登山の服装
登山の服装は初心者なら普段着でもOK。ただ上半身のインナーは乾きやすい化繊入りの素材を使うこと。登山では「ポリエステルやナイロン」のような化学繊維が汗冷え防止になり快適で軽くて安全。例えばモンベルのジオラインインナーがコスパでおすすめです。シャツやTシャツは化繊かウールが入っているアイテムが良く、パンツはコットン100%でなければOKです
※女性 基本スタイル>>女性登山の服装は?
※男性 基本スタイル>>男性の登山の服装は?
※ダメな服装はこちら>>登山のダメな服装は?
==▼目次==
1000mくらいの低山登山の服装は?
1000mくらいの登山で片道1㎞くらいの登山道なら普段着でもOKですがインナーはコットン100%はさけてください。おすすめでコスパな服装はユニクロ、ワークマンの服装。どちらも気軽でオシャレに登山に使えるアウトドアアイテムがあっておすすめです
※低山ハイクウェアのまとめ記事はこちら → 低山登山の服装は?>>
低い山やハイキングでおすすめのコスパウェア一覧
- 登山ユニクロレビューはこちら>>ユニクロの登山一覧
- ワークマン登山ウェア解説はこちら>>ワークマンの登山ウェア
- モンベルウェア一覧>>女子のモンベルコーデ
- おしゃれコロンビアウェア>>公式コロンビアウェア
日帰り登山の服装は?
日帰り登山は丈夫なパンツに暖かなシャツがあればOK。そして日帰りでも乾きやすい化繊入りのインナーは必須です。また日帰りでもレインウェアと薄手のダウンは季節問わず持って行くようにします。山は下界より寒いので夏でも防寒対策は準備が重要。特にレインウェアは降水確率が0%でも風があると特に寒く感じるので風対策として持参ください
日帰り登山でも、カラダから熱を出すための食事などのカロリーも重要で、食事や非常食もかなり重要です。いくら服で保温をしてもカラダから熱が出ないと保温効果が薄れてしまいます。あまり下界ではカロリー不足を経験しないので軽く考えてしまいますが、食べ物も一つ多く持って行くようにしてください。
登山のダメな服装は?
登山でNGの服装は「インナーにコットン100%の製品を使うこと」。ハイキングや低山ハイクでもインナーにコットン多めのアイテムを使うと汗冷えします。カラダの冷えは集中力がなくなり道迷いや低体温症の原因にもなります。インナーはできれば化繊、シャツやズボンは綿が入っていても良いですがこちらも100%コットンは避けた方がよいです
(▼登山にジーンズはあまり良くありません)
コットン(綿)がNG素材の理由は「乾きにくい素材」だからです
コットン以外にもウールだったり、化繊でもキュプラのようなパルプ原料の化繊など、乾きにくい素材もあります
登山というと「ウール」と言われますが、ウールが効果的なのは冬の重ね着に使う場合。夏のインナーに使うと汗冷えになりやすいこともあるので注意です
※ダメな服装を詳しく書いています→登山のダメな服装は?>>
山に行く服装の色は?
山に行く時の服装の色は何色でもよいです。登山の服装でタブーの色はありません。登山メーカーからも「黒、赤、青、緑、黄」など多様な色のウェアが販売されていてどれを使っても良いです。
登山ウェアに目立つカラーが多いのは、遭難したときに見つけやすくしてもらうため。ただどの色も遠くから見ると夏でも冬でもそれほど大きな差は感じられないです。その中でも視認性がよいおすすめのカラーは「ピンク」と「オレンジ」。特に「ショッキングピンク」は福島県の登山道では目印に使われているくらい視認性は抜群なので レインウェアやアウターで使うととても目立ちます
女性登山の服装は?
