ブログで話す【登山家 平出和也さん】を好きな理由|情熱大陸・植村冒険賞・ピオレドール

平出和也さんが「植村冒険賞」|NHK記事から見る平出さんの知識

 
 

長野)平出和也さんが2度目のピオレドール受賞

長野県富士見町出身の登山家、平出和也さん(39)が、「登山界のアカデミー賞」と呼ばれるフランスの「ピオレドール(黄金のピッケル)」を受賞した。日本人初の2度目の受賞で、9月にポーランドであった授賞式には同じ登山家の中島健郎さん(33)と2人で出席した。

出典:朝日新聞

クライマー平出和也さんの好きなところを書きました

平出和也さんは、一般的に有名ではないかもしれませんが、NHK植村冒険賞、優秀な登山家に贈られる国際的な賞「ピオレドール」などを受賞している、最高ランクの登山家です

芸能人のイモトさんや、登山家田中陽希さん、服部文祥さんなどとも仕事をして、最近よく知られるようになりました

なぜ自分が好きか書きましたので、参考にしてください

 
 

平出さん植村冒険賞 NHK
2017年02月16日 (木)
登山家の平出和也さんに植村直己冒険賞(http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/700/263242.html)

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世界を舞台に活躍する冒険家に贈られる「植村直己冒険賞」に、困難な未踏ルートの開拓に挑戦してきた登山家で山岳カメラマンとしても活躍する平出和也さんが選ばれました。

この賞は、世界的な冒険家で昭和59年に北アメリカのマッキンリーで消息を絶った植村直己さんを記念して、ふるさとの兵庫県豊岡市が世界を舞台に活躍する冒険家に毎年、贈っています。

出典:NHK「かぶん」ブログ

 
 

少し遅い記事ですが、登山家の平出和也さんの「植村直己冒険賞」受賞から、平出さんについて少し書かせてください

 
 

目次

※アイキャッチ画像:https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/1878307/index.html
 
 

平出和也さんを石井スポーツで初めに知ったとき

有名な登山のお店「石井スポーツ」にはこんなオチャメなコーナーがあります

題して「平出和也の部屋」

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平出さんを知ったのは、石井スポーツ関連の雑誌の紹介だったと思います。

そのころは、あまり関心がありませんでしたが、紹介が面白かったので覚えています。

そのときの紹介は「非常にトリッキーで面白い登山をする」という紹介でした。

まじめな石井スポーツの記事だったため、平出さんだけの紹介が冗談のように書いてあったので、強く印象に残っていました。

掲載されている写真も、上半身裸で、ガッツポーズをしている平出さんが、面白そうで好感度はかなり高く感じましたし、なにより楽しそうでした。

 
 

(▼2018年登山界の最高権威の一つ ピオレドール賞の動画)

 
 

(▼wikiより経歴)

  • 1979年5月25日長野県諏訪郡富士見町生まれ。
  • 2001年、未踏峰クーラカンリ東峰(7,381m)に初登頂を果たし、日本スポーツ賞を受賞した。
  • 2008年7月、同じICI石井スポーツ所属のプロ登山家竹内洋岳からの誘いで8,000m峰のガッシャーブルムⅡ峰とブロードピークにサポート兼カメラマンとして参加、連続登頂に成功。
  • 2008年10月のカメット峰(7,756m/インド)南東壁未踏ルート初登攀の功績によって、パートナー谷口けいと共に「第17回ピオレドール賞」を日本人として初受賞
  • 2013年5月、ミウラエベレスト2013隊に参画し、三浦雄一郎の80歳でのエベレスト登頂を撮影。
  • 2014年、NHKテレビ番組「グレートトラバース」で日本百名山一筆書きに挑戦した田中陽希に撮影スタッフとして同行。翌年、続編の日本二百名山一筆書きにも撮影スタッフとして同行。
  • ICI石井スポーツ所属(登山本店勤務)。
  • 2017年「誰にもまねできない冒険と撮影を両立している」として第21回植村直己冒険賞 受賞。
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    かなり輝かしい経歴で、植村直己冒険賞をとる理由もうなずけます

     
     

    「平出和也さん」と「サバイバル登山家 服部文祥氏」の2ショット

     

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    次に印象深いのは、情熱大陸でおなじみの服部文祥氏(登山初心者 山道具解説|サバイバル登山家編)との2ショットです

    服部文祥氏[入門]サバイバル登山家・滑落した情熱大陸や自宅などの話
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    情熱大陸の撮影のときに、服部氏が崖から落ちましたが、それをフォローしたのは平出さんでした。

    その後、服部氏が話している情熱大陸の経過を見てみると、あまり平出さんが助けてないように書いてありましたが、それも冗談で、むしろ、服部氏の平出氏に対する親しみ度合いがよくわかる内容でした。

    自分の中では、服部氏はどうしても気難しいイメージが先行しているので(スミマセン)、その服部氏がこのように、身内のように話しているのを見ると、平出さんは、人に愛される人なんだな、とこのときに強く感じました。

