【CWXで登山】効果とサイズ感|ワコールサポートタイツの服装レビュー

CWXで登山の体験談|ワコールサポートタイツを何年も使った感想

「CW-X」というワコールサポートタイツをレビュープロ登山家「竹内洋岳」の言葉を借りてデメリットやメリットを紹介します

サポートタイツでジョギング

CW-X(シーダブリュー・エックス) | ワコールのスポーツウェア
コンディショニングウェアブランド CW-X(シーダブリュー・エックス)の公式ページ。下着会社のワコールが培った技術を応用し運動時のカラダをサポートするタイツや、スポーツブラなど様々な高機能ウエアを展開。

 
 

CW-Xというサポートタイツを扱っている「ワコール」のサイトに、竹内洋岳(たけうちひろたか)さんの記事がありました

 
 

▼ワコールの記事はこちらです
「竹内洋岳 vol.2 CW-Xをはくことで安心感があります」
http://www.cw-x.jp/conditioning/story/161110_cw-x.html

アスリート、モデル、タレント、専門家・・・さまざまな分野で活躍するあの人にとっての『コンディショニングとは?』「CW-X」誕生25周年記念の特別連載をスタート | 最新トピックス | ワコールニュース&トピックス
アスリート、モデル、タレント、専門家・・・さまざまな分野で活躍するあの人にとっての『コンディショニングとは?』「CW-X」誕生25周年記念の特別連載をスタート

【vol.2】 CW-Xをはくことで安心感があります。
約25年前から愛用し、14座の登頂すべてで着用してきたCW-Xは、彼の登山におけるパフォーマンスを大きく左右してはならない存在だ。
vol.2ではCW-Xとの出会い、そしてCW-Xを着用することで登山にどのような恩恵をもたらしているのか。CW-Xが持つ可能性について語ってくれた。
出典:ワコール

 
 

竹内洋岳さんは、日本屈指のプロ登山家で日本人初の「8000m峰14座完全登頂」という偉業を成し遂げた人物

ここでサポートタイツ「CW-X」について書かれていたので、紹介します

  1. ワコールのCW-Xを登山に使っている「竹内洋岳」さんとは
  2. 竹内洋岳さんが山をイメージするだけでヘモグロビンが増える
  3. 登山に「cw-x」を使ってもう竹内洋岳さんは「25年」
  4. 「CW-Xの効果」連続で登山を続けるために
  5. CW-Xのサイズ感
  6. 登山におすすめ「3モデル」
  7. サポートタイツのデメリット
  8. 登山のタイツで安いものを探す
  9. 仙人になった竹内さん
  10. 登山サポートの「おすすめ記事」

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ワコールのCW-Xを登山に使っている「竹内洋岳」さんとは

 
 

日本でプロフェッショナルとして、登山にかかわっている方は大勢いると思います

まず挙げられるのは、「登山ガイドの仕事」

山に関わる仕事としては一番多いのではないでしょうか

民間の資格は「公益社団法人日本山岳ガイド協会」認定の試験を受けて合格すると、資格を取得することはできます

また、山岳競技などに出場し、企業とスポンサードする方もいます

ですが、日本において、登山家という職業は確立しているわけではないので、プロになる、というのはなかなか難しい環境のようです

自分も少しガイドに興味があった時期がありましたが、ガイドの資格を取るにしても、かなりの経験が必要となり、そうそうに諦めた記憶があります

ガイドになるには、仕事をやめなければならないくらいの勉強が必要になります

例え、仕事をやりながら勉強をしていくことができたとしても、毎日のほとんどを勉強に充てなければ、難しいと思います

それには、家族の理解と、何より、それだけの体力も必要になってきます

ただ本を読んで知識を増やすのにも、自分のように40代登山初心者ともなれば、とても体力を使います

具体的に言うと、勉強していると、疲れて眠たくなってしまいますね、恥ずかしながら

このように、ただ好きというだけで、職業として続けていくのは、大変難しいといえるでしょう

 
 

そんな中で、「プロ登山家」として世界を股にかけて活動している竹内さんは、自分にとっては雲の上の存在なのです

 
 

▼竹内洋岳さんは釣り好き 釣りテレビに出たときの動画です

 
 

竹内洋岳さんが山をイメージするだけでヘモグロビンが増える

ヘモグロビン

竹内さんの記事の中で、おもしろい話がありました

 
 

「次の登山の計画を立てて準備を始めると、まだ山に行っていないのにその数値が上がり始めるんです出発の頃には、マラソン選手が高地トレーニングをしたのと同じくらいの数値まで上がります