女性の登山の格好は「紫外線防止」機能があるウェアや、薄手の長袖が便利。また女性向けならおしゃれは重要で、軽登山なら「ユニクロ」、本格的な登山なら「パタゴニア」や「コロンビア」がおしゃれで人気です
(▼トレッキングの服装レディース例)
(イラストAC ぴのこ堂さんより)
種類 | 画像 | 価格 | 説明 (公式リンク) |
---|---|---|---|
化繊アンダー ウェア | ![]() (広告) | 6,160円 | 「ファイントラック ドラウトゼファー」吸汗速乾を突き詰めたアンダー。ちょい生地が厚めで女性向け。ファイントラック社はアンダー系が得意で種類も豊富。ゼファー以外にもいろいろあるので見てみると良いかも |
化繊ミドルウェア | ![]() (広告) | 31,900円 | 「マムート エイスワンドガイドジャケット」メリノウールを使っていますが、耐久性のあるミッドレイヤー マムートなので価格はこんなもの。さすが機能性はバツグンで軽さも290gと軽い!マムートのフラッグシップはやっぱりスゴイかも |
パンツ | ![]() (広告) | 17,820円 | 「ストームゴージュアルパインパンツ ボクの知り合いがほとんど持っているといって良い、身内系ではかなりのベストセラー。ボクはもったいないので、普段使いかここぞという登山のときじゃないと使ってない。最近はこのパンツかワークマンのフィールドコアパンツ率が知り合いでは増加中。 |
登山靴 | ![]() (広告) | 18,700円 | 「キャラバン C1-02S」物価高と最近の多機能化でかなり高額になってしまった「C1_02S」。以前は12,000円くらいだったとは誰も信じてくれない。ただいままでの信頼は厚く、40代以上の特に女性の人気が高いと思っている。昨今、キャラバンの靴の種類がかなり増えているので「C1_02Sは価格がちょっと・・」と思う人は公式サイトを見てみる価値あり |
登山の靴下 | ![]() (広告) | 2,200円 | 「スマートウール 靴下」 靴下というとボクはスマートウール社(https://www.smartwool.com)。ここは「ソックス」に特化した会社で、ボクが一番信頼しているところ。会社の名前のとおり、素材はウールがメインの靴下が多いです。子供の靴下も取り扱っているので見てみるとおもしろいかも |
レインウェア | ![]() (広告) | 47,300円 | 「マムート クライムメイトレインスーツ」最近は上下セットのゴアテックスレインウェアが少なくなっている印象。現在はモンベルとマムートくらいしか扱ってない・・・かな。ゴアテックスではないけど透湿防水の格安レインウェアが出回っているので苦戦している感じ。でも一度ゴアテックス雨具を着てみると、耐久性と汗抜けの良さで格安には戻れないと思うんですが・・ |
防寒着 | ![]() (広告) | 59,400円 | 「ポリゴンバリアフーディ 化繊最強の保温着。濡れても暖かくそして丈夫。軽量なので夏でも冬でも使える。定価はちょっと高すぎで、安いのないかな・・とアマゾンとか見ても同じくらいの値段なので諦めるしかないかも |
※女子の服装を詳しく解説→ 女性登山の服装は?>>
登山の服装|女性のモンベル版
オトナ女子や山ガールに人気があるモンベルコーデ。価格はユニクロ・ワークマンほど安くはありませんが、パタゴニアやマムートなどから比べると、1.5倍くらい安いのがモンベルです
※モンベル直販店はこちら>>モンベルオンラインストア
(▼モンベルコーデ例)
種類 | 画像 | 価格 | 説明 (公式リンク) |
---|---|---|---|
アンダーウェア | ![]() (広告) | 2,933円 | 「ジオライン L.W. Tシャツ」 化繊で乾きやすく、オールシーズン使える。ジオラインシリーズは生地の厚さで「L.W」と「M.W」があってそのほか長袖と半袖とかいろいろな仕様に分かれているので、ほしいものがきっと見つかると思う |
インナー | ![]() (広告) | 5,500円 | 「ジオライン クールメッシュ タンクトップウィズブラ」 化繊で乾きやすく、オールシーズン使えるタンクトップ。これも種類がかなり多い。肌感覚はやや冷たく感じますがそれも最初だけで、上に厚着をすると速乾で汗冷えしにくい構造 |
ミドルウェア | ![]() | 6,380円 | WIC.O.D.シャツ 中厚手の暖かなシャツ。汗の吸水拡散が優秀なモンベル独自のウイックロンという化繊素材を使用。ミドルウェアはアンダーからの汗を吸い取る役目があるので、薄手過ぎるとうまくいかない印象。ちょっと厚めがおすすめ |
パンツ | ![]() | 5,500円 | マウンテン ジャージパンツ 暖かくて通気性が高いちょっと厚めの3シーズン対応パンツ。盛夏の低山はちょっとキツいかもしれませんが、やっぱりパンツはやや厚手がよいです。寒いときは一気に寒くなるしこすれるし、ボクはほぼ中厚手でなんとかやれてます |