     
     

    【レビュー】服部文祥氏をブログで解説|登山初心者に知ってほしい「サバイバル登山家」

    服部文祥氏[入門]サバイバル登山家・滑落した情熱大陸や自宅などの話
    登山家 服部文祥氏をブログで解説してみました 服部氏の本「サバイバル登山家」を介して、挑戦的で批判の多い登山家を見ました 情熱大陸やクレイジージャーで一般の人に知られましたが、昔から批判の多い人で2chでもいじられています 登山家としてはそれなりに実績のある人 そのあたりを含めて解説してみました

     
     

    そのほかにも、三浦雄一郎さんであったり、田中陽希さんであったり、登山をやっている人には有名な方たちと一緒に仕事をしています。

    大物と一緒に仕事をしている平出さんをちょくちょく拝見するようになり、自分の中では、腕はもちろん、その人間性についても、おそらく(会って話したことはないですが・・)周りを楽しくする何かがある人なんだなと感じた次第です。
     
     

    平出和也さんとNHK植村直己冒険賞について

    冒険家植村直己さんも自分の大好きな登山家の一人です。

    この賞は「冒険家植村直己の人物を継承するために設けられた賞」として設けられました。

    植村さんは単独が多い登山家で、その考え方は僭越(せんえつ)ながらいろいろ学ばせていただいています。

    最後に自分の大好きな言葉を一つ。
     

    「心をひきしめて、自分自身を取り戻さなければ。きびしくとも、現状を正確に把握し、反省し、そこから勇気を奮い起こすのだ。大体、こんな目にあうのも、どこか準備に手抜かりがあったからではないか。あるいは、準備の手順の立て方が問題あったからではないか」
    出典:ナショナルジオグラフィック

     
     

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    自分もピンチの時はこれを思い出して、客観的に物事を考えるようにしています。(なかなか成功しませんが・・・)

    平出さんもこういう仕事をしているのでいろいろな状況があったと思いますが、そのピンチのときは植村さんと同じように、このような考えをめぐらしていたのでしょうか。

    極限に住んでいる人はすごいですね。
     
     

    (▼こちらの記事と動画もみると、平出さんのいる環境がよくわかります)
    「Faust Adventurers’ Guild」
    未踏の絶壁の向こう側


     
     

    平出和也さんパートナーの「事故」について

    2015年12月22日 平出さんのパートナー「谷口 けい」さんが事故で亡くなっています

     
     

    谷口けいさんが登山で遭難 北海道
    21日午後2時50分ごろ、北海道上川町の大雪山系黒岳(1984メートル)を登山している男性から「女性1人の姿が見えなくなった」と道警本部に電話で通報があった。道警によると遭難したのは山梨県北杜市大泉町の登山家、谷口けい(本名・桂)さん(43)で、滑落した可能性が高いとみて状況確認を急いでいる。
    出典:毎日新聞

     
     

    谷口さんも有名な登山家で、「ピオレドール賞」も受賞

    国際的にも有名なので、イタリアの有名な山岳情報サイト「Planet mountain.com」でもその死を悼んで(いたんで)いました

    Kei Taniguchi perishes on Mount Kuro in Japan
    Yesterday 22 December 2015 the body of missing Japanese alpinist Kei Taniguchi was found on Mount Kuro in Japan. In 2009【続きをよむ】

    谷口さんは、女性で気になるところがありますが、登山パートナー以上の関係はないように思われます

     
     

    また、2010年11月7日にはヒマラヤでも事故で友人をなくしています

    2010年11月7日、平出和也およびドイツ人パートナーのディビット・ゲットラー(David Göttler)は、ヒマラヤ山脈のアマ・ダブラムに遠征中、未踏ルートにこだわり北西壁新ルートを進んだ。
    その後下降した二人は切立った山肌で身動きが取れなくなり、ヘリで下るのも一つの方法と平出が案を出し、携帯にて救援要請。
    その要請を受け、Fishtail Air社の山岳救助のヘリコプターが出発。
    ヘリはまずゲットラーを救出、さらに平出の救出に向かった。しかし、聳え立つ巨大な6300mの氷壁でヘリはクラッシュを起こして1500メートルがけ下に墜落。救援隊の二名、パイロットのSabin Basnyat(34歳)および 技術者のPurna Awale(34歳)が死亡した。
    ネパール軍はこの時点で現場の危険度を顧み、救助ヘリを出すことを拒否。その後、死亡したパイロットの友人にあたるパイロットが、Fishtail Air社のヘリで平出を救出。
    この事故においてディビットと平出は救出されたものの、地元ネパールの救援隊員二名が死亡という最悪の結果となった
    出典:ウィキペディア planetmountain.com

     
     

    賞の受賞やテレビでの出演で、平出さんの経歴が曇りのない輝かしいものに見えますが、そこに行くまでには、いろいろな困難や障害、悲しみや苦難があったことを知ってほしいと思いました

     
     

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