 
 

というお話

人間が酸欠状態(竹内さんの場合は山岳の気圧が低いところに行ってくると)になると、不思議なもので、血液中のヘモグロビンという酸素を運ぶ物資が増えて、たくさん酸素を運ぼうとします

ここまでは通常の人でもできる話です

 
 


竹内さんの場合は、これが次の山を思っただけで増えてしまうのです

 
 

・・・ここまで来るともう仙人ですね

竹内さんは、モチベーションと一緒にヘモグロビンの量も徐々に増やしていって、次の山岳登山の出発時には、マラソン選手が高地トレーニング(酸素の薄いところでトレーニングをすること)をいたときと同じくらいの数値になるそうです

血液の立場からすれば、

 
 


おい、また行くのかよ、いい加減にしろよな」


 
 

とばかりにヘモグロビンを増やしていくんですね

これは医学的には説明はできないそうです

ここまで来ると、人間鍛えればなんでもできそうな気がします

 
 

想像する

この思っただけでヘモグロビンを増やすことのできる、人間離れした竹内さんが言うのには、ヘモグロビンを増やすことが大事なのではなく、ヘモグロビンが増えるぐらい、細部にわたって、目標をイメージすることがとても大切・・・・と言っています

 
 

登山の場合は成功するイメージよりも、“死ぬイメージ”をいかにできるかが重要
どんな失敗の仕方があるのだろうか、それをいかにたくさん想像できるのならば、どうしたら死なないようにすればいいのかを想像できる
失敗の想像を10できたならば、失敗しない方法も10考えられる
上手く行くことを、私たちははなから期待していなくて、必ず自分の想像を超える状況に出くわすだろうと

 
 

この考え自体が人間離れしています

確かに自然が一度暴れて手が付けられなくなると、人間の想像など完膚無き(かんぷなき)までにズタズタにしてしまうでしょう

この竹内さんの言われているような「死ぬイメージ」を考えるというのは、あまり楽しくない作業

でもこれをしておかないと、山でアクシデントが起きたときに対処できなくなるのです

このあたりは、やはりプロの考え方ですね

竹内さんのように、自分も死ぬほどではありませんが、登山で失敗するイメージをするようにしています

 
 

嫌ですが、これをすることによって、突然その事故などに遭った(あった)場合に、次の手に入れるスピードが違います

 
 

例えば、クマ
 
 

クマに出くわした場合の対処は、先にイメージをして、準備をしておかないと、次の一手に素早く移行できません

これがサルやカモシカに威嚇(いかく)されたときも同様です

クマスプレーがザックの奥に入っていたのでは、到底対処(とうていたいしょ)しきれないです

自分の知り合いは、本気で腰のナタを抜く練習をしています

その人の持論で、練習でできないことは本番では絶対できないと言って、真剣に練習をしていました

竹内さんは、これら遭遇(そうぐう)する事故の想像をしながらも、それ以上の想定外の自然の摂理(せつり)を期待していて、

 
 

「想定外をいかに超えていけるかどうかが私にとっての山登りの面白さです」

 
 
ということを言っています

自分にはそのような境地になることは到底無理、このあたりから竹内さんについて行くことが難しく感じ、自分が普通の人だと強く実感できる言葉でした
 
 

登山に「cw-x」を使ってもう竹内洋岳さんは「25年」

意外にも竹内さんは、ワコールのサポートタイツ「CW-X」を発売当初から愛用していたと言います

自分のイメージでは、体力のある若いときには、「必要ないのでは?」と思ってしまいます

そして、年齢を重ね、ヒザや腰に違和感がでてくる年齢になってから、サポートタイツを付けるものと思っていました

しかし、プロの考えは違っていました

竹内さんも最初は流行りのような気持ちでCW-Xをはいていたようです

8000m級の山に登るにあたって、大事なことの一つに、

 
 


「コンディショニング」

 
 

という考え方があるそうです

このコンディショニングを整えるには、CW-Xは最適で、パフォーマンスを上げるのに最適だと言っています

竹内さんは、ワコールからスポンサードを受けていると思われるので、ワコールの良いことしか言わないと思いますが、そんなに昔から使っていることには驚きでした

竹内さんの言う「コンディショニング」とは、登山をする体力が「100」あるとすれば、登頂して、下山した時にちょうど「0」になるようにする技術だと言っています

 
 

「無駄な力を使わない、そして余分な力も持たない」

 
 