レインウェア | ![]() | 22,880円(上着) 14,850円(パンツ) | ストームクルーザー モンベル最強の雨具。高いのがタマにキズですけど、ゴアテックスのレインウェアを探すと有名登山メーカーでは上下セットはかなり少なく、モンベルのように上着とパンツ別売りが多い。格安のレインウェアが出てきたからだと思われます。ストームクルーザーパンツはこちら>> |
防寒着 | ![]() (広告) | 17,490円 | スペリオダウンパーカ 軽量・暖かなダウンでコスパな価格が人気。ロングセラーで信頼厚いダウンです。ダウンは登るときや行動しているときに着ると濡れてしまうので、普段はリュックで食事のときや休憩のときに着ることが多いアイテム |
ソックス | ![]() (広告) | 1,980円 | 「メリノウールトレッキングソックス」 最近メリノウールの靴下が人気で、モンベルからもウールの靴下出ています。ウール靴下は濡れても暖かくクッション性もあるので良いですが、耐久性がやや弱いのが欠点。ただモンベルの靴下は安いのでうれしい |
登山靴 | ![]() (広告) | 19,800円 | 「モンベルトレッキングシューズ」 「ブレス MID-CUT」 モンベルは靴もたくさんあってどれを選んでいいかわからないくらい。ここで紹介している「ブレス MID-CUT」は現在生産されていませんが、モンベルにしてはデザインがおしゃれで人気のあったアイテム。復活してくれると嬉しいですけどね |
登山帽子 | ![]() (広告) | 4,191円(Sサイズ) | 「モンベル 帽子」 紹介している「モンベルウォータープルーフハット」も今は絶版品。コレ使いやすかったのに残念。ハットだけでもモンベル50種類あるので(キャップは75種類ある)多すぎですね |
アンダー
https://m.media-amazon.com/images/I/61OmVIwKZXL._AC_SX522_.jpg
タンクトップ
https://m.media-amazon.com/images/I/51-30jfU1NL._AC_UY741_.jpg
WIC.O.D.シャツ:
https://m.media-amazon.com/images/I/51-amqeqlqL._AC_.jpg
マウンテン ジャージパンツ:
https://m.media-amazon.com/images/I/51shsHJK98L._AC_UL1000_.jpg
ストームクルーザー:
https://m.media-amazon.com/images/I/618B-ahvREL._AC_UL1000_.jpg
男性の登山の服装
メンズの服装は汗をかきやすいのでメッシュ系や「速乾」と言われているアイテムが快適でオススメ。丈夫でファッション性も高い「ノースフェイス」「ミレー」などがおすすめ。普段使いでも使われることも多いウェアです
(▼登山メンズの服装例)
(イラストAC たけよしさんより)
種類 | 画像 | 価格 | 説明(公式リンク) |
---|---|---|---|
化繊アンダー ウェア | ![]() (広告) | 5,940円 | 「ファイントラック 化繊アンダー」 アンダー、インナーは化繊がおすすめ ファイントラック社は5レイヤーを推奨し ているレイヤード至上主義のメーカー ここのアンダーは秀逸です |
化繊ミドルウェア | ![]() (広告) | 14,300円 | 「ミレー 薄手のフリース」 ミドルウェアは化繊でなくても良いが、吸汗と発散がしやすいアイテムが良いです。ボクは薄手のフルジップ化繊ウェアが軽くて着脱しやすいのでオススメ |
パンツ | ![]() (広告) | 円 | 「ファイントラックストームゴージュパンツ。ボクは普段使いと登山の両方で使い倒している秀逸作品。そして丈夫。ボクの先輩は春スキーにも使っていますが、夏の富士登山でもOKの万能選手です |
登山靴 | ![]() (広告) | 22,000円 | 「ノースフェイス 軽量登山靴」 メンズに特に人気の高いノースフェイスの登山靴。さすがデザインはかっこよいアイテムが多いですが細身のシルエットが多いので足が広い人は注意して選んでください |
登山靴下 | ![]() (広告) | 2,200円 | 「キャラバンパイルソックス」 キャラバンというと靴が有名。でも靴下も良いものがあります。メインはメリノウールと化繊の「ドラロン」という吸汗速乾性が高い靴下もお目見え。5本指靴下や先割れ靴下があるところも嬉しいです |
レインウェア | ![]() (広告) | 円 | 「ザノースフェイス レインスーツ プラズマ」 プラズマは今は絶版のアイテム。それでも名品なので、アマゾンなどではまだまだ絶賛販売中です。現在はそれほどレインウェアを重視していないのか、オトナ用の上下セットでのレインウェアは販売していないみたいです |
防寒着 | ![]() (広告) | 円 | 「ザノースフェイス ライトヒートジャケット」 名品ライトヒートジャケットは現在絶版品。ほかのメーカーもありますが、特に商品の改変が多いのがノースフェイス。なかなか立ち位置が固定しているアイテムは少ないです。今は化繊とダウンが混ざっているサンダージャケット(広告)なんかが良いかも |
夏場の登山の服装は?
