はやりすぎじゃないかと思うんですけどね・・・
マムート レイン ウェア
マムートの定番レインウェアは「クライメイトレインスーツ」
個人的にマムートなら間違いないと思っていますが、ストームクルーザーと比較してしまうとデメリットのほうが多いのが残念
価格も10,000円くらい高いし重さもあります。 メリットはコンパクト性くらいか・・・・
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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マムート クライメイトレインスーツ | ![]() (sponsored) | 47,300円 | ゴアテックスPaclite Plus | 28,000mm | 不明 | ♂540g/上下 ♀480g/上下 コンパクト https://www.mammut.jp/items/1010-26551o 商品エラー 150年以上の歴史を持つスイスのアルパイン・クライミング用品ブランド、MAMMUT- マムート - 公式通販サイトです。クライミング、ボルダリング、マウンテニアリング、トレッキング、スキー、ハイキング、などのアウトドアウェアを始め、バックパック、ギア、エアバッグ、登山靴など多数の新作が多数入荷中。オンラインストアは税込【続きをよむ】 |
オンヨネ レインウェア 登山の雨具比較
登山をする人にはまだあまり有名ではないメーカー「オンヨネ(ONYONE)」
ここの登山で使えるレインウェアが「ブレステックレインスーツ」です
ここの会社、もともとはスキーウェアの新潟県の会社ですが、日本だけでなくスイスやカナダで活躍しているグローバルな会社
スキー以外にも野球や自転車ウェアの販売をしていましたが、近年はフランス国立登山スキー学校の着用ウェアに採用されるなど、登山・アウトドアにもチカラをいれています
ちなみに「恩田米七」さんが創業したから「オンヨネ」だそうです
モンベルストームクルーザーと比較して、オンヨネが特に優れているところは「価格・コスパ」
- ストームクルーザージャケット+パンツ:22,880円+14,850=37,730円
- ブレステック上下:10,890円
という感じで、オンヨネの価格はモンベルの三分の一くらいなので、・・・圧倒的差です
ただ透湿防水の素材を確認してみるとレインウェアの素材は「ポリエステル100%」なので、ブレステックはポリエステル系の多孔質系ポリウレタンか無孔質系ポリウレタンを使っていると思われ、ゴアテックスより劣化しやすい素材なのは確かで、ゴアテックスと比べると防水透湿機能が劣化しやすいのはデメリットの一つだといえます
劣化に気づく時期は、経験則と口コミ等から考えると、ポリウレタン系が3年から6年、ゴアテックスは10年以上くらい。 仮にオンヨネが4年もったとすると、10,890円/4年=2,722円/年、モンベルゴアテックスが10年もったとすると37,730円/10年=3,773円/年となり、ざっくり計算するとやっぱり「オンヨネ」のコスパが良くなります(買い替えの手間はデメリットになりますが・・)
劣化しやすいのはデメリットですが、オンヨネのコスパは大きなメリットと言えます
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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オンヨネ レインウェア | ![]() (sponsored) | 10,890円 | BREATH TECH3層ラミネート | 20000mm以上 B法換算 | 不明 | 重さ不明 シームシーリングテープ メンズ公式サイトはこちら レディース公式サイトはこちら |
気になるのは「BREATH TECH3層ラミネート」の透湿性能が書いていないということです。 これはできれば教えてほしいデータですね
ノースフェイスの登山レインウェアを比較
ノースフェイスの登山用レインウェアの紹介
ノースフェイスのウェア類は定番のアイテムもありますが、結構入れ替わりが多い印象が強いです
今回紹介するウェアは最近人気の軽量タイプと、定番のレインウェアの2つを紹介・比較してみます
ノースフェイス最軽量レインウェア「ストライクトレイルフーディ」
ノースフェイス軽量タイプの「ストライクトレイルフーディ」
透湿防水素材はノースフェイス独自の素材「ハイベント」を使用していて超軽量タイプのレインウェアが実現されています
この「ハイベント」、PU系防水透湿素材はわかっているのですが、これが無孔質(穴無し)なのか、多孔質(穴アリ)なのかが不明。 ただ仕様を見る限り、無孔質タイプのポリウレタン防水透湿素材と推測できます。 その理由は軽量の度合いです。 無孔質タイプの場合は、穴が開いていないので、限界まで伸ばして薄くすることができます。 多孔質の場合は穴がやぶけるので引き延ばしに限界があり、「ストライクトレイルフーディ」の軽量具合から「無孔質タイプ」と推測しました