そのように竹内さんは言っていました

この考えを自分なりに噛みしめて(かみしめて)みましたが、これはプロならではの考えだと思います
 
 
自分は怖くて「0」にはできません
 
 
想定外のことを考えれば考えるほど、余計なものや、余計な体力を付けたくなります

同じようなことを、沢登りの教本(?)「外道クライマー」にも書いてありました
その本の中で、前人未踏の「称名川本流」を単独で突破した「大西良治」さんという方が紹介されていましたが、この方が竹内さんと同じだと思いました

大西さんもあと1㎏重くなれば切れてしまうザイルで、鼻歌交じりで懸垂下降ができるキレキレの感覚の持ち主

この方も人間離れしています

しかし、最初から竹内さんも、大西さんもキレキレだったわけではないようです

 
 

CWXの効果|連続で登山を続けるために

竹内さんが連続して14座を登ったのは理由があります

連続して登った方が、次のコンディションを作ることが楽だからです

 
 

竹内さんはその登山の連鎖を、体の続く限り、いつまでも続けていたいと言っています

竹内さんも、大西さんも連続して、自然に身をさらしていたがために、感覚が研ぎ澄まされて、普通の人には考えもつかないほどの精度で、登山をすることができているのです

自分の場合で恐縮ですが、自分も1ヶ月山に登らないと、感覚を失います

 
 

簡単な例では、忘れ物

1ヶ月行かないと、必ず1つか2つ忘れ物をします

どんなにチェックリストを作っても忘れ物をします

これでは、キレキレになることはできません

そんな鈍った(なまった)体には特にCW-Xのようなサポートタイツや、ストックは役に立ってくれます

文明の利器(りき)は頭が下がります

 
 

自分はスタビライクスモデルを愛用していますが、ないと山に行けないほど快適過ぎ

特にヒザ

40代になると、1日に2つ以上登山をしようとすると、次の日にはヒザにかなりのダメージが来ます

それが、「CW-X」を着用するだけで、疲れやダメージが半分くらいに感じます

また、ヒザだけでなく、「腰(こし)」にも良い影響があります

体幹があまりぶれないので、腰の張りもかなり軽減しています

 
 

CW-Xのサイズ感

サポートタイツと言われるものは、基本的には体にフィットしていないと効き目は少ないです

それは「CW-X」も一緒で、ある程度のフィット感は必要

でもあまりフィットしすぎると、血流が悪くなり、ツッパリ感もひどくなると、パフォーマンスに影響してしまうので、それはそれで良くありません

そこでサイズ感というのが大事なってきますが、「CW-X」を3枚お世話になっている自分の所感では、サイズどおりの大きさで十分だと思います

 
 

どうしても気になるならば、膝(ひざ)のX(エックス)のテーピング部分を見てください

ここに自分の膝(ひざ)を配置して、少し動いてズレるなら合っていません

試着はインターネット通販ではできないことが多いので、実店舗に行く事をおすすめします

 
 

CW-X 登山 おすすめ「3モデル」

サポーテッドを受けてはいますが、竹内さんもCW-Xのサポートのちからを欠かせないものと言っていて、それは、自分達初心者にも通じます

ほかのことは真似できなくても、CW-Xは真似できます

そして、登山に適応するのは下記の「3タイプ」が特におすすめです

スタビライクスモデルは、長年使われている信頼がとても厚い登山用のモデル

エキスパートモデルは、シンプルな設計で、着圧感がやや軽減されている初心者用モデル

ジェネレーターモデルはスタビライクスモデルに+おしりサポートを加えたフルスペックモデルです

詳しくは下記で説明していますので、参考にしてください
 
 

スタビライクスモデルは登山におすすめ(メンズにもおすすめ)

ひざや腰に負担のかかりやすい動きに対応

長時間走ったり歩いたりする際にふらつきやブレを軽減する、CW-Xの人気モデルです

自分はこのシリーズをヘビーに使っています

特にコスパという点ではメンズにおすすめ

レボリューションモデルのほうがサポートが多くオススメですが、価格と機能のバランスを考えると、コスパ的にはコチラ

スタビライクスモデルはお尻のサポートがないモデル

男性の筋力を考えると、登山に関して言えば、この部分のサポートはそれほど必要ではないと思います

参考にしてください
 
 

(メンズ)

 
 

スタビライクスモデル レディース

スタビライクスモデルのレディースバージョン

CW-Xの最初のモデルとして、ベストセラーのタイプがこのタイプ

長時間の運動をサポートすることから、キツさは他のタイプより若干少ないように感じます
ですが、就寝(しゅうしん)のときは、外した方が良く寝れるので、ご注意ください

 
 

(レディース)

 
 