夏の日帰り登山の服装はインナーには化繊、例えばポリエステル・ナイロン系がおすすめで、接触冷感タイプの化繊がベストです。パンツもさらっとした汗抜けする化繊入り長ズボンか、ショートパンツとタイツの組み合わせが良いです。なるべく素肌をさらさないことが大切。また夏の軽い登山なら保温着はいらないかもしれませんが、少なくてもレインウェアは必須です。雨風がないとわかっていても上半身のレインウェアだけは持っていくようにしてください。
登山では登ればほぼ必ず下るという道のりが発生し、登りでは暑さで汗をかいて気持ちよく登っても、下りではカラダが冷えてしまいます。
冷えると筋肉のこわばりで転倒したり判断ミスで道迷いになります
特に道迷いは下りで発生しやすいです。登りでは薄着で登り、ピーク折り返し後ちょっと下ったところで重ね着をするという工夫も必要です
夏の高山2000m以上の服装は?
夏でも高山では薄手のダウンなど保温着とレインウェア持参は必須。富士山頂上の場合夏でも10℃以下など冬のような気温になることもあります。夏の高山ではショートパンツ&タイツスタイルはケガや寒さがあるのでおすすめしませんが、どうしてもタイツを取り入れたいときは、中厚手のタイツが暖かくてケガをしにくいです
標高が高いところはより紫外線も強くなるので、長袖やサングラスの準備が望ましいです
※夏山登山の準備品はこちら>>「登山の持ち物一覧」
冬の低山登山の服装は?
冬登山の行動着は温性と防水性の機能が追加になります。アンダーウェアやミドルウェア、アウターは生地が厚くなり、「防水アウターシェル」、「フリースなどの中間着」、「防水ボトムパンツ」が使われるようになります
==冬登山の行動着セレクト▼目次==
※冬の服装を詳しくまとめています>>「冬登山の服装」
アウター
生地が厚めのウインターシェルがおすすめ。レインウェアでも代用できますが、冬は薄くて寒いのでおすすめできません。生地が厚めの冬用アウターはやっぱり暖かです
(▼ノースフェイス「フューチャーライトスーパーヘイズジャケット」30,030円)
(広告)
冬のアウターは価格が高いです。スキーをやっていれば、スキーウェアなどで代用するのも可です。ただ普通のスキーウェアは完全防水ではなかったり、透湿性がなかったりするので激しい登山には向いていませんので、そこは注意
(▼例えば「ミズノのスキーウェア」なら上下で37,400円くらいなのでオトク)
中間着・フリース
インナーの上には保温と吸汗用の中間着が必要です。保温を考えるならフリース素材のアイテムがおすすめ
ボトムパンツ
ボトムパンツは防水が原則。「防水」でなければ雪で完全にぬれてしまいます
加えてパンツは特に「生地に厚みがほしい」です。 薄いと雪の冷たさが直接ひびきます
(▼厚みは申し分ない「マムート ノードワンドライトエイチエスパンツ」)
その他「冬の服装」に必要なもの
そのほか、グローブ、靴、バラクラバ、などもウェア類ではありませんが重要な保温アイテムです。特に「カラダの先端(手先など)の保温」は特に重要。「カイロ」も有効なので参考までに
(▼ホッカイロ)
貼るタイプが断然使い安いです。粘着力が高いのではがすときは、生地を傷めないように剥がしてください。そうしないとボクみたいに生地が破けたりします・・
春・秋登山 服装は?
春・秋は気温が10度くらいに対応した山登りの服装が基本。春は4月・5月、秋は10月・11月くらいは雪もちらつくこともあるので冷たい風対策が重要。「防寒対策のレベルを夏より上げる必要」があります
(※秋の服装を詳しく解説>>「秋登山の服装の選び方」)
==▼目次==
レインウェア
夏のトレッキングにレインウェアを持っていかない人もいますが、秋のレインウェアはかなり重要度が高いので「上下のレインウェア」がほしいところです
レインウェアのフードも大活躍するはずです
コスパ雨具なら今はミズノの人気がとても高いです
「防水手袋」
春・秋の登山には「手袋」もあると快適です。カラダが暖かくても「手が冷たいと楽しくありません」。特に秋は風が冷たく雨が降るとかなりきついです。そんなときに手先が冷たくて使えなくなると大変なのであるとかなり便利です
腰掛けマット
座って休憩する用の小さいマットがあると便利。春も秋もまだ「地べた」や「岩」はかなり冷たいからです
(▼サーマレストの腰掛けマット)
座るときにストレスがないのでほんと便利
マットを持って行きたくないひとはリュックに座ると良いです。そのときは「壊れるものは外に出して背負う側を上」にして座るようにしてください。