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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ノースフェイス ストライクトレイルフーディ | ![]() (sponsored) ![]() (sponsored) | 20,900円 | 10D HYVENT Flyweight | 20,000 mm | 40,000 g/m2/d B-1法 | 115g Lサイズ メンズ公式サイトはこちら レディース公式サイトはこちら |
モンベルのストームクルーザーと比較すると価格は同じくらい、 機能も同じくらいです。 だけど重さは半分というか3分の1という超軽量ジャケット。 この軽さは登山というよりはトレイルランに使いたいレインウェアです。 薄くて軽いのがメリットですが、薄すぎて寒い時期はあまり使えません
ノースフェイス定番レインウェア「クラウドジャケット」
ノースフェイス定番クラウドジャケットはストームクルーザーと同じゴアテックス
違いはクルーザーが「3レイヤータイプ」でクラウドが「パックライトのコンパクトタイプ」ということぐらい
重さはクラウドの方が重いです。 その理由は生地の厚さとリサイクルポリエステルを使っているからと推測。
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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クラウドジャケット | ![]() (sponsored) | 29,700円 | 50D GORE-TEX Paclite ECO | 不明 | 不明 | ♂ 360g ♀ 325g リサイクルポリエステル メンズ公式サイトはこちら レディース公式サイトはこちら |
品名 | 画像 | 価格 | 素材 | 耐水圧 | 透湿 | その他 |
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クラウドパンツ | ![]() (sponsored) ![]() (sponsored) | 15,400円 | 50D GORE-TEX Paclite ECO | 不明 | 不明 | ♂ 255g リサイクルポリエステル メンズ公式サイトはこちら レディース公式サイトはこちら |
価格もクルーザが有利ですが、リサイクル素材を使っているチャレンジは捨てがたい。 時代はエコですしね
長く登山を続けたい人にファイントラック「エバーブレス」
エバーブレス=ever(常にいつまでも)Breath(呼吸する)という意味が込められているファイントラックの「エバーブレス」。 気合いを入れて登山を長くやる人におすすめしたいです
使っている防水透湿素材は「ポリカーボネート系ポリウレタンの多孔質膜」・・・というわかりにくい素材ですが、これが優秀。 ほかのコロンビアやパタゴニアの独自素材で使っているポリウレタン系素材より機能が劣化せず長持ちすると言われています。 これが「Ever(常にいつまでも)」の名前の由来
加えて「耐水圧20,000mm以上、10,000g/m2・24hr A-1法」。 これもかなり優秀なのですがミズノやワークマンより数値が低いので、「ふーん・・・」と思ってしまいます。 でもこれは測り方が違うので比較しちゃダメ
例えば透湿試験方法は、ファイントラックは JIS L 1099の「A-1法」で計ったもの。 ミズノは「B-1法」です。 実際は同じ素材でA-1、B-1の両方調べてみないと的確な数値はわかりませんが、参考値としての差はだいたい1:3~1:2.5くらいの割合差。 それを当てはめるとエバーブレスの透湿性能は「25,000/m2・24hrから30,000/m2・24hr(参考値)」になると考えられます
(参考:https://www.kaken.or.jp/test/search/detail/116)
(参考:https://ameblo.jp/uni-con/entry-12036764648.html)
(参考:http://chonai-yama.main.jp/research/examination.html)
耐水圧もそう。 参考値が使えるやつがなかったので数値は出しませんが、エバーブレスがたぶん使っているA法(低水圧法)は「最大20,000mm」しか計れません。 そのためもしかしたら「50,000」くらいかもしれません
(参考:https://www.onyone.co.jp/special/onyone-rainwear-history/water-proofness)
(参考:https://www.kaken.or.jp/test/search/detail/117)