エキスパートモデル メンズ

着地でのひざへの衝撃を緩和し、ふくらはぎもサポート

股・ふともも・ひざ・ふくらはぎをサポートするタイツです

重要なところのサポートを集中させた、比較的シンプルな設計で、スポーツタイツがはじめてという方にもおすすめ

 
 

(メンズ)

 
 

エキスパートモデル レディース

同じくこちらはレディースモデル

少しアクティブな動きをする場合にはおすすめ(例えばクライミングなど)

価格もお手頃(それでも定価は1万円を超えます)で、最初に試してみたい方にはおすすめ

 
 

(レディース)

 
 

CW-X レボリューションタイプ(ジェネレーターモデル) メンズ

スタビライクスモデルは

  1. 股関節
  2. 太もも
  3. ヒザ
  4. ふくらはぎ

をサポートしていますが、これに「おしり」部分のサポートが追加になっているのが、「ジェネレーターモデル」です

その中で軽さを追求しているのが、「レボリューションタイプ」

おすすめですが、ちょっと高価なのが玉にキズです

 
 

 
 

CW-X レディースにおすすめ「レボリューションタイプ(ジェネレーターモデル」

こちらはレボリューションタイプのレディース版です

サポートをするという機能では、女性にとてもおすすめ

女性は特に筋肉がやや少ないので、サポート力が高いこちらの製品がいいです

価格が気になってしまいますが、あまりハードに使わなければ(沢登りやロッククライミングのような)何年も使用できます

自分もハードに使っていますが、5年くらい使って、まだまだ使えています

ヒザや腰を痛めることの方が、あとあとに響いてくるので、サポートタイツを使うことを強くすすめます

 
 

登山サポートタイツのデメリット

「CW-X」のようなに、登山にサポートタイツを使う場合はメリットしかないように感じますが、いくつかデメリットも存在します

1つ目は価格

CW-Xの場合は1万円を超えます

タイツに1万円というのは、初心者にとってはちょっと考えてしまう価格帯

効果は計り知れませんが、この価格の障壁(しょうへき)も計り知れません

 
 

2つ目は小屋・テントなど、泊まりのときは脱がないと寝れない場合があります

着圧が高いため、普通の人であれば、脱がないと気になって寝れません

着圧で血管が締め付けられているので、もしかしたらエコノミークラス症候群になるかもしれないのです(個人的感想)

不特定多数がいる小屋泊などでは、工夫が必要になってくると思います(寝袋の中で脱ぐなど)

 
 

3つ目は、冬はちょっと冷たいことです

ほとんどのサポートタイツは、クールマックスなど、冷やす効果がある機能がついています

夏はいいですが、冬はちょっと冷えます

冷やさない方法としては、サポートタイツとオーバーパンツの間に、レギンスやインナーパンツをはけば問題ありません

個人的にこれで冷えはなくなっています

オーバーパンツの下に直接サポートタイツをはくと冷える感じがするので、参考にしてみてください

 
 

登山のタイツで安いものを探す

ワコールの「CW-X」はとても高価

安くてサポート力がそこそこあるタイツはないものか・・・

特に初心者の人の場合、そう考えるのが普通です

個人的には、1万円超えようとも、「CW-X」をおすすめしますが、安くても信頼があっていいものも存在します

いろいろありますが、コスパが特に優れているのは、「ユニクロ サポートタイツ」です

ユニクロ スポーツ タイツでランニング6選|レディース・メンズのトレーニングタイツ
ユニクロのサポートレギンスのレビューを書いてみました コスパがとても優れていて、トレッキング、ハイキング初心者に最適です サポート力も、有名メーカーの高価なタイツほどではないですが、十分期待できます

ソフトな着心地と、ソフトなサポート力なので、ハードな登山には向いていませんが、トレッキングやハイキングには特におすすめ

価格が安いので、2枚・3枚と買う人もいるようです

まずは、これでサポートタイツのちからを感じてもらうといいと思います

 
 

仙人になった竹内さん

竹内さんが最後に行った言葉が印象的だったので紹介します

 
 

「ただ高所での登山は、プッシュに入ってしまうと最低でも17~18時間は動きますので、その間に水分補給はしますけど何か食べてるかというと食べてないんですよね

本来は効率的にエネルギーを摂らないといけないんですけど、最後のプッシュでは食べてもエネルギーに変えるために大量の酸素と水分を消費してしまうので、私はあまり食べなくてもいいと思うんですよね」

 
 

そろそろ霞(かすみ)を食べていきそうな仙人のような竹内さんでした
 
 

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