ちなみにファイントラック社の耐水耐久性試験3ヵ月でエバーが88%くらい、その他が72%くらいと発表しています(参考:https://www.finetrack.com/assets/img/products/l5-outershell/im-sec2-05.png)
これらの能力に加えてほかのメーカーにない「丈夫なポリカーボネート系の素材」とゴアテックスでは出しにくい「ストレッチ性」と個人的におすすめの「肌触り」が追加のメリット
ここまでの機能があるということは、デメリットは・・そう価格です。 価格はジャケットで「38,500円」、パンツで「30,800円」もします・・・ジャケットで35,000円を切ってくれるとうれしいというのは、ちょっとした無いものねだりかもです
ゴアテックスレインウェアで安いアイテムには裏がある
ゴアテックスは高いというイメージですが、なぜか安いゴアテックスレインウェアもあります
それが「ミズノのゴアテックスレインウェア」です
(▼ミズノのゴアテックスレインウェア)
(https://m.media-amazon.com/images/I/51qeEYiw6HL._AC_SL1000_.jpg)
いろいろ調べてもなぜ安いかさっぱりわかりません
ミズノの公式サイトをみるとこのウェアが見当たらないので、Amazonや楽天で販売されているのは「型落ち」のアイテムだと思われます
(https://www.amazon.co.jp/dp/B07PMFKCD5/)
(https://www.amazon.co.jp/dp/B07PRL2HT4/)
上下ではなくジャケットだけの販売ですが1万円を切ってくる価格で、「儲け分がないんじゃないの!?」というくらいの価格が設定されています
普通のゴアテックスジャケットは2万円くらい。 これはかなりの価格破壊です
気になる点がひとつだけ。 それは販売しているページで黒の「ゴアテックスの商標カード」が紹介されていない点
ニセモノ?・・・・と思ってしまいますが、一応購入した人の口コミをみると問題ないみたい。・・・でもサクラかな・・・とか堂々巡りになってしまうのはボクだけじゃないと思います
間違いないなら費用はかかるけど正規の価格で買った方が精神的にラク
この安いゴアテックスはある意味ちょっとしたギャンブルになる可能性はありますね
ゴアテックスならミドリ安全でも高い設定
ワークウェア等を扱っている、比較的安い価格帯の「ミドリ安全」
そのミドリ安全ですら、ゴアテックス仕様になると極端に価格が上がります
(https://www.amazon.co.jp/dp/B09LVDS6Q1/)
(https://ec.midori-anzen.com/shop/g/g31590011/)
ミドリ安全のレインウェアとは思えない2万円台の価格。 これで上下セットじゃなく、上のジャケットだけで2万円・・・ストームクルーザーと同じくらいの価格になります。 ワーク系のミドリ安全でも「ゴアテックス仕様」の場合はこのくらいになることの証明ですね
ゴアテックス製品でも防水じゃないアイテムは安い
ゴアテックスを使っていても安価に設定されているアイテムもあります
その理由のほとんどは「ゴアテックスインフィニウム」や「ゴア ウィンドストッパー」という防水ではないゴアテックスを使っているからです
ゴアテックスは全て防水と思っていたら防水じゃなかったということもあるので注意ください
(▼ゴアテックスインフィニウムジャケットなら2万円を切る安さ)
登山その他の雨具
ここでは登山に使えるレインウェア以外のいろいろな雨具を紹介
レイン グローブ 登山
普通の低山ハイクでは雨用の手袋はさすがに必要ないと思います。 雨のときに普通のトレッキンググローブをすると冷たくなって使えなくなるので、普通は素手のままで、雨が止んだら乾くまで待つ・・というのが一般的だと思います
ただ厳冬期をのぞく寒い時期(厳冬期はウインターグローブ必須)、例えば4月、5月、10月、11月くらいの低山ハイクでは、できれば雨用の手袋があると寒くないので便利です
手の先が冷たくなるとヤル気が起きなくなる → コンパスやGPSを出すのが面倒 → 遭難してしまう・・・ということも考えられますね
そんなときにはレイングローブ
(▼マーモットのレイングローブ)
ただボクのおすすめは防寒テムレス。 軽くてコスパでかなり暖か
(▼防寒テムレス)
ボクは沢登りのときも持って行きます。 沢登りの帰りに風に当たると夏でも手が凍えてくることありますからね・・・
ただ、「今までそんな寒かったことなんてないよ」という人はムリにはいらないと思います。 装備というのは、自分の登山スタイルにあったものじゃないと、ただ単にムダになることが多いです。
レイン スカート 登山
登山でスカートをはく場合はパンツの上に履くようにすると便利
濡れたところに座るときに気にしなくていいし、なにより暖かいです
(▼ラドウェザーのレインスカート ラドウェザーはコスパ高いな~)
登山用のレインコート
登山で使えるレインコートはまずこちら
(▼レインポンチョ)
透湿性はありませんが、開放的なので湿気が溜まりにくい構造。 ちょっとオシャレで使い安いポンチョです
こちらは透湿防水タイプのポンチョ。 ちょっと高めですがシンプルでコンパクトなので使いやすいです
登山レインウェアの選び方|「防水透湿」は必須
登山でのレインウェアの選び方は押さえたい所です。
いろいろ試してみましたが、やはりゴアテックスの透湿と防水のバランスは一番です。
とにかくゴアテックス製品は汗抜けはかなりいいほうです。 ゴアテックスではないアイテムも使いましたが、汗をかいたあとの乾きはゴアテックスが速く感じます
参考値は下記のとおり
耐水圧50,000㎜以上、透湿性25,000〜98,000g/㎡・24hrs
出典:モンベル(https://webshop.montbell.jp/material/aboutmaterial/maker/maker01.html)
登山で激しく活動して 汗を大量にかく状況はたくさんあります。
レインウェアは防寒対策やウィンドブレーカーのような着方もするので、確率的に、雨でぬれるより、汗でぬれる確率が高いです。
そのため、防水で透湿は重要なのです。
先輩たちに聞く昔のレインウェアは、夏は完全防水カッパで汗で乾きませんでした。
冬はヤッケ(ウィンドブレーカーのようなもの。水は通すが、風は通さない)で山に行っていたというのだからすごいです
ただゴアテックス製品は1万円くらい高いのが相場なので購入は悩んでしまいます
レインウェアの「重量」も大事
これは登山用品全般にいえる永遠のテーマです。レインウェアはパッと見ると軽いのではないかと勘違いしますが、丸めてみると意外と重いです
上下合わせて500グラム程度のアイテムが一般的で多いようです。
そこから軽くなればなるほど今度は値段が高くなるので、自分のサイフとよく検討して購入してください
価格も良く考える|レインウェアは高いだけでもだめだけど・・
先ほどもいいましたが、重量が軽くなると高くなるものです。
カッパなのにとても高いです。
それだけパッと見ただけ手はわからない機能がとても充実しているんだと思います
ゴアッテクスでなおかつ軽いものはとても高いので、逆に性能がわかり安いというメリットもあります
登山のレインウェアがいらない人のために
登山にレインウェアはいらないという人がときどきいます
ということで「レインウェアは使わない!」・・・ということにして、代用とかほかのやり方とかを探しました
ソフトシェルをレインウェアとして兼用する
まず思いつくのが薄手のソフトシェルやウインドブレーカー(防風透湿で防水性はない)をレインウェアとして使ってみるというのがあります。 軽量でコンパクトになるので、これが代用できればかなりのアドバンテージ
このソフトシェルは「多少の雨ならこれでOK」と言われることもありますが、ボクが試した結果では霧雨(きりさめ)でも30分とか長い時間行動していると、下着まで雨でビショビショになります
よって普通に使っただけでは全く兼用になりません
ビショビショになってもある程度暖かさがキープできる方法があります
それは薄手のソフトシェルじゃなく、化繊中綿のインサレーションを使うこと。 化繊インサレーションを使うと小雨の場合少し濡れますが、ある程度保温されてやや快適。 雨がやんだあとしばらく着ていると乾いてきます(アンダーも化繊じゃないとダメですが)。
ボクはパタゴニアの「ナノパフ」を持っていて、小雨予報のときは薄手のソフトシェルを持ってくより330gのナノパフがおすすめです
登山のレインウェアの上だけ使うと高コスパ
登山でレインウェアの上だけを持っていくことは、よくやる軽量化の方法です
下半身が寒いより上半身が寒いほうがガマンできません
ボクの場合、足下が濡れる沢登りではレインウェアの上着だけ持って行くことが多いです
大雨のときも下半身が濡れて上半身レインウェアならばなんとかしのげる寒さ(春先や晩秋はおすすめしませんが)
でも寒いのが苦手な人は、軽量化より寒さガードのほうが大事なので、レインウェアのパンツも必須です
レインウェアの防寒着の代わりになるものは?
レインウェアを寒い時期のアウターの代わりに使いたい人は薄手のレインウェアはかなり寒いのでおすすめできません
今のレインウェア(ジャケット)なら「300g以上」のレインジャケットが防寒着としておすすめです
今のレインジャケットの重さレベル
- 150g前後 トレラン用、超軽量タイプでポケットがないやつとかもある
- 200g前途 スピード登山タイプ 一般登山で必要最小限の機能がついている
- 300g前後 初心者におすすめのレベル
- 500g前後以上 冬用タイプ。プロテクション重視の頑丈なウェア
薄くても暖かさに影響がないんじゃないかと思うかもしれませんが、100g違うと結構暖かさが違うので、それなりの重さのシェルだけでも保温効果は高いです